NICEHCK FW6

※HCKより大幅な割引情報の提供をいただきましたので追記しました。フォロワー割引きによりAliExpressで 185ドル 、アマゾンで 22,780円 で購入が可能です。

こんにちは。今回紹介するのは「NICEHCK FW6」です。いつもお世話になっている中国のイヤホンセラー「HCK Earphones」のオリジナルイヤホンで、中国最大のセール「11.11」の際に発表された6BA構成のモデルになります。個人的にちょと気になったため、「11.11」&初回セール価格もあってほぼ勢いだけでオーダーしました。
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しかし、HCKからは私自身もレビューしている「NICEHCK HK6」という6BA構成のモデルもありますし、最近の中華イヤホンの高スペック化の勢いもあって、発売当初からいまひとつ目立たない印象になってしまったようで、ネット上でもこのイヤホンを購入した人は現時点ではほとんど見受けられない状況です。しかし「NICEHCK FW6」を実際に聴いた印象は、ボーカルなどの中音域をメインとするサウンドが特徴的で完成度もかなり高いイヤホンだと感じています。

ただ、価格もアンダー300ドルのレンジで中華イヤホンとしては決して安価な製品ではありませんし、実際のところ現時点での販売数は非常に少ないようで、アマゾン等で国内販売しそうな雰囲気も感じません。どうやら、HCKの製品でもかなりマイナーなイヤホンのようです(・_・)。

購入は「HCK Earphones」のAliExpressのストアにて。表示価格は 279ドル です。
AliExpressでの購入方法はこちらをご覧ください。さらにHCK(@hckexin)のTwitterアカウントをフォローのうえ購入時にご自身のアカウントまたは「bisonicr」とMessage欄に記入し支払い保留することで、この価格より大幅にフォロワー値引きを得られると思います。
※本レビューをご覧いただいて購入される場合、フォロワー割引きにて 185ドル で購入可能です。

AliExpress(NiceHCK Audio Store): NICEHCK FW6

※アマゾンのNICEHCKマーケットプレイスでも購入が可能になりました。アマゾンでの価格は 26,800円 です。
Amazon.co.jp(NICEHCK): NICEHCK FW6

※HCKよりアマゾンで購入する場合のクーポンコードを提供いただきました。購入画面で「 X6JD6C8N 」を入力すると15%OFFの 22,780円 で購入が可能です。

またHCKのでTwitterアカウントは割引情報なども頻繁にツイートされるため、フォローのうえこまめにチェックされることをお勧めします。

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「NICEHCK FW6」のパッケージはHCKのイヤホンのお馴染みのタイプ。パッケージ構成は本体、ケーブル(ケーブル留め付き)、イヤーピース(グレーで赤い芯のタイプS・M・Lサイズと、ダブルフランジタイプが青と白の2色)、イヤホンケース。
ケーブルは「NICEHCK 8芯 OFC(無酸素銅)ケーブル」が付属します。今回は2.5mm/4極バランス仕様でオーダーしました。
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シェルデザインは10BAのNK10あたりと同様にUnique Melodyに寄せてますね(笑)。今回は「NICEHCK FW6」をMAVERICKあたりを彷彿とさせます。6BAろしては比較的コンパクトなシェルでビルドクオリティも高く美しい仕上がりです。
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HCKの同じ6BAである「HK6」と比べるとフェイスプレートの大きさはほぼ同じですが、厚さがかなり小さくなっているため、ひとまわり小さい印象に見えます。装着性も良好です。
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内部のBAユニットは高域×4(型番不明)、中低域×2(Knowles HODVTEC-31618)の2Wayのドライバー構成となっています。そのためステム部分の開口部は2カ所で2本の音導管とつながっています。
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最近の低価格マルチBA中華イヤホンの流れからすると逆行しそうですが、丁寧にサウンドチューニングを行いコストがかかってしまった、という印象のイヤホンですね。
イヤーピースは付属のもののほか、「final Eタイプ」や「RHAイヤーピース」などの組み合わせがよいのではと思います。


■非常に完成度は高いものの、フラット傾向でボーカルに特化した印象の特徴的なサウンド

NICEHCK FW6NICEHCK FW6」の音質傾向はフラット寄りで中低域メインのサウンドです。最近多い派手めのサウンドとは異なりますが、ボーカルなどを中心に密度が高く存在感のある中音域が特徴的です。マルチBA特有の曇りのようなものは感じず、全体的には癖の少ないサウンドでマルチBAとしては音のつながりも自然な印象です。ボーカルイヤホンとしてはかなり聴きやすく良い音質と感じる仕上がりだと思います。
高域は大人しめで耳あたりの良い鳴り、刺さりなどは感じない音にチューニングされています。そのため最近の派手めのイヤホンと比べるとキラキラはあまり感じないものの、十分な解像度は維持しており、ある程度の余韻を感じられる伸びと鮮やかさを実感できます。
中音域は非常に存在感のある音ですが、癖の少ないフラットで明瞭感のある綺麗な音を鳴らします。凹みはなくボーカルなどは自然な広がりがあり、余韻の表現もとても良い印象です。曇りのないスッキリした音ですが中高域は少し暗めに感じる可能性もあります。
NICEHCK FW6低域は少し広がりのある響き方をしますが全体的な量感は少なめで多少軽い印象を受けます。解像度は一般的。中高域との分離は良く綺麗な鳴り方をするため中音域メインのサウンドを邪魔することなくバランスの良い自然な広がり方をする印象です。
どちらかというと暖色系ですが、ロック、ポップス、アニソンなど大抵のボーカル曲との相性は良く、聴き応えのあるイヤホンだと思います。またジャズ等との相性も良いです。刺さりのない非常に聴きやすいサウンドですので長時間のリスニングにも最適です。ただ高域の煌めきやキレを求める方には物足りなさを感じるかもしれませんね。

ちなみに、「NICEHCK FW6」を同価格帯の中華イヤホンと比較すると、まず同じHCKの「NICEHCK HK6」(6BA)との比較では、「NICEHCK FW6」のほうが全体的に曇りもなくスッキリした印象で、よりボーカルなど中音域が近く感じます。フラットな「NICEHCK FW6」に対し、HK6はドンシャリ傾向のため高域の煌めきや低域の重さはHK6のほうが強く感じます。
NICEHCK FW6NICEHCK FW6
そして2万円台後半の価格帯で最近評価が非常に高い「KBF MK4」(4BA)ですが、「NICEHCK FW6」もフォロワー割引きでほぼ同価格以下になると思われるため、ドライバー構成は異なるもののブルーのデザインも含めちょうど拮抗する位置づけになるのではと思います。「NICEHCK FW6」と「KBF MK4」を比較すると、中音域を含め全体的な表現力は「NICEHCK FW6」も遜色ないレベルを実現できていると思います。ただ「KBF MK4」の寒色系で明瞭さのある音と比べると、「NICEHCK FW6」は少し暗めの印象でよりしっとりとボーカルを聴かせるタイプのサウンドかなと思います。思ったより傾向が異なるため、両方持って使い分けるのも良いかもしれませんね。

また「NICEHCK FW6」に付属する「NICEHCK 8芯 OFC(無酸素銅)ケーブル」は低価格のケーブルながら情報量も多くケーブルのしての取り回しも良い優れた製品ですので、このままの利用でも特に問題はないと思います。
NICEHCK TDY3HCK cable
ただ、さらに「NICEHCK FW6」の音質傾向を活かしながら解像度や明瞭感を向上したい場合は、「NICEHCK TDY3」16芯 高純度銅線(OFC)銀メッキ線ケーブル(5,550円)や、「NICEHCK DJT1」8芯 6N 単結晶銅(OCC)ケーブル(9,850円)へのリケーブルが効果的です。全体的な解像度や分離感が向上し、とくによりハイグレードの「DJT1」ではより自然な音場感の広がりを実感できると思います。また「NICEHCK DJY1」8芯 7N 単結晶銅(OCC)銀メッキ線ケーブル(11,190円)では、さらに全体的な明瞭感が向上し、透明度がましたよりスッキリしたサウンドを楽しめます。


というわけで、「NICEHCK FW6」は最近の中華マルチBAイヤホンの傾向とは少し異なるサウンドですが全体的な完成度は非常に高く、特にボーカルがスッキリと印象で聴きやすく、いっぽうで刺さりのない音が好みの方には最適な製品だと思います。ただ、現在のところ販売数も非常に少なく、アマゾンで国内販売される予定もないかもしれない結構マニアックなアイテムですので、最初に買うマルチBAイヤホンとして選ぶ製品ではないかもしれませんね。数万円クラスも含め、すでにさまざまなイヤホンを持っている方向けに「ちょっと異なる傾向の音」のイヤホンとしては結構面白いのではないかと感じました。