KBEAR 4841/4842

こんにちは。今回は「KB EAR」の16芯イヤホンケーブル2種類の紹介です。「KB EAR」は中国のイヤホンセラー「Kinboofi」などを中心に展開してる新しい中華イヤホンおよびケーブルのブランドで低価格ながら魅力的な製品を立て続けにリリースしておりマニアの間で注目されている存在です。

イヤホンケーブルではアンダー2千円の価格設定の8芯銀メッキ線を既にリリースしており、最新のKZ製イヤホン等のKZタイプCコネクタの代替として使用可能な「qdcタイプ」のコネクタをいち早くラインアップに加えるなど発売から既に定番ケーブルのひとつになろうとしています。


→過去記事: 「(KBF4833) KB EAR 8芯 銀メッキ線ケーブル」 2千円以下でKZ最新モデルなど多くのイヤホンに対応する新しい定番イヤホンケーブル【購入レビュー】

さらに、その上位バージョンとして16芯タイプのケーブルを「高純度銅線」と「銀メッキ線」の2種類で相次いでリリースされました。16芯ケーブルはKinboofiでも5,000円クラスのミドルグレードの16芯ミックス線タイプの「KBF4746」などの定番ケーブルがありますが、最近になって各セラーより低価格タイプの製品が立て続けに登場しています。「KB EAR」ブランドでもこの新たな激戦エリアに参戦した格好になりますね。
購入はアマゾンの「KInboofi」マーケットプレイスまたはAliExpressの「Easy Earphones」にて。AliExpressでの購入方法はこちらをご覧ください。アマゾンでは国内倉庫より出荷されるためすぐに届きますし、万が一の場合アマゾン経由のサポートを得られるメリットがありますね。アマゾンでは国内在庫切れの場合選べないものがある場合がありますが、「Kinboofi」のTwitterアカウント(@kinboofi)では入荷情報などもついーとされるためフォローの上こまめにチェックされることをお勧めします。また「KB EAR」製品についてはアマゾンの「Nex Audio」でも取り扱っています。


[ KBEAR 4841 ] KB EAR 16芯 OFC 高純度無酸素銅線ケーブル(ブラウン、MMCX/2pin/QDC)
KBEAR 16 Core Upgraded Pure Copper Balanced Cable 2.5/3.5/4.4MM With MMCX/2pin/QDC Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin/CIEM極性 】【QDC※】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】

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KB EARブランドの16芯高純度銅線ケーブル。最近では「TRN T2」や「NICEHCK CT4」といった低価格16芯ケーブルが相次いでリリースされていますが、これらとはまた異なる線材を使用した高純度無酸素銅線(OFC)ケーブル。プラグや分岐部品は8芯ケーブルと同じデザインの金属製ですが、こちらはブラックの塗装がされています。
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「KBEAR 4841」16芯高純度銅線ケーブルのパッケージは8芯同様の黒いボックスにはいっています。細い線材を編み込んでいるタイプですが、既に販売されている5千円クラスのミドルグレードの16芯ケーブルに近い柔らかい線材が採用されており取り回しは良好。ミドルグレードの16芯ケーブルでは耳掛け部分の加工はされていませんでしたが、このケーブルでは樹脂被膜による加工がされているため、そのままではストレートタイプのイヤホンでは使用できません。コネクタも2pinとMMCXは黒色に塗装された中華ケーブルで一般的な金属製のコネクタですが、qdcタイプのみ樹脂製の黒いコネクタとなっています。
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「KBEAR 4841」16芯高純度銅線ケーブルの音質傾向は全体の情報量をアップしつつ、全体的にメリハリを強化するタイプの「派手めの傾向の銅線」ケーブル。中華ケーブルの銅線はあまり味付けをおこなわなかったり、高域を緩やかにして低域を厚くするタイプが多いのですが、このケーブルは以前の「キンバー風ケーブル」や「NOBNAGA Lab. 友禅(更紗)」などの銅線ケーブルのようなかなりはっきりと味付けが行われる印象です。1万円以上の「友禅」「更紗」はもちろん、中華ケーブルでも「キンバー風ケーブル」でも元々は5千円以上の価格設定でしたし、このようなケーブルが3千円以下で購入できるのはとても驚きです。イヤホンの音をより濃くして聴き応えのあるサウンドに変化させる上では最適なケーブルでしょう。いっぽうで、もともと高域の刺さりが強かったり、低域が分厚いイヤホンと合せるとちょっと演出過剰になる可能性もあります。最近のKZ系のマルチBAイヤホンや、1万円オーバーの中華イヤホンとの組み合わせには最適ですし、Shureなどのモニター傾向のイヤホンと組み合わせるのも良さそうです。どちらにせよコストパフォーマンスはかなり高いケーブルだと思います。


[ KBEAR 4842 ] KB EAR 16芯 銀メッキ線ケーブル(シルバー、MMCX/2pin/QDC)
KBEAR 16 Core Upgraded Silver Plated Balanced Cable 2.5/3.5/4.4MM With MMCX/2pin/QDC Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin/CIEM極性 】【QDC※】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】

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こちらは少し遅れてリリースされた16芯銀メッキ線ケーブル。ミドルグレードケーブル同様に非常に柔らかい線材が利用されており、取り回しの良さとどのイヤホンとも合せやすいシルバーのカラーリングが特徴的。こちらも耳掛け部分は被膜による加工がされています。プラグ部分は8芯ケーブルと同じシルバーの金属部品。コネクタ部分はシルバーの金属製(2pin/MMCX)または透明な樹脂製(qdcタイプ)となっています。
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「KBEAR 4842」16芯銀メッキ線ケーブルもパッケージはKB EARシリーズのケーブル共通の黒いボックス円形の部分から中身が確認できるようになっています。ケーブルは非常に柔らかい線材で、銅線の「KBEAR 4841」よりさらに柔らかい被膜となっています。取り回しはとても良好ですが、購入した個体は編み込みが少し緩い部分がありました。このへんは価格に合せて製造コストが多少削減されている可能性もありますね。
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「KBEAR 4842」16芯銀メッキ線ケーブルの音質傾向は味付けのない非常にナチュラルなタイプで、かなり派手めのメリハリがつく「KBEAR 4841」とは対照的です。情報量はミドルグレードの16芯よりは少ないものの、8芯ケーブルよりは繊細な音を確認できる印象です。イヤホンの傾向を変えずに情報量をアップするうえでは最適なケーブルだと思います。リケーブルによる劇的な音質変化はあまり感じないかも知れませんが、情報量や分離性が向上することで、全体的によりスッキリした印象のサウンドになると思います。できれば両方のケーブルを用意して、好みに合わせて使い分けてみるのも楽しいかも知れませんね。

というわけで、「KB EAR」の16芯ケーブルはこれまでのミドルグレードケーブルとはちょっとキャラクター設定が異なる非常に興味深い組み合わせでした。
よりリケーブルでの変化を楽しみたい、メリハリのある濃い音にしたい、という場合はブラウンの「KBEAR 4841」高純度銅線ケーブルを、逆にイヤホンの特性はそのままに見た目的にも音質的にもグレードアップしたいというオールマイティな使い方の場合はシルバーの「KBEAR 4842」銀メッキ線ケーブル、という使い分けで理解いただくと良さそうですね。