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ガジェット好きのおっさんによる、趣味的レビュー。ちょっとイイけどお買い得、そんなアイテムに目がありません。

「Shure RMCE-LTG」 Lightning接続MMCXケーブルが高音質なのでいろいろイヤホンをつないでみた

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Shure RMCE-LTG

というわけで、「シュア(Shure)」のMMCX対応Lightningケーブル「RMCE-LTG」であります。
届いてからしばらく時間が経過しておりますが、ご容赦くださいませ。

Shure 「 RMCE-LTG 」 は、SE846/SE535/SE425/SE315/SE215といったShure SEシリーズをLightning接続でiPhoneでも利用できるように、という目的で発売された専用ケーブルです。
価格は約12,000円ほど。ShureのMMCXケーブルの価格と思えばこんなものかな、という感じもしますが、実際の音質か逆算すると「とんでもなく激安」です!!!(断言)

このアイテムは「Lightningケーブル」というくくりですが、実際は立派な「iOSデバイス用の高音質DAC」だと思います。

春先の各種イベント等で出品され、音作りの良さで非常に好評を博したのですが、何しろSE215SPEほか定番イヤホンを擁するShureの製品ですので、5月の発売と同時にiPhone 7などLightning接続必須の環境で同社のイヤホンを使いたい、というユーザーの注文が殺到し、あっという間に品切れ。オーダーのタイミングを逸してしまった私も2ヶ月以上待って8月初旬にようやく届きました(やれやれ)。
Shure RMCE-LTGShure RMCE-LTG


■「Shure純正」の Lightningケーブル、ということの意味

MMCXコネクタ仕様のLightning直結ケーブル、という製品はこれまでも存在しましたし、Lightning接続の小型DAC(MFI対応で充電不要のもの)についてもこのブログでも2年近く前に紹介したロジテック「LHP-AHR192」ほか、iPhone 7以降各社より多くの製品が販売されています。しかし、この手のアイテムをShureが純正で出すというのは、他の製品とはちょっと意味が違ってきます。

ひとことで言うと、「RMCE-LTG」は「SE846/SE535クラスのイヤホンを(少なくともShure自身の基準で)ちゃんと鳴らせるDAC搭載ケーブル」です。
Shure RMCE-LTGSE846やSE535はShureのフラグシップな音質であると同時に、カスタムIEM並に反応の良いイヤホンですので、残念ながら多くの1万円前後のLightning直結DAC等では、盛大にホワイトノイズを拾ってしまったり、十分に実力を発揮してるとは言い難い音質となります。
ここで「Shure自身が作ったお墨付きのDACケーブルが1万円ちょっと」と考えると、いかに「RMCE-LTG」が希有な存在(かつ、とてもお買得)であるかがわかってきます。

ちなみにネットの記事などによると、「RMCE-LTG」には型番は非公開ながらシーラスロジック製のDACチップを搭載しているとのこと。おそらく定番の「CS4398」などの採用が考えられますが、サンプリングレートはLightning経由のCoreAudioの仕様に準拠し24bit/48kHzまでとなります(ShureのマルチBA用という時点でマーケティング的に「ハイレゾ対応」みたいな無意味なスペック盛りを気にせず音質にこだわれた点は良かったですね)。
音質傾向は「味付けのない」セッティングとのことですが、SE846クラスでもノイズが全く発生しないS/Nの高さはもちろん、全域に渡ってそれぞれのイヤホンの個性を活かせるだけの描写能力は十分にある、非常に高音質なDACとしての性能だと思います。

とりあえずは「本来の使い方」でShure「SE535LTD」を接続して聴いてみます。さすがに普段使ってる「Astell&Kern AK300」のような解像度や分離感を求めるのは無理がありますが、「うんうん。SE535LTDというのはこういう音だよ」と、ちゃんと納得できるサウンドがiPhoneから普通に聴けているのには個人的には隔世の感があります。

Shure RMCE-LTGShureの代表選手のひとつ「SE535LTD」は、刺さりも少なく、高評価といわれる高域の伸びも最近の高音質イヤホンに比べれば極端に優れているという程でもない、低音も抑え気味で、フラットと言ってもカマボコ寄りな印象も受けるイヤホンですが、サウンドモニターとしてもリスニング用途としても非常に聴きやすく、特に女性ボーカルの表現はとてもエモーショナルで長時間でもずっと聴いていられる気持ちの良いイヤホンです。
ところが、不十分な再生環境だとホワイトノイズがひどかったり、高域のバランスが崩れたりするため、きちんとした装備をしないとスマートフォンではこの「本来の音」はまず聴けなかったりもします。

いっぽうの「RMCE-LTG」は、そんなSE535LTDの特徴を的確につかみながら、非常に見通しの良いサウンドで聴かせてくれます。確かにこのままずっと使っていても良いな、と感じるクオリティで、そもそも私がSE535LTDを購入した当時(過去記事にレビューあり)に「RMCE-LTG」があったら、以降オーディオ沼にはまることはなかったのでは、と多少恨めしく思ってしまうほどでした(笑)。


■MMCXコネクタを活用し、「RMCE-LTG」にいろいろイヤホンをつないでみる


RMCE-LTG」は、いっぽうで汎用の「MMCXコネクタ」を採用しているわけですから、別にShureに限らず各社のイヤホンをつないで使っても何ら問題はないところです。むしろ、冒頭にも書いたとおり「SE846クラスのイヤホンでも普通に鳴らせるDACケーブル」をShure専用で使うのは「絶対にもったいない!!」と思うわけです。
というわけで手持ちのイヤホンをいろいろつないでみました(^^)。

まずは「HCX DZX 3BA+1DD」と「Rose BR5 Mk2」(5BA)です。

DZXShure RMCE-LTG

やはりマルチBAイヤホンと「RMCE-LTG」の相性は抜群に良く、ノイズのないクリアなサウンドでApple Musicを楽しむことができました。このクラスのイヤホンをスマホ直挿しで使うというシチュエーションはまずない(あってもまともな音が出ない)ケースですが、個人的にはApple Musicなどのストリーミングサービスを聴くシチュエーションも少なくないため、従来はiPhoneに「Mojo」などのDACをつなぐか、「FiiO X5 3rd gen」のようなAndroid OS搭載のDAPにApple Musicアプリを入れて、というような事を考える必要がありました。しかし、「RMCE-LTG」のクオリティなら無理してこのようなことを考えなくとも、ストリーミングサービスの「本来の気軽さ」で自分好みのイヤホンが使えそうです。
※上記2つのマルチBAイヤホンの詳細は過去記事「HCX DZX 3BA+1DD」「Rose BR5 Mk2」でレビューをしています。よろしければご覧ください。

また、MMCX-2Pinの変換コネクタ等を使用することで多くのカスタムIEM(CIEM)を「RMCE-LTG」を使ってiPhoneにつなぐことも音質的には全く問題ないと思います。
AZLAとりあえずユニバーサルですがCIEMと同じ2Pinコネクタの「AZLA」を変換コネクタ経由で接続してみました(過去レビュー)。
RMCE-LTG」はAZLAの特徴を損なうことなく、しっかりとそのサウンドを表現することができます。
後述するとおり「Apple Music」には「Mastered for iTunes」によるCD音源以上にダイナミックレンジが広い音源の楽曲も多く配信されています。「AZLA」のスピーカーのような低域の広がりはこれらの音源と抜群に相性が良くとても心地良いリスニング体験ができます。
まさに「この音がiPhone直結でストリーミングだなんて!」という感じですね。


■もっと気軽に低価格イヤホンとも組み合わせてみる

とりあえず、Shure以外のメーカーの「数万円クラス」のイヤホンでも「RMCE-LTG」が十分に実用に足りる性能であることは確認できました。ただ、「RMCE-LTG」自体は1万円そこそこで購入できるため、iOS用のLightning直結DACと考えればまだまだ低価格な部類に入ると思います。
ですので、最近種類も増えてきたMMCXコネクタ対応の低価格イヤホンを活用するのも良い使い方だと思います。

Shure RMCE-LTGまずは「KINERA Bd005E」。1BA+1DDのハイブリッドで、今年の前半に4,000円以下の低価格で国内販売されるも、同時期に発売されたあまりに強力な同価格帯のイヤホン達の間ですっかり日陰っぽくなってしまった感のある、本来はもっと評価されても良いと思えるイヤホンです。付属のケーブルの品質がイマイチだったのもちょっと残念でした。
しかしMMCXコネクタで「RMCE-LTG」に接続してみると、非常にバランスの良い聴きやすいサウンドを楽しむことができます。この価格で買えるMMCXハイブリッドとしてはかなりベターな存在かもしれませんね。

Shure RMCE-LTG次は、同じく4,000円以下で、中華系として個人的にはずっと大好きなイヤホンのひとつの「Tennmak Pro」(過去レビュー)。
すでに何個か購入していますが、今回はわりと新しい透明モデルをチョイス。2DD構成と言うこともあり充分なエージングを行わないと本来の音にならないのですが、非常に分厚い低域が特徴的な濃厚系ドンシャリで、抜群の臨場感と音場表現で、楽しい気分に一瞬で持って行かれる感のあるサウンドです。予想通り「RMCE-LTG」との相性は抜群で、「SE215SPE」と聴き比べてみてその差を感じてもらいたい組み合わせです。

Shure RMCE-LTGそして1万円台とちょっと高めになりますが、最近の高音質化が進む100ドルイヤホンのなかでひとあし先にデビューし、現在も世界中にファンの多い2BA+1DDハイブリッドの中華イヤホン「MaGaosi K3 Pro」(過去レビュー)。
こちらもエージングにより低域のコントロールが向上し、ドンシャリ系の理想的に近いサウンドになりますが、「RMCE-LTG」との組み合わせでは中高域の伸びも良く、非常に分離感の良いサウンドになります。
比較的手軽に「iPhoneでこんな高音質が楽しめるのか」と驚きを感じることができる組み合わせですね。


■「Apple Music」(+ iTunes Match)はやっぱり手放せない

もともと数年前までは私もiTunesで全てのミュージックライブラリを管理していましたが、その後Macの「Audirvana Plus」が2.0で自身でライブラリを持つようになってからは、iTunesで管理していたCD音源はFLAC形式で再取得し、さらにハイレゾ音源の曲も買い足していくなど、iTunesとは別のライブラリを作るようになりました。このフォルダ管理を中心とするライブラリはAK300など普段使用しているDAPへの「コピー元」としても使用しており、一見するとiTunesのミュージックライブラリはほとんど不要になってきている、という感じもあります。

Shure RMCE-LTGいっぽう、Appleのほうも最近は「Apple Music」によるストリーミングのほうが音楽サービスの主流になりつつあります。Apple的にも、最終的にはiTunesの母艦(ミュージックライブラリを管理するPCやMac)による管理は無くなっていくものかもしれませんが、現在はApple Musicに加えそれ以前からある「iTunes Match」という付加サービスを組み合わせることで個人的には引き続き非常に有効な手段として利用しています。
Apple Music」でも「iTunes Match」でも、契約していると自身のiTunesミュージックライブラリもiCloud上にアップロードされ、Apple Musicと同様にストリーミングでの利用が可能になります。
この際にサービス側にある楽曲とマッチングが行われてサービス側にない曲のみをアップロードする、という仕組みを取っていますが、「Apple Music」のみの場合は当然Apple Musicでストリーミング配信している曲のみが対象になるのに対し、「iTunes Match」ではiTMS(iTunes Music Store)で販売されている楽曲とマッチングが行われるため、ライブラリにある主要な曲はほぼ全てiTMSに置き換わる(マッチする)状態になります。
DZX1
iTMS音源(Apple MusicもDRMがかかっている以外は基本的に同じ)は一般的に自分でCD音源をAAC化した場合より高音質ですが、特に「Mastered for iTunes」という配信専用の高音質マスタリングが行われている楽曲については、ダイナミックレンジなどでCD音源を超えるクオリティのものも多く存在します(詳しくは過去記事を参照ください)

まだまだ洋楽系が中心ですが、常に最新の楽曲が楽しめる点や、過去の自分の膨大なライブラリをiPhoneに転送する手間も不要で、さらに楽曲によっては「より高音質化される」こともあるなど、やはりApple Music(+ iTunes Match)は欠かせないサービスですね。

というわけで「なんとかApple Musicも快適に使いたい」というニーズは「RMCE-LTG」でとりあえずはクリアできそうで、ひとつ長い課題に決着がついたかな、と思っています。


【値引き情報アリ】「NiceHCK」のイヤホンが8.28~9.1セールでエライことになるってっよ( ゜∀゜)

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sale1


えー。今回は、「宣伝」です。ただいまのところノーギャラです( ̄∇ ̄)
すでにTwitterで告知されているHCKの大セールが「さらにお得に」なる情報があります。


中国の海外向け通販サイトの大手「AliExpress」にて、この記事を掲載した8月28日16時(日本時間)より大きなセール「Brands Shpping Week」が始まっています。このセールに合わせて、AliExpressの中華イヤホンセラー(ショップ)としてすっかりお馴染みの「NiceHCK Audio Store」でも非常に大規模なセールが展開されており、人気モデルのイヤホン等で本ブログの読者を対象とした「追加のディスカウント」を実施することになりました。

HCK SALE


AliExpressでは通常の価格の表示の下にブルーの「SALE」マークが付いているものは、9月1日までのセール期間中は特別価格の記載になっています。「NiceHCK Audio Store」でもほぼ全製品で「SALE」マークがあり、セール前までと比べてかなりの値引率になっている商品もあります(私もこの価格より高い値段で買った商品も数多く。。せつない)。

しかし、ただでさえお買得なセール価格ですが、今回「HCK DZXシリーズ」などの「NiceHCK」ブランドのイヤホンについては、セール中のオーダーの際にも下記の「購入方法」を参考に、メッセージ欄で「bisonicr」と入力し、いったん支払いを保留していただくと、さらに特別な値引きが追加されます。
割引方法

って、実は私もJimから数分前に聞いたので、実際どの商品がいくら追加で安くなるかは行ってみてのお楽しみです。
※「DZXシリーズ」「DZ7」「DZ9」以外の製品については追加値引き対象ではない場合もありますのであらかじめご了承ください。

また、今後、HCKのTwitterアカウント(@hckexin)で紹介される特別価格も上記の方法で適用されます。


■「DZX」も「DZ」も多ドラモデルほどエライことになってるらしい。

ところで、私のブログで以前「HCK DZX」というオーダーメイドのマルチBAハイブリッドのイヤホンをご紹介しました。
  • 「HCK DZX」のレビュー:
→ 「HCK DZX」3BA+1DDモデル購入して人気の理由を納得しました。

HCK DZX」シリーズは、「HCK」が取り扱っているオーダーメイドのイヤホンです。
ブログ掲載後、実にたくさんのお問い合わせをDMやメールなどでいただきまして、後日「AliExpressでのお買い物の方法」を追加掲載し、これまでも販売しているHCKのTwitterアカウント(@hckexin)より特別割引の情報を掲載してきました(割引情報も上記の「HCK DZX」の記事にて追記しています)。
  • AliExpressでの購入方法:
→ 【購入方法紹介】自分だけのオリジナルイヤホンを「AliExpress」でオーダーしよう

HCKによると、こちらの情報を参考に数多くの皆様に「HCK DZXシリーズ」を購入いただいている、ということで、また手に入れていない皆様に、今回の特大セールがかなりのチャンスになるのではないかと思います。


ちなみに、HCKでは事前にTwitterでDZXシリーズの上位モデルとDZシリーズのフォロワー特価がツイートされていますが、こちらも「bisonicr」とメッセージを入力することで同じ価格が適用できます。

特に値引率では「HCK DZXシリーズ」では特に多ドラモデルがヤバいことになっています。
最上位モデルのDZX-14は限定10名の特価も設定されています。
DZX14DZX14a

また7BAドライバー以上のハイブリッドもかなりお得です。
DZX2-7DZX1-8

そして、Twitterでの着弾報告の評判の良さもあり私も全部揃えたい衝動を必死でこらえている(笑)、「DZX」より1ランク上のクオリティをもつ「DZ」ブランドの人気モデル「DZ7」と「DZ9」もディスカウント対象になっている異常事態です(o゜▽゜)o
DZ7DZ9


というわけで、急遽依頼を受けてのアナウンスとなりましたが、今回のセールでいろいろ狙っている皆様は是非ともご活用いただければとおもいます。m(_ _)m

プロフィール(Twitterアカウント)
カフェで息抜きにイヤホンとかのブログ書いてます。Apple好きのおっさん。食べるのも好き。普段はIT系のお仕事で自宅は福井県ですが都内で単身赴任してます。ポタオデは趣味で出張のお供。美音系/モニター系の音が好みです。自宅ホームシアターもそろそろ改造したいな。
※レビュー依頼等は bisonicr.keep.walking@gmail.com までお願いします。内容を確認の上ご返答申し上げます。


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