Yinyoo Cable

こんにちは。今回も最近かなりのペースでレビューが増えている中華イヤホンケーブルの紹介です。今回紹介するのはYinyoo(音佑)ブランドの「YYX4765 金銀合金&OFCケーブル」となります。


■Yinyooブランドの現在のフラグシップ・イヤホンケーブル。抜けるような明瞭感と音場は圧巻

このケーブル、販売当初は「金銀合金ケーブル」のみの表記だったため、「この線材のどの辺が金銀合金なの?」となかなか謎な印象がありましたが、いつの間にか現在の「金銀合金&OFCケーブル」という表記になっていました。もっとも余計にいったいどのような線材なのか、相変わらず謎は深まるばかりなのですが(^^;)。
とはいうものの、販売価格は先日レビューした「YYX4750 8芯 銀線ケーブル(ブラウン)」よりさらに高額な設定となっており、Yinyooブランドでは現在最高価格のケーブルとなっています。そして、実際の音質もその価格に見合う非常に高水準となっており、その抜けるように澄み切った明瞭感と奥行きを実感できる立体的な音場はまさに圧巻です。

なお、私のブログでは、これまでも多くの中華イヤホンケーブルについて紹介しており、これらのレビューについては以下の一覧でご覧いただくことができます。よろしければ併せて参考にしてください。
→ 過去記事(一覧): イヤホンケーブルのレビュー


[ YYX4765 ] Yinyoo 4芯 金銀合金&OFC アップグレードケーブル
Yinyoo 4 Core Alloy With Pure Copper Upgraded Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
Amazon.co.jp(WTSUN Audio) 15,900円~ / AliExpress(Easy Earphones) $139.00
【 MMCX 】【 2pin ※ 】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【 4.4mm/5極 】
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※現在WTSUN Audioでは購入時に合計2,000円の割引が適用され、13,900円で購入が可能です。

「Yinyoo」(音佑)ブランドのケーブルのため、販売元のEasy Earphonesのアマゾンマーケットプレイス「WTSUN Audio」および中国AliExpress(Easy Earphones)にて購入ができます。
AliExpress(中国からの発送)でのオーダー方法はこちらを参照ください。アマゾン(WTSUN Audio)で購入の場合は、国内のアマゾン倉庫から発送されますので商品が直ぐに届き、1年間の保証が得られますし、万が一の場合もアマゾン経由での対応ができますので安心ですね。またEasy EarphonesのTwitterアカウント(@hulang9078)では頻繁に割引情報等がツイートされていますのでフォローの上こまめにチェックされることをお勧めします。

Yinyoo CableYinyoo Cable
届いた「金銀合金&OFCケーブル」を見ると、しっかりとした太さのある銅色の線材が編み込まれたケーブルでなかなかの存在感です。線材自体は非常に細い線が数多く編み込まれたものを透明の樹脂被膜で覆った材質となっています。それなりに堅さのあるケーブルですが取り回しは良く、使いやすさは維持できています。
線材の太さ、しっかりとした編み込み、そして取り回しの良さ、これらの点において、これまでの中華イヤホンケーブルとは一線を画す高級感があります。

Yinyoo Cableそして、音質に関してですが、「メリハリをつける」「濃くなる」といったこれまでの中華イヤホンケーブルの傾向とは全く異なり、特定の音域の味付けはせず、全体的な音質向上を行うことで、明瞭で澄み切ったサウンドに変化します。また音像表現が立体的に拡張され定位するため、広がりに加え奥行きをよりしっかりと実感できるようになります。
特に「多ドラ」といわれるようなマルチBAなどイヤホンでは、雑味が消えたスッキリしたサウンドへの変化を実感できます。一般的に中華系ブランドの「多ドラ」イヤホンは搭載する多くのBAドライバーにより解像度が高く情報量の多いサウンドで、マルチBAならではの響きの良さがが特徴的ですが、いっぽうで「ゴチャゴチャした感じ」やクロスオーバーの多さから「籠り」を感じる方もいらっしゃいます。この「金銀合金&OFCケーブル」では、これらの印象がスッキリとまとめられ、明瞭感のあるサウンドに変化します。個人的な印象ですが、極端に言うなら、使用しているイヤホンが1グレード向上したような変化を実感できるのではと思います。

Yinyoo Cableまたダイナミック型のイヤホンでももちろん同様の効果を実感できます。例えば「HIFIMAN RE800J」は標準のケーブルも十分にクオリティの高いケーブルですが、「金銀合金&OFCケーブル」にリケーブルする頃でさらに空気の膜が取れたような明瞭感を実感できます。ただ、同時にイヤホンの個性も強調されますのでちょっと刺激的になりすぎる感じもあります。もともと明瞭感のあるイヤホンとあわせるのは(やりすぎ感がでて)かえって不自然になる場合もあるようです。
とはいえ、今回はMMCXコネクタで購入したのですが、2pinコネクタ版も入手し、同じくHIFIMANの「RE2000」でも使ってみたくなりました。今回の「金銀合金&OFCケーブル」の2pinコネクタ版は「CIEM 2pin」タイプのコネクタのため、「RE2000」のような凹みがあるコネクタでも使用できるのが有り難いですね。

Yinyoo Cableちなみに、先日レビューしたブラウンの「8芯 純銀線ケーブル」と比較すると、「金銀合金&OFCケーブル」が明瞭感を向上させるのに対し、純銀線ケーブルでは全体的に「より濃い」印象となります。「8芯 純銀線ケーブル」も「キンバー風ケーブル」のような極端な味付けではなく、全体的にグレードアップさせるタイプのケーブルですが、さらに銀線らしい高域を刺激的に変化させる点が大きな違いでしょう。
金銀合金&OFCケーブル」では全体的な音質向が得られるいっぽうで「マルチBAらしい響き」がかなりスッキリしてしまう印象となるため、この2種類のケーブルは「より綺麗なサウンドにするか」と「より濃いサウンドにするか」で選ぶ感じではないかと思います。


というわけで、「YYX4765 金銀合金&OFCケーブル」はこれまでの中華イヤホンケーブルとは頭ひとつ抜けたレベルを実現した高音質ケーブルであることが確認できました。ハイエンドな中華イヤホンはもちろん、有名メーカーのミドルクラス以上、あるいはハイエンドの製品と組み合わせるケーブルとしても十分に検討に値する製品に仕上がっていると思います。
いっぽう国内メーカーや代理店でも話題となっている新しいケーブルが1万円前後の価格帯で登場しますし、「コストパフォーマンスが向上した国内ブランドのケーブル」と「音質が爆上げしたハイエンド中華ケーブル」という対照的な両者を比較するのも楽しいかな、と思い始めています。