こんにちは。前回に引き続き新しい低価格 16芯 イヤホンケーブル「HiF4848」「HiF4850」の紹介です。中国のイヤホンセラー「HiFiHear Audio」のケーブルで、AliExpressではEasy Earphonesで先行販売が行われていましたが、AmazonでもPrime扱いで購入が可能になりました。
ところで、これまでHiFiHearではミドルグレード以上の16芯ケーブルとして、銀メッキ線の「HiF4747」（4,700円）、OFC高純度銅線では「HiF4780」（4,800円）、新しいタイプのミックス線では「HiF4827」（5,000円）／「HiF4828」（5,200円）、そしてハイグレードでは単結晶銅線ケーブルの「HiF4834」（8,000円）／「HiF4837」（8,500円）といった製品をリリースしてきました。
そして、今回の「HiF4848」「HiF4850」の2種類は最もリリース時期の早い「HiF4747」や「HiF4780」の事実上の後継ケーブルと考えて良いかもしれませんね。また今回のケーブルでは従来の「MMCX」コネクタおよび「中華2pin」コネクタ以外に最近の「KZ タイプC」仕様のイヤホンで使用できる「qdcコネクタ」が選択できるようになりました。最近のKZやCCAのマルチBAモデルのように低価格イヤホンの枠を超えた高音質モデルとの組み合わせにおいても、Amazonで3千円以下で購入できる今回のケーブルは最適な組み合わせといえるでしょうね。
購入はアマゾンの「HiFiHear Audio」にて。アマゾン倉庫への入荷状況により購入できる種類が限られる可能性がありますが、プライム扱いですぐに届きますし、万が一の不良の場合にもアマゾン経由で対応できます。
HiFiHear 16 Core Silver Plated Balanced Cable 2.5/3.5/4.4MM With MMCX/2pin/QDC Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin／CIEM極性 】【QDC※】【3.5mm】【2.5mm／4極】【4.4mm／5極】
※HiFiHearでは現在、購入時に500円OFFとなるクーポンを配布中です。
「HiF4848 16芯 銀メッキ線ケーブル」は、落ち着いたグリーンとシルバーの線材を編み込んだ16芯ケーブルです。最近リリースされたTRNの「TRN T2」や「NICEHCK」、「KB EAR」の同価格帯の低価格16芯ケーブルはすべて耳掛け部分が樹脂加工されていますが、このケーブルはYinyooの「YYX4849」同様耳掛け処理のないタイプのケーブルになります。その理由はTRNなどのケーブルと比べてより被膜が柔らかい線材を使用していて、非常にしなやかに取り回しが可能なため。そのため、耳掛け加工無しでもシュア掛けでしっかり耳にホールドすることができます。もちろん、ストレートタイプのイヤホンでも使用できるのはとても便利ですね。
実際に届いた線材はプラグやコネクタ部分で比較的安価なパーツを使用しているものの、線材自体はミドルグレードの「HiF4747」と比較しても全く遜色のないもので、非常に柔らかくしなやかで見た目だけでは価格差はほとんど感じません。取り回しも非常に良く使い勝手の良いケーブルです。
音質傾向は前回レビューした「YYX4849」とほぼ同じく、イヤホン自体の傾向を変えずに情報量をアップするタイプのケーブルで、同ケーブルのカラーバリエーションと考えて良いと思います。ある程度以上のグレードのイヤホンではポテンシャルを大きく引き出し、より明瞭感や解像度の向上を実感できると思います。これまでのHiFiHearで販売してきたミドルグレード以上の16芯ケーブルだとやはり銀メッキ線の「HiF4747」がもっとも近い印象で、「HiF4848」のほうがより味付けの少ない自然な印象のまま情報量をアップしてくれると思います。最近のKZのマルチBAモデルなど、比較的傾向がはっきりしたイヤホンと組み合わせて情報量や分離性が向上することで、16芯らしく明瞭感が大幅に向上し、全体的によりスッキリした印象のサウンドになると思います。
HiFiHear 16 Core Silver Plated Balanced Cable 2.5/3.5/4.4MM With MMCX/2pin/QDC Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin／CIEM極性 】【QDC※】【3.5mm】【2.5mm／4極】【4.4mm／5極】
※HiFiHearでは現在、購入時に500円OFFとなるクーポンを配布中です。
「HiF4850 16芯 銀メッキ線ケーブル」は、「HiF4748」のカラーバリエーションの16芯銀メッキ線ケーブル。ダークトーンで見た目は非常にシックなケーブルですが線材自体は「HiF4748」と同じく非常に柔らかくしなやかなケーブルです。
ほかのケーブルが透明被膜の銀メッキ線なのに対し、「HiF4848」はガンメタル風のグレーとブラウンの組み合わせのため、ブラックなどのイヤホンと組み合わせることで派手な見た目にならずにしっかりと存在感がでてきますね。
「HiF4850」も音質傾向は「HiF4848」「YYX4849」と同じで同様にカラーバリエーションのケーブルと考えられます。基本的に情報量や分離性をアップさせつつ味付けのない傾向のため、「KZ ZS10 Pro」などの低価格ハイブリッドはもちろん、「LZ A6」や「BGVP DMG」などのメリハリのある傾向のハイブリッドイヤホンとの組み合わせでも極端に派手になりすぎないのは良いところです。
DAPとイヤホンのポテンシャルを引き出し、より解像度感のある描写を実感できるのは16芯ケーブルのよいところですが、3千円程度の低価格で組み合わせることが出来るのはとても有り難いですね。
というわけで、HiFiHearでは低価格モデルから、ミドルグレード、単結晶銅線のハイグレードまで、「16芯ケーブル」というカテゴリーだけでも非常にバラエティ豊かなライナップを揃えることになりました。組み合わせるイヤホンのグレードや価格帯にあわせて多くの選択肢が用意されているのはとても有り難いところです。同ブランドでもさらに個性的な製品が今後も登場することを期待したいと思います。
今回紹介されてるケーブルHIF4848についてですが、
私が購入したときは16芯銀メッキ＋高純度銅のミックス線と記載されていました
今のamazonでは銀メッキ線とだけ書かれているので、ミックス線との記載は間違いだったのでしょうか？
ばいそにかさんが購入した時は銀メッキ線でしたか？
もしこの件について何かご存知でしたら教えていただければと思います
宜しくお願いいたします