エンコード1

スカパー!プレミアムのTS録画環境を稼働させて1年以上になりますが、そろそろたまってきた動画の数がハンパないことになってきました。
こういうとき、foltiaと同様のアプローチで.mp4へエンコードしたり、あるいは.mkvにするというアプローチもあるかと思います。まあ手っ取り早いのは「古いものから消してゆく」ですけどね(笑)。
でも貧乏性なのでせっかく録画した動画は消したくない。できれば無劣化で保管したい、というわけで、せめてCMなどをカットして少しでもサイズを小さくと、いうことになります。 

ところが、ここでスマートレンダリング専用の編集ソフト「TMPGenc MPEG Smart Renderer  4」を使うとスカパー!プレミアムのTS動画限定で、なぜかファイルサイズが半分とかになるという謎の現象がおこります(.m2v形式の場合)。

気がついたのはずいぶん前で、 スカパー!プレミアムのTS動画をTMPGenc MPEG Smart Renderer  4をしようしBD-Rに無劣化でマスタリングする際(BDAVフォーマット)、メディアにちょうど収まるサイズで作成したはずが、実際にBDAVメディアができるとなぜか半分近く「空き」があったことが最初でした。いろいろ試してみると、foltiaなどで録画した地デジ・BS・CSのTSはどれも無劣化で書き込むとほぼサイズ変更はありません(CM等のカット分だけ)。ところが、スカパー!プレミアムのTSだけ、サイズが大幅に小さくなることがわかりました。
「TMPGenc MPEG Smart Renderer  4」はBDAV用のデータを作る際、編集内容にもとづいて、とくに編集点がない部分は元データの映像情報をそのまま.m2v(MPEG2-TS)のコンテナに落とし込んでいきます(スマートレンダリング処理)。おそらくスカパー!プレミアムのTSコンテナの中は結構スッカスカで、中身だけを別のコンテナに移してみたら半分くらいしかはいってなかった、みたいな感じなのだと思われます。
ただ、同じ番組でも放送時間帯によって録画サイズが結構変わりますし、おなじスカパー!プレミアムでもスロット数や放送機材などの関係で品質にはだいぶ違いがあるようです。ですので、一概にすべての番組で同様の効果があるわけではないと思います。


■実際に計測

TS抜きしたデータが約1.75GBの番組データを「TMPGenc MPEG Smart Renderer  4」で読み込ませ、全く編集せずにそのまま「BDAV向けMPEGファイル(.m2v)」形式でスマートレンダリングしたところ、ファイルサイズが1.08GBになりました。
入力設定出力設定

さらにCMカットを行い、全話まとめてレンダリングします。

データはAT-X HDで放送された、<物語>シリーズセカンドシーズンの全26話。AT-X HDの場合CMは番組終了後に集中しているので一括でデータを取り込み、開始と終了フレームを指定するだけでCMカットができます。

出力設定「出力設定」を「ファイル出力」のタブにあわせます。
個々の設定では、出力モードを「クリップ個別出力(スマートレンダリング優先)」を選択し、クリップごとにファイルを作成し、編集点以外はスマートレンダリング処理を行うように指定します。
また出力ターゲットは「BDAV向けMPEGファイル」を選択します。コンテナタイプは自動的に.m2tになります。
この状態でレンダリング処理を実行すると、エンコード処理が進行しファイルが出力されます。私の環境では26話分まとめてでエンコード時間は約15分程度。スマートレンダリングの威力を感じますね。

変換前変換後出力したファイルを比べると、
変換前のフォルダ内のサイズ約49GBなのに対して、変換後は半分以下の約23GBになっているのがわかります。
1話30分、CMカット後は24分30秒程度ですから、CMカットによるファイルサイズの縮小分は全体の1/5程度。
その分を差し引いても大きなサイズ節約です。


もちろん、.tsファイルでも、.m2tファイルでも再生環境は同様で、私はデータをNASに置き、主にPS3でDLNAにより試聴しています。無劣化で同じ試聴環境でファイルサイズが半分。NASの節約になりますね。