TRN IM2

こんにちは。今回紹介するのは「TRN IM2」、1BA+1DD構成のハイブリッドイヤホンです。中国のイヤホンブランド「TRN」の最新低価格モデルで、20ドル台、2千円台の低価格ながらカスタムIEMを彷彿とさせるようなレジン製の美しいシェルと、比較的聴きやすく、まとまりの良いサウンドを実現した製品で、個人的には「TRN」ブランドの中でもっともお勧めできるイヤホンだと思っています。
ちなみ、以前、TFZの「SECRET GARDEN」にデザイン「だけ」寄せたような「TRN IM1」というモデルがありましたが、「TRN IM2」では2まわり以上シェルをコンパクト化させると同時にビルドクオリティも大幅に向上しました。またステム部分は金属製となりました。
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TRN IM2」はTRNの最近のモデルで使用しているTRN向けにカスタムチューニングされた高域用BA(おそらく「Bellsing 30095」をベースに刺さり等の刺激を感じやすい帯域を調整したモデルかなと思っています)と、二重磁気回路ダイナミックドライバーを搭載。低価格イヤホンながら見た目だけで無く音質面においても配慮したチューニングとなっています。
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TRN IM2」はアマゾンでは「L.Sオーディオ」や「WTSUN Audio」など複数のセラーで販売されています、価格は 2,550円 前後です。
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TRN IM2」のパッケージは、低価格モデルの「TRN V○○」のシリーズと同じサイズのボックスで届きました。以前の「IM1」は「TRN X6」で使われている豪華版のボックスだったのですが、製品価格相応になったかんじですね。パッケージ内容は、イヤホン本体、ケーブル、イヤーピース(S/M/Lサイズ)、説明書、保証書など。
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レジン製シェルは非常にコンパクトで最近のKZなどのハイブリッドとくらべると2まわりほど小さく感じるサイズ感です。ハウジング部分が非常にコンパクトなため金属製のステムが太くみえますが実際は穴の小さいイヤーピースでも普通に使用できるサイズ感です。また本体価格に対して層状以上にビルドクオリティは高く、また耳にフィットするデザインで装着性も良好です。
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以前のモデルの「TRN IM1」と比較すると「TRN IM2」のほうが2まわりほどシェルサイズがコンパクトになっていて、ビルドクオリティも別次元で向上しているのがわかります。また先日レビューした「Yinyoo Ash」と比べると、形状自体は全く同じで、搭載しているBAドライバーの「TRN」の刻印も同じである点からも、同じ工場で作られた「兄弟イヤホン」であることが確認できます。
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遮音性は一般的なカナル型イヤホンと同等以上です。装着感に加えて見た目的にもイヤーピースやケーブル等を変更することでさらにフィット感を向上させ、音質的なグレードアップを楽しむのも良いでしょう。


■聴きやすい全体的にバランスのとれたサウンド。突出した点はないものの使いやすさが特徴

TRN IM2」の音質傾向は中低域寄りの弱ドンシャリで聴きやすくまとまりの良さを感じるサウンドです。「Yinyoo Ash」とは外見だけでなくサウンド面も非常によく似ていますが、「Yinyoo Ash」のほうがドンシャリ傾向が強く、相対的に「TRN IM2」はややフラット寄りのバランスに感じます。音質面で突出して良いという印象はありませんが、聴きやすくまとまりの良さを感じるサウンドですね。

TRN IM2TRN IM2」の高域は明瞭感のある音である程度の主張がありますが聴きやすいバランスの範囲でまとめられています。最近のTRN製イヤホンで採用されている自社ロゴ入りの高域BAの特徴を踏襲し、主張はあるものの刺激をある程度抑制し聴きやすくしたという印象を受けます。煌めきのある硬質な音で伸びる印象あるため、ハイハット等も綺麗に鳴ってくれますがスッキリというより分りやすいドンシャリ感を感じる音です。

中音域はほとんど凹むこと無くボーカルなどは自然な距離感で鳴ってくれます。「TRN IM2」は「Yinyoo Ash」より少し低域が軽めのためか、相対的にボーカルなどは近く感じるようです。明るくハイブリッドらしい鮮やかさを感じる音です。音場は普通から曲によってはやや狭い印象。味付けは無く自然に鳴ってくれますが、最近のKZ等の低価格中華ハイブリットのような人工的にも感じるキレの良さはない反面、解像度の高さは価格相応とう感じもします。この辺は音作りの考え方でしょう。このようなデザインのイヤホンだとボーカルの余韻などはもう少し伸びや深みが欲しい気もしますがこの点も価格帯を考えれば及第点だと思います。

低域は量感と厚みのある音を鳴らしてくれます。「TRN IM2」は「Yinyoo Ash」のようにやや膨らむような印象はあまりなく、そのため比較して若干軽く感じることもありますが、沈み込みも比較的良く響きのある音を鳴らします。重低音は価格なりの割り切りは多少見られますが普段聴くうえでは存在感のある鳴り方をします。また中高域が籠もること無くベースラインもしっかり感じる事ができます。
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ジャンルにとらわれず使いやすいバランスのサウンドで、特にロック、ポップス、アニソンなどとのボーカル曲との相性が良い印象です。また情報量の多いケーブルにリケーブルすることで全体的に明瞭感とキレが向上し、音場に奥行きが生まれてくると思います(中華2pinタイプが使えます)。音質傾向にあわせて2千円前後の中華イヤホンケーブルを組み合わせて見るのも良いと思います。
過去記事(一覧): 2,000円以下の中華イヤホンケーブルのレビュー