NICEHCK P3

こんにちは。今回は「NICEHCK P3」の紹介です。このイヤホンはもともと11月下旬のBlack Friday時に福袋として販売されたイヤホンです。HCKの福袋は中華イヤホンのマニアの方々の多くが毎回購入する人気アイテムですのでこのブログをご覧いただいている皆様にも「何をいまさら」感があるかもしれませんが、書きかけレビューの年内消化のため(笑)、ご容赦願えればとおもいます。
また「NICEHCK P3」をまだご存知ではない方は、最近アマゾンのNICEHCKマーケットプレイスでも購入が可能になりましたのでレビューを参考にいただければ幸いかと思います。

さて、「NICEHCK P3」は2BA+1DD構成のハイブリッドイヤホンで、クリアカラーのシェルと雲母をイメージしたグラデーションのフェイスプレートの美しいデザインが特徴的な製品です。装着性の良いシュア掛けタイプのデザインを採用しており遮音性にも優れています。
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さらに真鍮製の金属ステムやMMCXコネクタを使用した銀メッキ線ケーブルが付属するなど購入してすぐに使用できるパッケージングも魅力的ですね。
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カラーは「グリーン」と「ブルー」の2色が選択できます。
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NICEHCK P3」の購入はアマゾンの「NICEHCK」マーケットプレイスまたは中国AliExpressの「NiceHCK Audio Store」にて。アマゾンでは 5,850円 にてプライム扱いにて販売しています。アマゾンでは国内在庫出荷となりますのですぐに商品が届きますし、万が一の場合もアマゾン経由の保証が加わるので安心感がありますね。
Amazon.co.jp(NICEHCK): NICEHCK P3

※現在アマゾンのNICEHCKで「NICEHCK P3」の購入時に1,000円OFFとなるキャンペーンを実施しており、 4,850円 での購入が可能です。

また中国AliExpressのHCKでは 39.38ドル となっています。AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。
AliExpress(NiceHCK Audio Store): NICEHCK P3

HCKのでTwitterアカウント(@hckexin)は割引情報なども頻繁にツイートされるため、フォローのうえこまめにチェックされることをお勧めします。

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NICEHCK P3」は、いつものHCKオリジナルケースに収納されて届きました。パッケージ構成はイヤホン本体、ケーブル、イヤーピースはシリコンタイプS/M/Lサイズ、ダブルフランジタイプが白と青の2ペア、ウレタンタイプが1ペア、そしてイヤホンケースです。イヤピースがいろいろ入っているのはちょっとうれしいですね。

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NICEHCK P3」のシェルはプラスチック製でステム部分が真鍮製となっています。クリアカラーのハウジングは美しく、価格以上の存在感があります。2個のBA(バランスド・アーマチュア型)ドライバーはステム直下のハウジング部分に装着されており、そのサイドに大き目のダイナミックドライバーが配置されています。
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ケーブルは先日レビューした「NICEHCK M6」と同じブラウンの被膜の銀メッキ線ケーブルが付属します。少し大きめのハウジングですが装着感は良好です。イヤーピースは付属のもののほか、JVCの「スパイラルドット」やAZLA「SednaEarfit」、Acoustune「AET07」など、毎度利用している開口部の大きいタイプのイヤーピースとの組み合わせがよりフィット感を向上させ音質的にもお勧めです。


■聴きやすいバランス重視の暖色系チューニング

「NICEHCK P3」の音質傾向は中低域寄りの弱ドンシャリで、ボーカル帯域を中心とした中音域をメインとしたボーカルイヤホン的な印象です。解像度はこの価格帯のイヤホンでは一般的なレベルで、ZS6系のような派手めのハイブリッドイヤホンと聴き比べるとかなり緩めの音に感じるかもしれませんね。個人的には普段使いでのリスニングに向いた暖色系のサウンドバランスだと思います。開封直後から籠りなどはほとんどありませんでしたが、100時間程度のエージングで低域の締まりが若干向上しました。

NICEHCK P3高域は刺さることもなく大人しめの音で若干離れて定位します。ハイブリッドらしい煌めきも感じますが天井は低めですね。音量を上げると歪みを発生しやすくなるため、緩さが気になる場合はメリハリのある傾向のケーブルへのリケーブルにより多少印象に変化を得られます。
中音域は曲によって僅かに凹む程度で比較的近くに定位します。最近のZS6系イヤホンのように耳に張り付くような距離感ではありませんがあくまで自然な印象という感じでしょう。中高域は搭載しているデュアルBAドライバーにより硬質でエッジのあるサウンドで、低域の丸さと比べると明瞭感のある音です。いかにもハイブリッドらしい傾向ですが、派手さよりは「まとまりのある自然な印象」の音作りのようです。
低域は十分な量感があるもののバランスとしては軽めに抑えられており、ちょっと丸く広がるタイプのサウンドです。そのためキレなどはあまり感じませんが、音場は比較的広く柔らかい印象を受けます。中音域をマスクするような籠りは感じず、ボーカルなども気持ちよくリスニングすることができます。
「NICEHCK P3」は刺激を求める方には穏やかすぎて物足りない印象を受ける可能性もありますが、全般的に聴き疲れしにくいサウンドバランスで、長時間のリスニングに最適な傾向だと思います。

またリケーブルにより全体的な印象に多少変化を持たせることも可能です。オススメは「NICEHCK TYB1 8芯 ミックス線ケーブル」(3,150円)または「NICEHCK TDY1 8芯 銀メッキ線ケーブル」(3,050円)や「YYX4784 8芯 銀メッキ線ケーブル」(3,289円)で、緩めだった低域の締まりが向上し、高域の伸びもよくなります。全体的にメリハリや解像度感をアップさせたい場合には最適でしょう。
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ところで、「NICEHCK P3」は以前レビューした「HiFiHear F30」と形状および内部構造は全く同じようです。また聴いた限りでは音質傾向も同様でした。「HiFiHear F30」は「BGVP DS1」とも同じ工場で作られた製品と考えられますので、おそらく今回の「NICEHCK P3」も同様ではないかと推測できますね。ただこれらの製品はフェイスプレートのデザインが全く異なることもあり結構見た目の印象が異なります。販売価格も踏まえて好みのデザインで選んでいただくのも良いかなと思います。