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ガジェット好きのおっさんによる、趣味的レビュー。ちょっとイイけどお買い得、そんなアイテムに目がありません。

HIFIMAN「RE2000」 常識を越えたサウンドを実現するフラグシップ【試用からの購入レビュー】

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HIFIMAN RE2000

もうタイトルに書いてある通りなんですが(笑)、HIFIMAN JAPAN様より前回の「RE800」に引き続き、新製品の「RE2000」についてもレビュー依頼をいただき、8月初旬より届いたばかりの新品をお借りしました。

これまで「RE2000」については何度か試聴をする機会があって、最初に聴いたときからすっかり虜になるほど気に入っておりました(この段階ですでに購入のロックオンはしてたかもです)。そしてレビューのため約2週間じっくり堪能し、改めてその素晴らしいサウンドに感動し、そのまま買取を決め、晴れて私の所有物となりました(^^)。というわけで、そんな経緯も含めて、このいろいろと「常識を超えた」イヤホンを紹介させていただきたいと思います。


■ダイナミックドライバーの常識を越えた、独自構造とチューニング


HIFIMANRE2000」は、同社のイヤホンのなかでフラグシップの位置づけとなるイヤホンとして8月よりリリースを開始しました。先行する「RE800」で採用された独自技術の「トポロジータイヤフラム」を振動板に採用したダイナミックドライバーを搭載し、24kゴールドメッキを施した真鍮製ハウジングに、徹底した音質にこだわったチューニングを施したモデルです。

通常価格は税別180,000円税込み194,400円)で、8月中は30,000円引きのキャンペーン等が行われています。

最近シングルのダイナミックドライバーの高級イヤホンも数種類市場に登場していますが、単純にドライバー構成だけでの比較では「RE2000」は群を抜いて高価格なイヤホンですし、この価格設定となるとユニバーサルタイプのイヤホンより、カスタムIEM(CIEM)のマルチBAやハイブリッドタイプの「売れ筋モデル」が数多く存在するレンジとなると思います。

HIFIMAN RE2000ただHIFIMANでは、高級イヤホンで一般的なBAドライバーなどの組み合わせではなく、あくまで独自構造のダイナミックドライバーを開発することで、他にはないサウンドを実現しています。
「トポロジーダイヤフラム」の構造を採用した独自ドライバーは、BA方式では回避できない「歪み」を徹底的に排除し、高域から低域までどこまでもクリアかつ忠実なサウンドを目指すと同時に、ダイナミックならではの音場の広さと臨場感のある表現を実現させる、という手法をとっています。ですからシングルダイナミック、という括りよりあくまで「独自ドライバー構成のイヤホン」という解釈のほうがしっくりきそうです。

ちなみに、「RE2000」も以前から存在する「RE1000」のようなカスタム版の製品化も考えられていたそうですが、真鍮製のこのハウジング形状だから作り出せたサウンドのため、カスタムでの再現は不可能と試作段階で判明し断念されたとのこと(HIFIMAN JAPANさまの呼びかけでCEOのDr.Fang氏にお会いする集まりがあった際、直接その経緯を話して頂きました)。このマーケティングに走らない「硬派」なところも素晴らしいですね。


■付属イヤーピースはSサイズ中心の内容。ハウジングは大きめ。装着性は相性と根性?

「RE2000」のパッケージ構成は、「RE800」同様に豪華でしっかりした作りのケースの中に収容されています。
HIFIMAN RE2000HIFIMAN RE2000
さらに、イヤホン本体は金属製の丸形ケースに収められており、さらにCIEM互換の2Pinケーブル、イヤーピース、解説書などが同梱されています。
HIFIMAN RE2000HIFIMAN RE2000

標準で装着されているグレーの(デュアルフランジぽい)イヤーピースはRE800と同様のものでしたが、通常のユニバーサルタイプで装着されているMサイズのものより幾分か小ぶりです。
HIFIMAN RE2000わたしは耳穴が狭いため、一般的なカナル型のイヤホンの場合、まずは標準のイヤーピースをSサイズに交換するところからはじめるのですが、HIFIMANのイヤホンの場合、RE800でもRE2000でも標準のままの大きさで普通に装着できました。つまり大半のMサイズ以上を使われる方にはサイズの小さいイヤピースということになります。
さらに付属するイヤーピースもこのグレータイプを基準に同じくらいか少し大きいくらいまでのサイズのため、標準イヤーピースでは合わない場合も結構ありそうです。その場合は、「final Eタイプ」や「SpinFit」などの定番イヤーピースを代用するのがよいと思います。
また装着性という点ではシュア掛けタイプのイヤホンとしては大振りで奥行きのあるハウジングが影響してうまくフィットできないケースも多いようです。実際に同様の形状をしているイヤホンと比較すると、ステムの角度に対してのボリュームのある部分が耳に当たりやすく、また奥行きがあることで重量のある真鍮製ハウジングが(シュア掛けなので落ちることはないですが)ずれやすくなるようです。
HIFIMAN RE2000HIFIMAN RE2000
と、ここで「ようです」と書いているのは、実は私の耳の場合はさきほどのイヤーピース同様このハウジング形状でかなり「しっくり」来てしまいました(^_^;
私の場合、前述の通り耳穴は小さいのですが耳自体の大きさは普通で、さらに耳穴の角度がちょっと傾いているらしく、むしろ通常のイヤホンで装着性で苦労するものの、逆にRE2000はそのままでフィットしてしまいました。なんというか、これは「運命」ですか??(笑)
(ちなみに、上記のFang氏にお会いした集まりでもRE2000のイヤーピースやハウジング形状の件は話題に挙がったのですが、どうやらハウジングや標準イヤーピースはFang氏自身の装着性に合わせて設定されているらしいとの話しも。ぴったりフィットした私の耳はFang氏と似た形状なのかも・・・^^;)


■どこまでもクリアで自然なフラットサウンド。抜群の音場表現と分離感。
そしてDAPの能力差を如実に表す原音忠実性。

HIFIMAN RE2000というわけで、謎の運命的な相性(笑)で装着性問題を華麗にスルーできた私ですが、そんな私に限らず、他のメーカーのイヤーピース等を工夫しフィットすることさえできれば、実は「RE2000」は装着位置やイヤーピースなどは音質にはさほど影響されないイヤホンです。スイートスポットは比較的広いため、装着位置で音が変化したり低音が響かなかったり、ということは少ないようです(もちろんイヤーピースで密閉性を高める方が低域が良くなる傾向がありますが、イヤーピースの効果は極めて限定的です)。また、後述する通り、どちらかというとイヤピよりDAPの性能ほうが影響が大きい、ということもあります。

RE2000」の周波数特性はフラット。多少高域寄りの印象もあった「RE800」と比べると全域にわたり非常に精度の高いサウンドが特徴的です。そのサウンドは「素晴らしい」のひと言で、フラット好き・美音系イヤホン好きの私としてはひとつの頂点と思える仕上がりでした。

HIFIMAN RE2000音場は広く、臨場感のあるサウンドですが、よくありがちな「金属ハウジング(の反響音)で鳴らしてる」という感じではなく、あくまでドライバーを中心としたイヤホン全体で自然な音場を構成しているイメージです。特に低域の表現で「RE2000」の特徴がかなりハッキリとわかります。重低音も含めて量感に不足はなく、いっぽうで非常に高い精度で表現しているのが確認できます。例えるなら非常に音響のしっかりした広いコンサートホールで、楽器が放つ低音のひとつひとつを直接耳で捉えるような、そんな感覚で、社名にもある「Hi-Fi」(原音忠実性)という意味を改めて実感させてくれます。

もちろんこの傾向は低域に限ったことではなく、中域および高域についても非常に高い分離性で、しかしサウンドモニターのような音を分析的に聴く道具ではなく、「リスニングのためのイヤホン」として非常に心地良いところで表現してくれます。そのため極端に音にエッジが立っていたり、刺さりがあったりということはなく、どこまでもクリアですが、あくまで自然なサウンドです。
HIFIMAN RE2000通常のダイナミックドライバーはもちろん、音質傾向の異なる材質を利用したドライバー(ベリリウムなど)とも異なる音質傾向ですが、かつ同価格帯のマルチBAドライバーのイヤホンに匹敵、あるいは凌駕するレベルの高い解像度を持っています。音場は広がりと奥行きの双方に立体的で、クラシックなどでは上記のように広いホールのような臨場感がありますが、いっぽうで、ポップスやアニソンなどの曲でも適度な広さでボーカルは中央のベストなポジションにしっかり定位します。つまり、レコーディングやマスタリング時にイメージされているサウンドステージをほぼ正確に再現できていると感じます。

「RE2000」に関しては、私自身もよく使う「ダイナミックらしい音」とか「○○(ドライバーやハウジングの素材)らしい音」といった表現が一切通用しない、文字通り「RE2000の音」としか言いようのないような「常識を越えた」唯一無二のサウンドと言って良いと思います。

ところで、「RE2000」はインピーダンス60Ω、感度103dB/mWと、イヤホンのなかでは「結構鳴りにくい」部類に入ります。そのため、その実力を十分に発揮させるためにはそれなりに出力のあるDAP等のプレーヤーが必要となり、結果としてイヤーピースなどよりDAPの出力や解像度のほうが音質には大きな影響があるようです。

HIFIMAN RE2000私の場合、「Astell&Kern AK300」「Shanling M2s」「FiiO X5 3rd gen」「FiiO X7 MarkII」という4種類のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を使用しましたが、どのDAPでも充分な出力を得られたものの、出力の一番低いAK300では響きのある曲で奥行きが薄い印象になる場合がありました。
またShanling M2sは直挿しでも出力面は問題なかったものの、高域の表現で粗さが目立ち価格なりの限界をRE2000がしっかり捉えます。ここで「Mojo」へトランスポートすることでMojoらしい弱カマボコ傾向になるものの高い解像度で乱れのないサウンドを確認できました。

いっぽう、FiiOの2種類のDAPはどちらもRE2000と相性はよく、X7 MarkIIではアンプモジュールを標準の「AM3A」からより高出力の「AM3」へ換装することで一番良い相性となりました。
HIFIMAN RE2000HIFIMAN RE2000
また一般的に「低域が強く狭い」「解像度は高いがちょっと人工的な音」と言われるX5 3rd genについてはこれらの特徴がRE2000の広い音場と自然なサウンドでほどよく「中和」され、なかなか良い相性で使用できたのは意外な発見でした。


■実はレビューでお借りする前から「買う気」でした。

HIFIMAN JAPAN様からは、当初から「RE800」と「RE2000」の両方のレビューの依頼をいただいており、8月に「RE2000」が発売されたことで今回のレビューとなったのですが、前述のとおり「RE2000」自体は発売前から何度か試聴をさせて頂いていました。
まず、「RE2000」を私が初めて試聴したのはHIFIMAN JAPANさんの事務所にお伺いし、同社の超弩級なヘッドホンシステム「SHANGRI-LA」を聴かせていただいた時でした。
→ 【驚愕のサウンド】HIFIMAN JAPANさんで「SHANGRI-LA」を試聴してきました

実はこの最初に「RE2000」を聴いたときからそのサウンドクオリティの高さにすっかり魅せられてしまっており、こっそり「購入ターゲット」として視野に入れておりました。

その後、レビュー用に「RE800」をお借りし、まずは同社の独自技術である「トポロジーダイヤフラム」の生み出すサウンドを堪能しました。「RE800」はより高域の響きの良さを強調するチューニングとなっており、これはこれでとても素晴らしいイヤホンでした。
→ HIFIMAN「RE800」をお借りしたら本気で欲しくなった話【試聴レビュー】

実際のところRE800のほうがコンパクトで装着性などの使い回しが優れている点と、どちらも高額なイヤホンとはいえ、RE2000の半額程度の価格設定もあり、このときに既にRE2000が念頭になかったらレビュー後に「買取り」してたかな、と思っています(RE800は今後改良型のリリースがあるらしく、既存の購入者向けのアップグレード等の企画もありそうなので、こっちも買っておいても良かったかな、と実はちょっと思っていたり^^;)。

HIFIMAN RE2000そんな経緯もあっての今回のレビューでしたので、「レビュー依頼をいただいて書いた」というより「発売前の試聴から欲しくて仕方なかったイヤホンをとうとう買っちゃったよ」的な内容になってしまっているのはどうかご容赦願いたいと思います。
いっぽう購入を決めてから、いつもの「新幹線の中での使用」をしてみたところ、思いのほか遮音性が低く、新幹線の「ゴーーー」という独特のロードノイズで低域がつぶれてしまうことを発見したりもしました。まあ、これだけ高額なイヤホンですので基本は自室での利用が中心となるので別に問題ないかな、とは思っていますが。

正直こんな高音質なユニバーサルタイプのイヤホンを利用することで、ますますカスタム購入の道が遠のいた気はしますが、私自身のオーディオライフを充実させてくれるアイテムが確実に増えたことは間違いがないでしょう。
今後はせっかくリケーブルが可能な仕様になっていますので、音の良さそうなバランスケーブルなどを調達して試してみたいと思っています。


「AZLA」をキャンペーン当選でもらい、まず2週間堪能した感想てきな話【雑記】

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■本当に当選しちまったよー。すいませんありがとうございます(感涙)。


というわけで、「AZLA」です。発売前に開催された「AZLA発売記念Twitterキャンペーン」ですさまじい倍率のなか、なんと当選してしまい頂いたイヤホンになります。

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せっかく頂いたわけですからちゃんと報告しなければ、とも思うのですが、「AZLA」のレビューについては、普段より一方的に尊敬し参考にさせていただいているsandal Audioさんのレビューが毎度ながら超絶クオリティな内容で、「これ以上何もレビューすることないじゃん」と思ってしまいました。
そこで、またまた「雑記」といいますか、届いてから2週間ほど使用しての感想などを簡単に紹介できたらと思います。

まずまず念のため簡単に紹介すると、「AZLA」は韓国の新しいイヤホンブランドで、同名のイヤホンとして8月より発売を開始。日本での販売元はAstell&Kernでおなじみアユートさんです。
カラーは「Meteor Gray」「Lunatic Silver」の2色が選択でき、今回当選し頂いたのは「Meteor Gray」モデルになります。5万円を切る価格帯で「高級イヤホン」のカテゴリーでは「売れ筋」というか、比較的購入しやすいレンジに設定されています。私が持っているイヤホンでいうとShureの「SE535LTD」の現在の新品価格がちょうど同じくらい~ちょっと高めのところにいるみたいです(だいぶ安くなりましたね)。

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すでに多くの媒体でかなり紹介されていますので、もうすっかり繰り返しの説明になってしまうのですが、「AZLA」は「Astell&Kern」を手がけるiriver社にいた方が立ち上げたブランドで、「DynamicMotion」「Labkable」「Dignis」といった韓国の有名ブランドが一堂に会した「オールスターチーム」であることも大変話題になりました。
今回発売された同名のイヤホン「AZLA」は、構成としては1BA+1DDですが、ダイナミックの中央部分にBAを配置し「一体化」した独自のドライバー形態をとっており、さらにオープン型のドライバーハウジングを透明の大型シェルで覆う形で密閉型を構成する特徴的な構造も含め、かなり独創的なイヤホンです。

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■個人的には「装着性」はそれほど問題ではなかったです(良いとは言ってない)

7月のポタフェスの際は終日あまりに長蛇の列がAZLAブースにできていたため、私は並ぶことを断念したのですが、当初ここで試聴した方々の感想の中にネガティブな意見がでて、そのあと「しっかり奥まで装着すればかなりいい音」という情報が広がることで、AZLA」は装着位置やイヤーピース選びが結構ポイントになるイヤホンだということが周知されるようになりました。

image私自身も発売前に何種類かのイヤーピースを持って店頭試聴をしましたが、要はいかに密閉し音道を確保するかで、私のように耳穴がせまく普通より曲がった角度にある場合でも、「SpinFit」または「SpinFit TwinBlade」を使うことで「しっくりくる」ことができました。
その後、上記のsandal Audioさんのレビューでも「密閉が悪いと低音が全然出ない」と書かれており、やはりなー、と思った次第。

また実際に「AZLA」をいただいて、他にも幅広のウレタンイヤーピースなども試してみたのですが、私の場合、耳穴の角度がステムと大きくずれるため低音は出るものの距離の遠い薄い音になってしまいました。
いっぽうTFZのイヤホンに付属していたデュアルフランジのイヤーピースを装着したところ割と簡単にスイートスポットに合わせることができました。また耳のコンディションによっては「final Eシリーズ」をやはり小さめで耳穴に押し込むように装着するのも良い感じです。

image耳の大きさも千差万別ですが、耳穴の位置も結構人により異なりますので、大きめのイヤピでまっすぐ密閉すればバシっと決まる人もいれば、柔らかめのイヤピを使用しハウジングの装着角度を工夫して合わせる必要があったり、あるいは私のようにリーチのとれる小さめのイヤピを耳穴奥までしっかり挿入する必要があったりと、それぞれにあった工夫が必要そうです(もちろん標準のイヤーピースがぴったり合う方もそこそこいらっしゃるのでは、と思います)。
要するに「密閉」し、「耳穴に確実にイヤピを向ける」ことができればよいわけですね。

まあ、私の場合、もともと「装着性の良い」と言われるイヤホンでもイヤーピースを工夫しないとダメな場合もある耳穴の大きさと角度なので、多少スイートスポットが狭くてもイヤピ選びがシビアでも「よくあること」レベルでさほど問題ではなかったんですけどね(笑)。



■「AZLA」がもたらす豊かなひととき。じっくり堪能するためのアイテムとして活用したい。

AZLA」のサウンドを聴いた最初の感想は「ちゃんといい音だなぁ」でした。
なんかいまいち頭悪そうですね(笑)。「おまえ、真面目にレビューする気ないだろ」という声が聞こえてきそうです。でもその通りです(開き直り)。

imageしつこいですが、sandal Audioさんのレビューの内容を拝見したことで、もう全部書いてあるし凄い詳しいし、ということで、単純に個人的な感想だけにしようと思ったわけです。
ただ、前評判のなかに某すごく安価な有名中華イヤホンに似てる、という声もあったようですが、(その似てるといわれたイヤホンを)過去に結構何個も購入していじり倒した経験と比較しても「そんな訳はない」と断言できます。単に周波数特性や低域のバランスだけなら他にもいくらでもありそうですし、本当に似た音のイヤホンなら他にいくつか知ってます(笑)。

image私の「AZLA」の印象は、高級なスピーカーを聴いているような深い低音と、とても立体的な音場と抜群の定位感が特徴的だな、と思いました。どのようなジャンルの曲にも合わせやすいですし、イヤーピースがしっかり入っていれば賑やかな週末の新幹線の中でも快適に利用することができました。
ただ、色々なシチュエーションで2週間使ってみて、個人的には、静かな部屋で落ち着いた感じでじっくり音楽を聴く用途をメインに使いたいなと感じるようになりました。イメージとしては高級なスピーカーのリスニング環境の代わり、ですね。

本来ならそれなりにちゃんとしたオーディオ室で、しっかりしたアンプと音像表現に優れた大きなスピーカーでリスニングしたいと思うところを、どんな部屋でもAZLAで楽しめる、という感じでしょうか。言うまでもありませんが、スピーカーとイヤホンでは定位する場所が違うので、もちろん置き換えられるわけはありませんし、高級スピーカーの「空気感」とは全く別のフィールドのものです。

imageただ、私の場合、まとまった時間イヤホンを利用するのは毎月数回は確実にある新幹線での出張中なので、それとは別に、あえて屋内でじっくりオーディオを楽しむ時間を作りたい、そういった「ひととき」のために使いたいイヤホンだと感じました。
AZLA」のより広い空間で聴こえてくるような深い低域はやはりスピーカーをイメージさせるものですし、このクラスとしては十分に分離感が高く、見通しの良い中域と伸びる高域が作り出すライブ感もじっくり味わいたいサウンドだと感じます。

将来、福井の自宅のホームシアターをちゃんとしたオーディオ室に改造し、相応のオーディオを構築するのはもう少し先の楽しみに取っておきたいと思う、出張多き昨今の自分には、「AZLA」はお手軽にそんな「オーディオな時間」を作り出せるアイテムになりそうだと感じています。


プロフィール(Twitterアカウント)
カフェで息抜きにイヤホンとかのブログ書いてます。Apple好きのおっさん。食べるのも好き。普段はIT系のお仕事で自宅は福井県ですが都内で単身赴任してます。ポタオデは趣味で出張のお供。美音系/モニター系の音が好みです。自宅ホームシアターもそろそろ改造したいな。
※レビュー依頼等は bisonicr.keep.walking@gmail.com までお願いします。内容を確認の上ご返答申し上げます。


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