TIN Audio T1

最近も低価格中華イヤホンがいろいろ販売開始していますが、今回は「TIN Audio T1」 、中国のイヤホンブランド「TIN Audio」の最新モデルです。12.5mmのシングルダイナミックドライバーを搭載し、CNC加工による金属製ハウジングが特徴的なイヤホンです。

同社の製品では以前上位モデルの「TIN Audio T2」(2DDモデル)を紹介していますが、こちらは特徴的な中音域で多少好き嫌いが分かれるものの評価は高く現在も人気のモデルとなっています。
→ 過去記事: 「TIN Audio T2」 結構マニア向け? 地味だけどボーカル推しの驚きの高音質イヤホン【購入レビュー】

TIN Audio T1」は位置づけとしてはシングルドライバーの下位モデルになりますが、スマートフォン用のマイク付きケーブルの仕様で、比較的マニア向けだった「TIN Audio T2」と比べるとかなり一般ユーザ向けに最適化した製品といえると思います。
購入はいつもお世話になっている中国のイヤホンセラー「HCK Earphones」にて。AliExpressでは表示価格36ドルで販売されています。さらに、HCKのTwitterアカウント(@hckexin)をフォローのうえ、購入時に連絡すればフォロワー値引きが得られると思います。AliExpressでの購入方法などはこちらを参照ください。
AliExpress(NiceHCK Audio Store) : TIN Audio T1

またアマゾンでもプライム扱いで購入が可能です。アマゾンの場合、アマゾン倉庫発送ですぐに手元に届きますし、万が一のときの返品交換などの対応がスムーズにできる点が安心ですね。
Amazon.co.jp(NICEHCK) : TIN Audio T1

TIN Audio T1TIN Audio T1
TIN Audio T1」のパッケージは「TIN Audio T2」とも共通のボックスで価格以上に高級感のある仕上がりとなっています。
TIN Audio T1TIN Audio T1
パッケージ構成は本体、イヤーピースがS/M/Lの各サイズが2種類、説明書。

TIN Audio T1」も非常にシンプルかつミニマルなデザインが特徴的です。金属製のハウジングは非常に高いビルドクオリティで成型されていて、見た目以上に軽量です。ケーブルは弾力のある被膜ですが取り回しは良くとても使いやすいものです。
TIN Audio T1TIN Audio T1
TIN Audio T1」の装着性は比較的良好です。デザイン的には通常の装着方法以外にシュア掛けもいけそうですが、その場合マイクリモコンがすこし邪魔になるかもしれません。ちなみに装着性については2DDモデルの「TIN Audio T2」のほうは左右が逆だったら良かったのに、という謎のレイアウトの関係で普通に付けると装着性が非常に難があったのを考えると「今回はまともになった」のがとても進化したように感じてしまいますね(笑)。

TIN Audio T1TIN Audio T1」の音質傾向はフラット寄りのバランスの取れたカーブで「TIN Audio T2」と比較すると「ずいぶんと大人しくなったな」という感じがします。中高域が印象的だった「T2」と比べると低域も沈み込みは一般的ですが十分に量感があります。中音域は広めの音場ながら聴きやすくチューニングされており、女性ボーカルやピアノの高音付近で「T2」に近いキラキラ感を感じます(意図的にこの帯域を持ち上げているようです)。いっぽう高域は刺さりなどがなく聴きやすいサウンドになっている分、上の方の伸びは抑え気味の印象を受けます。また低域と中高域の分離感についても少し雑味を感じ、解像度についても一般的なレベルだと思います。

「TIN Audio T2」と比較すると、低域については「TIN Audio T1」のほうが確実に存在感がありますが、解像度については「T2」のほうが標準ケーブルでもかなりの差があります(リケーブルでさらに変化)。また最も「T2」が特徴的な中高域から高域にかけての伸びやクリアさについては「TIN Audio T1」では全く別物となっていますが、いっぽうで「より万人受けしやすい」セッティングになっている、という見方もあります。
TIN Audio T1TIN Audio T1

TIN Audio T1」はスマートフォンなどを利用したライトユーザーを対象としたエントリーモデルのイヤホンですので、このセッティング自体は正解だとは思いますが、「いまひとつ特徴に欠ける」「可もなく不可もないけどそこそこ良い音」という評価に落ち着くことの良し悪しは判断が分かれるかもしれませんね。

ただ、特にマニアではないライトユーザーにお勧めするイヤホンとしては、価格以上に高級感がありますし、金属ハウジングのミニマルなデザインも、また音質面についても好き嫌いがなさそうな手堅さがあるので結構アリなのでは、と思っています。私もとりあえずは家族の評価を聞いてみようかな、と思います(^^;)。