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イヤホン・ポータブルオーディオ関係のネタを中心に書いています。ガジェット好きのおっさんによる、趣味的レビュー。

「TFZ S2 PRO」 デザインはちょっと微妙(^^;)ながら、TFZサウンドを聴きやすくまとめた第2.5世代ドライバー搭載の最新普及モデル【購入レビュー】

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TFZ S2 PRO

こんにちは。今回は「TFZ S2 PRO」の紹介です。私のブログでは結構お馴染みの中国のイヤホンブランド「TFZ(THE FRAGRANT ZITHER)」の最新のエントリークラスのモデルになります(正確には日本未発売の「T1S Galaxy」などがさらに下位モデルにあります)。先日レビューした「TFZ KING EDITION」および「TFZ TxBEAR MONICA」といった第3世代ドライバー「M1U」搭載の主力モデルと同時で日本国内版が2019年12月13日に発売になりますね。
私は米国の共同購入サイト「Drop」の募集で購入し、到着後約2週間ほど使用してのレビューとなります。

TFZ S2 PRO」の「S2」とは「SERIES 2」の略で、日本未発売ながら(当時カラバリの多さが日本で投入されなかった最大の理由だったとか)マニアの間でTFZブランドが一気に浸透した大人気モデル「TFZ SERIES 2」の後継または上位モデルというネーミングですね。とはいえ「TFZ SERIES 2」自体は同様の音質傾向でさらにグレードアップした「TFZ T2G」(海外版名称「T2 Galaxy」)が実質的な後継モデルとして存在しており、こちらは日本でもすっかりTFZの定番モデルとして定着しています。しかし「TFZ T2G」が「第2世代ドライバー」を使用した「TFZ SERIES 4」をベースに作られた製品なのに対し、今回の「TFZ S2 PRO」では「TFZ KING PRO」以降の製品で使用された「第2.5世代ドライバー」の最終バージョン「K4U」を搭載しています。

つまり、「TFZ S2 PRO」は製品名称としては「SERIES 2」の後継または上位モデル的といった感じですが、実質的には以前レビューした「TFZ MY LOVE EDITION」(「KING PRO」の第2.5世代ドライバーを使用した2019年限定販売の低価格モデル)の「通常販売向け普及価格版」という位置づけだと考えられます。

TFZ S2 PROTFZ S2 PRO

TFZ S2 PRO」が搭載する「K4U」ドライバーは、「第2.5世代」の「11.4mm 二重磁気回路グラフェン振動板ダイナミックドライバー」(double magnetic circuit two divided-frequency graphene dynamic driver)で、大口径の11.4mmダイナミックドライバーに、TFZ独自のデュアル磁気回路(高いダイナミックレンジと分離性を持つ二重コイルおよび二重チャンバー構造)に加えてグラフェンコーティングされたダイヤフラム(振動板)とテスラ級の強力な磁性体を採用しています。このドライバーにより低価格モデルながら高い出力と明瞭なディテール、しっかり沈む深い低域を実現し、ボーカルは厚く甘く、正確に定位する演奏を実感できる、とのことです。
TFZ S2 PROTFZ S2 PRO
TFZ S2 PRO」のスペックはインピーダンス36Ω、感度105dB/mWと、インピーダンスは「SERIES 2」「T2G」の16Ωよりかなり高くなり、55Ωの「KING PRO」「MY LOVE EDITION」といった2.5世代ドライバー搭載の上位モデルに多少寄せた仕様になっているのが分かります。
カラーバリエーションは「ホワイト」(PEARL WHITE)、「ブラック」(SHINING BLACK)、「クリアホワイト」(SILVERY WHITE)の3色が日本国内版でもリリースされることになりました。
TFZ S2 PROTFZ S2 PRO
いっぽう日本国内版では「パープル」(AURORA VIOLET)と「レッド&ブルー」(FANCY RED BLUE CP)はラインナップに入らなかったため、海外版のみで購入可能なカラーバリエーションとなります(製品価格からするとちょっとポップなカラーすぎる、という判断かなと思われます)。
TFZ S2 PROTFZ S2 PRO
TFZ S2 PRO」は海外版の販売価格が約 45ドルで「TFZ SERIES 2」の価格と同じになっています。このことからも「TFZ S2 PRO」が「SERIES 2」をリプレースする製品であることが伺えますね。私は米国の共同購入サイト「Drop」の募集にあわせて購入しましたが、海外版は香港のイヤホンセラー「Penon Audio」(AliExpressまたは直営店)などで取り扱っています。AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。また直営店ではPayPalを使用しての支払いにも対応しています。
AliExpress(Penon Audio): TFZ S2 PRO
Penon Audio(直営店): TFZ S2 PRO

また、日本国内版が12月13日に日本でも発売になります。国内正規品の販売価格は 7,480円 です。
Amazon.co.jp(国内正規品): TFZ S2 PRO


■ 白モデルは思ったより大丈夫?(笑) やはりシンプルすぎるデザインと「クマさん」は・・・

TFZ S2 PRO」のパッケージはいつもの縦長タイプ。私はフェイス部分のマークがいちばん馴染みそう、という理由でホワイトを購入しました。パッケージ構成は最近のモデル同様で、イヤホン本体、ケーブル、白い布製ポーチ、イヤーピースは装着済みのMサイズに加えて、乳白色のシリコンタイプが開口部の大きいタイプの小さいタイプの2種類(それぞれS/M/Lサイズ)、説明書となっています。
ケーブルは「TFZ NO.3」以降の製品で採用されているOFC銀メッキ線ケーブルでコネクタもTFZタイプのカバー形状を採用した0.78mm 2pin仕様です。やや被膜が硬めですがしなやかに曲がるため絡まりにくく取り回しの良いケーブルです。
TFZ S2 PROTFZ S2 PRO
イヤホン本体は樹脂製のハウジングでフェイスプレートのマーキングがクローム処理されています。フェイスプレートのデザインは右側が最近TFZが展開する「TxBEAR」ラインの製品とあわせてTFZを示す「T」(左側)とBEARの「クマさんマーク」(右側)になっています。同様のマーキングをしている「TxBEAR MONICA」はかなり格好良いアレンジにより全く違和感がありませんでしたが、シンプルなカラーリングの「TFZ S2 PRO」ではやはりポップ感は否めませんね。それでも今回日本で発売される「ホワイト」「ブラック」「クリアホワイト」は比較的落ち着いた印象となります。
実際に製品を手にした印象としては白色に関しては思ったよりデザイン的な残念さは少なく、もしかしてもしかして(笑)、「お洒落カワイイ」みたいな印象で案外、一般ウケもあったりして、という気がしないでもなくもない感じでした(どっちやねん)。ただしエントリーモデルの製品とはいえ、「TFZ S2 PRO」は価格的にも多分「マニア向け」となる日本で、そんな「ウケ」が本当にあるのかは、私自身はよくわかりません(^^;)。
TFZ S2 PROTFZ S2 PRO
シェルの形状は伝統的なTFZの形状を踏襲していて、ハウジング部分は「SERIES 2」や「T2G」と同様になっています。そのため装着性についてもこれらの従来モデルと同様です。装着性自体は比較的良好なのですが、耳の大きさが小さい方からはハウジングが横に大きすぎる、という感想もときどき見受けられます。
TFZ S2 PROTFZ S2 PRO
付属のイヤーピースは開口部の広いタイプと低域をやや補完するバランスタイプの2種類が各サイズ付属しますが、よりフィット感の高い定番のJVCの「スパイラルドット」、Acoustune「AET07」、AZLA「SednaEarfit Light」「SednaEarfit Light Short」などなど開口部が大きいタイプの製品を利用しイヤーピースでしっかり固定することでより装着性を向上できます。また、本体サイズが大きくステム部分までしっかりと耳に入りきらない感じの方は「AET06」や「RHA ダブルフランジイヤーピース」などのダブルフランジタイプを使用するのもお勧めです。


■ 低域の質は高く、全体的にはTFZらしさも感じる印象にまとめられた「聴きやすく無難」なサウンド。

TFZ S2 PROTFZ S2 PRO」の音質傾向は、最近のTFZ製イヤホンの傾向を踏襲した弱ドンシャリで、「SERIES 2」の中高域に派手さのあるサウンドよりはかなり大人しめなチューニングに感じます。数時間~数十時間程度のエージングのうえで、しっかりとフィットするイヤーピースを組みあわせることで「TFZ S2 PRO」の本来のサウンドを実感できると思います。高域は「SERIES 2」や「T2G (T2 Galaxy)」より控えめで刺激も抑えられており、いっぽうの低域はしっかりとした解像感と厚みが有り、存在感のある低音が楽しめます。中音域はフラットかつドライで多少暖色系な印象もあるものの自然なサウンドバランスになっています。
全体的に分離はよく籠りの無い明瞭なサウンドが楽しめます。もちろん「NO.3」以降の第3世代ドライバーの搭載モデル、特に解像感に優れる「TFZ KING EDITION」などと比べると僅かに輪郭に緩さを感じますが、逆に聴き疲れしにくく長時間のリスニングにも最適なチューニングといえるかもしれませんね。

TFZ S2 PRO」の高域はTFZらしい硬質な煌めきと明瞭感のある鳴り方をします。しかし刺さりやすい帯域で適度にコントロールされており、「TFZ T2G (T2 Galaxy)」などと比べると刺激は少なく、多くの場合刺さり等も感じないと思います。そのため第3世代ドライバーの「NO.3」や同じ第2.5世代ドライバーの「KING PRO」と比べると若干解像感で下がりますが、シンバルなどは綺麗に鳴っており、籠もること無く適切に伸びてくれます。
TFZ S2 PRO中音域は、「SERIES 2」同様に曲によって僅かに凹みます。癖のない明瞭な音ですが、前に出るような強い主張はないため、曲によってはやや線が細い印象を感じるかも知れません。ただ分離は良く、個々の音をしっかり捉える表現力は感じられます。女性ボーカルのハイトーンの抜けは良く適度な煌めきがあります。ただややドライな印象で、特に男性ボーカルの低音ではもう少し余韻が欲しいと感じる場面があります。全体的にフラットな印象の中音域ですが、最近の中華ハイブリッドやTFZの第3世代ドライバー搭載モデルと比較するとややウォームで輪郭の描写は緩やかです。
このように中音域をやや淡泊な印象のチューニングにすることで、多少ウォームなサウンドでも籠もること無く十分な解像感で聴くことができる、という側面も有り、高域および低域の主張とのバランスを考えたトレードオフのようにも感じました。
低域は「TFZ S2 PRO」のなかで最も好印象に感じる要素で、十分な量感を確保しつつ、非常に分離が良く明瞭さのある音を鳴らします。キレが良くしっかりとした解像感があり、中低域は膨らむこと無く締まります。いっぽうで重低音は深く沈み込み重量感のある音が下の方までしっかり再生できているのが分かります。このクラスのイヤホンとしては十分に質の高い低音といえるでしょう。決して低音イヤホン的なバランスではないのですが存在感のある音です。印象として、ポップスなどのボーカル曲のほか、EDMなどのデジタルサウンド、ジャズなども楽しめるイヤホンだと思います。

TFZ S2 PRO」のサウンドは全体としては良くまとまっていて、聴きやすく、ジャンルを問わず楽しめる使いやすいイヤホンだと思います。ただ、「TxBEAR MONICA」や「KING EDITION」などと比べると「あまりにシンプルな」デザインも含め、製品として際だった個性や特筆すべきポイントも少ない「万人受け=無難なサウンド」という印象もあります。45ドルの海外版はともかく、8千円近い価格設定の国内版では、昨今の高音質化が進む中華イヤホンと比較して、多少評価が辛くなる方もいらっしゃると思います。
例えば、最近の低価格中華ハイブリッド、特に「KZ ZSX」や「CCA C12」といった「派手さ」だけでなくサウンドバランス的にもまとまりのある製品と比較すると、「TFZ S2 PRO」の低域の明瞭感や表現力の高さはそのまま「ドライバーの質の違い」を感じさせる部分ですが、中高域については「KZ ZSX」「CCA C12」の解像感や音場表現に対して、「TFZ S2 PRO」は良く言えば滑らかで暖かく、言い方を変えれば緩く詳細ではない、という印象になります。

TFZ S2 PROそして、TFZの最近のモデルと比較して、特に中音域の表現で、どうしても第3世代ドライバー搭載モデルに対しての「廉価版のサウンド」という印象が否めないのはちょっと残念です。かつての「TFZ SERIES 2」は実際には過去モデルのドライバーを使った廉価版の製品でしたが、しっかりと美味しいところを引き出すような、ある意味割り切ったチューニングが行われていて、好き嫌いはあったものの高い評価につながったのだと思います。同様に今回の「TFZ S2 PRO」についても、見た目についても、音質面でも、「低価格版なりの個性」を出して欲しかったなという気はしますね。

なお、「TFZ S2 PRO」についてはリケーブルによって特に中高域の緩さはかなり解消され、1ランク上のサウンドが楽しめます。「NICEHCK C16-1」や「YYX4865」など、本体のカラーリングに合わせたミドルグレードの16芯銀メッキ線ケーブルとの組み合わせがお勧めです。価格的に本体とケーブルの両方合わせると少し割高感は出てしまうのですが、可能であればリケーブルでの利用をお勧めします。

また「TFZ」ブランドの各製品についてはほぼ毎回購入してレビューしています。既存モデルとの比較という意味でもよろしければ併せて参照ください。
過去記事(一覧): TFZ製イヤホンのレビュー


「DUNU DUW-02」 交換式プラグ採用、ハイグレードな銀メッキOCCリッツ線を採用したコストパフォーマンス抜群のイヤホンケーブル【レビュー】

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DUNU DUW-02

こんにちは。今回は近日発売が予定されているDUNU DUW-02銀メッキOCCリッツ線ケーブルの紹介です。前回までと同様、今回も台湾のイヤホンブランド「DUNU-TOPSOUND」の公式アカウント(@DUNU_Headphone)からのサンプル提供での紹介となります。

DUNU DUW-02」はDUNUの全く新しいエントリークラスのリケーブル製品で、現時点では日本国内での販売についての詳細な情報は得られていませんが、低価格ながら非常に高品質な線材を使用し、日本ではこれまで同社の「DK4001」「DK3001 PRO」といったハイグレードモデルの付属ケーブルでしか利用できなかった交換式プラグ「クイックスイッチングコネクタ」も採用されているなど、リリースされれば間違いなく人気商品になりそうなアイテムだと思います。

ちなみに、現時点で日本ではDUNUのケーブル製品は販売されていませんが、同社サイトを確認すると、上位モデルの付属ケーブルなどをベースにした製品が複数リリースされています。
そんななか、「DUNU DUW-02」で使用されるケーブルは新製品としてリリース予定の「DK2001」用の付属ケーブルとしても採用されており、「DUNU DUW-02」ではMMCXコネクタ部分がより汎用性の高い部品に変更になっています。「DUNU DUW-02」は現在先行で販売されている中国での価格を見ると、日本で販売された場合も1万円前後かそれ以下の価格設定になりそうですね。またオプション扱いとなる「クイックスイッチングコネクタ」に対応した各種プラグは海外ではそれぞれ19.99ドルで販売されています。
DUNU DUW-02DUNU DUW-02

DUNU DUW-02」はケーブル線材に台湾(万隆)製の「高純度な単結晶銅(OCC)の銀メッキ線」をベースに、さらにノイズ耐性のより高い「リッツ線」構造に加工した線材を使用しています。ちなみに、「リッツ線(Litz Wire)」はエナメル線(エナメル被膜で覆われた線)を撚り合わせた構造の線材で、特に高周波での抵抗抑制効果が得られることから高周波を発生する様々な機器で利用されています。そして、極めて高純度なオーディオ用線材をリッツ線で作ることにより、音声信号がイヤホンに伝達するまでの干渉を効果的に除去し、伝送効率が大幅に改善することで、より再生機器からの純粋なサウンドを実感できる効果が得られます。
DUNU DUW-02DUNU DUW-02
またプラグ部分にはDUNUが特許を持つ交換式の「クイックスイッチングコネクタ」を採用しています。プラグ変換による音質劣化を回避しつつ、標準の「3.5mmステレオミニ」プラグからオプションの各コネクタを利用することで「2.5mm/4極」「3.5mm/4極」または「4.4mm/5極」のバランス接続コネクタへの交換が可能です。プラグ交換部分の耐久性も高く、再生機器に合わせて頻繁にプラグを変更しても安心して使えることも魅力です。


■ 適度に細く使い勝手の良いケーブルながら、リケーブル効果は絶大。

DUNU DUW-02」のパッケージは光の加減で虹色に輝くシルバーのボックス。今回、2.5mmのクイックコネクタも一緒に同梱いただきました。ケーブルは太すぎず非常に柔らかくしなやかな線材で、どのようなタイプのイヤホンにも合わせやすく、取り回しの良さを感じます。ダークグレーのカラーリングも高級感がありますね。MMCXコネクタ等の部品もしっかりした高品質のものが選ばれておりクオリティの高さを実感します。
DUNU DUW-02DUNU DUW-02

プラグ部分のクイックスイッチコネクタはカチッとはめ込むとロックがかかり、取り外すためにはケーブル側のロックを後方に下げて解除します。耐久性を感じるしっかりしたコネクタで取り扱いに不安はありません。
DUNU DUW-02DUNU DUW-02
DUNU DUW-02」の傾向は、一般的なOFC線などの付属ケーブルと比較して大幅な情報量のアップに加えて、とにかく濁りの無い、明瞭で澄み切ったサウンドが印象的。同時にOCC線らしい中低域の自然な音場感の向上と、銀メッキ線としての中高域の明瞭感をしっかりと実感できるケーブルでもありますね。非常に分離感があり歪みを感じさせないケーブルのため、イヤホンの1音1音の情報を的確に非常に鮮明に描写されます。

また「Acoustune HS1670SS」のようにもともと非常に情報量の多いハイグレードケーブル(単品で28,000円くらい)が付属しているイヤホンと合わせても「DUNU DUW-02」は情報量的には遜色なく、「HS1670SS」のサウンドバランスを損なうこと無くしっかりと鳴らします。また1音1音の粒状感はむしろ若干向上する印象で、特にバランス接続での分離感の向上も実感できました。
DUNU DUW-02DUNU DUW-02
同様にある程度グレードの高いハイブリッドイヤホンとの相性も良く(このケーブルが付属する「DK2001」も3BA+1DDのハイブリッドイヤホンですね)、DUNUとしてはローエンドなケーブルながらイヤホンのポテンシャルを引き出す能力は十分に高いと実感します。
ただし、銀メッキ線特有の高域の伸びの良さがあるケーブルですので、もともと高域の情報量の多いイヤホンでは多少高域が明瞭に出過ぎる場合もあります。例えば5BAイヤホンの「ROSE BR5MK2」などの場合、バランス接続では少しエッジが立ちすぎるため、3.5mmステレオ接続のほうが好印象でした。このように再生環境だけでなく、イヤホンの特性にあわせてプラグを気軽に変えられるところも「DUNU DUW-02」のメリットですね。
DUNU DUW-02DUNU DUW-02

ところで、「DUNU DUW-02」は専用版が「DK2001」に付属するだけでなく、単独の製品としてもリリースした上で、前回レビューした「DUNU DM480」とのバンドルセットのようなものも企画されているようです。現在「DUNU DUW-02」はMMCX仕様のみですが、Head-Fiでの最近のDUNUからのコメントで「DUW-02はDM-480に対応できるよう2pin仕様を追加予定」でさらに「DM-480とDUW-02および追加のプラグを組み合わせた特別なパッケージを、150ドル以下で発売予定」といった内容の記述を見つけました。もし日本でも同様のセットが販売されれば非常に魅力的な製品になるのではと思います。また0.78mm 2pinコネクタはカスタムIEMをはじめとして非常に多くの製品で採用されているため、MMCX同様に製品化されれば、利用範囲は大幅に拡大しますね。個人的にも「DUNU DUW-02」の2pinバージョンは是非とも「欲しい」アイテムであります。
DUNU DM-480DUNU DM-480 / DUW-02
ちなみに「DUNU DM480」と「DUNU DUW-02」の組み合わせでは、他のイヤホン同様に大幅な情報量の向上に加えて、特に中音域が本来のバランスを損なわない形でより存在感を増し、自然な印象ながら非常に明瞭で瑞々しさを感じるサウンドになりました。また低域についてもキレが増し、より締まりの良いスピード感のある印象になります。「DUNU DM480」のサウンドが一段レベルアップしたような変化でとても好感を持つ組み合わせでした。


というわけで、「DUNU DUW-02」は届いたときはクイックスイッチコネクタの部分にだけしか目が行かなかったのですが、ケーブルとしての音質面でも同価格帯のリケーブル製品を十分に凌駕している印象で「さすが」と思える製品でした。ちなみにリッツ線はエナメル被膜のシールド特性も高いため、外部ノイズにも強い点も特徴ですね。日本でどのようなかたちで製品が登場してくるのか、楽しみですね(詳細の情報が分かりましたら随時追記したいと思います)。
プロフィール(Twitterアカウント)
カフェで息抜きにイヤホンとかのブログ書いてます。ただのアラフィフの酔っ払い。食べるのも好きな天秤座AB型。東京と福井(鯖江)の自宅の二拠点生活も気付けば5年以上。普段はIT屋でよく出張するお仕事してます。ポタオデは趣味で出張のお供。PC(?)遍歴にApple IIc とNeXTstation があるのがプチ自慢(^^;
※ご意見・ご質問などはコメント欄にてお願いします。
レビュー依頼等は bisonicr.keep.walking@gmail.com までお願いします。内容を確認の上ご返答申し上げます(返信の無い場合はご了承ください)。






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