KZ ED15

こんにちは。4月下旬からずっとレビューを書き続けている気がするのですが、ようやくGW前までに届いたイヤホンのレビューもこれで最後となります(本当は衝動買いしたCTM VS2というのもありますが・・・汗)。でも今度は5月に入って到着したイヤホンが・・・どう考えてもオーダーしすぎですね。6月はちょっとセーブしないといけないですね(うーん

というわけで、今回は「KZ ED15」、私のブログでは毎度おなじみの中華イヤホンブランド「KZ」の新しい低価格モデルになります。低価格モデルといっても1BA+1DDのハイブリッド構成で、しかもかなりしっかりした作りの金属製ハウジングとなかなか侮れないモデルです。発売以降ネットでの評判も上々で、「ああ、KZって元々はこういうサウンドだったよね」とちょっと懐かしくも思う、派手めなドンシャリ系サウンドがとても心地良いイヤホンでもあります。

KZ ED15KZ ED15

カラーは「メタルブラック」「メタルシルバー」の2色から選択できます。
購入はこちらも毎度おなじみ中国のイヤホンセラー「HCK Earphones」より。AliExpressでの販売価格はマイク無しモデルで17ドル、有りモデルで18ドルとなっています。購入方法などはこちらを参照ください。
AliExpress(NiceHCK Audio Store) : KZ ED15


2千円前後のイヤホンにはとうてい見えない、相変わらずの価格破壊のビルドクオリティ

到着した「KZ ED15」のパッケージはいつもの白箱ですがカラーごとの写真ボックスではなくシルエットイラストのタイプ。このカラーごとにパッケージを変えるモデルと変えないモデルの違いはなんでしょうね?
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パッケージ内容はいつもと同じイヤホン本体、イヤーピース(S/M/L)、説明書・保証書。
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KZ ED15」の金属製ハウジングはわりと重量感を感じる作りです。リケーブルには対応していませんが、ケーブルの線材も上位モデルの「ZS10」と同様のものが採用されており、これだけでも以前のゴムゴムとしたケーブルより格段に進化した印象です。全体的にビルドクオリティはとても高く、低価格のモデルではありますが、もう安物イヤホンとは呼べないですね。
KZ ED15KZ ED15

また「KZ ED15」は先端部分にBAドライバーを収納するタイプのイヤホンですので、KZのシュア掛けタイプのハイブリッド機同様ステムは太めですが、装着性は一般的なレベルです。ただ少しサイズが大きく重量感もあるので、耳穴の形状によっては落ちないようにするためイヤーピースを工夫するなどの対応が必要かもしれません。
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私の耳穴も通常のイヤーピースだとすぐに落ちてしまうので、手持ちのウレタンタイプのイヤーピースやダブルフランジのイヤーピースなどを試してみました。最終的にはイヤーフックを併用していますが、それについては後述します。またこのタイプのハイブリッドやダイナミック型の他のイヤホン同様に背面のベントから多少の音漏れはありますので、図書館などの静かな場所では大きい音量で使うのは控えた方がよいかもですね。


■良い意味で、わかりやすいドンシャリ系サウンド。文字通り音楽を「楽しむ」ためのイヤホン。

KZ ED15KZ ED15」の音質傾向は一度聴いただけでガツンと耳に響くパンチのあるドンシャリ傾向のサウンドです。「KZ ZST」でハイブリッドのイヤホンを出すまでのKZのイヤホンと言えば低域がモリモリで非常にわかりやすいサウンドでしたが、以降どんどん音質的には優れたモデルに進化していくいっぽうで、最近の多くのメーカー同様すっかり「良い音」の製品が増えたなという感じがします。そのこと自体はむしろ良い傾向で、さらに現在のKZは中華イヤホンという言葉から感じる「あやしさ」を払拭すべく鬼のようなコスパでばく進しているような印象もあります。そのいっぽうで「KZ ED15」のような「低価格のバリエーションモデル」として、最近ではちょっと懐かしさすら感じるサウンドのイヤホンを作ってくれることはとてもうれしいことですね。

KZ ED15KZ ED15」の全体的な解像度や高域のクリアさなどはさほど高くはありませんが(価格から考えてもそれくらいの妥協点はありますね)、低域はかなり厚めで力強く響きます。高域はシャリ付きは少ないですが硬質な刺さりは多少ある、キラキラというよりちょっとギラギラ、って感じですね。
音場は一般的ですがキレが良くボーカルも近めで定位し、明るく派手なサウンドを印象づけます。
KZ ED15」は最近のイヤホンのなかでもインピーダンスが8.5Ωとかなり低めで、感度で調整しているため音量の取りやすさは一般的なイヤホンと同じですが、駆動力のあるDAPだと高域が結構暴れます(笑)。わたしも調子こいてちょっとボリュームを上げていたら耳に負担がかかってしまいました。

ロック、ポップス、アニソンと多くのジャンルで楽しく利用できますが、いっぽうでクラシックなどに向くようなイヤホンではないですし、バラード系も曲によってはちょっと音が明るすぎる、派手すぎる、と感じるかもしれません。まあ、音質うんぬんより好きな音楽を楽しく聴く、ということに特化したイヤホンと考えるのがよいのではと思います。「KZ ED15」は低価格ながらまとまりが良く、最近の製品の中では逆に個性的に感じるようなサウンドですので、ひとつくらい手元に置いておいても損はないイヤホンかなと思います。


■せっかくなのでHCKのアクセサリーでED15をより快適に使ってみる

余談ですが、「KZ ED15」についてネットの評判などを見ていて、「ED15の音質でZSTの形状だったら良かったのに」というツイートを見かけました。私もほぼ同感なのですが、その理由は形状の好き嫌いとかリケーブルの可否などというより、耳や耳穴の形状・大きさの関係でシュア掛けできるタイプのイヤホンじゃないとすぐに耳から落ちてしまう、という点があります。そこで、先日HCKでイヤホンケースをまとめてオーダーした際に、以前から気になっていたカナル型イヤホン用のイヤーフックを購入してみました。これを「KZ ED15」と組み合わせたところ、なかなか良い感じで使うことができました。

NICEHCK 2pair(4pcs) Earphone Earbud Silicone Ear Hooks Use 3.75ドル(白黒1ペアずつ)

KZ ED15HCK
この小さいサイズのイヤーフックは耳穴のサイドに軽くひっかけるタイプ。小さいフックですがこれで比較的重いED15も全く落ちなくなります。装着角度を変えればシュア掛け時でも使えますね。

2pair(4pcs) NICEHCK Earphone Earbud Silicone Ear Hooks Use 3.75ドル(白黒1ペアずつ)

KZ ED15HCK
こちらは耳穴の側面にしっかり固定するタイプ。サイズ的にちょっとかさばりますし、装着後にちょっと外してというのがシュア掛けのイヤホンのようにひと手間ある感じになりますが、その分よりしっかり固定できます。どちらのイヤーフックも結構便利に使えましたので、次の機会にさらに買い増ししようかな、と思っています。

あと、HCKで買える「KZ ED15」と合わせたいアクセサリーといえば、イヤホンケースとケーブルタイ、ダブルフランジのイヤーピースなども便利ですね。ケースとかは気に入っているのでまとめてオーダーしたら「業者みたい」とTwitterでツッコミを入れられましたが・・・( ̄。 ̄;)。どれもまとめて買っておくと便利ですよ。

KZ ED15・ダブルフランジイヤーピース 1.99ドル(青白1ペアずつ)
NICEHCK 1 Set/2pairs(4pcs) M Size In Ear Double-layer Tips Earphone Silicone Eartips/Ear Tip

・HCKイヤホンケース 2.10ドル
High Quality Original NICEHCK In Ear Earphone Case Bag
・ケーブルタイ 0.99ドル
1 Pcs High Quality Creative Leather Earphone cable clamp 


というわけで低価格のKZも楽しいな、と思っていたら今度はおなじハイブリッドでも別アプローチの「ES4」がリリースされました。それにまだ形状しか発表されていない新モデルも・・・まだまだKZネタは尽きなそうですね。イヤホンケース、もっと買っておこうかな(笑)。