■iVDR-Sメディアでの地域間視聴

単身ながら東京都内に本格的に生活拠点を移して2ヶ月。

 録画環境については現時点では、地上波、BS/110°CSは東京都内、スカパー!プレミアム(旧スカパー!HD)は福井の自宅での2元環境になっています。

スカパー!HDは、HDD内蔵チューナー(TZ-WR320P)にボルカノフローを接続し、インターネット経由のでの視聴およびリモコン操作が可能にしています。そのうえで、録画はI.O-DATAのiVDR-Sドライブ付きモデルのRECBOX(HVL-AVS2.0)にネットワーク録画を行っています。

また、東京の環境にはマクセルのHDD&iVDR-Sレコーダ(VDR-R2000.G50)があります。

東京と福井は定期的に往復しているので、スカパー!の録画コンテンツをiVDR-Sカートリッジに定期的にムーヴし、東京へ物理移動することで視聴できるようにしよう、という考え方です。


DTCP-IPの拠点間転送(前記の通り、特に東西またぎはほぼ不可能と断定可能)や、ストリーミングなどいろいろ検討したが、スカパー!(110°CS)をメイン契約として、こちらにない、またはHD化していないチャンネルだけをプレミアムサービスに残すことで、多少の時間差は大丈夫なのでは、という考えに至ったわけです。

画像1


 
■実際の運用には問題も(ほとんどはRECBOX)

東京にあるマクセルのVDR-R2000.G50は、ムーヴ対象(IN/OUT)の機器の種類が少ないことや、デュアルチューナーを内蔵していてもTSEなどの圧縮モードが使えるのは1チューナーだけ、などの制限はあるものの、総じて使いやすく、安定して動作します。
また画面のインターフェース動作はちょっともっさり感があるものの、iVDR-Sメディアへのムーヴも高速で使いやすい。実はこの機種がスカパー!プレミアムサービスLINK(旧スカパー!HDダビング)に対応してくれれば、すべて解決なのではないか、と思われます。
あるいはRECBOX(iVDR-SのないAVシリーズ機)からVDR-R2000.G50へのムーヴでもよいのですが。(逆にVDR-R2000.G50からRECBOXへのムーヴはできる)


いっぽう、iVDR-Sドライブを内蔵した HVL-AVS2.0は、他のRECBOX製品とは異なる点が多く、実際、ファームウエアも古いものから更新されていません。
具体的に問題になるのはスカパー!HDチューナーからのネットワークダビング(受信)に対応できない点(通常モデルのHVL-AVx.0は対応している)。
おそらく、仕組みの異なるiVDR-Sの保護機構を無理矢理組み込んだカスタムモデルのため、ファームウエアを下手にいじれないのでは、と予想されます。そのためか、HDDからiVDR-Sへのムーヴなどを頻繁に行うと挙動がおかしくなったり、最悪フリーズをおこしてしまうことがありました。
 
 福井の環境はVPN越しに東京から遠隔操作しており、RECBOXの管理画面も東京から操作ができます。しかし、その操作中にフリーズを起こすと、当然、以降のスカパー!HDチューナーからの録画はできなくなってしまいます。また強制的な電源OFFなどの直接操作が必要になるため、遠隔操作環境としてはかなり危険をともなうわけです。

ただ、それ以上の問題は、このようなフリーズを起こすと、まず間違いなくiVDR-Sカートリッジの内容にエラーが発生し、以降の書き込みができなくなるだけでなく、他のプレーヤー(VDR-R2000.G50)などで読めない(フォーマットしますか?と聞かれる)状況に陥ること。
HVL-AVS2.0の復旧後、詳細設定メニューにある「チェックディスク」によって復旧することはできるが、カートリッジの内容をHDDなどにムーヴができない(正確にはコピー動作後の削除ができない)ケースが多くありました。

この状態の時に唯一できた解決方法は、PC用のiVDR-Sカートリッジ用アダプタ(RHDM-US/EX)を使用し、付属のiVDR-S用のソフトウエア環境からレコーダやRECBOXのHDDなどに再ムーヴすること。ただ、これも大量の録画データを一度に転送するとPC側でエラーを起こしてしまうため、カートリッジ にすでに大量の録画データがある状態でメディアのエラーを起こすとなかなか大変な事態になります。
 
なんとかHDDにデータを戻したら、カートリッジを再フォーマットして、それから改めてカートリッジにデータを戻して・・・
たとえば500GBカートリッジの場合、データが満載だと連続コピーでも転送にはまる1日かかります。ただ、連続コピーではエラーをおこしてしまうため(またチェックディスクからやり直し)、気が遠くなる作業を伴います。

結論として言えるのは、iVDR-SモデルのRECBOXを録画先に使うのであれば、HDDからのムーヴではなく最初から録画先をiVDR-Sカートリッジにすること。
フォルダ管理などの管理画面の操作は連続しておこなうと、RECBOXの処理能力が追いつかず、カートリッジを破損させる恐れがあるため、連続しての作業は控えること。となります。

正直、それ以上に、iVDR-Sを前提として考えるのであれば、RECBOXより、多少費用がかかっても東芝のレコーダ→マクセルのiVDR-Sレコーダの連携の方がよさそうです。


そして、もうひとつの回答は、スカパー!プレミアムのチューナ&録画環境そのものを変えること。
これは次に続きます。


【追記】先日、I.O.DATAのHVL-AVS2.0のファームウェアがアップデートしました。
あいかわらず、iVDR-S非搭載機にできているスカパー!プレミアムチューナーからの転送受けはできないものの、上記の不安定部分は対策を行ったとのこと。
実際、どの程度安定して動作するかはあらためて確認することにします。