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ガジェット好きのおっさんによる、趣味的レビュー。ちょっとイイけどお買い得、そんなアイテムに目がありません。

「SHIVR NC18」 快適性に優れた高性能ノイズキャンセリングと独自の3Dサラウンドが楽しい、最新ワイヤレスヘッドフォンを試してみた!【レビュー】

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SHIVR NC18

こんにちは。今回は未発売のノイズキャンセリング 3D Wirelessヘッドフォン「SHIVR NC18」の紹介です。今回は発売前の製品サンプルを「L.S オーディオ」さんから提供いただきました。
SHIVR」はノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスヘッドフォンとして、さまざまなテクノロジーを活用し「快適性」にこだわった製品として、開発段階ではKickstarterや日本のMakuakeなどのクラウドファンディングでの募集で目標額を大幅に超えたプロジェクトとして知られています。そのためことをご存じの方も結構いらっしゃるのではと思います。

SHIVRSHIVR

SHIVR NC18」は数あるノイズキャンセリングヘッドフォンの中でも特にギミックの集大成的な要素のある製品です。
まず「ANC」モードおよび「3Dサラウンド」モードで有効になるノイズキャンセリング技術には、ヤマハ製の「ハイブリッド Digital ANC(=Active Noise Cancelling)」を搭載しています。これは通常(Feed forward micのみ)の低域のノイズを消す程度の機能とは全く異なる、非常に強力かつ正確なノイキャン機能とのこと。具体的には、ヘッドフォンの外側(Feed forward mic)と内側(Feed back mic)の両方にマイクを搭載し双方の音の差でノイズを性格に検出し、あらゆる環境に適合した高度なノイズ除去が可能になっているそうです。

また、「SHIVR NC18」の最大の特徴である「3Dサラウンド」モードでは、「内蔵ジャイロスコープ」による「独自の3Dオーディオアルゴリズム」によって、通常の2chステレオサウンドを分解し環境シミュレータで三次元的に音を再配置します。また「ヘッドトラッキング技術」により、頭の向きに関わらず音の位置を固定し、さらにヘッドフォン特有の頭の中で音が鳴っている感覚からより自然に近い距離で定位するサウンドを実現しているとのことです。

SHIVER NC18SHIVER NC18
さらにワイヤレスヘッドフォンとしては「Bluetooth 5.0対応」および「aptX /aptX LL /AAC対応」となっていて、まさに全方位的にスペックを網羅した製品といえるでしょう。

このように「スペック盛り盛り」の仕様はガジェットとしてはかなり好きなのですが、いっぽうでこれまではこの手の製品に対して、オーディオとしては人工的に音をいじっている感じがどうも好きになれなかった、というのが正直なところでした。実際、今回の「SHIVR NC18」に関しては、実際に聴いてみて、確かに「3Dサラウンド機能」はガジェット感満載で相当楽しかったもののオーディオ的にはどうかな、という感じでした。しかし、標準の「ANC」モード等ではヘッドフォンとしての音作りについてもかなり真面目に取り組んでいる印象で、オーディオ製品として十分に使えるクオリティをもった製品だと感じました。
SHIVER NC18SHIVER NC18
SHIVR NC18」はバイオニック・ダイヤフラムを使用した40mmダイナミックドライバーを搭載し、大手オーディオメーカーのベテランエンジニアによるサウンドチューニングが行われてるようですね。

SHIVR NC18」は600mAhのバッテリを搭載し2時間の充電で最大25時間(ANC有効)の利用が可能とのこと。またモードスイッチにより、「ANCモード」「Ambient Sound モード」「3D サラウンドモード」を選ぶことができます。
※ちなみにこれらの仕様はKickstarterとMakuakeで記載内容が異なりますが、今回はKickstarterおよび公式サイトにリンクされたショップでの記述に準拠しています。今後製品版で仕様が異なった場合は適時修正させていただきます。

SHIVRSHIVR

SHIVR NC18」のカラーは「ブラック」と「ガンメタルグレー」の2色が用意されるようです。
現時点で「SHIVR NC18」の販売についての詳細は不明です(KickstarterおよびMakuakeの記載では販売時価格は 199ドル、または 22,000円 の予価設定となっており、Makuakeでは早期割引での支援募集を継続中です)。今後、詳細についてはサンプル提供をいただいたL.Sオーディオさんから実際の販売情報がでましたら追記させていただきます。


■耐久性のある樹脂素材で軽量化。柔らかい装着性で長時間の利用も快適。

今回は発売前のサンプル品ということで、無地のボックスで届き、中に入っていたしっかりしたヘッドフォンケースの中には本体、充電用USBケーブル、AUX接続用のステレオケーブルのみが同梱されていました。
SHIVR NC18SHIVR NC18SHIVR NC18
ヘッドフォン本体はの素材はプラスチック(SABIC C1200HF)ですが、強度に優れ、しっかりしたビルドクオリティで安っぽさはありません。

SHIVR NC18」はオーバーイヤータイプのヘッドフォンで、イヤーパッドの外周はドライバーと同じ円形ですが、内周部分は楕円形。プロテインレザー製のパッドと柔らかい低反発素材のクッションは非常にソフトな肌触りで耳全体を優しく覆ってくれる印象です。また重さを量ってみると294gと比較的軽量で長時間の装着でも疲れなさそうです。
SHIVR NC18SHIVER NC18
私は多少(?)頭のサイズが大きく、ヘッドフォンのメーカーによっては側圧がかなりキツく感じる事もあるのですが、「SHIVR NC18」の側圧は柔らか目ながらしっかりホールドする感じで好感が持てます。ヘッドバンドのスライダーも十分に余裕が有り(頭が大きくても)長さが足りない、ということはありませんでした。またヘッドバンド頭頂部の内側、頭がフィットする部分はイヤーパッドと同じプロテインレザーと低反発クッションで覆われており、心地良い装着感になります。
イヤーハンガーは内向きに90度、外向きにも15度程度回転するため収納性の良さだけでなく装着時により耳にフィットした装着感が得られるようになっています。

SHIVR NC18SHIVR NC18
装着したときに右側が「音量(+-)ボタン」と「再生/停止ボタン」、左側が「電源スイッチ」と「MFC(モード切替)ボタン」となっています。電源がボタンではなくスライド式のスイッチになっているのは誤操作防止の上でも個人的には有り難い部分です。私の場合、複数のワイヤレスデバイスを使っている関係もあって、ボタンレイアウトを混同してしまい操作ミスをすることも少なくないのですが「SHIVR NC18」のボタンレイアウトはとても直感的で間違えにくくなっていると思います。なお、AUXポートは左側、USB Type Cコネクタ仕様の充電ポートは右側にあります。
電源をONにすると、ハウジング部の「SHIVR」ロゴがブルーに光るのがちょっとカッコイイです(^^)。


■独自性が光る、3種類のサウンドモード+便利機能?

今回、HUAWEIの「Mate 20 Pro」とペアリング(apt-X)して聴いてみました。iPhoneの場合はAACでのペアリングとなります。「Mate 20 Pro」は「Bluetooth 5.0」に対応しているため、「SHIVR NC18」とのペアリングにおいて4.2対応のスマートフォンやプレーヤーより接続性は向上していると思いますが、切れにくさなどの違いは未確認です。
SHIVR NC18SHIVR NC18

また付属のオーディオケーブルを接続すると自動的にワイヤレスモードはOFFとなり有線ヘッドフォンとして使用できます。有線のときは電源を入れなくても通常のヘッドフォンとして使用できますが、電源をONすることでBluetoothと同様にノイズキャンセルほかすべてのモードが使用できます。

SHIVR NC18」は3種類のサウンドモードを持っており、左側の「MFC」ボタンで切り替えることができます。マニュアルがないので各モードは推測ですが、まあ合ってると思います(^^;)。各モードの違いは電源スイッチのLEDの状態で確認できます。
今回手元に届いたサンプルでは、まず電源ONの直後「ANC」モードとなり、以下次のように切り替わります。
SHIVR NC18(「ANC」Mode)SHIVR NC18 ( 3D Surround Mode )SHIVR NC18 ( ANC OFF Mode )

①「ANC」モード(電源LED:グリーン)
※電源ON直後はこのモード
②「3Dサラウンド」モード(電源LED:ブルー)
※「ANC」モードからMFCを2回押しで移行。もう一度「MFC」を押すと「ANC」モード(グリーン)に戻る。
③「アンビエントサウンド」モード(電源LED:グリーンの点滅)
※「ANC」モードからMFCを1回押すと移行。
④「ANCオフ」モード(電源LED:消灯)
※「アンビエントサウンド」モードからMFCを1回押すと移行。「ANCオフ」からもう1回押すと「ANC」モードに戻る。

つまり

 「ANC」モード(グリーン)「アンビエントサウンド」(点滅)「ANCオフ」戻る
  ↓↓  
 「3Dサラウンド」モード(ブルー)

という感じですね。ということで、各モードごとの違いを聴いてみます。


■ 「ANC」モード(LED:グリーン)

現在このレビューを書いている場所はわりと近くを電車が走っていることもあり、窓を開けるとひっきりなしに往来する騒音が結構大きく聞えます。
SHIVR NC18」を装着して左側の電源をオンにスライドすると(自動的に「ANC」モードが有効)、アクティブ・ノイズキャンセリングにより、完全に無音とまではいかないもののかなりクリアな状態まで環境ノイズが削減されるのが実感できます。窓を閉めた状態にして普通の屋内の状態であればほぼ無音に近い状態までクリアになります。
また、スマートフォン側で音楽再生アプリが再生可能状態であれば、電源をONにしてヘッドフォンを装着すると自動的に再生が開始されます。またジャイロスコープによるセンサーを搭載してるため、ヘッドフォンを頭から外すと自動的に一時停止になる機能が付いています。
「装着すれば再生」「外せば停止」というアクションは実際使ってみるとかなり便利ですね。

SHIVR NC18音楽再生はこの「ANC」モードが最も適したモードだと思います。この状態での「SHIVR NC18」のサウンドは、比較的味付けの少ない弱ドンシャリ傾向の音で、このモードでは特に低域が強すぎることもなく、ボーカルも自然な距離感で定位します。解像度などは一般的でワイヤードのモニターヘッドフォンと比べるのには無理がありますが、Bluetoothのモデルとしては結構リスニングにも対応できるサウンドだと感じました。ワイヤレスヘッドフォンで側圧が柔らかく軽量の機種の場合、遮音性もそれなりのため環境ノイズの多い屋外では音質的にもかなり残念な印象になることが多くあります。
その点「SHIVR NC18」では、「ANC」モードでのノイズキャンセリング効果は絶大で、ANC有効時の無音状態からのダイナミックレンジの広さは他のヘッドフォンと比べてもかなり魅力的な存在となるでしょう。高域も比較的綺麗でノイキャンのヘッドフォンでも結構楽しめるものだな、とちょっと感心しました。低域過多のワイヤレスヘッドフォンが多いなか、それなりの価格帯の製品とも十分に比較できるレベルのサウンドクオリティを実現していると思います(KickstarterではBose、Sony、Beatsの300ドル~400ドルクラスの製品との比較表が載ってますね)。


■ 「3Dサラウンド」モード(LED:ブルー)

ある意味「SHIVR」の最も「売り」のモードがこの「3Dサラウンド」モードです。このモードでは「ANC」によるノイズキャンセリングはより盛大に機能し、屋外でも上記の電車の騒音もほぼキャンセルされるかなり強烈な働き方をします。
SHIVR NC18 ( 3D Surround Mode )そして前述のとおり「独自の3Dオーディオアルゴリズム」と「ヘッドトラッキング技術」によって、頭を動かしてもジャイロスコープにより動きを検知し、常に同じ位置から鳴っているように感じるようサウンドコントロールを行います。普通に「ANC」モードで曲を聴きながらこのモードに変更すると突然定位が大幅に変わるため、最初その違和感から「気持ち悪っっ」と思ってしまったのですが(笑)、すぐに慣れてバーチャルな音響空間を楽しむことができます。このモードの時は正面に基準に複数のスピーカーによる音響空間を作成し、首の動きなどにより位置センサーが音響位置を補正します。そのため、歩きながらなど移動中の状態より座った状態で楽しむ方がよいでしょう。

SHIVR NC18「3Dサラウンド」モードでは、バーチャルなサラウンドスピーカーによる反響音がアレンジされるため映画やゲームなどの映像を見ながらの場合、より臨場感のあるサウンドが実感できます。また仮想サブウーファーによって低域も強化され、映画などでは迫力のある臨場感を楽しめます。
またVRのヘッドセットを装着している場合もかなり相性が良い組み合わせです。VRで顔の向きにあわせて映像が動くのと一緒に音の定位も付いてきてくれる感覚はとにかく新鮮で、没入感も一気に加速されます。PSVRと組み合わせると、かなり楽しいかもしれませんね(^^)。
いっぽうで音楽のリスニングの場合、定位は前面となり、すこし広めのホールのような音場感になります。低域がブーストされたような印象となるためライブ音源等は楽しいと思いますが、普通のリスニング向きではなさそうです。

ところで、「3Dサラウンド」モードによる強力な補正がかかっている状態でも、レイテンシ(遅延)についてはスマートフォンでの「aptX」でもほとんど違和感を感じることはありませんでした。もちろんAUX端子にケーブルを接続し有線ヘッドフォンとして使用する場合も「3Dサラウンド」モードは使用可能ですのでよりシビアに遅延にこだわる場合は有線モードを使用する方法もあります。
SHIVR NC18SHIVR NC18
またより遅延の少ない「aptX Low Latency」(aptX LL)に対応したBluetoothトランスミッターを組み合わせるのも良いかもしれませんね。私のブログで以前紹介した「WSKY BT-B19」 はBluetooth 5.0およびaptX LLに対応したトランスミッターとしても使用できるため「SHIVR NC18」との組み合わせには最適ですね。


■「アンビエントサウンド」モード(グリーン・点滅)、「ANCオフ」モード(消灯)

直訳すると「周囲の音」モード、ですね。言葉通り、周囲の音を鳴らす便利機能(?)のひとつです。って、これだけだと何のことやらという感じですが、「アンビエントサウンド」モードになると、再生中の音楽などは流れず(停止するわけではない)、代わりにノイズキャンセル用にハウジングの外側に搭載されているマイク(Feed forward mic)から拾った音をそのままヘッドフォンに流します。
これによりヘッドフォンを装着したままで外の音を確認することができるため、なにかと便利、ということみたいです。みたいです、というのは、少なくとも音楽を聴いている途中だったら、このモードを使うより普通にヘッドフォンを頭から外すほうが勝手に一時停止かかるし、ラクだろうと思うためです。
SHIVR NC18おそらくゲーム中などに(目と手はプレイしながら)耳だけ外の音を一時的に聞けるようにしたいとか、同様にVRヘッドセットを装着中でヘッドフォンを外しづらい状況(でも外の音を確認したい)など、要するにかなり「どっぷり」なシチュエーションを想定しているようにも感じます。でもこの機能、便利って思うひと結構いそうですねぇ(私のまわりにもそこそこいます^^;)。
ちなみにノイキャン用のマイクですので「周囲の音」は別にクリアな音ではなく、風呂場のような籠もった音になります。
また再度「MFC」ボタンを押すとノイズキャンセルを行わない「ANC OFF」モードとなります。いわゆる「素のワイヤレスヘッドフォン」としてのモードなわけですが、「ANC」モードがとてもクリアで良い印象のため、素のモードは相対的に平坦でいまひとつな印象となります。「SHIVR NC18」を使う上で、わざわざこのモードにする必要はないかな、という気もします。ただ静かな部屋でアコースティックな音源を聴くのには比較的高域が綺麗な印象もありました(あまりワイヤレスヘッドフォンとして意味が無いシチュエーションかも知れないですが・・・)。


というわけで、「SHIVR NC18」は普通のワイヤレスヘッドフォンとしても、とくに「ANC」モードによる強力なノイズキャンセリングでは結構実用的なサウンドを実現できていると感じます。またBluetooth 5.0とaptXでの接続性もまずまずで、これだけでも2万円程度の価格に十分に見合った製品だと感じました。さらに「3Dサウンド」モードを中心にガジェットとしての楽しさと実用性も兼ね備えており、なかなかお買得度の高い製品だと思います。
接続環境によっては一部動作が怪しいところなど、ファームウェアはもう少しアップデートしていく必要があるかもしれませんが(あるいは実際の製品では改良されている可能性もあります)、いろいろ楽しめるワイヤレスヘッドフォンをひとつ持っていたい方は挑戦してみるのも良いと思います。


「Yinyoo TOPAZ」 独創的なカットデザインのフェイスパネルが美しい、使いやすい高音質を実現した4BA+1DD中華ハイブリッドイヤホン【レビュー】

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Yinyoo Topaz

こんにちは。今回紹介するのは「Yinyoo Topaz」です。中国のイヤホンセラー「Easy Earphones」が中心となって展開する「Yinyoo」ブランドもいわゆるOEM/ODM製品や「HQ/HX」シリーズのようにハンドメイド的な小ロット品が中心でしたが、「Yinyoo V2」あたりから自社企画によるファクトリービルドの「自社製品」を次々と手がけるようになってきました。
Yinyoo TopazKZなど低価格中華イヤホンを手がけるメーカーが高品質化・高音質化を驚異的な勢いで進める中で、それよりやや上の1万円程度より上の価格帯に位置するミドルレンジの中華イヤホンもまたかなりの激戦区となっています。そのなかで中核を占めるのはやはりハイブリッド型のイヤホンで、凄まじい勢いで新たな製品が登場しつつづけるなか音質面でも以前とは比べものにならないレベルで底上げされてきている印象がありますね。
「Yinyoo」ブランドの「自社製品」が展開するレンジもまさにこの1万円台の激戦区で、先日レビューした「Yinyoo D2B4」に続いて、より独自色を鮮明に打ち出したハイブリッドイヤホンが今回の「Yinyoo Topaz」となります。
宝石の名前が付けられた「Yinyoo Topaz」は、その名称通り非常に美しいカッティングが施されたフェイスパネルが特徴的なイヤホンで 4BA+1DD 構成のハイブリッド仕様となります。

その美しいハウジングは高品質なアルミ合金のCNC加工による精密加工で製造されており、表面加工にもこだわった仕上がりとなっているようです。
Yinyoo TopazYinyoo Topaz
搭載されるドライバーはまず4基のバランスド・アーマチュア型(BA)ドライバーはBellsing製でミッドレンジをカバーするデュアルBAユニットと高域用のツィーターBAユニットを2基による構成となっています。さらに低音域はバイオセルロース製振動膜を使ったを10mmのダイナミックドライバーを採用しています。
Yinyoo TopazYinyoo Topaz
また「Yinyoo Topaz」はインピーダンス12Ω ±20%、感度は106dB ±3dB /mWで、比較的音量の取りやすい仕様となっています。
Yinyoo Topaz」のカラーは「ブラック」と「ブラウン」の2色が選択できます。
Yinyoo TopazYinyoo Topaz

購入はいつもお世話になっている中国のイヤホンセラー「Easy Earphones」より。アマゾンでは「WTSUN Audio」より購入できます。価格はAliExpress(中国から発送)が 138ドル、アマゾンが 16,998円 となっています。AliExpressでの購入方法およびフォロワー値引きについてはこちらを参照ください。
AliExpress(Easy Earphones): Yinyoo Topaz

またアマゾンではプライム扱いで国内出荷ですぐに届きますし(在庫切れの場合は中国発送の場合もあり)、アマゾン経由でのサポートを受けられる点がメリットですね。
Amazon.co.jp(WTSUN Audio): Yinyoo Topaz

※WTSUN Audioでは現在「Yinyoo Topaz」で使える現在2,000円OFFのクーポンを配布しています。
※また購入時にクーポンコード「 4T9VZ9A6 」を入力すると3,000円OFFとなり、上記クーポンおよび通常値引き(3,000円以上で100円OFF)とあわせて5,100円OFFの 11,898円 で購入可能です。


Yinyoo TopazYinyoo Topaz
またAliExpressでは「Yinyoo Topaz」用コネクタに対応した銀メッキ線「アップグレードケーブル」も 12ドル で販売しています。※アマゾンでも 1,899円で販売を開始しましたね。Yinyoo Topaz」はqdc仕様(=KZ Cタイプ)コネクタを採用していますので後述の通り対応する他のイヤホンにも実は流用できたりするのでちょっと便利アイテムとして覚えておくと良いかもしれません。こちらは「Yinyoo Topaz」の購入リンクでバリエーションのひとつとして選択ができます。
Amazon.co.jp(WTSUN Audio): Yinyoo Topaz用アップグレードケーブル

なお、Easy Earphones(@hulang9078)およびWTSUN Audio(@Zhuo520X)のTwitterアカウントでは割引情報なども頻繁にツイートされていますのでフォローのうえこまめにチェックされることをお勧めします。


■従来よりパッケージサイズも変更。凝ったフェイス加工が美しいデザイン

Yinyoo Topaz」のパッケージは、最近のYinyooブランドと同じブルーのボックスではありますが、大きさがひとまわり大きいタイプなっています。ボックスを開けると、ケースとは別にイヤホン本体は入っており、最近のイヤホンのパッケージに近いレイアウトになっています。Yinyooでもファクトリーメイドの自社製品では今後このタイプのパッケージで提供されるケースも増えてくるのかもしれませんね。どちらにせよ、メーカーとしてなかなか気合いが入っている製品であることを伺わせます。
Yinyoo TopazYinyoo Topaz
パッケージ内容はイヤホン本体、ケーブル(黒)、イヤーピース(黒・SS/S/M)、オマケのイヤーピース(グレー・S/M/L)、ケーブルフック、ケース、保証書。また今回「Yinyoo Topaz」と別売りの「アップグレードケーブル」(グレーのケーブル)の両方が届きました。
Yinyoo TopazYinyoo Topaz
Yinyoo Topaz」の金属シェルは予想以上に美しく、宝石のカットを思わせる角度による光の加減で見え方が変わるデザインはとても印象的です。ハウジングのサイズは4BA+1DDのハイブリッドとしては比較的コンパクトで長めにデザインされたステムを耳奥までしっかり挿入する形状となっています。そのため、付属するイヤーピース(黒い方)は通常よりサイズの小さいものが付属します。またこの黒いイヤーピースは一見すると「final Eタイプ」の「SSサイズ/Sサイズ/Mサイズ」に非常に酷似したものになっています。装着性は良好でビルドクオリティの高さもあって装着状態での「見た目」的にもかなり良い印象のイヤホンといえますね。
Yinyoo TopazYinyoo Topaz
付属のケーブル(黒いケーブル)は手触りのよい柔らかい樹脂被膜で覆われており、取り回しは良好です。いっぽう、アップグレードケーブルのほうはグレーの半透明樹脂被膜で覆われた銀メッキ線で、カラー以外は「BGVP DMG」のマイクなしモデルに付属しているケーブルのコネクタ違い、といった感じです。おそらく同じ線材のケーブルだと思われます。


■聴きやすいバランスのハイブリッドサウンド。アップグレードケーブルで中高域も覚醒?!

Yinyoo TopazYinyoo Topaz」の音質傾向は中低域寄りの弱ドンシャリで、ハイブリッドらしい寒色系ではあるものの、ボーカルなど中音域の印象にフォーカスした聴きやすいサウンドバランスとなっています(最近のYinyooブランドのイヤホンはこの辺のバランスに合わせてきているイヤホンが増えていますね)。
ハイブリッドらしい立ち上がりの早さはありますが派手さより中音域の音場感を楽しむタイプのサウンドです。
そのため高域は明瞭感はあるものの量的には抑え気味で高域好きには物足りなさを感じそう。また低域は十分な量感がありますが、低域寄りの印象が強かった「Yinyoo D2B4」よりは自然なバランスになっています。
またリケーブルでの印象の変化は大きく、できれば「アップグレードケーブル」などへのリケーブルは「Yinyoo Topaz」のポテンシャルを発揮する上では個人的には必須かなと感じました。

Yinyoo Topaz」の高音域はハイハット等も綺麗に鳴ってくれる明瞭感のある音ですが量的には若干少なめな印象。とはいえ煌めきのある硬質な音で比較的距離も近く籠りなどもないスッキリ目の印象です。最近の流行り?に合わせて、聴きやすいバランスにコントロールされた印象ですが、多少好みの分かれる要素かもしれませんね。
ただ、この高域は後述の通り「アップグレードケーブル」に交換することで大きく印象が変化し、ぐっと量感および存在感がアップします。銀メッキ線ケーブルへのリケーブルでも同様の効果が得られると思います。

Yinyoo Topaz中音域は全体的にフラットな印象で凹みなどはありません。ボーカルなどは比較的近くに定位します。少し広がりを感じる音で、音の重なりなども奥行きを感じる音場感があります。分離感も良好で籠りなどはありませんが、付属の黒ケーブルでは特に男性ボーカルなどではフォーカスはわずかに緩め。ポップスやジャズなどでは雰囲気を楽しむ上でむしろ自然な印象で好感が持てますが、音数の多い曲ではもう少しキレが欲しくなります。しかし、これも「アップグレードケーブル」ではかなり印象が改善されます。女性ボーカルのハイトーンも含め、より明瞭感を求める場合はリケーブルによってかなり良い印象のイヤホンに感じると思います。

低音域は量的には比較的多く存在感のある音を鳴らします。若干膨らむ印象もありますが適度にコントロールされており、中高域との分離性も高い印象です。さらに重低音の沈み込みも深く締まりの良さも感じます。低域の響きは少なく、比較的立ち上がりは早い印象。それでも人工的で硬質さとはならず自然な印象にまとまっているのはバイオセルロースのダイアフラムの恩恵かもしれませんね。想像以上に質の高い低音域だと感じました。

Yinyoo TopazYinyoo Topaz」はデザインおよび装着性の良さでは1万円前後のイヤホンのなかでも相当にレベルの高い製品でまさに「見た目買い」したくなるようなアイテムに仕上がっていますね。いっぽう音質面においても突出した要素は少ないものの、質の高い低音域と癖のない多くの人が聴きやすいと感じるバランスに仕上がっており、激戦区のこの価格帯においても遜色ない高品質のサウンドだと思います。
ただし音質面に関しては付属ケーブルでは「本気を出していない」印象は強く、やはりリケーブルは必須だと思います。
AliExpressでは製品と同時に「アップグレードケーブル」も販売されているため、できれば一緒に購入した方がよいでしょう。アマゾンでも販売を開始しましたので、すでに「Yinyoo Topaz」を持っている方も追加での購入をお勧めします。

他のケーブルでのリケーブルの場合、やはり「アップグレードケーブル」同様の銀メッキ線やミックス線ケーブルとの相性の良さを感じます。「Yinyoo Topaz」はqdc仕様のコネクタタイプのため、仕様に合致するケーブル製品は少ないですが、通常の0.78mm 中華2pinタイプのケーブルをそのまま使用することも可能です。
Yinyoo TopazYinyoo Topaz
Yinyooブランドの場合「YYX4778」(16芯 銀メッキ線/ブラック)「YYX4807」(16芯 ミックス線/ブラウン・シルバー)などはよりリケーブル効果を発揮させる上では良い選択肢でしょう。また、「YYX4810」のようなOCC線タイプのケーブルは「Yinyoo Topaz」の音質傾向を全体的に向上し厚みが増した「濃い音」に変化します。

これらのケーブルは2pin仕様を使用するほか、L.Sオーディオが販売するMMCX-qdc変換コネクタで接続する方法もあります。また2pinで繋いだ場合、パイオニアのコネクタシールドを使って接続部分を補強されるのも良い方法ですね。
Yinyoo TopazYinyoo Topaz
なお、qdcコネクタ仕様で販売されているケーブルで銀メッキ線ケーブルの「NOBNAGA Labs 白虎」を使ってみたところ、少し硬めのケーブルのためタッチノイズは発生したものの、アップグレードケーブル同様に中高域の明瞭感の向上を実感できました。

というわけで、「Yinyoo Topaz」はその独創的で美しいフェイスデザインと音質面でもより多くの人に受け入れやすいサウンドバランスと質の高い中低域が特徴的なイヤホンでした。中華イヤホンの中でも激戦区の1万円クラスの製品で、あえて音質的には突出した個性は狙わず、デザインも含めた「使い勝手の良さ」で挑んできたアプローチはこれはこれで十分に「有り」だと思いました。またイヤホン自体のポテンシャルは高く、「アップグレードケーブル」により手軽にサウンドをグレードアップできるのも魅力ですね(「アップグレードケーブル」もなかなか品質の高い銀メッキ線で、最近のKZやCCAでも転用できるため、アマゾンでも比較的低価格で販売されれば別の用途で売れちゃうかもしれませんね^^;)。今後の同ブランドの製品展開にも期待したいと思います。


プロフィール(Twitterアカウント)
カフェで息抜きにイヤホンとかのブログ書いてます。気付けばアラフィフの酔っ払い(定期)。食べるのも好きな天秤座AB型。普段はIT屋で都内と自宅(鯖江)のある福井ほかあちこち出張するお仕事してます。ポタオデは趣味で出張のお供。長年のPC(?)遍歴にApple IIc とNeXTstation があるのがプチ自慢(^^;
※ご意見・ご質問などはコメント欄にてお願いします。
レビュー依頼等は bisonicr.keep.walking@gmail.com までお願いします。内容を確認の上ご返答申し上げます(返信の無い場合はご了承ください)。





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