毎度お世話になっているアマゾンマーケットプレイスの「Kinboofi」さんより同ブランドのイヤホンケーブル2種類が届きました。写真の通り、どちらも大変キレイなカラーのケーブルですが、今回オーダーしたのは「KINBOOFI 8芯 銀メッキ銅線ケーブル(ピンク)」と「KINBOOFI 8芯 金メッキ銅線ケーブル」になります。どちらもアマゾン・マーケットプレイスの「Kinboofi」ストアにて販売されています。
また従来の「Kinboofi」「Yinyoo」ブランドの中華イヤホンケーブルについては、以前のレビューにてまとめて紹介していますのでよろしければ併せてご覧くださいませ。
→ 【その4:Yinyoo/Kinboofi新ケーブル編】 中華イヤホンケーブルをまとめてレビューしてみました ④
今回届いた2種類のケーブルはどちらも「Kinboofi」のオリジナル商品の位置づけとなっており、ケーブルにも「Kinboofi」の文字がプリントされています。
「KINBOOFI 8芯 銀メッキ銅線ケーブル(ピンク)」および「KINBOOFI 8芯 銀メッキ銅線ケーブル(ゴールド)」はどちらも「Yinyoo H5」「Yinyoo H3」「HCK HC5」などに付属するシルバーの8芯銀メッキ銅線ケーブルと同じファクトリーで製造されているものと思われ、8芯ケーブルながら取り回しのしやすい非常に柔らかい仕上がりのケーブルとなっています。どちらもMMCXおよび2pin仕様のケーブルが用意されており、2pinケーブルは、KZ、TFZ、TRN、そして「SIMGOT EN700 Pro」などの各メーカー、製品で利用することができます。また接続コネクタも3.5mmステレオをはじめ2.5mm/4極、4.4mm/5極のバランス接続にも対応するケーブルが選択でき、比較的低コストで高品質なバランスケーブルを購入することができる点が魅力ですね。
KBF4736 / KINBOOFI 8芯 銀メッキ銅線(ピンク/シルバー)ケーブル
Kinboofi 8 Core Silver Plated Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
【MMCX】【2pin ※】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】
Amazon.co.jp(Kinboofi) / 5,213円~5,531円
※アマゾンでは購入時に標示価格より300円引き+1%引きのディスカウント中
ピンクのカラーリングが美しい8芯撚り線タイプの銀メッキ銅線ケーブルになります。使用している線材自体は「Yinyoo H3」「Yinyoo H5」「Yinyoo H5 Pro」やHCK HC5等に付属してたシルバーの銀メッキ線ケーブルとほぼ同様な非常に柔らかい材質となっています。撚り線の半分がピンクの被膜で網半分が透明(シルバー)となっていますが、どちらも銀メッキ銅線で、いわゆる(銀メッキ線と銅線の)ミックス線ではないので注意ください。
このシリーズの他のカラーのケーブル同様に非常に柔らかく使い勝手もよいケーブルです。こちらはビニール被膜により耳掛け加工がしてありますのでシュア掛けタイプのイヤホン用のケーブルとなります(耳掛け部分に針金は入っていませんので針金が苦手な方も大丈夫です)。
2pinタイプもこの耳掛け加工のおかげで極性に迷うことはまずありませんが、+の極性側にはピンに赤いマーキングがされており、さらにわかりやすくなっています。ピンアサインはCIEM用と同じですが、一部のCIEMでは使用できないタイプですのでご注意ください。もちろん、これらのケーブルがターゲットとしているKZ/TFZ/TRN等やEN700 Proでは問題なく使用できます。もともと比較的低価格ながら大変品質のよいケーブルですが、非常にカラフルなカラーリングで赤系のイヤホンとの組み合わせ相性は抜群です。音質傾向としては高域を攻めるタイプではありませんが8芯ケーブルらしく解像度や明瞭感の向上を得ることができ、特にマルチBAタイプのイヤホンとの組み合わせに最適です。特にバランスケーブルは8芯撚り線タイプとしてはかなり低価格で購入できるシリーズですのでかなり利用範囲の広いケーブルですね。
KBF4735 / KINBOOFI 8芯 銀メッキ銅線(ゴールド)ケーブル
Kinboofi 8 Core Silver Plated Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
【MMCX】【2pin ※】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】
※アマゾンでは購入時に標示価格より800円引き+1%引きのディスカウント中
さらに今回新たに登場した「金色」の銀メッキ銅線ケーブルです。線材自体はこれまでの銀メッキ銅線のシリーズ同様に非常に取り回しの良い柔らかい8芯ケーブルとなります。価格は若干ですがピンクの銀メッキ銅線ケーブルより低く設定されており、ゴールドメッキ線ではなく、銀メッキ銅線を金色の被膜で覆ったケーブルとなります。
品質的には上記のピンク同様に非常に柔らかくもしっかりした作りとなっています。アマゾンで5000円台で購入できる低価格の8芯ケーブルですが音質面のクオリティは確かで、ある程度高級なイヤホンと組み合わせても十分に実力を発揮することができます。試しに「1216.ears 4RM」とこのバランスケーブルを組み合わせてみましたが、このイヤホンの解像度の高さを損なうことなく、高音質でバランス化を行うことができました。
上記のピンクをはじめシルバーなど同シリーズの銀メッキ銅線は中低域メインのアップグレードケーブルですが、全般的に味付けは少なく多くのイヤホンの標準ケーブルより音質を落とすことなく、多くの場合で明瞭感の向上が期待できます。特に2.5mmおよび4.4mmのバランスケーブルも低価格に設定されているため、対応するプレーヤーを持っている方がバランス接続で音質向上をさせたい、というニーズには最適なケーブルです。ゴールドのケーブルはブラックやグリーンなどのカラーのイヤホンとのマッチングも良く以外と合わせやすいカラーリングです。KZ ZS6等の高域が派手めのサウンドのイヤホンとの相性も良好です。
※なお、どちらのケーブルも「2pin」コネクタ仕様はqdc製品のコネクタ仕様にあわせて「CIEM 2pin」とはピンの極性(+/-)が逆になっています。ただ実際の利用では左右で極性が同じであれば基本的に音質面には影響ないため問題なく利用が可能です。
というわけで、Kinboofiの新しいケーブルを今回2pinタイプバランスで両方入手しましたが、どちらもイヤホンに合わせやすい使い勝手の良いケーブルでした。現在KZの新しいイヤホン「ZS10」の予約オーダーも始まっており、私も何個か予約オーダーしています。Kinboofiの新しい8芯ケーブルを2pinタイプで入手したのはもちろん、このZS10と組み合わせることを想定してのことです。KZ史上最高のスペックを誇る「ZS10」と組み合わせて使用するのを今のうちから楽しみにしています(^^)。