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こんにちは。手元に新しいイヤホンケーブルが揃ってきたこともあり、何回かにわけて紹介していきたいと思います。今回は毎度お世話になっている中国のイヤホンセラー「Kinboofi」の新しい「主力選手」ともいえる2019年バージョンの低価格な8芯ケーブル2種類を紹介します。

Kinboofi Cable年明けの「2018年発売のお勧めケーブルまとめ【前編】」では、3千円クラスの低価格レンジではKinboofiの製品はひとつも含まれませんでしたが、今回ようやくこの「ボリュームゾーン」にも強力な製品を導入してきましたね。「YYX4783(8芯 高純度銅線)」「YYX4784(8芯 銀メッキ線)」同様に非常にコストパフォーマンスの高いケーブルで、高級感のあるプラグ部品や新しいカラーリングなどさらに利用範囲の広い製品となっています。ハイスペック化、高音質化の進む低価格中華ハイブリッドをはじめ、より多くのイヤホンでリケーブル効果を実感できる、かなり利用範囲の広いケーブルだと思います。

購入はアマゾンの「Kinboofi」にて。Kinboofi(@kinboofi)のTwitterアカウントでは頻繁に割引情報などもツイートされるため、こまめにチェックされることをお勧めします。


[ KBF4816 ] Kinboofi 8芯 高純度銅銀メッキケーブル (ダークシルバー)
Kinboofi 8 Core Silver Plated Copper Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin/CIEM極性 】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【4.4mm/5極 】
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新しいタイプの線材を使用した「8芯 銀メッキ線」ケーブルです。ダークシルバーの線材はYinyooの「YYX4772」がありましたが、こちらは全く異なるタイプとなります。
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「KBF4816 8芯 銀メッキ線ケーブル」は、ある程度の太さのあるしっかりとした8芯ケーブルで被膜に多少弾力はありますが取り回しは良く、使い勝手の良いケーブルです。音質傾向的にはYinyooブランドの8芯 銀メッキ線「YYX4784」と同様、情報量や分離性の向上に加え、銀メッキ線らしい中高域の明瞭感がアップするタイプですね。
KBF4816「CCA C10」のようにちょっと緩めの傾向のイヤホンでは分離性の向上によりメリハリがアップしより立体的な音場を実感できます。また中高域がより鮮やかな音になるため「TENHZ P4 Pro」のような少し暗めの音のイヤホンとの相性も良好です。いっぽう「CCA C16」などもともと情報量が多いマルチBAや「TFZ T2G」(T2 Galaxy)のように中高域の伸びが良く派手めのサウンドのイヤホンでは少し高域がきつすぎるバランスに感じる場合もあるため、そのような場合は次の「KBF4817 8芯 高純度銅線ケーブル」のほうが良い場合もあります。
「KBF4816」は手軽な価格で銀メッキ線らしい音質傾向を実感できるうえ、シルバーカラーの「YYX4784」等と比べより渋めのカラーリングで見た目にも中華イヤホン以外でも組み合わせやすいケーブルですね。


[ KBF4817 ] Kinboofi 8芯 高純度銅線 ケーブル (ダークブラウン)
Kinboofi 8 Core Pure Copper Upgraded Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin/CIEM極性 】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【4.4mm/5極 】

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「KBF4816」同様に新しいタイプの高純度銅線を使用した8芯ケーブルが「KBF4817」です。購入しやすい2千円台の価格設定でプラグ部品等も同様に高級感がありリケーブルを低価格で実感できるビルドクオリティとなっています。
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「KBF4817 8芯 高純度銅線ケーブル」は、ケーブル被膜のカラーリングは「YYX4783」とほぼ同様でプラグ部品により高級感のあるパーツを使用した「Kinboofiバージョン」の銅線ケーブルといえるでしょう。
KBF4817「KBF4816」同様にある程度太さのある線材を使用した8芯ケーブルですのでリケーブル後の存在感はしっかりありますが、適度に柔らかく使い勝手が良いのが特徴です。また見た目にもダークブラウンのカラーリングはイヤホン付属のケーブルからリケーブルしても違和感が少なくさまざまな製品と合わせやすいのも良いですね。
音質傾向は解像度・分離性を向上しつつ、中低域に厚みを持たせるタイプのケーブルで、基本的にどのようなイヤホンとも相性が少ないのが特徴です。また派手めで高域が少しきつく感じるイヤホンの場合は刺さり等の刺激を若干緩和する効果もあります。ハイスペックなマルチBAや高級イヤホンとなると16芯ケーブル等よりハイグレードの製品を選ぶことを推奨しますが、アンダー1万円クラスのイヤホンでバランス化や音質アップを検討する上では価格も安く選びやすい製品だと思います。


Kinboofiのケーブルは16芯ケーブルやピンクカラーなどよりマニア向けの製品で人気がありましたが、昨年後半から1万円オーバーのハイグレード製品を相次いでリリースし、さらに今回低価格帯の主力ケーブルをリニューアルし、ほぼフルラインナップが選べるようになってきました。同ショップでは自社ブランドを中心に魅力的なイヤホンも次々リリースしていますので、いろいろ組み合わせて見るのも楽しいと思います(^^)。