YYX4807

こんにちは。前回に引き続きまたまたイヤホンケーブルのレビューです。
今回はEasy Earphonesより、ミドルグレードの中華イヤホンケーブルとしてはすっかり定番化しつつある16芯ケーブルの最新モデル「YYX4807 Yinyoo 16芯 銀メッキ線&OFC高純度銅線 ミックスケーブル」の紹介です。

Easy Earphones系の16芯ケーブルはこれまでも多くの種類のケーブルがリリースされていますが、「Yinyoo」ブランドでは「YYX4745」(シルバー)および「YYX4778」(ブラック)の銀メッキ線の2種類でしたので、今回ようやくミックス線のケーブルがラインナップに加わったことになります。
Yinyoo Cableこれらのブランドの16芯ケーブルは7千円前後の標準価格設定と、最近増えている3千円前後の8芯ケーブルよりは高額なものの、16芯タイプとしては国内で販売される一般的なリケーブル製品と比較するとかなり割安で購入できる「買いやすさ」と、また中華イヤホンに限らず数万円クラスを含む多くの高音質イヤホンでも効果を実感できる「品質の高さ」から最近では特に人気が高まっているようです。一般的には高純度なケーブルの場合、太い線材より細い線材を多く組み合わせる方が同等の量でも材料コストは低く抑えられますが、編み込みなどの人的なコストが増加します。国内で販売される高級ケーブルは太い線材で4芯など芯数が少ないものが多いのに対し、中華ケーブルは8芯、16芯と細めの線材で芯数が多くなる傾向にあるのは中華ケーブルでは製造コストをある程度抑えられる点も理由だと思います。そういった意味でも「16芯ケーブル」は中華イヤホンケーブルならではの高音質アプローチといえますね。


[ YYX4807 ] Yinyoo 16芯 銀メッキ線&OFC高純度銅線 ミックスケーブル (ブラウン/シルバー)
Yinyoo 16 Core Silver Plated Mixed Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin/CIEM極性 】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【4.4mm/5極 】

※Easy Earphonesより、Amazonで購入時に5%割引になるクーポンコードを提供いただいています。
「YYX4807」ケーブル 5%の割引のコード: VVA83J24 (2019年3月31日まで)
また、現時点ではAmazonにて1,500円引きのクーポンが出ており、さらに「Cyber Mondayセール」の5%引きも併用できるようです。そのため確認したところこれらの値引きと上記5%クーポンの併用で 4,818円 で購入することが出来ました。

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高純度な線材で「芯数」が増えることで、太い線材を使用する場合と同様にケーブルの情報伝達量が向上し、イヤホンのポテンシャルをより有効に発揮できる効果と同時に、太い線材より柔らかく取り回しのよいケーブルに仕上げることが出来ます。
またイヤホンケーブルの線材の特性として、今回の「YYX4807」のように「銀メッキ線」と「高純度銅線」を編み込んだ「ミックス線」は両方の線材の音質傾向を持つといわれます。「銀メッキ線」は一般的に高域の伸びが向上したりキレが増したりすると言われており、「高純度銅線」は中低域が分厚く濃くなる傾向にあると言われています。そのため、「ミックス線」では全域にわたって音の濃度が増しよりメリハリが向上する傾向にあるため、より多くのイヤホンでリケーブル効果が得やすいようです。
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今回の「YYX4807」もこれまでの16芯ケーブル同様に細めの線材がしっかり編み込まれており、非常に柔らかく取り回しの良いケーブルです。ブラックの「YYX4778」同様に大きめのケーブルスライダーが付いており、またコネクタ部分に耳掛け用の加工はしていませんが、ケーブルの柔らかさから耳掛け(シュア掛け)をしてもしっかり耳にフィットしますし、まっすぐ垂らすタイプのイヤホンでもほとんどタッチノイズを感じずに使える使い勝手の良さも同様です。2pinタイプは他の最新ケーブル同様に「中華2pin」タイプとなります(ブルーのマークが付いている方のピンがマイナス極性)。

YYX4807YYX4807」の音質傾向はこれまでの16芯ケーブル同様に通常のイヤホン付属ケーブル等と比較し圧倒的な情報量の多さが特徴的です。イヤホンによっては音量が大きく変化しますし、マルチBAイヤホンの場合はDAP等の再生環境によっては付属ケーブルでは聴こえなかったホワイトノイズを感じるようになる可能性もあります。そういった意味で「それなりのグレードのイヤホン」および十分にS/Nの高い再生環境を組み合わせることが求められるケーブルである点も同様です。
音質傾向は中高域の明瞭感が格段に向上し非常にスッキリした印象になると同時に、低域の解像度が増し締まりを感じるように変化します。
フラット寄りのマルチBAやある程度の価格帯のシングルダイナミックのイヤホンとの相性が良く、イヤホンのポテンシャルを向上させる効果が得られると思います。16芯 銀メッキ線の「YYX4745」および「YYX4778」との違いはそれほど大きくはありませんが、「YYX4807」のほうがミックス線らしくより全体的なメリハリを感じる音になります。
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同じ「Yinyoo」ブランドのイヤホンの場合「Yinyoo HQ6」との相性が最も良く、ほぼ同様の音質傾向の「HiFiHear HD6」も良い組み合わせです。上位モデルの「HQ8」や「HQ10」との相性も悪くはないと思います(これらのモデルの場合はできれば銀線などさらにハイエンドのケーブルのほうがさらに中低域がスッキリして良い印象となります)。いっぽうでハイブリッド系の派手めのサウンドのイヤホンやキャラクターが明確なイヤホンの場合、少し派手になりすぎてバランスが崩れてしまう可能性もあるため、これらのイヤホンでは銀メッキ線の「YYX4745」や「YYX4778」のほうが相性が良さそうです。

なお、16芯ミックスケーブルと言えば、私のブログでもKinboofiの「KBF4746」をこれまで繰り返しお勧めしていますが、「YYX4807」もかなり近い傾向のサウンドだと実感しました。印象としては「YYX4807」のほうが少し低域に厚みがあり、高域が大人しめな印象がありますが、両者の差は少なく、見た目などの好みで使い分けても問題ないレベルではないかと思います。
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というわけで、今回の「YYX4807」はカラーリング的にもどのイヤホンとも合わせやすい仕上がりとなっていますし、音質面も高いレベルでまとめられていました。16芯ケーブルのシリーズも選択肢が豊富になってきましたが個人的にもとても使いやすいケーブルだと思っているので、ついつい買い増しをしてしまいます。よく考えたらこのシリーズはどれも最低2本以上は買っていて、「YYX4807」もMMCXと2pinの2本を購入していたりします(^^;)。こうやってケーブル沼はどんどん深くなっていくわけですね(笑)。


なお、私のブログではこれまでも多くのイヤホンケーブルを紹介していますので、既存の製品についてもあわせてご覧頂ければと思います。
→ 過去記事(一覧): イヤホンケーブルのレビュー

なかでも、Easy Earphones系の「Yinyoo」「Kinboofi」「HiFiHear」の各ブランドのケーブルについてはこちらでピックアップしています。よろしければあわせてご覧ください。
→ 過去記事(一覧): Yinyoo/Kinboofi/HiFiHearのイヤホンケーブルのレビュー