NICEHCK CT2 TDY3

こんにちは。12月にはいってから中華イヤホンケーブルのレビュー頻度がやたら多い気がしますが、実はまだまだ届いているケーブルを消化し切れていません。さすがにオーダーしすぎだろう、と述懐せずにはいられない今日この頃ですが、それ以上に大変なのは、たぶんこれだけ多くのケーブルが新たに届くとその数だけ新しいイヤホンを・・・(滝汗

というわけで、今回紹介するのはいつもお世話になっている中国のイヤホンセラー「HCK Earphones」の自社ブランドケーブルより「NICEHCK CT2」および「NICEHCK TDY3」の2種類です。
これまでNICEHCKブランドではほとんどリリースしていなかった16芯タイプのケーブルになります。

NICEHCK Cable「16芯のイヤホンケーブル」は既に他のセラーでも販売されており、8芯の低価格ケーブルからのステップアップ用としてとても人気があるようです。最近は「NICEHCK CT1」「TDY1」「TYB1」のように3千円程度の低価格 8芯ケーブルながらリケーブル効果の大きい製品も登場していますが、いっぽうで「16芯」となると製造コストも大きく跳ね上がることから、まだまだ「高級なケーブル」という印象があります。そんななか、今回の16芯ケーブルは5千円台の価格設定となっていて、より気軽に購入しやすくなっている点が魅力的です。もちろん音質面でも8芯ケーブルとは頭ひとつ抜けた情報量の多さが特徴的で、特に私のブログでも紹介頻度が増えている1万円オーバー、2万円オーバー以上の高音質中華イヤホンとの組み合わせには最適です。

というわけで、購入はすべてAliExpressの「NiceHCK Audio Store」またはアマゾンの「NICEHCK」マーケットプレイスにて。AliExpressでの購入方法はこちらをご覧ください。またアマゾンの場合、万が一、不良品などが届いてしまった場合もアマゾン経由での返品やサポートが受けられるので安心感がありますね。
なお、HCKのTwitterアカウント(@hckexin)では頻繁に割引情報などがツイートされていますのでこまめにチェックされることをお勧めします。


[ NICEHCK CT2 ]  NICEHCK 16芯 高純度無酸素銅線 OFC ケーブル (ブラウン)
NICEHCK 16 Core High Purity Copper Cable 3.5/2.5/4.4mm Plug MMCX/2Pin Connector Cable
【 MMCX 】【 中華 2pin/CIEM極性 】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【4.4mm/5極 】

※12月12日まで 購入時に500円引きの割引となるキャンペーンを実施中です。

NICEHCK CT2NICEHCK CT2NICEHCK CT2
高純度銅線ケーブルの「NICEHCK CT2」はHCKブランドの新しい16芯ケーブルで、8芯ケーブルの「CT1」と比較しより細い線材を編み込んだ仕様になりました。OFC(高純度無酸素銅)線は多くのイヤホンの付属ケーブルで採用されている線材のため、中低域を中心にイヤホンの個性を変えずにサウンドをアップグレードしたい場合に選びやすいケーブルです。
NICEHCK CT2NICEHCK CT2
NICEHCK CT2」ケーブルは高純度銅線をブラウンの被膜で覆った線材を丁寧に編み込んでいます。CT1と比べると非常に柔らかく、取り回しも良好です。また「NICEHCK CT2」ではMMCX・2pinコネクタやプラグ部分の部品が中華イヤホンケーブルでは一般的な部品になりました。「CT1」「TDY1」「TYB1」では独自のコネクタを使用しているため多少好みが分かれたのですが、良い部分かもしれませんね。また耳掛け部分の加工はしていないタイプですので(とても柔らかいケーブルのためしなくてもしっかり耳にフィットする)、垂らすタイプのイヤホンでも使用できるのは有り難いですね。ただし、ケーブルが柔らかいことでケーブルスライダーがケーブルを痛めないかちょっと不安になる可能性は少しだけあります。
NICEHCK CT2NICEHCK CT2
NICEHCK CT2」は銅線ケーブルにありがちな低域を強化したりメリハリを強めるなどのタイプとは異なり、味付けはほとんどない、あくまで自然にサウンドクオリティを向上させるタイプのケーブルです。そのため、ある程度ハイグレードの音場表現に優れた高音質イヤホンとの組み合わせにより、ポテンシャルを引き出すのに最適だと思います。
特にマルチBAのイヤホンとの相性が良く雑味を取り除いたようなスッキリした印象と中音域がより自然に前に出るような音場感を感じることが出来ます。
いっぽうでKZなどの低価格ハイブリッドなどの派手な音質傾向のイヤホンの場合、すこしぼやけたような緩めの音に感じるため、これらのイヤホンは最近増えている3千円程度のよりメリハリのあるケーブルのほうが相性が良いでしょう。ただこれは他の16芯ケーブルにも言えることですので、組み合わせるイヤホンのキャラクターと価格帯にあわせてケーブルも選びたいところです。


[ NICEHCK TDY3 ]  NICEHCK 16芯  高純度銀メッキ銅 OFC ケーブル (ブラック)
NICEHCK 16 Core Silver Plated Cable 3.5/2.5/4.4mm Plug MMCX/2Pin Connector Cable
【 MMCX 】【 中華 2pin/CIEM極性 】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【4.4mm/5極 】

※12月12日まで 購入時に500円引きの割引となるキャンペーンを実施中です。

NICEHCK TDY3NICEHCK TDY3NICEHCK TDY3
NICEHCK TDY3」も、HCKブランドの新しい16芯ケーブルで、こちらは OFC(高純度無酸素銅線)を使用した銀メッキ線ケーブルとなります。高純度銅線の「CT2」がブラウンの被膜だったのに対し、今回の「NICEHCK TDY3」ではブラックの被膜となりました。
NICEHCK TDY3NICEHCK TDY3
NICEHCK TDY3」も「CT2」同様に非常に柔らかくしなやかで細めの線材がしっかり編み込まれています。「CT2」同様にコネクタおよびプラグは一般的な部品となっており、NICEHCKロゴがプリントされたケーブル分岐部分は金属製となっています。耳掛け加工はなくあらゆるイヤホンで使いやすいのは嬉しいですね。なお、2pinコネクタは「NICEHCK TDY3」「NICEHCK CT2」とも最近の「中華 2pin」仕様です。

NICEHCK TDY3NICEHCK TDY3」の音質傾向は、まずは16芯らしく情報量の多さでイヤホンの特徴を大幅に引き出すタイプのケーブルという印象で、さらに銀メッキ線らしく高域の伸びが少し向上するのがわかる味付けになっています。
印象としては「NICEHCK TDY3」は全体的に情報量を増やしつつ特に中高域の伸びをよくしている印象があります。そのためもともと高域の強いイヤホンではすこし派手な音になる可能性がありますが、一般的には音の濃度が少しあがったように感じるのではないかと思います。
とはいえ、8芯銀メッキ線の「NICEHCK TDY1」やミックス線の「TYB1」のようなメリハリの強いタイプではなく、あくまで自然に情報量を上げるタイプのケーブルのため、イヤホン自体にある程度のポテンシャルがあることが求められます。

NICEHCK TDY3NICEHCK TDY3」はHCKの「HK6」「HK8」「NK10」といったマルチBAイヤホンはもちろん、最近のTFZの上位モデルなど高音質なシングルダイナミック型のイヤホンや「LZ-A5」などの高音質ハイブリッドイヤホンなど、かなり汎用的に使えるケーブルという印象です。さらに中華イヤホンに限らず数万円レベルの製品でのリケーブル用途としても非常にコストパフォーマンスの良いケーブルとして利用できるのではと思います。
最近の高音質化の進む1万円オーバー、2万円オーバーの中華イヤホンや数万円クラスの高級イヤホンなど、製品そのもののキャラクターを活かしつつ、より伸びのあるサウンドにしたい場合には最適なケーブルではないかと思います。前述の「NICEHCK CT2」とあわせて、ある程度以上のグレードのイヤホンを持っている方であれば購入して損のないケーブルだと思います。


というわけで、HCKブランドの新しい16芯ケーブルを紹介しました。中華ケーブルの16芯というとYinyoo/Kinboofi/HiFiHearといったEasy Earphones系の製品がすでに数多くリリースされていますが、今回のHCKブランドの16芯も線材自体は線材の種類ごとにEasy系の各製品とほぼ同様という印象でした(実際に同じ線材かもですね)。そのためどちらを選んでも多いな違いはないでしょう。Easy系はクーポン等での割引に対してHCKでは最初から5千円前後と価格設定も安く設定されているのも魅力的ですね。

※これまでのイヤホンケーブルのレビューはこちらをご覧ください。
過去記事(一覧): イヤホンケーブルのレビュー