Flang GS1 Bluetooth 5.1 Audio Music Wireless Receiver

こんにちは。今回は低価格のBluetoothレシーバー「FLANG GS1」の紹介です。Bluetooth 5.1規格に対応し、シンプルな操作性と15ドル程度で購入できる低価格が特徴です。有線イヤホンまたはヘッドフォンを手軽にワイヤレス利用できます。

FLANG GS1Flang GS1 Bluetooth 5.1 Audio Music Wireless Receiver

オーディオコーデックはSBCのみとかなり割り切った仕様ですがその分低価格で購入できます。もちろんマイクもついていますので通話でも利用できますし、側面のカメラアイコンのボタンはカメラプリでの遠隔撮影ボタンになるなど「ちょっと便利な」機能も搭載されています(カメラボタン長押しでは音声アシスタント起動)。
Flang GS1 Bluetooth 5.1 Audio Music Wireless ReceiverFLANG GS1
バッテリの稼働時間は約20時間で、長時間でも十分な利用が可能です。サイズは68mm×23mm×14mm、重量は15gと比較的コンパクトで、音楽の「再生/停止」は正面の電源ボタンで行うシンプルな操作性もよいですね。カラーは「ブラック」と「ホワイト」の2色が選べます。

FLANG GS1」の購入は AliExpressの「HCK Earphones」にて。表示価格は14.90ドルです。AliExpressでの購入方法などについてはこちらをご覧ください。※11.11セールでは12.59ドルで購入できます。
AliExpress(NiceHCK Audio Store): FLANG GS1 Bluetooth 5.1 Audio Music Wireless Receiver

Flang GS1 Bluetooth 5.1 Audio Music Wireless ReceiverFlang GS1 Bluetooth 5.1 Audio Music Wireless Receiver
FLANG GS1」のパッケージはコンパクトなボックスで内容も本体、充電用ケーブル、説明書と極めてシンプルな内容です。プラスチック製の本体は高級感はありませんが、手ごろな大きさでボタン操作がしやすく、それほど邪魔にもならない印象です。
Flang GS1 Bluetooth 5.1 Audio Music Wireless ReceiverFlang GS1 Bluetooth 5.1 Audio Music Wireless Receiver

FLANG GS1」のコーデックはSBCのみですが、Bluetooth 5.1対応のため、iPhone8以降など5.0対応のデバイスであれば、Bluetooth 4.2の2倍の通信速度、4倍の通信範囲、8倍の通信容量で接続されます。つまりSBCコーデックのネックとされる、低いビットレート時の急激な音質低下を比較的抑制できるわけですね。さらに「FLANG GS1」では最新の5.1にも対応しているとのことで、まだ対応しているスマートフォンがほぼ存在しないため確認はできませんが探知機能による通信安定化がさらにできるかもしれませんね。

FLANG GS1」の音質傾向は低価格なレシーバーとしては歪みの少ない比較的素直な印象のサウンド。低価格製品に多い低域が籠りがちな印象もなく、結構普通に使える印象です。アマゾンなどで2~3千円台程度で販売されている低価格の中華Bluetoothアダプタよりは確実に高音質だと思います。
出力は比較的大きく、一般的なヘッドフォン等でも十分な音量を確保することができるいっぽう、ある程度反応の良いイヤホンでは再生時にホワイトノイズが大きめに入ります。マルチBAタイプやインピーダンスが非常に低いイヤホンでの利用にはあまり向きません。元々マニア向けの製品ではありませんのでその辺は割り切って使うべき、という感じですね。
Flang GS1 Bluetooth 5.1 Audio Music Wireless ReceiverFlang GS1 Bluetooth 5.1 Audio Music Wireless Receiver
やはり10ドル台の製品ですのでオーディオアダプタとしては「価格相応」という印象はありますが、もし同種の低価格アダプタの購入を検討している場合は悪くないと思います。また商品ページではアクティブスピーカーや据え置きオーディオに接続してスピーカー出力用としての利用も紹介されていますね。


■ カーオーディオでのAUX接続用での車載利用

このスピーカー出力で個人的に「FLANG GS1」が割と使えそうだな、と思ったのが、イヤホン端子をカーオーディオのAUX端子に接続しての使用方法。つまりワイヤレス再生に対応していない車載用Bluetoothレシーバーとして「FLANG GS1」を利用しようというわけです。

車載用のBluetoothレシーバーというとエレコムの「LBT-ACR11BK」などシガーソケット直結タイプがあります。以前から販売されている製品ですのでBluetooth 4.0仕様ですがAACコーデックに対応し、エンジン停止時(シガーソケットからの電源供給OFF時)に自動で一時停止がかかるなど、車載用ならではの利便性があります。ただしボタン操作ができないため、再生時はスマートフォンなどプレーヤー側の操作が必要がありますし、CDやラジオに切り替えるときON/OFFができないというデメリットもあります。
FLANG GS1いっぽう「FLANG GS1」の場合、正面のひとつだけのボタンが「電源ON/OFF」「再生/停止」となっていますので、運転に支障のない場所に固定すれば十分に実用的に使用することができました。充電ポートから常時充電しながらでの利用も可能ですが、フル充電で20時間の稼働時間があるため、長時間のドライブでの単独利用も特に支障はないでしょう。ただ、マイク部分は車載利用でのハンズフリー通話ではまともに使えないため、あくまで音楽再生用と割り切ったほうが良いでしょうね。
私の場合、家族用の車での利用をはじめ、出張先でレンタカーを使うことも多いためこのような用途のアイテムは既に何個か持っていますが、「FLANG GS1」は低価格で手軽にワイヤレス化するアイテムとしてはとても便利でした。