T5


 今回は、「KINBOOFI T5」というデュアルダイナミックドライバー(2DD)搭載のイヤホンの紹介です。前回の「PMV E01」に引き続き、今回もいつもお世話になっているアマゾンのマーケットプレイス「Kinboofi」さからのサンプル提供による紹介となります。
Amazon.co.jp(Kinboofi): T5 2DD In-Ear Earphone

KINBOOFI T5」は中国ではいくつかのセラーにより「S600」などの名称で販売されているらしいイヤホンですが、日本のアマゾンおよび米国のAmazon.comではKinboofiブランドで「KINBOOFI T5」として販売されています。アマゾンでの販売価格は1,699円と非常に低価格なイヤホンです。

到着したパッケージ内容はイヤホン本体およびイヤホンケース、イヤーピースはS/M/Lの各サイズが2種類など。
T5 2DD (S600)T5 2DD (S600)
布製ながらイヤホンポーチと豊富なイヤーピースのバリエーションが選べるのはうれしいところですね。

KINBOOFI T5」は6mmダイナミックドライバーが並列でデュアルマウントされたデザインですが、プラスチック製のハウジングは比較的コンパクトで、またサイドに「VJJB N4」のような硬質ゴム状の出っ張り(耳当て)があるため、装着性も良く、安定性も抜群です。またケーブルはTPE素材の皮膜で覆われており、多少の弾力があり絡まりにくいケーブルとなっています。


■音質は「それなり」ですが日常的に使いやすい「取り回しの良い」サウンド。

KINBOOFI T5」の音質傾向は中低域寄りの弱ドンシャリの「元気な音」。暖色系のサウンドで全体としてのバランスは悪くはないのですが、解像度はそれほど高くはなく、音の抜けもいまひとつで明瞭さ、という点ではちょっとぼんやりした印象を受けます。おそらく同イヤホンがモチーフとしたと思われる「VJJB V1/V1s」の劣化版、という印象も正直拭えないところです(現在手元にVJJB V1sなどがないため直接の比較はできないのですが)。ただ、中低域は広がりのある音場感で、Apple Musicなどのストリーミングでボーカル曲をBGM的に聴くのには悪くはないかもしれませんね。分離感などは「それなり」ということでしょうか。
T5 2DD (S600)T5 2DD (S600)
ちなみに、リスニングとは全く関係ないのですが個人的に「KINBOOFI T5」がすごく使いやすかったのは、MacBook Pro(2015モデル)のイヤホン端子に「KINBOOFI T5」を接続して屋外でWeb会議に使ったとき(^^;)。イヤホン端子のある世代のMacBookはマイク付きのイヤホンの4極コネクタがそのまま使用できますが、「T5」のサウンドバランスはとても使いやすく、またマイク部分の感度も十分でした。

KINBOOFI T5」はリスニングイヤホンとしてオーディオ的には「それなり」のレベルですが、このような(ちょっと特殊な)使い方はもちろん、通話などでもイヤホンマイクを使うような用途で屋外で利用するのには低価格でちょうどよいかもしれないですね。