TRN V30

こんにちは。「TRN V30」は前回紹介しましたが、本文中にもあるとおり「クリアー(透明色)」の安っぽさに対して「クリアーブラック(透明黒)」のほうはどうやら多少見た目の印象が違いそうだと言うことで「カラバリ」コレクターとしてこちらも押さえることにしました(笑)。
ということで、リケーブルも含めた「補足編」または「追記編」として用意しました。そのため通常のレビューよりややユルめな展開なのはご容赦ください。

→ 「TRN V30」 今度はKZのアレっぽいデザイン? コンパクトで聴きやすい中高域サウンドの2BA+1DDハイブリッド構成の低価格中華イヤホン【レビュー】

たぶんZSTのロットにこだわってた頃か、ZS5が出た頃あたりから低価格中華イヤホンの「カラバリ」を揃えることが結構当たり前になっている私なのですが、「TRN V30」についてはレビューした「透明色」があまりに安っぽい印象だったためこれはブラックのほうも確認しておかないと、という謎の使命感でついオーダーしてしまいました(笑)。実際販売サイトの写真を比べても透明色のCGと写真のギャップの大きさよりブラックのほうが「そんなもんかな」という気がしませんか?
TRN V30 TransparentTRN V30 Transparent

TRN V30 BlackTRN V30
ま、まあ実際並べてみるとそうでもないかな・・・(笑)。やっぱりTRNのCG盛り過ぎなのはどっちも一緒ですね(^^;)。

というわけで、追加の「TRN V30」はいつもお世話になっている中国のイヤホンセラー「HCK Earphones」へオーダーしました。HCK Earphonesでの「TRN V30」の表示価格はAliExpress(NiceHCK Audio Store)が 26ドル~27ドル、アマゾン(NICEHCK)が 3,700円ですが、AliExpressではフォロワー値引きにより、19.9ドル~20.9ドル で購入することが可能です。AliExpressでの購入およびフォロワー値引きの方法はこちらをご覧ください。またアマゾンでも表示価格より400円割引きとなります。またHCK(@hckexin)のTwitterアカウントでは頻繁に割引情報等もツイートされますのでフォローの上こまめにチェックされることをお勧めします。
AliExpress(NiceHCK Audio Store): TRN V30
Amazon.co.jp(NICEHCK): TRN V30

ということで、両方のカラーの「TRN V30」を比べてみます。

TRN V30 BlackTRN V30 Transparent
実際の製品を見てみると、やはりブラックのほうが安っぽさは感じないかもしれませんね。付属のケーブルの組み合わせでも見た目的にはブラックのほうが合うようです。ただどちらもステム部分のメッシュパーツは非常に簡単に取れてしまうので注意が必要です。
TRN V30TRN V30
私は付属のイヤーピースで特に問題なく装着できたのですが、もしステムの角度的に耳に合わない場合は「final E」シリーズなど多少「ひねり」がかかりやすく、また開口部が小さめのイヤーピースを組み合わせる方が良いでしょう。「AET07」のように穴の大きいタイプだと、装着性もありますが、いよいよメッシュパーツが耳の中で取れそうな気がして不安ですので(^^;)。

TRN V30」の音質傾向は前回のレビューで紹介したとおり、中高域寄りながら刺激は抑えられており、比較的クセの少ない聴きやすいサウンドバランスに仕上がっています。そこで、今回はリケーブルによる音質傾向の変化を確認してみます。

まず、先日レビューしたHCKの低価格8芯ケーブル「NICEHCK CT3」(OFC高純度銅線)と「NICEHCK TDY4」(銀メッキ銅線)にリケーブルしてみます。どちらのケーブルでも言えることですが、2千円程度の低価格なケーブルながら標準ケーブルからのリケーブル効果はかなり大きく、空気の皮を1枚取り去ったような明瞭感を実感します。各音域の分離性が格段に向上することで1音1音が粒立ち、音場が立体的になります。
TRN V30前回のレビューでは「全体的に良いバランスの音だとは思うが特徴のない音」という内容の記載を行いましたが、リケーブルによって、特に中低域の印象が全く異なるものになりました。
TRN V30」はもともと高域は刺激を抑えつつ伸びの良いハッキリした印象の良い印象でした。さらにリケーブルにより、銀メッキ線の「NICEHCK TDY4」では中音域にキレの良さが加わり、ボーカルはより近づき余韻などを実感できるようになりました。またギターやピアノなどの音に生々しさが加わりました。また低域も締まりが向上することで軽めの印象だった重低音の印象も改善しました。「NICEHCK CT3」では「TDY4」よりは中音域は僅かに緩めですが低域の厚みがアップするため、より低域の響きを向上させたい場合には良い選択でしょう。
個人的には「NICEHCK TDY4」との組み合わせは非常に好印象で、「TRN V30」を買うなら是非とも一緒に、と激推ししたくなる組み合わせです。ブラックの「TRN V30」なら見た目的にも良い感じですね。

NICEHCK CT3TRN V30
いっぽう、HCKの定番ミックス線ケーブルの「NICEHCK TYB1」との組み合わせも中華ハイブリッドらしい派手めのサウンドが好きな方にはなかなか魅力的な組み合わせです。こちらはカラー的に透明色のタイプのほうが合いそうですね。
「TYB1」の組み合わせでは高域がよりシャープにぐっと前に出てくるのを実感できると思います。「TDY4」と同様の明瞭感とキレの良さを感じつつ、よりしっかりと伸びる高域が楽しめるサウンドになります。より刺激のある、解像度の高い中高域を望まれる場合には良いでしょう。ただ「ZS6系イヤホン」に通じる、かなり高域が強くメリハリのあるバランスとなるため「TRN V30」のもともとのサウンドバランスが気に入っている方はあまり好まないかもしれませんね。


前回のレビューでは3千円クラスの低価格イヤホン激戦区のなかで「いわゆるマニア以外の方」も含めて考えた場合の「TRN V30」の印象を中心に記載しました。ただ、あくまでマニア向けのアイテムと割り切って、微妙にパクってる見た目や多少のビルドクオリティには目をつむった場合、リケーブルでの効果はかなり大きく結構遊べるイヤホンであることも確認できました。個人的には最初「もうちょっとKZとかを見習って気合い入れて製品作れよ」くらいの印象はあったのですが(^^;)、リケーブルでの変化で多少溜飲が下がった気がします。まあこれも中華イヤホンの楽しみのひとつですね。