「YYX4822」「YYX4823」「KBF4824」

※「KBF4824」についての紹介を追記しました。

こんにちは。今回は新しい低価格イヤホンケーブルYinyoo 「YYX4822」「YYX4823」、そしてKinboofi 「KBF4824」の紹介です。いつもお世話になっている中国のイヤホンセラー「Easy Earphones」などが中心としなって展開する「Yinyoo」およびアマゾンの「Kinboofi」ブランドの新しいイヤホンケーブルでアマゾンでも2千円以下という超低価格を実現した8芯ケーブルとなります。

「YYX4822」「YYX4823」「Yinyoo」およびEasy系の「Kinboofi」や「HiFiHear」ブランドではこれまでも非常に多くの種類のイヤホンケーブル製品をリリースしており私のブログでも紹介してきましたが、いわゆる「低価格ケーブル」は3千円前後の価格設定になっていました。個人的にはこの価格でも十分に安価だと思うのですが、「KZ ZSN」や「ZS4」、「TRN V20」「CCA C04」「RevoNext R8」といった2千円台~3千円くらいの低価格中華イヤホンとの組み合わせを考慮するとケーブルの方が高い、みたいな逆転現象も起こるためリケーブルを躊躇される方も多いのではと思います。

今回の「YYX4822」「YYX4823」そして「KBF4824」は8芯タイプでこれまでの3千円クラスの製品と遜色ない見た目や部品を使用しつつ、2千円以下の価格設定となっています。また現在は割引きのクーポンも配布されているため「YYX4823」などは千円ちょっとで購入できるなど、かなり魅力的な価格設定となっています。また音質面でも妥協はなく、中華イヤホンに限らず通常のイヤホンのリケーブル用、バランス化用にも十分に活用できるクオリティを実現しています。ほんと、最近の価格破壊はものすごいですね(^^)。

購入は「YYX4822」「YYX4823」はアマゾンの「WTSUN Audio」、または中国AliExpressの「Easy Earphones」にて。「KBF4824」はアマゾンの「Kinboofi」にてそれぞれ購入可能です。AliExpressでの購入方法およびフォロワー値引きについてはこちらを参照ください。またアマゾンでは国内倉庫より出荷されますのですぐに商品が届きますし、万が一のときにアマゾン経由でサポートが得られるので安心感がありますね。

またEasy Earphones(@hulang9078)およびWTSUN Audio(@Zhuo520X)、Kinboofi(@kinboofi)のTwitterアカウントでは割引情報なども頻繁にツイートされていますのでフォローのうえこまめにチェックされることをお勧めします。


[ YYX4822 ] Yinyoo 8芯 銀メッキ線ケーブル(ブラック)
Yinyoo 8 Core Silver Plated Copper Balanced Cable 2.5/3.5/4.4mm With MMCX/2pin Connector (Black)
【 MMCX 】【 中華 2pin/CIEM極性 】【qdc 2pin※】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【4.4mm/5極 】

※現在アマゾン(WTSUN Audio)では500円OFFのクーポンが配布され 1,489円 で購入可能です。

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Yinyooブランドの新しい銀メッキ線ケーブルは8芯タイプながらアマゾンでも2千円以下の価格設定とリケーブル製品としても最低価格ラインの超低価格を実現しています。品質面では従来の3千円オーバーの製品とも遜色はなく、非常にコストパフォーマンスの高いケーブルとなっています。
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YYX4822 8芯 銀メッキ線ケーブル」は3千円クラスの8芯銀メッキ線「YYX4784」と比べて少し細めの線材を編み込んだ8芯タイプで、黒い被膜は柔らかく、使い勝手の良いケーブルです。

YYX4822YYX4822
YYX4822」でのリケーブルにより全体的に分離性を向上し、より立体的で見通しの良いサウンドにアップグレードします。銀メッキ線らしい高域の伸びの良さにより全体的にスッキリめの印象に変化します。ただ「YYX4784」のような派手めの味付けではなく、よりナチュラルな傾向といえるでしょう。

最近は派手めの味付けでのイヤホンでも「KZ ZS7」や「TRN V30」のように比較的バランスの良いチューニングになっている製品が増えていますし、「KZ AS06」や「CCA C10」のように音質面で評価の高いイヤホンではあまり味付けを加えずに良さを引き出す方が良いと感じる場合も多いでしょう。
YYX4822YYX4822」はイヤホンの特徴を活かしつつ、銀メッキ線らしい中高域の伸びの向上を実感できるケーブルですので、最近の高音質化の進む低価格イヤホンとの相性は良いと思います。
これらのイヤホンとの組み合わせでは2千円程度の低価格なケーブルながら十分なリケーブル効果があり、空気の皮を1枚取り去ったような明瞭感が得られます。各音域の分離性が格段に向上することで1音1音が粒立ち、ボーカルがより近く明瞭に感じられたれたり、音場が立体的になる変化が得られます。また低域の締まりの向上も得られる可能性があります。
音質傾向的にも非常に使いやすいケーブルですので、中華イヤホン以外でもMMCX等のコネクタを採用する多くのイヤホンで費用をかけずにバランス化を行いたい場合などにも最適だと思います。


[ YYX4823 ] Yinyoo 8芯 高純度銅線(銀メッキ)ケーブル(ブラウン)
Yinyoo 8 Core Silver Plated Copper Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector (Brown)
【 MMCX 】【 中華 2pin/CIEM極性 】【qdc 2pin※】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【4.4mm/5極 】

※現在アマゾン(WTSUN Audio)では120円OFFのクーポンが配布され 1,669円 で購入可能です。

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YYX4823 8芯 高純度銅線(銀メッキ)ケーブル」は、サイト表記には「銀メッキ」の記述がありますが、音質傾向的には「YYX4822」とは異なり、中低域の厚みが増す特徴のケーブルです。YYX4822より少し価格も下げており「銅線」ケーブルとしての位置づけのようですね。AliExpressでは9.99ドルと驚きの低価格を実現しています。一般的なイヤホン付属ケーブルと同様の銅線タイプのケーブルのためジャンルを問わず交換用またはバランス接続用のケーブルとしても最適でしょう。
YYX4823YYX4823
YYX4823」も上記の「YYX4822」同様、3千円クラスの8芯銅線ケーブル「YYX4783」と比べて細めの線材でで取り回しも良好です。これまで販売されていた同価格帯のケーブルや、国内ブランドで最近販売されている格安ケーブルの硬めの樹脂被膜のケーブルと異なり柔らかく使いやすい点は価格以上のクオリティを感じますね。
YYX4823YYX4823
YYX4823」の音質傾向も味付けの少ないナチュラルな印象で、分離性を向上すると同時に音に厚みが増し、奥行きなどより音場感がアップするケーブルです。中音域の印象が向上しボーカルの余韻やギターやピアノなどの音に生々しさを感じるなどの変化を実感できます。「YYX4783」などの8芯 高純度銅線ケーブルでは味付けとしてより中低域が濃くなる傾向がありましたが「YYX4823」ではより低域の響きに厚みが増す印象があります。2千円台~の低価格モデルでは製品の音質が1グレード上がったような変化を実感できるでしょう。
「YYX4822」同様、「YYX4823」ではより低価格でリケーブル効果が得られるため、低価格中華イヤホンをはじめ、バランス化を手軽に実感したい場合の「とりあえず」のリケーブル用としては最適なケーブルだと思います。
なお、「YYX4822」「YYX4823」は先日レビューしたHCKの「TDY4」「CT3」と比べると僅かに太めで異なる線材です。ただ音質傾向は比較的似ており、組み合わせるイヤホンのブランドや割引きなども考慮し、最適な製品を選んでいただければ良いのではと思います。


(追記) [ KBF4824 ] kinboofi 8芯 高純度銅線&銀メッキ線ミックスケーブル
Kinboofi 8 Core Silver Plated and Copper Cable 2.5/3.5/4.4mm Balanced Cable With MMCX/2pin Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin/CIEM極性 】【 3.5mm 】【 2.5mm/4極 】【4.4mm/5極 】
Amazon.co.jp(Kinboofi) 1,900円 / AliExpress (-)

KBF4824KBF4824KBF4824
高純度銅線、銀メッキ線と併せて、アンダー2千円の8芯ミックス線ケーブルについては「Kinboofi」ブランドよりリリースされました。3種類の中では少しグレードの高い位置づけになることと、最近の「KBF MK」シリーズ等のオリジナルイヤホン製品との兼ね合いも考慮しているのかもしれませんね。
KBF4824KBF4824
今回2pinとMMCXの両コネクタのケーブルを購入しました。ケーブルの太さは「YYX4822」「YYX4823」と同様な印象で、こちらのカラーリングはシルバーとカッパー色の線材を交互に編み込んだミックス線では定番のもの。Kinboofiでは16芯ミックス線の定番「KBF4746」(5,000円)がありますが、「KBF4824」はそのロープライス版といった印象ですね。
KBF4824KBF4824
音質傾向は「YYX4822」「YYX4823」同様、過度な味付けではなくナチュラルに情報量をアップするタイプですが、ミックス線らしく全体的にメリハリが向上しより分離感のあるスッキリした印象のサウンドに変化します。ミックス線との相性の良いTFZや最近の「AS06」「ZS7」「CCA C10」など最近の高音質化が進むKZおよびCCAの低価格イヤホンとの相性もこちらも良好です。「YYX4822」「YYX4823」との使い分けではよりサウンドを明るい印象にしたい場合には「KBF4824」が向いていると思います。


その他、これまでに紹介したイヤホンケーブルのレビューはこちら(一覧)をご覧ください。また中華イヤホンケーブルについての線材の種類別、コネクタ仕様等の「解説編」も併せて参照いただければと思います。
過去記事(一覧):イヤホンケーブルのレビュー / ケーブル種類別「解説編」
さらに、「2018年版の価格帯別おすすめケーブルまとめ」も過去記事であります。
2018年版 価格帯別おすすめケーブルまとめ: 低価格編中価格編ハイグレード編