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ガジェット好きのおっさんによる、趣味的レビュー。ちょっとイイけどお買い得、そんなアイテムに目がありません。

【年末企画】ブログで紹介してきたイヤホンの 「個人的な好み」 ジャンル別トップ3(笑) ※2018年年末版

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2018 Earphone

というわけで、以前から予告していた「好みランキング」第2回ですが、このままだと「やるやる詐欺」になってしまいそうなので、大晦日のこのタイミングで掲載させていただくことにしました。

いい歳をしたおっさんの道楽ではじめた私のブログですが、ここ数年、特に中華イヤホンに軸足を置いてからアクセス数も増え、とても多くの方にご覧いただくブログに成長しました。2018年は気がつくと 92種類の中華イヤホンをレビューし、購入数は120個を超えました(笑)。我ながらなかなかの病気であります(滝汗)。実は中華イヤホンケーブルはさらにとんでもないことになっているのですが、それは年明けにまた・・・。
また、アクセス数の増加に伴い、私のブログでのレビューの考え方・方針についても記載させていただきました。
とはいえ、正直オーディオマニアとしての経験値スキルがまだまだ追いついてない部分も多く、ネット上の厳しいご指摘も含め今後も日々精進が必要かなと思ういっぽう、来年は、私のブログでもともとネタにしていたガジェット系についてもちょっと復活させつつ新しい取り組みができたらな、と思っていたりもします。

そんなこんなで、前回に引き続き、私の「個人的な好み」でのジャンル別トップ3を紹介します。
前回(2018年5月版)の「個人的な好み」ジャンル別トップ3

前回も記載しましたが、これは普段のレビュー(上記レビュー方針の通りさまざまな利用シーンを想定して書いています)とは異なり、あくまで「私個人の好み」のみでのランキングですので、イヤホンとレビュー評価とは必ずしも一致しません。また私自身が「個人的にどれくらい好みか」というのを「音質」「見た目」「装着性」「コストパフォーマンス」の4種類の視点で極めて主観的に割り振った「好み評点」もつけています。このような理由のため過去のレビューで評価が高くても入れていないイヤホンも多くありますし、異論も多数あると思いますが「あくまで私の好み」ですのでご了承くださいませ。


【別格】
HIFIMAN RE2000 1DD  好み評点: 500 レビュー
※不動です。やはり個人的には上がりのイヤホンですね。実は「HA-FW10000」もとても気になるのですが怖いので(笑)とりあえず行く予定はありません(^^;;。

【ダイナミック型(100ドル以上)】
相変わらず好み評点200点越え連発の「かなり好き」なイヤホンです。多少順位が変動しましたが個人的には「製品版」は試聴しかしていないAcoustuneの「HS1670 SS」はかなりヤバいです。もし来年買ったら見た目も含めた総合点ではRE800Jを超えそうです・・・(^^;

HIFIMAN RE800J 1DD  好み評点: 300 レビュー
※音はかなり好みです。単純に音質面の「好み度」だけでいえばRE2000より上かも。耳穴の形状的にシュア掛けタイプじゃないとすぐに落ちてしまうこともあり、通常タイプのイヤホンでこのリストに入っているのはRE800Jのみです。コンパクトなハウジングですし、いずれカスタムイヤーピースを自作しようと結構本気で思っています。

TFZ KING LTD 1DD  好み評点: 235 レビュー
※前回の2位は「KING PRO」でしたが、今回は新モデルの「KING LTD」をこのポジションに。こちらはハウジングが樹脂製となり、「KING PRO」より多少派手めのサウンドになりました。リケーブルの効果も得やすくTFZのなかでは何かと使いやすいイヤホンですね。「SECRET GARDEN 1」は音は比較的好きですが、ステム形状が耳に合わないのが個人的にはあまり使わない理由です。。。

 MeeAudio Pinnacle PX (P1) 1DD  好み評点: 225 レビュー
実は前回の「KING PRO」と好み評点は同点ですが、「KING LTD」の登場頻度が増した関係で、相対的に使い分けが多くなったのがこのイヤホン。「Pinnacle P1」の「Massdrop」モデルでサウンドは同じですがハウジングの表面処理がP1のクローム仕上げより低コストなつや消しブラックになっています。もともとMeeAudio純正オプションのバランスケーブルを合わせていたのですが、情報量の多いケーブルに替えると化ける化ける(笑)。丸七銀龍あたりとの組み合わせは感動モノです。ただケーブルのほうが本体より高価なのが玉にキズですが(^^;)。


【シングルBA・マルチBA(4BA以下)、100ドル以上】
もともとShureの「SE535LTD」をランキングに入れるために前回作ったカテゴリーです(笑)。ところが気がついたら。。。あれ??

Kinboofi KBF MK4  4BA  好み評点: 280 レビュー
個人的に一番好きなマルチBAの「Rose BR5 mk2」と同じ好み評点で「ROOM」を抜きました。なんつーか最近のスペックインフレが続く中華マルチBAのなかで「基本は音質でしょう」という視点に立ち返った製品。ビルドクオリティも中華イヤホンのレベルを超えていて、ひとつのショップブランドの製品にしておくのが惜しい逸品だと思います。

FitEar ROOM  非公開  好み評点: 270 レビュー
前回かなり高めの点数を付けたにも関わらず今回は2位になってしまった「ROOM」です。音も良く使いまわしがとても良いので正直なところ新たにカスタムを作るモチベーションになかなかならないというか。。。(^^;

MaGaosi MGS-401 4BA  好み評点: 200 レビュー
まさかのSE535LTDランキングから陥落・・・思い入れも含めるとやはり「SE535LTD」のほうが上ですが、総合点でほぼ同点と判断し、今回はこちらを挙げました。そのなんともオリエンタルな見た目もあって、2万円前後のマルチBAでは圧倒的不人気イヤホンな気もしますし、ビルドクオリティもいかにもMaGaosiなツメの甘さが気になりますが、少し派手めにチューニングされたサウンドは結構好みです。MaGasoiも最新の6BAモデル(K6)などでは標準で採用していますが、K5ほか同社のマルチBAはキンバー風ケーブルとの相性が抜群に良いのでセットで使うのがお勧めです。


【マルチBA(5BA以上)】
多ドラ仕様の中華マルチBAは現在スペックインフレが尋常ではない激戦区のひとつ。正直なかなか評価が難しいところではあります。

ROSE BR5 mk2 5BA  好み評点: 280 レビュー
今回も不動で、相変わらずマルチBAでは「圧倒的にいちばん好み」のイヤホンです。レビューでも書きましたがボーカルの綺麗さがたまらんですね。おそらく「好み評点」も実際の評価より「かなり盛っている」と思います。でも信頼性・耐久性が不安なので普段はあまり使えない・・・(汗

HiFiHear HD6 6BA  好み評点: 220 レビュー
上記の「MGS-401」に続き、またまたあまり話題にならないイヤホンがランキング入り。サウンドは前回2位だった「Yinyoo HQ6」と同じで、シェル形状はやたら大きく耳に入らない人も結構いたらしいHQ6に対してこちらは多くの中華マルチBA並みに良好。ちなみにYinyoo HQシリーズは現在は12BA構成まで来ちゃっていますが、音質傾向的には最初のモデルの「Yinyoo HQ6」あたりが中低域寄りながら籠りもなく、いちばん聴きやすいバランスのオススメ機種だったりしました。ただ「HiFiHear HD6」はデザインを寄せたのがイマイチ評価がパッとしない「BGVP DM6」(5BA)らしいこともあり、結果的に不人気の巻き添えを食ったような(まあ自業自得ともいえますが・・・)。そんなこともありますが、「HiFiHear HD6」はとりあえず個人的にはもっと多くの人に聴いていただいて評価されてもよいイヤホンかな、と思います。
音質傾向は2位の「HiFiHear HD6」が中低域寄りだったのに対し、こちらは中高域寄り、というか高域メインのサウンド。2位と3位の差は僅差で、コストパフォーマンスや好みなどを評価しての部分です。「KBF MK4」のようなオールマイティにお勧めできる良さではないものの、6BA中華イヤホンとしては頭ひとつ抜けた製品クオリティは評価したいところ。個人的には「スイッチ有り」モデルの「ボーカル」チューンの設定が気に入りました。ちなみに、今回選外だったYinyoo HQシリーズは190~220、HCKの6BAが200前後の好み評点ですので決して低いわけではなかったりします。


【ハイブリッド(100ドル以上)】
この価格帯も大変なことになっていましたね。ちょっとした騒ぎもありましたが、個人的な好みランキングでは関係ありません(笑)。なお、現在手元に「LZ-A6」がありますが、まだレビューをしていないため、今回はランキング対象にはいれませんでした。

LZ-A5 4BA+1DD  好み評点: 230 レビュー
すでに販売を終了していますが、とりあえずこのポジションにて。サウンドクオリティの高さは中華以外のより上位のレベルのイヤホンとも渡り合えると思います。ただ中華イヤホンを多くレビューするようになってデザインより装着性、に落ち着いている感はありますが「好み評点」でいうとやはり多少影響はあるかもです。

BGVP DMG(マイク無し) 4BA+2DD  好み評点: 210 マイクありマイク無し
NICEHCK M6 4BA+2DD  好み評点: 210 レビュー
BGVP DMGとの比較で、NICEHCK M6はシェルに小さいベントがあり僅かに音質傾向が異なりますが、それ以上にDMGの「マイク付きモデル」の銅線ケーブルと、「マイク無しモデル」での銀メッキ線ケーブルの差のほうが大きく(M6は、マイク無しモデル相当のケーブルが付属)、私の好み評点では「同じイヤホン扱い」で仲良く同点2位としました。良いイヤホンなんだし、セラーの思惑はともかく、買う側の評価はこんなもんよ、ってことで(^^;)。

TENHZ K5 2BA+2DD  好み評点: 165 レビュー
実は前回評価の「aubdos K5」より30ポイント減点になっての3位です。理由は、音質面は相変わらず良いのですがビルドクオリティが・・・・あと、実売で1万円を切るケースも増えているので実質的にはアンダー100ドルクラスになるかもですね。にしても今年前半は「2018年のベストバイ」だと思ったのですが、進化のスピードは早すぎですね(汗


【低価格イヤホン(ダイナミック型)】
低価格イヤホン枠はやべーイヤホンが次々と登場したことで2つに分割しました。理由は、まあわかりますよね。好み評点見てください(笑

TFZ T2 Galaxy 1DD  好み評点: 235 レビュー
はい。間違いなく、2018年のベストバイです。ぶっちぎりです。このイヤホンを紹介できて本当によかった、そう思えたイヤホンですね。国内版は「Galaxy」という部分が商標的にマズいみたいなんですが(なるほど・・・)、それこそ、本体パッケージを紙で包んで「TFZ T2ほにゃらら」みたいな国内向けの名前にして流通させればよいのに、という気もします。パッケージングで多少余分にコストがかかっても十分に売れる人気モデルになるのは間違いないと思うわけですが・・・どうですか???

TFZ SERIES 2 1DD  好み評点: 185 レビュー
そして2017年のベストバイはあいかわらずこのポジション。「好み評点」上げすぎましたかね(^^;)。アンダー100ドルのダイナミックでこのTFZワンツーコンビの牙城を崩すのはかなり大変ですね。

TIN Audio T2 Pro 2DD  好み評点: 110 レビュー
今年マイナーチェンジを果たした個性派イヤホン、上位2種類に比べるとかなり差がありますが、本来はこれくらいの点数でもかなり高評価ですよ。中高域寄りのスッキリ系イヤホンはこの価格レンジでは少ないですからあいかわらず貴重な存在ですね。


【低価格イヤホン(マルチBA、ハイブリッド型)】
今年は年末に大型新人が相次いで登場し、ランキングも荒れ気味です。こちらも「KZ ZS7」が手元にありますが未レビューのためランキング対象外。「EM023」より「BQEYZ KC2」のほうがランキングに入ったのは単なる好みです。

KZ AS06 3BA  好み評点: 135 レビュー
今回のKZは数あるハイブリッドを追い抜いて別格扱いの「AS06」がこの評点で。「T2 Galaxy」より100ポイントくらい下、ってのは低すぎですか? でも同じ3BAの「SE5535LTD」が200~220くらいのポイント評価ですので、むしろちょっと高すぎかな、と思っています。ちなみにアンダー1万5千円の4BA「TENHZ P4 Pro」も185ポイントくらいの評価です。正直なところ好み評価(音質・見た目・装着感・コスパ)の中でも音質評価のウエイトがえらく高いイヤホンです。要はこのサウンドのイヤホンが5千円以下で購入できる意味は非常に大きいと思っています。なお、装着感を無視した音の好みだけでいうと3BAイヤホンでは、「SE535LTD」>「10Pro」>「AS06」>「DT300」くらいの位置づけです。あれ?「SECRET GARDEN 3」は?って、それは触れない方向で・・・(汗

BQEYZ KC2 2BA+2DD  好み評点: 95 レビュー
好み評点でいうと「RevoNext QT2」、「PHB EM023」がともに90ポイント(前回のZS6と同じ)、「BQEYZ BQ3」と「RevoNext RX8」が85ポイントと比較的僅差に詰め寄っている中であえて比較的目立たなかった「KC2」だけが評価が上がった理由は「リケーブルでの化け具合」と使い勝手の良いサウンドバランスにあります。ZS6系イヤホンで今年最も評価が高かった「EM023」はやはりZS6の延長線上のイヤホンなので、たまに使うのであればオリジナルの「ZS6」でいいかな、と個人的にはなることのほうが多かったですね。ただ「KZ ZS7」はいまのところ好み評点100ポイント越えくらいですので、来年はまたランキングが変わりそうです。

KZ ZSN 1BA+1DD  好み評点: 91 レビュー
そして最後にランキングしたのはKZの低価格イヤホンの新しい主力機種「KZ ZSN」です。カッコいいは正義です(笑)。音質評価は「RevoNext RX8」と同等で「安い価格なりに無難にまとめた万人受けする音」という印象ですが、逆にそれが良いと思います。以前、カンブリア宮殿か何かで日高屋のラーメンは6割だか7割だかの客がそれなりにおいしいと思うレベルで安く作ることがポイントだった、みたいなことを言っていたのをつい思い出しました。オーディオマニアではない多くの人はイヤホンで3千円というとそれなりに「ちゃんとしたもの」という感覚の価格らしいですので、その枠内で紹介またはプレゼントするイヤホンにも最適ですね(^^


というわけで2018年も締めくくりとなりました。年明け早々もレビューは続きますがさすがに少しペースを落ち着かせようかなとも思っています。あと出張の多い仕事柄、あいかわらずイベントなどリアルな場所に顔を出すことが少ないのですが、できればより多くの皆様と交流できる機会があれば、というのがちょっとした努力目標であります。
そんなこんなで拙い私のブログをご覧いただきました皆様には重ねて感謝申し上げます。来年も引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

「NICEHCK P3」 雲母「風」フェイスパネルが美しい、長時間リスニングに最適な暖色系 2BA+1DD ハイブリッド中華イヤホン【レビュー】

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NICEHCK P3

こんにちは。今回は「NICEHCK P3」の紹介です。このイヤホンはもともと11月下旬のBlack Friday時に福袋として販売されたイヤホンです。HCKの福袋は中華イヤホンのマニアの方々の多くが毎回購入する人気アイテムですのでこのブログをご覧いただいている皆様にも「何をいまさら」感があるかもしれませんが、書きかけレビューの年内消化のため(笑)、ご容赦願えればとおもいます。
また「NICEHCK P3」をまだご存知ではない方は、最近アマゾンのNICEHCKマーケットプレイスでも購入が可能になりましたのでレビューを参考にいただければ幸いかと思います。

さて、「NICEHCK P3」は2BA+1DD構成のハイブリッドイヤホンで、クリアカラーのシェルと雲母をイメージしたグラデーションのフェイスプレートの美しいデザインが特徴的な製品です。装着性の良いシュア掛けタイプのデザインを採用しており遮音性にも優れています。
NICEHCK P3NICEHCK P3
さらに真鍮製の金属ステムやMMCXコネクタを使用した銀メッキ線ケーブルが付属するなど購入してすぐに使用できるパッケージングも魅力的ですね。
NICEHCK P3NICEHCK P3
カラーは「グリーン」と「ブルー」の2色が選択できます。
NICEHCK P3NICEHCK P3
NICEHCK P3」の購入はアマゾンの「NICEHCK」マーケットプレイスまたは中国AliExpressの「NiceHCK Audio Store」にて。アマゾンでは 5,850円 にてプライム扱いにて販売しています。アマゾンでは国内在庫出荷となりますのですぐに商品が届きますし、万が一の場合もアマゾン経由の保証が加わるので安心感がありますね。
Amazon.co.jp(NICEHCK): NICEHCK P3

※現在アマゾンのNICEHCKで「NICEHCK P3」の購入時に1,000円OFFとなるキャンペーンを実施しており、 4,850円 での購入が可能です。

また中国AliExpressのHCKでは 39.38ドル となっています。AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。
AliExpress(NiceHCK Audio Store): NICEHCK P3

HCKのでTwitterアカウント(@hckexin)は割引情報なども頻繁にツイートされるため、フォローのうえこまめにチェックされることをお勧めします。

NICEHCK P3NICEHCK P3
NICEHCK P3」は、いつものHCKオリジナルケースに収納されて届きました。パッケージ構成はイヤホン本体、ケーブル、イヤーピースはシリコンタイプS/M/Lサイズ、ダブルフランジタイプが白と青の2ペア、ウレタンタイプが1ペア、そしてイヤホンケースです。イヤピースがいろいろ入っているのはちょっとうれしいですね。

NICEHCK P3NICEHCK P3
NICEHCK P3」のシェルはプラスチック製でステム部分が真鍮製となっています。クリアカラーのハウジングは美しく、価格以上の存在感があります。2個のBA(バランスド・アーマチュア型)ドライバーはステム直下のハウジング部分に装着されており、そのサイドに大き目のダイナミックドライバーが配置されています。
NICEHCK P3NICEHCK P3
ケーブルは先日レビューした「NICEHCK M6」と同じブラウンの被膜の銀メッキ線ケーブルが付属します。少し大きめのハウジングですが装着感は良好です。イヤーピースは付属のもののほか、JVCの「スパイラルドット」やAZLA「SednaEarfit」、Acoustune「AET07」など、毎度利用している開口部の大きいタイプのイヤーピースとの組み合わせがよりフィット感を向上させ音質的にもお勧めです。


■聴きやすいバランス重視の暖色系チューニング

「NICEHCK P3」の音質傾向は中低域寄りの弱ドンシャリで、ボーカル帯域を中心とした中音域をメインとしたボーカルイヤホン的な印象です。解像度はこの価格帯のイヤホンでは一般的なレベルで、ZS6系のような派手めのハイブリッドイヤホンと聴き比べるとかなり緩めの音に感じるかもしれませんね。個人的には普段使いでのリスニングに向いた暖色系のサウンドバランスだと思います。開封直後から籠りなどはほとんどありませんでしたが、100時間程度のエージングで低域の締まりが若干向上しました。

NICEHCK P3高域は刺さることもなく大人しめの音で若干離れて定位します。ハイブリッドらしい煌めきも感じますが天井は低めですね。音量を上げると歪みを発生しやすくなるため、緩さが気になる場合はメリハリのある傾向のケーブルへのリケーブルにより多少印象に変化を得られます。
中音域は曲によって僅かに凹む程度で比較的近くに定位します。最近のZS6系イヤホンのように耳に張り付くような距離感ではありませんがあくまで自然な印象という感じでしょう。中高域は搭載しているデュアルBAドライバーにより硬質でエッジのあるサウンドで、低域の丸さと比べると明瞭感のある音です。いかにもハイブリッドらしい傾向ですが、派手さよりは「まとまりのある自然な印象」の音作りのようです。
低域は十分な量感があるもののバランスとしては軽めに抑えられており、ちょっと丸く広がるタイプのサウンドです。そのためキレなどはあまり感じませんが、音場は比較的広く柔らかい印象を受けます。中音域をマスクするような籠りは感じず、ボーカルなども気持ちよくリスニングすることができます。
「NICEHCK P3」は刺激を求める方には穏やかすぎて物足りない印象を受ける可能性もありますが、全般的に聴き疲れしにくいサウンドバランスで、長時間のリスニングに最適な傾向だと思います。

またリケーブルにより全体的な印象に多少変化を持たせることも可能です。オススメは「NICEHCK TYB1 8芯 ミックス線ケーブル」(3,150円)または「NICEHCK TDY1 8芯 銀メッキ線ケーブル」(3,050円)や「YYX4784 8芯 銀メッキ線ケーブル」(3,289円)で、緩めだった低域の締まりが向上し、高域の伸びもよくなります。全体的にメリハリや解像度感をアップさせたい場合には最適でしょう。
NICEHCK P3NICEHCK P3
ところで、「NICEHCK P3」は以前レビューした「HiFiHear F30」と形状および内部構造は全く同じようです。また聴いた限りでは音質傾向も同様でした。「HiFiHear F30」は「BGVP DS1」とも同じ工場で作られた製品と考えられますので、おそらく今回の「NICEHCK P3」も同様ではないかと推測できますね。ただこれらの製品はフェイスプレートのデザインが全く異なることもあり結構見た目の印象が異なります。販売価格も踏まえて好みのデザインで選んでいただくのも良いかなと思います。



プロフィール(Twitterアカウント)
カフェで息抜きにイヤホンとかのブログ書いてます。気付けばアラフィフの酔っ払い(定期)。食べるのも好きな天秤座AB型。普段はIT屋で都内と自宅のある福井ほかあちこち出張するお仕事してます。ポタオデは趣味で出張のお供。長年のPC(?)遍歴にApple //c とNeXTstation があるのがプチ自慢(じじぃ)。
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レビュー依頼等は bisonicr.keep.walking@gmail.com までお願いします。内容を確認の上ご返答申し上げます(返信の無い場合はご了承ください)。








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