「EZAUDIO D4」「AUGLAMOUR F200」

こんにちは。今回は「EZAUDIO D4」「AUGLAMOUR F200」という2種類の低価格な中華イヤホンを紹介します。どちらも購入はいつもお世話になっている中国のイヤホンセラー「HCK Earphones」(AliExpressおよびAmazon)となります。


■「EZAUDIO D4」 / 中高域特化型で驚きのコストパフォーマンスを実現した低価格イヤホン

まず紹介する「EZAUDIO D4」は現在はアマゾンでのみ販売されている低価格イヤホンとなります。チタン製ダイナミックドライバーをシングルで搭載する金属製ハウジングのイヤホンということですが、販売開始直後は1,000円引きの999円で販売されたこともあり、初動で結構な数を販売し、製品のアピールとしてはなかなか効果があったようですね。
EZAUDIO D4EZAUDIO D4
EZAUDIO D4」の現在のアマゾンでの販売価格は1,999円でカラーはパープルとグレーが選択できます。セール期間は終了しましたが十分にお買得な価格だと思います。
Amazon.co.jp(NICEHCK): EZAUDIO D4

今回私はグレーのモデルを購入しました。
EZAUDIO D4EZAUDIO D4
パッケージはほぼ付属イヤホンケースを入れるための大きさになります。

EZAUDIO D4EZAUDIO D4
ケースの中に入っている付属品は本体、イヤーピース(S/M/L)、そしてケースをカバンやベルトなどに固定するためと思われるフックです。この価格のイヤホンで実用性のあるケースが付属するのは有り難いですね。

EZAUDIO D4EZAUDIO D4」の本体デザインはHCK自身が「対比を歓迎する」とかツイートしてるとおり、「NuForce NE700M」のパ○リの模様です(^^;)。中華イヤホンを多く紹介していると「○○のパ○リ」ということは当たり前すぎて特に目くじらを立てることもなっている自分がおります。最近では「パ○リのパ○リ」と無限に続きそうなループ状態になってる気がしたり・・・。まあそういうのも楽しみ方のひとつですからね。
ケーブルはハウジング部分から左右の分岐まではビニール被膜ですが、そこからミニピンジャック部分までは布張りの被膜となっており取り回しの良さにも配慮されています。
ただ、付属するイヤーピースはどうにもいただけないのでしっかり耳にフィットするものを選んだ方が良いでしょう。今回私はAcoustuneの「ATE08」を使用しました。

EZAUDIO D4」の音質傾向はかなりハッキリと割り切った中高域メインとなっています。最近の中華イヤホンは低域の厚みがある派手めのドンシャリ傾向の製品が増えていますが、これらのイヤホンは低域の広がりや響きの良さに対して中音域がモコモコしたりボーカルの籠りを気にする方も結構いらっしゃるようです。いっぽうの「EZAUDIO D4」は非常に抜けの良い中高域が特徴的でボーカルを気持ちよく聴く、という点においてはこの価格帯の製品ではかなり突出しているのではないかと思います。
EZAUDIO D4定位は比較的近く、前後より左右に広がるタイプの音場で広さは一般的です。低域は中高域に全く影響しない程度にとても軽く浅いため、標準のイヤーピースでは物足りない印象もかなりあります。しかし「ATE08」「finalE」「RHA」など低域の厚みを増す特徴のあるイヤーピースに変更し耳穴にフィット感を向上させることである程度の量感と締まりを確保することができます。そしておそらくこの製品が最もこだわったと思われる高域は非常に明るく特徴的な響きがある音で、改めて低コストながら音作りの上手さに驚かされます。とくにシンバルやスネアなどの響きはとても綺麗で気持ち良いですね。
ポップス、ロック、アニソンなどのボーカル曲と相性は抜群に良く、普段使いのイヤホンとしてもかなり良い製品だと思います。ただ遮音性は一般的で低域はそれなりですので、屋外の環境ノイズの多い環境には向かないですので、その点はご注意ください。


■「AUGLAMOUR F200」 / 有名ブランドの最新モデルは同社のカラーを維持しつつ使い勝手を向上

次に紹介するのは「AUGLAMOUR F200」です。「AUGLAMOUR」というと、どうしても日本では「R8」シリーズの印象が良くも悪くもあり中華イヤホンのブランドとしては多少イロモノ扱いされている感も否めないかな、という気がします。ただもともとは「R8」以外にもさまざまな製品を出しており、それなりに評価できるメーカーのひとつだと思います。

AUGLAMOUR F200」は同社の最新のプロダクトで、10mmのグラフェン振動板を採用したダイナミックドライバーをシングルで搭載します。
AUGLAMOUR F200AUGLAMOUR F200
現在は中国AliExpressの「NiceHCK Audio Store」およびアマゾン(NICEHCK)にて購入が可能です。
AliExpressでの表示価格は19.99ドル、アマゾンでは2,350円(表示価格2,550円で購入時に200円引きになります)となっています。
Amazon.co.jp(NICEHCK): AUGLAMOUR F200
AliExpress(NiceHCK Audio Store): AUGLAMOUR F200

AliExpress(中国発送)ではHCKのTwitterアカウント(@hckexin)をフォローのうえ「フォロワー値引き」を利用することが可能です。AliExpressでの購入方法、「フォロワー値引き」についてはこちらを参照ください。

AUGLAMOUR F200AUGLAMOUR F200
AUGLAMOUR F200」は低価格イヤホンながら同社らしいしっかりしたパッケージで届きました。
AUGLAMOUR F200AUGLAMOUR F200
パッケージの内容は、イヤホン本体、イヤーピースS/M/Lサイズ、イヤーフック、ケース、説明書。こちらもしっかりしたイヤホンケースが付属し良心的です。

AUGLAMOUR F200本体のデザインはインナーイヤーっぽいハウジング形状にステムのあるカナル型で、AUGLAMOURの特徴ともいえるブロンズカラーの金属ハウジングやコネクタ等の部品も含めビルドクオリティは秀逸で価格以上の存在感があります。
装着方法はケーブルをまっすぐ下ろす一般的な使い方と耳掛け(シュア掛け)の両方で使えるデザインとなっており、装着性も比較的良好です。私も付属のイヤーピースでしっかり装着することができました。
使用しているケーブルはいかにも中華っぽいゴムゴムとした被膜なのは少し残念ですが、普段使いとしての取り回しは悪くないのではと思います。

AUGLAMOUR F200」を実際聴いた印象は、弱ドンシャリ傾向でとても聴きやすいサウンドにまとめられています。
AUGLAMOUR F200高域の伸びは控えめですが刺さりはほぼなく、低価格ハイブリッドのようなBAの歪みもないため心地良く感じる事ができると思います。中音域は近くに定位し、グラフェンドライバーらしい硬質でエッジのある鳴り方をします。解像度が特別高いわけではありませんが立ち上がりの早いキレの良さを感じるサウンドと言えるかもしれませんね。いっぽう低域は重低音がちょっとボワ付く感じの重く明瞭さの低い音ですが、中音域に比べ後方で鳴っている印象で、イメージとしては中音域が前面で低域をマスクして籠りを押さえているような、少しカマボコ寄りにも感じるサウンドです。
結果として低域の量感や響きを感じつつ中音域のキレも維持している、という感じでしょうか。
どのジャンルの曲もそこそこ鳴らしてくれると思いますが、基本はボーカル曲を普段使いで楽しむようなイヤホンだと思います。ある意味「AUGLAMOUR F200」は同社の製品らしい音を低価格でまとめた、と言えなくもないですね。いっぽうで使い勝手は良く、遮音性もそこそこ高く低域の量感もあるため、通勤・通学など屋外での利用や運動中の利用にも向いていると思います。


というわけで、結果的に「普段使いでボーカルに強いイヤホン」2種の紹介となりましたが、個人的には「屋外で移動中に使いたいAUGLAMOUR F200」と「仕事中のBGMに使いたいEZAUDIO D4」という感じでした。とりあえず両方持って使い分ける、ということができるのも低価格イヤホンの魅力のひとつですね(^^)。