Yinyoo Cable

私のレビューでもいろいろな中華イヤホンを紹介していますが、これらのイヤホン同様にとても多くアクセスをいただいている話題が「イヤホンケーブル」のネタです。気がつくと次から次へと意味もなくケーブルを買い続けるクセがついてしまったようで、(リケーブル可能な)イヤホンを買っても買っても、なぜか常にケーブルが余ってる状態になっています(笑)。
→ 過去記事: 中華イヤホンケーブルのレビュー 一覧

そんな状況にもかかわらず、毎度お世話になっている中国のイヤホンセラー「Easy Earphones」から最近精力的に新しいケーブルが登場しており、またまた散財の予感がひしひし。沼って楽しいですね(ぇ。
というわけで、Easy Earphones等のセラーで販売される「Yinyoo(音佑)」ブランドの新しいケーブルをいくつか紹介したいと思います。まず今回は春以降に届いた3種類のケーブルとなります。ちなみに、これまでに購入したの同ブランドについては以下のレビューにまとめています。
→ 【Yinyoo/Kinboofiケーブル編】 中華イヤホンケーブルをまとめてレビューしてみましたPart5

また、各ケーブルの材質ごとの特徴については過去記事の「解説編」にて簡単に紹介しています。よろしければこれらのレビューも併せてご覧くださいませ。
→ 【その1:解説編】 中華イヤホンケーブルをまとめてレビューしてみました(前編)

購入はすべてAliExpressのEasy EarphonesおよびAmazonのWTSUN Audioにて。Easy EarphonesのTwitterアカウント(@hulang9078)では頻繁に割引情報などもツイートされますのでフォローのうえこまめにチェックされることをお勧めします。


【高純度銅線のイヤホンケーブル】
[ YYX4744 ] Yinyoo 8芯 高純度OFCミックスケーブル(キンバー風ケーブル)
Yinyoo Golden treasure Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
Amazon.co.jp(WTSUN Audio) 6,150円~ / AliExpress(Easy Earphones) $51.75~
【 MMCX 】 2pin ※【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【 4.4mm/5極 】
Yinyoo CableYinyoo CableYinyoo Cable
従来の中華イヤホンケーブルでは使用されてこなかった8芯OFC(高純度無酸素銅)線の「キンバー風」ケーブルです。「キンバー風」という所以は、Easy Earphonesによると、ソニーのアップグレードケーブル「MUC-M12SB1」と同様の線材を使用しているとのことから。「MUC-M12SB1」はソニーのサイトによると、高級ケーブルメーカーとして知られるKIMBER KABLEの協力により同社の技術を用いた構造・デザインを採用している、との記述があります(ソニーの製品もKIMBER KABLEの線材を使用しているわけではないようです)。本当に「MUC-M12SB1」と同じ線材のケーブルであれば、ソニーのケーブルを作っている会社から線材が流れてきてる、ということになりますね・・・(゜゜)。
Yinyoo CableYinyoo Cable
なにはともあれ、多少被膜のカラーが異なるものの、線材はソニー製品と同じ、高純度OFC線とエナメル線をミックスして編み込んだケーブルで、全体を透明な樹脂被膜で覆われています。とはいえケーブル自体は思ったより柔らかく、使いまわしは非常に良好です。コネクタは最近の中華ケーブルで良く使われているタイプとなります。
Yinyoo CableYinyoo Cable
特徴としては「わかりやすくOFC線の傾向が出るケーブル」ですね。弱ドンシャリ傾向の6BA構成イヤホン「Yinyoo HQ6」の場合、全般的な分離性の向上、解像度アップといったリケーブル効果はもちろん、低域はより深く、高域はより明るめのより「濃い音」になりました。中華ケーブルでは銀メッキ線が圧倒的に多いため、わかりやすく「銅線」の傾向がでるアップグレードケーブルは選択肢が少なく、その意味でも結構お勧めできる製品だと思います。さすがにソニー「MUC-M12SB1」の価格(23,880円+税)と比較するのはどうかと思いますが、4.4mmバランスを含め、3.5mm、2.5mmの各サイズ、MMCXと2pinのコネクタが選択できる点も含め、非常にコストパフォーマンスにも優れていますね。
私もあと1本、2本、買い増ししようかな(^^;)。

※本レビュー以降このキンバー風ケーブルは大好評らしく、あらたにゴールドカラーのバージョンも発売されました。こちらは特に2pin仕様が「CIEM 2pin」仕様となっており、これまでのキンバー風ケーブルでは装着できなかった凹みのあるタイプのカスタムIEM等のイヤホンでも使用できるようになっています。

[ YYX4752 ] Yinyoo 8芯 高純度OFCミックスケーブル(キンバー風・ゴールド)
Yinyoo Gold Silver Plated Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
Amazon.co.jp(WTSUN Audio) 6,150円~ / AliExpress(Easy Earphones) $60.38~
【 MMCX 】 CIEM 2pin 【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【 4.4mm/5極 】
Yinyoo CableYinyoo CableYinyoo Cable
こちらのケーブルもあらためてレビューをしたいと考えています。


【純銀線のイヤホンケーブル】
[ YYX4737 ] Yinyoo 4芯 高純度 純銀線ケーブル
Yinyoo Pure Silver Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
Amazon.co.jp(WTSUN Audio) 9,800円  / AliExpress(Easy Earphones) $89.00
【 MMCX 】 【 2pin ※】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【 4.4mm/5極(AliExpressのみ) 】
Yinyoo CableYinyoo CableYinyoo Cable

春ごろに発売されたYinyooブランドの純銀線ケーブル。銀メッキ線とは異なり少し硬めで太いホワイトシルバーコートの被膜で覆われた高純度シルバーのケーブルとなります。重量は銅線や銀メッキ線と比べて2割ほど重いですが使っていて違和感はほとんど感じないレベルですね。最初に購入したときは少しクリームホワイトなカラーリングでしたが、その後買い増しした際にはより銀線らしいシルバーカラーに変わっていました(^^;)。
Yinyoo CableYinyoo Cable
音質傾向は8芯銀メッキ線を越える非常に高い解像度に加え「かなり過激」ともいえる高域の伸びの良さが特徴的です。特にマルチBAの場合では大人しめだったイヤホンで使用してもかなりアグレッシブなサウンドに化けます。また特に中低域が凹むこともなく分離性も良好です。
Yinyoo CableYinyoo HQ5
マルチBAのような複数のドライバーを駆動させるためにより多くの電流が流れるタイプのイヤホンではかなり顕著に変化が現れるようですね。例えばイヤホン本体の価格からあまり現実的ではありませんが、全体的に穏やかなサウンドの「KZ ZS10」で使用すると見違えるような派手めのサウンドに「化けます」。多少割高ではありますが、多ドラ系のイヤホンで高域を元気にさせたい場合はかなりお勧めできるケーブルだと思います。
いっぽうでシングルダイナミックのイヤホンなどでは高域の変化はほとんどなく中低域が少しやせてしまうためあまり良い組み合わせにはならないようです。この辺も典型的に銀線らしい特徴ですね。


【銀メッキ銅線ケーブル】
[ GXX4740 ] Yinyoo 8芯 銀メッキOFCアップグレードケーブル(レッド)

New Yinyoo 8 Core Upgraded Silver Plated Copper Cable 3.5/2.5/4.4mm Cable (Red)
Amazon.co.jp(WTSUN Audio) 5,750円~ / AliExpress(Easy Earphones) $28.50
【 MMCX 】【 CIEM 2pin 】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【 4.4mm/5極 】
Yinyoo CableYinyoo CableYinyoo Cable
こちらは、中華ケーブルではおなじみの銀メッキOFC銅線のケーブル。レッド/シルバーのカラーケーブルを編み込んでいますがミックス線材ではないようです。以前レビューしたKINBOOFIブランドで出している8芯のピンク/シルバーのケーブルといい、どうもHCKの赤白8芯を意識しすぎなような気もしないではないですね。個人的には下手にミックスカラーにするより「赤色」単色にしてくれてたほうが格好良くていいのに、と思っているのですが(^^;)。
Yinyoo CableYinyoo Cable
さてさて、こちらのケーブルが特徴的なのは最近8芯ケーブルで多用されている「柔らかい線材ではない」ということ。柔らかい銀メッキ線ケーブルと比較して、被膜に少し弾力があり、編み込みもしっかりしているため全体的に少し太さも抑えられているのが使いやすくて良いですね。またMMCXコネクタ、2pinコネクタもWooeasyブランドのケーブル時代のシルバーコネクタで、2pinはCIEM仕様となっています。
音質傾向的には解像度や分離性をアップしてくれるタイプの味付けの少ないケーブルですが、柔らかい8芯銀メッキ線が中低域タイプで高域の伸びが少し弱かったのに対し、こちらのケーブルは高域もより綺麗に出してくれる印象があります。価格も手ごろなので使いやすいアップグレードケーブルとして、他のカラーも出してくれると有り難いなと思います。


というわけで、今回は3種類のケーブルを紹介しましたが、さらに新しく販売された「16芯ケーブル」も3種類ともオーダーしていますので、こちらも揃いましたらあらためてレビューしたいと思います。