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■サーバが動作しているうちに障害をみつけろ
foltia ANIME LOCKERのバックアップをしよう(再構築編①)」で記載したとおり、私のfoltia環境ではすでに障害が起き始めており、録画用に使用している3台のHDDのうち1台が故障してることはほぼ間違いない状態でした。
コンソール上のエラーメッセージなどから foltia本体がインストールされている1台目のHDDが故障してるだろうとだいたいの当たりはついていたものの、念のため、障害箇所の確認を行います。

■コンソールメッセージの確認
foltiaマシン本体をモニタに接続した場合、ディスク障害などで問題が発生すると画面上にはアラートが表示される。これらの直近のメッセージはログされているのであとから確認することもできる。

まずは、コンソールまたはSSHでfoltiaにログインします。
今回はSSHでログインしています。
Windows 環境の場合は「Tera Term」が便利です。
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Macの場合はターミナルからsshコマンドでログインします。
$ ssh -l foltia foltiaのIPアドレスまたはホスト名
foltia@ホスト名's Password: foltiaadmin ←非表示
[foltia@foltia ~]$ 

suコマンドでroot権限を取得し、「dmesg」コマンドを実行します。
[foltia@foltia ~]$ su - 
Password: foltiatoot  ←非表示
[root@foltia foltia]# 
[root@foltia foltia]# dmesg

ここで 起動時のメッセージ以外の情報があれば確認します。
また、起動時のメッセージから搭載されているHDDのパスを確認します。
私の環境の場合、sda、sdb、sdcの3台のHDDが確認できました。

次にS.M.A.R.T.関係のコマンドを実行し、HDDの状態を確認します。

[root@foltia foltia]# smartctl -a /dev/sda
smartctl 5.43 2012-06-30 r3573 [x86_64-linux-2.6.32-431.23.3.el6.x86_64] (local build)
Copyright (C) 2002-12 by Bruce Allen, http://smartmontools.sourceforge.net

=== START OF INFORMATION SECTION ===
Model Family:     Seagate Barracuda (SATA 3Gb/s, 4K Sectors)
Device Model:     ST2000DM001-9YN164
~~
~~
SMART Error Log Version: 1
ATA Error Count: 366 (device log contains only the most recent five errors)
~~
~~
 
上記のように、検査でエラーがあれば「SMART Error Log Version: 1」という行が表示され、以下に詳細なエラー状況が表示される。私の場合、結構な数のエラーを確認できました。

同様に、ほかのディスクについても検査をおこないます。

[root@foltia foltia]# smartctl -a /dev/sdb

[root@foltia foltia]# smartctl -a /dev/sdc
 
こちらについては特にエラーは見つけられませんでした(やれやれ)。

smartctlコマンドで得られる情報は非常に多く、他にもさまざまな確認方法があるので、詳しくはサイトを検索してみてください。

とりあえず、今回、私の場合は、/dev/sdaのHDDを交換し、新たに再構築することにしました。
(続く)