Opera Factory OS1

こんにちは。今回紹介するのはOpera Factory OS1」通称「Junior」、グラフェン振動板採用した10mmダイナミックドライバーを搭載したイヤホンです。フォルム的にもスペック的にも初期のTFZのイヤホンを彷彿とさせるイヤホンですが、フェイス部分は3Dプリントによるダイヤモンドカットのデザインとなっているなど色々こだわった製品のようですね。

Opera Factory OS1Opera Factory OS1

「OperaFactory」は新しい中華イヤホンブランドでこれまでに「OperaFactory OM1」(通称「Superbass」)という製品をリリースしており、今回の「OS1(Junior)」はその名の通り下位モデル的な位置づけの製品だと考えられます。
OperaFactory OM1(Superbass)OperaFactory OM1(Superbass)Opera Factory OS1
「OM1(Superbass)」はレッドとグリーンのクリアシェルでリケーブルに対応しているモデルでしたが、「OperaFactory OM1」(Junior)では、ブラックカラーのデザインとなり、ダイナミックドライバーの仕様も若干スペックダウンしたものになっている模様です。また「リケーブルには非対応」で(AliExpressにはMMCX対応との記載がありますが誤表記と思われます)、同社のサウンドを気軽に楽しむための製品、という印象ですね。

Opera Factory OS1Opera Factory OS1Opera Factory OS1

購入はアマゾンのHiFiHear Audioにて。価格は3,599円 で販売しています。またAliExpressのEasy Earphonesでは 26ドル で販売されています。AliExpressでの購入法法などはこちらを参照ください。
Amazon.co.jp(HiFiHear Audio): Opera Factory OS1
AliExpress(Easy Earphones):  Opera Factory OS1

OperaFactory OM1」(Junior)のパッケージは「OM1(Superbass)」のような筒型のボックスではありませんでしたが、相変わらずパッケージに力が入っているな、という印象はあります。どうやらパッケージ段階から「見た目イヤホン」としての力が入っているようですね。
Opera Factory OS1Opera Factory OS1
Opera Factory OS1Opera Factory OS1
パッケージ内容はイヤホン本体、イヤーピース、説明書、保証書、と至ってシンプル。
OperaFactory OM1」(Junior)の本体は樹脂製で、ケーブルは直接繋がれており脱着はできません。3Dダイヤモンドカットされたフェイスプレートは光の加減で独特の反射をして思った以上に高級感を感じる仕上がりとなっています。
Opera Factory OS1Opera Factory OS1
サイズ感は初期のTFZ製品や「KZ ZST」等とほぼ同じでこれらの製品の装着感になれていれば違和感を感じることは少ないでしょう。ケーブルは5N OFC(無酸素銅)の撚り線でコネクタやプラグ部分も含めて比較的しっかりとした作りとなっています。ケーブルはスマートフォン用のマイク付きの仕様です。


■聴きやすい中低域ドンシャリ系サウンド。ライトユーザーにも分りやすく使いやすい印象。

OperaFactory OM1」(Junior)の音質傾向は、中低域メインのドンシャリで、シェル形状も含めやはり数年前の初期のTFZを連想させるサウンドです。全体的に聴きやすいバランスにまとめられており、スマートフォン用のマイク付きケーブル仕様のイヤホンと考えると見た目もふくめ結構使いやすい製品だと思います。しかし最近の低価格中華イヤホンの世界ではKZを中心にスペックインフレが進み、音質面でも20ドル台、3千円台のイヤホンで驚異的な進化を遂げている現状においては突出した印象が持てないのも事実。ざっくりいうと「見た目に特化した“TFZ風”イヤホン」という感じになりますね。

Opera Factory OS1高域は籠もること無くハイハット等も綺麗に鳴り、グラフェンらしい硬質な煌めきがありますが、天井はやや低め。刺激を抑えるためか10kHz手前での谷がすこし大きく、この辺がいまひとつ伸びきらない印象に感じるのかもしれませんね。
中音域は凹むこと無く鳴り、比較的近くで定位します。音場はやや狭い印象。女性ボーカルのハイトーンなども比較的綺麗に聴こえますが、最近のキレの良い寒色系イヤホンになれていると、解像感はやや緩く感じると思います。籠もることはありませんが音数の多い曲では団子状になることも多く分析的に聴くのにはちょっと厳しいところ。それこそ初期のTFZの時代であればアンダー5千円クラスとしては十分な音質だと思いますが・・・。全体のバランスは良く、ボーカルも聴きやすいため、やはりスマートフォンで気軽に聴く、という用途のライトユーザー向けイヤホンなんだろうな、という感じです。
低域は量的には多く適度に響きのある音。分離感はそれなりに良く籠もること無く鳴ります。重低音の沈み込みもあります。キレはそこそこ良いほうですが解像度はそれほど高くはありません。そのためある程度スピード感のある曲だと少し物足りない印象となります。

Opera Factory OS1私自身は「OM1(Superbass)」のほうは聴いていないので両者の違いは分らないのですが、ネットの情報を見る限り両者のサウンド自体は近いような気がします。「OM1(Superbass)」はより強力なN52磁性体を使用したドライバーでインピーダンス16Ω、感度110dB/mWに対して「OperaFactory OM1」(Junior)はインピーダンス22Ω、感度112dB/mWと、よりスマートフォン等で使いやすい仕様で若干聴きやすいアレンジになっているのかなと感じました。というわけで、「OperaFactory OM1」(Junior)は、デザイン的にはとても作り込まれており、聴きやすく使いやすいバランスはライトユーザーにとって分りやすく使いやすそうな製品という印象でした。個人的には初期の「TFZ SERIES 5」などを良くも悪くも多少連想させる製品で、デザインとともになんとなくノスタルジーも感じてしまうイヤホンでした(^^;)。