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AliExpressの7周年セールのお買いもの、今回最大のチャレンジがこのイヤホンであります。
今回購入したのは「Hisenior B6」(実際は「Hisenior B6+」)、6BAタイプになります。

■凄く安い。でもちゃんと「本物」でした(笑)
Topeco ElectronicsというCIEMなども作成しているショップのイヤホンで、「Hisenior」を検索するとハイブリッドのモデルなどはHead-Fiなどでも若干ですがレビューがあります。ただ6BAのモデルともなるとショップサイト以外には情報は皆無。ドキドキしますね(^_^)。

今回の購入サイトはこちら。
AliExpress(Topeco Electronics):Hisenior B6+

このイヤホン、なんといってもまず驚かされるのは「価格」です。
今回購入した6BAモデルの「B6」の最小構成価格は216ドル。さらに5BAモデル(同「B5」)は159ドルという価格設定です。さらにセールの時はこれが189ドル&セールクーポン値引きという怒濤の大盤振る舞い。先日レビューしたEasy Earphoneの「EE846」も7周年セールの時は大概な価格でしたが(それでも6BAは200ドル以上したと思います)、いよいよ大丈夫なのかと心配になります。
※過去記事:「Wooeasy DIY EE846 5BA (改良型ブルーモデル)」が想像以上に高音質で驚いた

そんな怪しさを秘めてのオーダーでしたが、結果から言うと内容はちゃんと本物。
ちょっとしたトラブルはあったのですが、ショップにはとても迅速かつ適切に対応頂きました。

ただし、フェイスパネルのロゴに多少問題がありますので、写真では一部加工をしてあります(笑)。
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■コンパクトなシェルデザイン。フェイスロゴはやはり違うのにすればよかった(汗)
改めて、今回購入したのは「Hisenior」シリーズの「B6」=6BAドライバのモデル。
比較的コンパクトなシェルに3種類のデュアルドライバーが並ぶようにマウントされています。
ちなみに、サイトに載っている写真だとハイブリッドの「H1」と同じ形状のシェルのようでしたが実際はちょっと異なる形状でした。カラーによって形状が違うのかしら?(笑)

追記:その後、実際に届いたモデルは「Hisenior B6+」であることがわかりました。どうもこのセールから「Hisenior B6+」のほうにシフトしたらしいですね。

ビルドクオリティは全般的にはとても美しい仕上がりで満足のいくものです。マルチドライバの高性能イヤホンを所有しているという喜びを味わえることだと思います。ただ些末ですが一部細かい仕上げに粗さがあり、この辺は「HCK」や「VT Audio(Easy Earphone)」ブランドのイヤホンと比較すると少し見劣りするかもしれません。もちろん機能面に影響するわけではないので問題はありませんし、トータルでは大変善戦している印象です。

搭載するBAドライバは、Knowlesの
 ・高域:TWFK-30017(Dual)
 ・中域:DTEC-30265(Dual)
 ・低域:DTEC-31116(Dual)
の各デュアルドライバを使用しトータル6BAの構成となっています。

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外側から各BAの刻印も確認できました。いちおう本物だと思います(音も含めて)。

ちなみに、同じシリーズの5BAモデル「Hisenior B5」になると、中域・低域は6BAと同じで、高域が定番「ED-29689」が使われています。ショップサイト掲載の周波数特性でB5とB6を比較した場合、6BAモデルの「Hisenior B6」の方がドライバが強化されている分、高域が厚くなっているようです。

なお、「Hisenior」のシリーズには、他にも「H1」(ハイブリッド)、「B2」(2BA)、「DC8」(8BA)などがあり、さらにCIEMを受注生産するTシリーズなどもあります。

あらかじめ決め打ちになっているモデルと、多少の追加料金で指定のシェルカラー、フェイスデザイン、ロゴなどを選択できるカスタム仕様があるのはHCKやEasy EarphoneなどAliExpressでは有名セラーのショップブランドと同様ですが、ロゴデザインの選択肢に「いかにも中華」なとってもNGなデザインを選べたりするのも『特徴的』。

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私は、セール特価で購入したため、あらかじめ用意されていたレッドモデルをそのまま購入したのですが、気の迷いでつい「NGなロゴ」でオーダーしてしまい、後になって「ロゴはNGじゃないやつ」に変更を依頼すれば良かったとちょっと後悔。
まあ、普段使っている分には気にならないんですけどね。
実際このロゴの製品にこんなイヤホンは無いですから(笑)。 


■実際に聴いてみる。結構フラットで音場は広く、情報量の多い音

実際に「Astell&Kern AK300」および「FiiO X5 3rd gen」をDAPに聴いてみると、音域傾向はフラット(多少中高域が高い若干のカマボコ寄りの印象)で、高音成分は十分にありますが刺さりはきつくありません。印象としてはドライバ構成通りの素直な「マルチドライバーのサウンド」です。
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AK300で聴いてみると、なにより情報量の多さが印象的で低域は抑え気味にも関わらずあまり不満を感じません。むしろ中域の情報量を邪魔しないようにバランスを取っているようにも聞こえます。私の手元に届いた商品には見た目はそこそこいい感じのシルバーメッキのMMCXケーブルが付属していますが、さらにEasy Earphone(Wooeasy)の純銀製ケーブルに換装してみるとさらに情報量がアップし音場の広がりを実感しました。

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DAPをよりパワーのあるX5 3rdに変更すると、AK300より6BAのマルチドライバーらしい全域にわたる音場の広さを際立たせてくれます。
イヤーピースは、ウレタン製も含めいろいろ試しましたが、ウレタン製だと多少低域は出るのですが、持ち味の音場がすこし平坦な印象を受け個人的にはイマイチだったので、最終的にちょっと長さのあるシリコン製のものを使うことにしました。


■安価に「変わり種」な多ドラを楽しむには悪くない選択
今回このイヤホンはDHLで送ってもらいましたが、FedExも無料で選択できます。他のショップの場合、この価格帯だとAliExpressの通常配送かせいぜいチャイナポストをベースにDHLやFedExは追加料金が発生しそうなものですが、より早く商品が手元に届くのは有り難いことです。また、オーダー後、AliExpressのメッセージボードにて頻繁に連絡を取り合い情報のやりとりを行うことができました。冒頭で述べた「トラブル」についても中国のショップとしては相当良心的な対応をしてくれたのではないかと思っています。

細かい要望に応えてくれるのが中華イヤホンのハウスブランドの良いところですが、その中でもメジャーなプレーヤーに引けを取らないようがんばっている様子がうかがえます。ちょっと変わり種のイヤホンなら悪くはない選択かもしれませんね。