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「Yinyoo YYX4750」 “純銀線”ながら最高に濃厚でアグレッシブなサウンドを実感できるブラウンの高音質イヤホンケーブル【レビュー】

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Yinyoo Cable

こんにちは。新しい中華イヤホンケーブルの紹介も最近多くなっていますが、なかでもより高級なモデルは一般的な同等のリケーブル製品より大幅にコストパフォーマンスが良いため、中華イヤホン以外との組み合わせでも多くご利用をいただいているようですね。
今回紹介する「Yinyoo 8芯 純銀ケーブル(ブラウン)」も中華ケーブルとしてはかなり高価格帯となりますが、国内メーカー/代理店の製品ではこれほどスペックの高いケーブルを同等価格ではまず購入できないだろう、という内容となっています。


■高級感のあるブロンズカラーの純銀線ケーブル

イヤホンケーブルも線材の種類や純度、芯数などにより音質に特徴が出てきますが、なかでも「純銀線」は一般的にケーブルに使用される銅に比べて高域に特徴があり、よりキラキラした音、場合によってはかなり高域がアグレッシブな傾向になると言われます。先日レビューした同じく「Yinyoo(音佑)」ブランドのホワイトシルバーの4芯純銀線ケーブルはとにかく「中高域が過激になる」という、大変わかりやすい特性を持ったケーブルでした。
※Yinyooブランドのシルバー(4芯)の純銀線については以下にてレビューしております。
今回のブラウンの純銀線はまた異なるタイプの線材ではあるものの、特に8芯タイプはさらなるハイエンドの仕様となっており、音質面でどのような変化が起こるのか、とても興味深いところですね。ちなみに、イヤホンケーブルの線材の材質や種類ごとの解説は以下の「解説編」で簡単にまとめていますので、よろしければあわせて参照ください。


【高純度 純銀線ケーブル】
[ YYX4750 ] Yinyoo 8芯 高純度 純銀線 アップグレードケーブル(ブラウン)
Yinyoo 8 Core Pure Silver Upgraded Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
Amazon.co.jp(WTSUN Audio) 13,900円~ / AliExpress(Easy Earphones) $129.00
【 MMCX 】【 2pin ※ 】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【 4.4mm/5極 】
Yinyoo CableYinyoo CableYinyoo Cable

また同じ純銀線の4芯ケーブルも販売されています。

[ YYX4749 ] Yinyoo 4芯 高純度 純銀線 アップグレードケーブル(ブラウン)
Yinyoo 4 Core Pure Silver Upgraded Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
Amazon.co.jp(WTSUN Audio) 8,900円~ / AliExpress(Easy Earphones) $79.00
【 MMCX 】【 2pin ※ 】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【 4.4mm/5極 】
Yinyoo CableYinyoo CableYinyoo Cable


どちらもEasy Earphonesのアマゾンマーケットプレイス「WTSUN Audio」および中国AliExpress(Easy Earphones)にて販売されています。
AliExpress(中国からの発送)でのオーダー方法はこちらを参照ください。アマゾン(WTSUN Audio)で購入の場合は、国内のアマゾン倉庫から発送されますので商品が直ぐに届き、1年間の保証が得られますし、万が一の場合もアマゾン経由での対応ができますので安心ですね。またEasy EarphonesのTwitterアカウント(@hulang9078)では頻繁に割引情報等がツイートされていますのでフォローの上こまめにチェックされることをお勧めします。

今回私は上記ケーブルのうち「YYX4750」の8芯タイプをオーダーしました。
Yinyoo CableYinyoo Cable
使用している線材の1本1本はホワイトシルバーの4芯線より若干細いものの、その分よりしなやかで8本のケーブルがしっかり編みこんでありますが使いまわしは比較的良好です。明るめのブラウンの樹脂皮膜はシルバーのケーブルをカーキ色に近いブロンズ調の雰囲気としており 高級感のあるカラーリングとなっています。
Yinyoo CableYinyoo Cable
実際に8芯ブラウンの純銀線ケーブルを装着して聴いた印象は「繊細な描写と力強さの両立」といったサウンドでした。上記の通り一般的には純銀のケーブルは特に高域の解像度の高さと繊細な描写が特徴的な反面、低域は細くなりやすいといわれますが、このブラウンのケーブルは銀線というには非常に重厚なカラーリングの印象そのままに、まったく細くなることもなく、むしろ厚みが増すと同時に低域の沈み込みもより深まるサウンドになります。

先日レビューした4芯ホワイトシルバーの純銀線ケーブル同様に非常に反応が良く、高域も非常にわかりやすく、まるで違うイヤホンのようにアグレッシブに変化します。さらに中低域の厚みや解像度も一気にアップするため、トータルでの高音質化を実感できます。価格面でもYinyooブランドでは最も高い設定となっていますが、確かに音質面でも「最上位」仕様のクオリティです。
Yinyoo CableYinyoo Cable
「Yinyoo」ブランドでは「Yinyoo HQ6」(6BA)「Yinyoo HQ5」(5BA)といった中低域に特徴のあるマルチBAイヤホンでは各BAドライバーが覚醒したかのように元気になり、高域はより刺激的に、低域もより深く重厚なサウンドに変化します。ホワイトシルバーの4芯純銀線でも高域の変化には十分に効果がありましたが、今回の8芯ブラウン純銀線では低域ももう一段変化を与えることができました。より「濃い」サウンドを好まれる方にはかなり良い選択肢だと思います。いわゆる「多ドラ」イヤホンとは今回も相性の良さを感じます。
またダイナミックドライバーのイヤホンでも「final E5000」など低感度または高インピーダンスの高音質イヤホン等と組み合わせるとポテンシャルを一気に引き出しより濃厚なサウンドになるのではと思います。

ウイークポイントとしては、これまでレビューした4芯純銀線(ホワイトシルバー)、およびYinyoo/Kinboofiの新しい16芯線ケーブル同様に、イヤホン側の能力を引き出す過程でプレーヤー側の駆動力を相応に要求します。また駆動力のあるプレーヤーを使用する場合でも、反応が大幅に向上するため標準ケーブルではでなかったホワイトノイズを感じる場合もあります。実際のところ価格以上にハイエンド仕様なケーブルといえるかもしれませんね。

このように今回の8芯純銀線ケーブルは1万円/100ドルオーバーの価格設定と、中華イヤホンケーブルとしては決して安価ではありませんが、その価格に見合うだけの明確な変化を得られるケーブルだと思います。コネクタもMMCXと2pin(現在のところCIEM仕様ではないので使用できるイヤホンに注意)があり、バランス仕様も2.5mm/4極、4.4mm/5極が選択できますので、中華イヤホンに限らずより多くのイヤホンでその実力を実感してほしいオススメのケーブルといえると思います。

なお、これまでの中華イヤホンケーブルのレビューについては以下の一覧を参照くださいませ(^^)。
過去記事: 中華イヤホンケーブルのレビュー・一覧


「KZ ED16」 これは「ZSR」の亜種モデル!? KZマニア(笑)のための2BA+1DDハイブリッドイヤホン【レビュー】

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KZ ED16

こんにちは。6月~7月は本業のほうが毎年立て込む関係でレビューもすこし滞りがちですが、気がつくと書きかけが一気に溜まっていて逆に焦りまくっているこの頃です(^^;)。
さて、今回は新製品ラッシュが続くおなじみ低価格中華イヤホンブランドの「KZ」より「KZ ED16」の紹介です。前回の「KZ ZSA」の後編はちょっと後回しになりますがどうかご了承ください。今回同様のドライバー構成の「KZ ZSR」の白色バージョンもAliExpressにて同時期に購入したため、両者を比較しながらのレビューをさせていただきます。

先日のレビューでも書きましたが、現在の「KZ」のラインナップには大きく分けて「ZS」「ES」「ED」「HD(旧AT)」の4つのシリーズが存在します。このなかで「ED」は初期の代表モデル「ED9」以降、先日レビューした「ED15」のような“同系列”の製品と、「ED12」(初期ロット「ZST」のBA無しバージョンのようなモデル)のように「ZS」系の“亜種”のようなモデルが混在する、ちょっとカオス感のあるラインナップとなっています(^^;)。

今回の「KZ ED16」も、かなり「ZS亜種」感が炸裂のモデル、というか、右側のフェイス部分にしっかり「ZS7」とプリントされていたりといろいろ気になることがいっぱいです。

それはさておき、「KZ ED16」は「2BA+1DD」のハイブリッド構成のイヤホンで、ステム部分に2種類のKZ製BAドライバーユニット、ハウジング部分におなじみの10mmダイナミックドライバーが搭載されています。ダイナミックドライバーはメーカーの分解図では「勾玉タイプ」ですが、実際の製品は「レンコンタイプ」のドライバーでした。
KZ ED16KZ ED16
またBAドライバーはサイト情報によると高域用が「KZ 30095」、中域が「KZ 50060」とのことで、仕様的には以前レビューした「KZ ZSR」のドライバー構成と同一と考えられます。このようなことから「KZ ED16」と「ZSR」はちょうど「ZST」と「ES3」のような兄弟イヤホンのような感じかもしれませんね(もっともZSTとES3の場合はZSTがロットによってドライバーが頻繁に変わるので一概に同じともいえないのですが・・・)。

オーダーはいつもお世話になっている中国のイヤホンセラー「Easy Earphones」より。中国AliExpressおよびアマゾンの「WTSUN Audio」マーケットプレイスにて購入できます。
Amazon.co.jp( WTSUN Audio ): KZ ED16 表示価格 3,600円~3,700円
AliExpress(Easy Earphones): KZ ED16 表示価格 24ドル~25ドル

AliExpress(中国からの発送)でのオーダー方法はこちらを参照ください。Easy EarphonesのTwitterアカウント(@hulang9078)をフォローのうえオーダー時にアカウントを連絡するとフォロワー値引きが得られると思います。また同Twitterアカウントでは頻繁に割引情報等がツイートされていますのでフォローの上こまめにチェックされることをお勧めします。


■よりコンパクトなハウジングにまとめられた2BA+1DDハイブリッド

さっそく到着した「KZ ED16」のパッケージを開封してみると、クリアカラーのシェルが目に入ります。
KZ ED16KZ ED16
パッケージ内容はイヤホン本体、イヤーピースS/M/L、ケーブル、保証書・説明書の「いつも」の内容。
KZ ED16KZ ED16
付属ケーブルは2pinコネクタの形状こそストレートタイプでこれまでのモデルとは異なるものですが、ケーブル自体は以前からのゴムゴムタイプ。上記の「ZS7」とというフェイスプリントと併せて、このモデルが「ZS10以前」に開発された(もしかしたら製造も)製品であることをうかがわせます。

本体サイズは思ったよりコンパクトで、同様のドライバー構成と思われる「KZ ZSR」と比べてもひとまわり小さいサイズとなっています。
KZ ED16KZ ED16
このサイズの違いにより、「KZ ED16」の装着感は「ZSR」とは結構異なります。耳穴にすっぽり収まるのですが2個のBAドライバーを収容する長めステムの角度の関係で、耳の形状によっては奥まで入らず、イヤーピースによる調整が必要になりそうです。後述しますが特に低域の印象においてこの装着性の違いからから「ZSR」と聴いた印象に多少の変化をもたらしそうです。


■「ZSR」よりさらに中高域にフォーカスしたサウンド。リケーブルとイヤピース交換は必須!

KZ ED16KZ ED16」の周波数特性はフラット寄りの弱ドンシャリで、同時期に購入した白色の「KZ ZSR」と比較しても非常に酷似していますが低域はZSRのほうがわずかに厚みがある印象です。少なくとも現在のロットの「ZSR」は「KZ ED16」と同じドライバーだと思いますが、ハウジングの違いによりダイナミックドライバーの響き方にも多少の影響があるようですね。開封直後の印象は少し低域が中高域をマスクするような感じもあったため、白色「ZSR」と一緒に150時間ほどのエージングを実施しました(エージング方法は今回もApple Musicのエンドレス再生です)。エージングにより各ドライバーが本領を発揮してきたのか、高域も含め抜けの良さも変化しました。

ただし、イヤーピースについては標準のものでは装着性の関係もあり相変わらず残念な印象となります。私は手持ちのダブルフランジのイヤーピースを使用しましたが、コンプライやSpinFitなどしっかりえと耳穴で密着しフィットするタイプのイヤーピースを使用することをおすすめします。

KZ ED16長時間エージングを実施し、イヤーピースを最適化した上での「KZ ED16」の印象は中音域、特にボーカルなどの帯域が聴きやすい、やはり「ZSR」とも共通する印象です。イヤーピースの交換によりボーカルは近づき中音域の凹みもさほど感じなくなります。音場は「ZSR」よりは少し狭く、そのぶん中高域の印象が強くなった印象を受けます。「ZSR」同様に高域の刺さりは少ないものの、ある程度駆動力のある再生環境ではよりシャリ付きを感じるようです。いっぽう、低域は弱ドンシャリ傾向ながら存在感のあるサウンドですが、付属ケーブルでは解像度が低く分離性も低いため、どうしてもいまひとつな印象となります。

またスマートフォンでの利用や、駆動力が低めのプレーヤーなどでは出力を上げることで高域の中高域の歪みが起きやすくなるのは「KZ ED16」も「ZST」「ES3」「ZSR」などと共通の傾向です。これは高域を担うツイーターユニットである「KZ 30095」の傾向と考えられ、同BAをマルチ化しているZS5(後期)、ZS6、ZS10等との差別化要素といえるかもですね。ただ「KZ ED16」のトータルのバランスとしては元々の「ZSR」には及ばないような気がします。

そして、「KZ ED16」は従来モデルと同様のゴムゴムタイプのケーブルのため、リケーブルはやはり必須ですね。2pinコネクタ部分のサイズは「ZS5」「ZS6」「ZSA」と同タイプですので、KZ純正の銀メッキ線ケーブル(通常きしめんケーブル)を使用する場合は「ZS5/ZS6」用を使用します。また最近のKZイヤホンの付属ケーブルでは前回前編をレビューした「ZSA」用のケーブルが流用できます。
KZ ED16KZ ED16
KZ純正以外では、中華イヤホンの各セラーより販売されている柔らかい銀メッキ線ケーブルがやはりおすすめです。最近Yinyooブランドで販売されている「YYX4742 4芯銀メッキ ケーブル」はしっかりとした銀メッキコート線の手編みケーブルで、リケーブルにより低域の締まりと分離性がぐっと向上します。全体的に中低域がスッキリとした印象となり、さらにボーカルが聴きやすくなります。同様に少し細めの「YYX4729 4芯銀メッキケーブル」でもわずかにバランスが変化しますが同様の効果があります。どちらのケーブルもバランス接続コネクタ(2.5mm/4極、4.4mm/5極)が選択できますので、さらなる音質アップが期待できますね。

ちなみに、今回比較で使用した「白色 KZ ZSR」はAliExpressで購入しましたが、最近はED16と同じくアマゾンのWTSUN Audioで購入が可能になりました。他にも「赤色 ZSR」も選べます。

Amazon.co.jp(WTSUN Audio): KZ ZSR
こちらももし興味がありましたら併せてご覧頂ければと思います。


■「亜種」でおわるか、「派生モデル」として継続するか。今後はとりあえず未知数(笑)

というわけで「KZ ED16」は「ZSR」に非常に近いイヤホンながらデザインに加えて微妙にチューニングの異なる「亜種バージョン」のイヤホンでした。しかし、すでにKZからは「ZS10」「ES4」「ZSA」、さらにどう見ても「KZ ED16」より後に開発したように思われる「ED15」など数多くの新製品が登場した後に販売開始された「タイミング」に不自然さを感じずにはいられませんよね。
KZ ED16ただ、短期間にこれだけ多くのイヤホンを開発、発売する「KZ声楽」はおそらく自社では生産ラインを持たないファブレス企業だろうと推測します。そのため製品開発は常に同時進行で行われており、製造も継続的にラインを確保するというよりロット単位でEMS(受託生産)の工場へオーダーする方式だろうと思います。そのため「当初は“ZS7”として開発して生産にもまわしたけどタイミングが合わなかった」ということも十分に起こりうるわけですね。今後現在のロット以降に「KZ ED16」を継続的に生産・販売するかは未知数ですが、もしかしたら今後のロットではフェイスパネルの表記も「ZS7」から「ED16」に変更される可能性も当然あります。
KZ ED16」は「ZSR」をすでに持っている方は音質的にもバランス的にもあえて購入する必要はなさそうなモデルですが、コレクターアイテムとしては押さえておいてもよいのかも、知れませんよ(保証は全くないですが(^^;;)。


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カフェで息抜きにイヤホンとかのブログ書いてます。Apple好きのおっさん。食べるのも好き。普段のお仕事はIT屋。自宅は福井県ですが都内で単身赴任してます。ポタオデは趣味で出張のお供。美音系/モニター系の音が好みです。自宅ホームシアターもそろそろ改造したいな。
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