TaoTronics Sound Liberty 53

こんにちは。今回紹介するのは「TaoTronics Sound Liberty 53」です。日本でもコストパフォーマンスの高さから大人気モデルとなった「TT-BH053」のリニューアルバージョンで、使い勝手の良いデザインや機能性はそのままに音質および機能面を強化したとのことです。今回は TaoTronics Japan(株式会社SUNVALLEY JAPAN)様からのサンプル提供による紹介となります。

TaoTronics Sound Liberty 53TaoTronics Sound Liberty 53

TaoTronics」はさまざまなコストパフォーマンスに優れたガジェット製品を販売しているメーカーですが、ワイヤレスイヤホンは早い段階から注力していた分野で特に「完全ワイヤレス」(TWS: True Wireless Stereo)イヤホンでは実用的で低価格な製品内容で好評を博しており、日本でも「低価格TWSの代表的ブランド」のひとつになろうとしています。そんななかでも春頃に発売された「TT-BH053」は低価格TWSながらコンパクトなハウジングながら持ちやすいデザインとBluetooth 5.0およびAACコーデック対応などで大人気モデルとなりました。
この「TT-BH053」をリニューアルし、随所でスペックアップを行ったのが今回紹介する「Sound Liberty 53」となります。
TaoTronics Sound Liberty 53TaoTronics Sound Liberty 53

Sound Liberty 53」では防水性能が「IPX7」に(「TT-BH053」は「IPX5」)、タッチセンサー操作にコールバック機能が追加され、音質面でもより臨場感があるアレンジに改善されています。また付属するイヤーピースに「XS」サイズが追加された点、LEDインジケータがより見やすくなった(明るくなった)といった変更が加えられているそうです。「Sound Liberty 53」の基本スペックは以下の通り。

・Bluetooth 5.0対応
・AAC、SBCコーデック対応
・チップセット Realtek 8763BFR
・防水等級 IPX7
・充電時間 2.5時間 最大連続再生時間 6時間
・バッテリケース併用の場合最大 40時間

Sound Liberty 53」は低価格TWSながら十分な基本性能を装備しており使い勝手の良さが特徴です。また日本の公式ストア・代理店によりサポート面で安心感がある点もメリットですね。
TaoTronics Sound Liberty 53」の購入はアマゾンの公式ショップにて。価格は 4,599円 となります。
Amazon.co.jp(TaoTronics Audio 直営店): Sound Liberty 53

※本レビューをご覧いただいた方向けに 表示価格より 20% OFF となるクーポンの提供をいただいています(7月15日 22時まで有効)。購入時にクーポンコード「TTBH053RT」を入力すると実質 3,379円で購入可能です。


■シンプルながら使い勝手の良い操作性。XSサイズのイヤーピース付きはちょっと珍しい

TaoTronics Sound Liberty 53」のパッケージはオレンジのワンポイントが印象的なボックスで、シンプルながら必要十分な付属品がコンパクトにまとめられています。
TaoTronics Sound Liberty 53TaoTronics Sound Liberty 53
TaoTronics Sound Liberty 53TaoTronics Sound Liberty 53
パッケージ内容は、本体、充電ケース、充電用USBケーブル、イヤーピース(XS/S/M/Lサイズ)、説明書など(3種類)。上記の通り、「Sound Liberty 53」ではより耳穴の小さい方も使いやすいXSサイズが追加されました。標準ではMサイズが装着済みとなっています。
TaoTronics Sound Liberty 53TaoTronics Sound Liberty 53
楕円形の充電ケースはコンパクトでポケットに入れて持ち歩く場合もそれほど邪魔になることはないでしょう。フタはマグネット式で開閉時のノッチなどはありません。充電中は側面のLEDが電灯しケースの充電状況が確認できる仕様となっています。
TaoTronics Sound Liberty 53TaoTronics Sound Liberty 53
Sound Liberty 53」本体には電源スイッチは無く、ケースから外した時点で自動的に電源がONになり、小さなLEDが点灯します。また、ケースに収納するとスタンバイ状態となりペアリングが解除されます。本体のフェイス部分はタッチセンサーとなっており、タップする回数で操作を行うことができます。
TaoTronics Sound Liberty 53TaoTronics Sound Liberty 53
基本操作は「2回タップ」で「再生/一時停止」で、「1回タップ」が音量のアップ(R)/ダウン(L)、「3回タップ」が曲送り(R)/戻し(L)です。その他「2秒以上長押し」でiPhoneの場合Siriを起動し音声コントロールを行うことができます。
またペアリングしたスマートフォン側から着信があった場合はハンズフリーモードとなり、左右どちらでも「1回タップ」で通話を受け、「2回タップ」で切ることができます。また電話に出られないときは「2秒長押し」で着信を拒否できます。


■ボーカル帯域を中心に聴きやすく臨場感のあるサウンド

Sound Liberty 53」の音質傾向は中低域寄りの弱ドンシャリ。オーディオマニア向けの製品ではないためサウンドクオリティに関しては一般的なレベルではあるものの、より多くの人が聴きやすく臨場感のあるサウンドを愉しめるチューニングとなっています。搭載されるドライバーは6mmのダイナミック型で、ミッドレンジを中心としたバランスとなっています。また「Sound Liberty 53」では低音の主張が少し強くなり、臨場感を感じやすいアレンジに変更となったようです。そのためボーカル帯域を中心にメリハリがあり、想像以上に迫力のあるサウンドを楽しめるのではと思います。

Sound Liberty 53Sound Liberty 53」はこの価格帯のTWSとしては十分なサウンドだとは思います。とはいえせっかくイヤホン関係を多く取り扱っているブログですので、もう少しオーディオ的にも深掘りしてみます。
まず、高域ですが、最近の驚異的なレベルで高音質化の進む低価格中華イヤホン等と比較すると、量的にはある程度ありますが解像度は価格なりで、ライトユーザー向けの割り切ったチューニングという印象です。高域のハイハットは僅かに感じる程度でさらに超高域は厳しいところがありますが、いっぽうで全体的にドンシャリ傾向のチューニングを強調しているせいか、ピアノの高音などの音域はむしろ強めの主張を感じます。4kHz付近の谷が少し浅く、曲によってはハイトーンで少し歪みが発生することで刺激を感じる場合があります。
中音域はボーカル帯域を中心に存在感のある主張の強い音を鳴らします。解像度は一般的ですが寒色系でメリハリの強い音です。そのため多少人工的な印象があるもののキレのあるボーカルや演奏を楽しめます。6mmシングルのダイナミックドライバーは中音域での描写に全振りしたチューニングかもしれませんね。ボーカルやギターなどは耳元で張り付くように鳴ります。そのため音場は狭く演奏の定位感もあまり感じませんが、派手めの音作りと低域の臨場感により「雰囲気を作っている」という印象です。
Sound Liberty 53どちらかというと女性ボーカルのほうが存在感がありハイトーンも厳密には多少の籠りがありますが伸びが良く感じる鳴り方をします。いっぽう男性ボーカルやバラード曲などでは低域にマスクされ少し下がり気味に聴こえる場合もあるようです。
低音域は膨らみのある音で臨場感のある響き方をします。「Sound Liberty 53」では多少低域が強化されているということで全体的なバランスは良くなっていると思います。ただ重低音の沈み込みはやや浅く、バスドラムなどは多少軽い印象になります。洋楽ポップスやバラードなど高域の少ない曲ではややベースなどの音域が膨らみがちな傾向がありますが、女性ボーカル曲やアニソンなどでは中高域の主張の強さからボーカルが強調され、低域はすこし控えめの印象になります。とはいえイヤーピースをしっかり合せれば遮音性はある程度確保できるため、電車の中など環境ノイズの多い場所でも低域はしっかり存在感のある鳴り方をすると思います。

Sound Liberty 53というわけで、「Sound Liberty 53」はオーディオ的には細かい部分で価格なりの部分は感じますが、スマートフォンでのストリーミング音源や動画視聴、ゲームなど、日常的な使用感では音質的に不満を感じることはあまりないのではと思います。またBluetooth 5.0接続が可能なiPhone8以降のモデル、または対応Android端末であればかなり接続性を維持してくれますので、AACコーデックと合せて結果的に遅延もほぼ感じない使用感覚となります。
低価格で使い勝手の良いTWSを検討しているのであれば「Sound Liberty 53」は良い選択肢のひとつになると思います。