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こんにちは。いよいよゴールデンウィークも終盤にさしかかり、また忙しい日常がやってこようとしています。私もレビュー待ちのイヤホンと、本業でも未処理の仕事が同じくらい山積しており、このまま世界一周の船旅にでも出かけたい気分でいっぱいです(ぉぃ)。

さてさて、当初はボチボチはじめた私のレビューも気づけば結構な数のイヤホン(主に中華イヤホン)を紹介するようになりました。個々のイヤホンの内容はそれぞれのレビューで触れてはいるのですが「〇〇と▲▲ではどちらが良いですか」という質問も日に日に増えて、正直質問に窮する場合もあります。というのも「〇〇のこーゆーところが好きだけど、▲▲のこれもかなりいいですよね」みたいな部分があって正直選べない、という「偽らざる気持ち」も結構あります。

そう、もうお気づきですね。実は私はものすごーーーーーく、「浮気性」なのです(自爆)。

そこで今回、これまでレビューしてきたイヤホンのなかで「私の普段使いの1軍」とでも言うべきイヤホンを「各ジャンル別のトップ3」として紹介(白状)したいと思います。イヤホンをいくつも所有するマニアの方なら「メインで使うイヤホン」、つまり1軍のイヤホンがあるのではと思います。まさにそれのことです。
さらにレベル評価のひとつとして「好み評点」というのを記載しました。これは音質評価やデザインなどの項目も含めて私自身が「個人的にどれくらい好みか」というのを極めて主観的に割り振った評点です。したがって何の目安にもならないと思いますが(ダメだろ)、まあジャンルを超えた好み度も伝えておきたいのだとご理解ください。

といことで、以下の通り現時点での好み順位をまとめます。
繰り返しますが、「あくまで私の普段使いでの好み」の順位であり、これまでのレビューでの音質評価とはかならずしも一致しません(レビューでの音質評価が高くてもこの順位に入っていないイヤホンも「多数」あります)。また異論も多くあると思いますが同様の理由でご了承くださいませm(_ _)m


【別格】
HIFIMAN RE2000 1DD 好み評点: 500 レビュー
※至高です。ある意味「上がり」のイヤホンです。ただこれだけに落ち着いてしまうと逆に良さを見失ってしまうような気もするので、定期的にここに帰る存在かな、とおもいます。って、完全に浮気常習犯の言い訳の常套句みたいなこと言ってますね(笑)。


【ダイナミック型(100ドル以上)】
個人的に好みのイヤホンがひしめくため、トップ3はすべて好み評点200点越えの「かなり好き」なイヤホンです。そのため4位以下も結構高い評点なのですが利用が偏ってしまうため普段使いの1軍には入れなかったりします。うーん(汗)。

HIFIMAN RE800J 1DD 好み評点: 300レビュー
※音はかなり好みです。単純に「好み度」だけでいえばRE2000より上かも。耳穴の形状的にシュア掛けタイプじゃないとすぐに落ちてしまうこともあり、通常タイプのイヤホンでこのリストに入っているのはRE800Jのみです。コンパクトなハウジングですし、いずれカスタムイヤーピースを自作しようと結構本気で思っています。

TFZ KING PRO 1DD 好み評点: 225レビュー
※TFZも最近は新モデルが出るたびに購入している大好きなブランドですが、「好み評価」が高いのはこれ。やはりフラット系の音が好みなんでしょうね。「TFZ EXCLUSIVE KING」もそこそこ上なのですが、トップ3からは外れました。

SIMGOT EN700 Pro 1DD 好み評点: 200レビュー
※そしてかなりハイレベルなダイナミック型イヤホンのなかで「Pinnacle PX」とどちらにしようか悩んで僅差で個人的トップ3に入ったのは「EN700 Pro」です(これがPXじゃなくP1だったら入れ替わったかも)。よく考えたら「暖色系」とレビューで書いたイヤホンでこのリストに入っているのはこのEN700 Proだけかも。デザインや装着性にはちょっと厳しいところもあるのですが総合力の高さはやはり代えがたい部分ですね。


【シングルBA・マルチBA(4BA以下)、100ドル以上】
私が沼に落ちたのはこのカテゴリーなので、すこし割高でも欲しかったら買ってしまうゾーンではあります。いままで敬遠していたカスタムはそのうち別カテゴリーになりそうですね。

FitEar ROOM  非公開 好み評点: 270レビュー
※好きです(笑)。レビューでも書いたような理由でカスタムはこれまで敬遠してきましたが、FitEarは今後もいくつか作りそうな予感ですね~(思うツボ)。

Shure SE535LTD 3BA 好み評点: 200レビュー
※ある意味で私が本格的に沼に落ちるきっかけとなったイヤホン(本当はその前にUE900sがある)。最初「好み評点」を「RE2000」を500、SE535LTDを250で相対比較していたのですが、思いのほか上が多そうなので少し下げてこの位置にしました。長年使っているのでもうシェルがボロボロ。いいかげんリシェルしようかな・・・

qdc Neptune 1BA 好み評点: 150レビュー
※シングルBAでは唯一のトップ3入り。こーゆーのも1個持ってるといいよね、というくらいの「好み度」です。毎回装着で悩む私の耳で、さすがqdcという感じで圧倒的に装着性が良いので、見た目の美しさとあわせてこの位置に入りました。ちなみに、こちらも次点は僅差で1216.ears 4RM(4BA)でした。


【マルチBA(5BA以上)】
本来は高級イヤホンのカテゴリーでもあり、同時にハイブリッドもあわせて中華イヤホンらしいゾーンでもあります。「HCK HK6」などの「なんちゃんてNeptune」組のほうが音質評価的にはH5/HC5/K5より上ですが下記の通り「使い勝手の良さ」でトップ3からは外れました。

ROSE BR5 mk2 5BA 好み評点: 280レビュー
※マルチBAでは「圧倒的にいちばん好み」のイヤホンです。レビューでも書きましたがボーカルの綺麗さがたまらんですね。おそらく「好み評点」も実際の評価より「かなり盛っている」と思います。でも信頼性・耐久性が不安なので普段はあまり使えない・・・(汗

Yinyoo HQ6 6BA 好み評点: 220レビュー
※こちらは好み評価的にも音質評価的にも6BAのイヤホンとしては及第点レベルですが、「ROSE BR5mk2」以外にこれより高級なマルチBAのイヤホンもってないので(笑)。かといって新たに10万円オーバーのマルチBAの高級イヤホンを買いたいというモチベーションにはならない程度には好みです(^^;

Yinyoo H5 Pro 5BA 好み評点: 155レビュー1
HCK HC5Yinyoo H5MaGaosi K5
※好みというより「地味に使いやすいイヤホン」です。価格も手ごろで解像度もそこそこなので普段使いでも他のさらに高価格なイヤホンより使いまわせますし、フラット傾向で感度が非常に高いのでDAPのホワイトノイズや音質傾向の確認に便利だったりします(笑)。


【ハイブリッド(100ドル以上)】
低価格組、主にKZにインパクトで押され気味ですがバランスよく作れば中華イヤホンでもすごく良い音が作れると証明したゾーンですね。今後もレビューを進めれば順位が激しく変動しそうであります。

LZ-A5 4BA+1DD 好み評点: 230レビュー
※音質は言うまでもなく良いですよね。サウンドクオリティの高さは中華以外のより上位のレベルのイヤホンとも渡り合えると思います。ただ中華イヤホンを多くレビューするようになってデザインより装着性、に落ち着いている感はありますが「好み評点」でいうとやはり多少影響はあるかもです。

audbos K5 2BA+2DD 好み評点: 195レビュー
※MaGaosi K3と倍近い「好み評点」アップはさすがに大げさか? ともおもいますが音質傾向的な使い勝手の良さと音場表現にやられました。好み的にはSERIES2よりやや上、ということでレビューでも「このクラスで2018年個人的ベストバイ」と書きました。

 MaGaosi K3HD 1BA+1DD 好み評点: 100レビュー
※MaGasosi K3 Pro(2BA+1DD)もほぼ同点のイメージ。ここを起点にすると以降の中華イヤホンの進化をとても実感します。次の「TFZ SERIES 2」と「好み評点」でもこんだけ差はあるかな?と自分でも思うのですが、結構このレベルで間にひしめくイヤホンが多くこうなりました。


【低価格イヤホン】
KZとKZとKZ、と思われるかもしれませんが実はこんな感じ。メーカーとして「あやしさが楽しい」「集めるのが楽しい」というのとイヤホンとして好みは決してイコールではないわけで。。。にしても「SERIES 2」は盛りすぎですね(笑)。

TFZ SERIES 2 1DD 好み評点: 185レビュー
※「好み評点」と価格の比率では個人的に最もお買い得度の高かったイヤホン。どうしてもフラット傾向のイヤホンが個人的に好みなのですが、そのなかでもドンシャリ系イヤホンで「好み評点」がいちばん高いイヤホンかも。とりあえず使いやすいの感じが良いかなと思っています。

KZ ZS6 ※後期ロット 2BA+2DD 好み評点: 90レビュー
※KZを集めるのは好きですが、KZの音自体の好みはZS6がこれくらいで。ZS6を使っていると「KZで聴いてるぜ~」という気分になれるのがいいです。また、ZS10は良いイヤホンですが、「好み」という点でいえば少し個性が足りないというか、どうしても別のイヤホンを使うケースが増えてしまいますね。

TIN Audio T2 2DD 好み評点: 80レビュー
※あくまで個人的な好みですので。1軍入りの理由は代わりがあるかどうかという視点もありますね。T2は中音域メインのなかでもやはり個性的な存在なのでこの位置に来ました。


以上、ジャンル別のトップ3を勝手にまとめたわけですが、こうしてみると音質傾向が一貫しているわけではないあたりからも「浮気性」っぷりが伺えますね。またダイナミック型の4位以降のように「好み評点」はむしろ他のジャンルのイヤホンより高くても1軍落ちするケースがあるのも「いろいろな種類を使いたい」という意図からですね。しつこいですがあくまで「私個人の好み」ですので他の方が全く異なることがあっても「むしろ当然」だと思います。また私のレビューでは、お読みいただく方にフラットな判断が頂けるように、客観的な情報もできるだけ多く記載するように心がけています。

というわけで、このリストは、また内容が変更になったら、半年~1年おきくらいで更新したいと思います。