KB EAR KB4878 KBX4868 KBX4869

※本レビューは2019年11月15日掲載の「KBX4869」の紹介に追記のうえ再構成しました。

こんにちは。今回は「KB EAR」ブランドの新しい16芯ケーブルの紹介です。今年に入って評価の高いイヤホンおよびケーブルを相次いでリリースしている「KB EAR」ブランドですが、16芯タイプのイヤホンケーブルで既に販売されている低価格モデルに加えて、新たにミドルグレードの製品もリリースを開始しました。AliExpressでは3種類のカラーバリエーションが登場していますが、「ゴールド・シルバー・ライトブルー」の3色の線材を組み合わせたタイプが「KBX4869」としてアマゾンの「HiFiHear Audio」でも購入可能になりました。その後、カラーバリエーションで「ブルー・グレー・シルバー」の「KBX4868」と「WTSUN Audio」取り扱いの「KB4878KBX4878」も追加でリリースされてます。
アマゾンの「HiFiHear」取り扱いのミドルグレードタイプ「KBX4868」および「KBX4869」、さらにWTSUN Audio取り扱いの「KB4878(KBX4878)」ではすでに同価格帯でリリースされているNICEHCKおよびYinyooブランド製品同様、線材のグレードアップとプラグ部分などへのクロームメッキ仕上げのパーツ使用、そしてコネクタ形状にMMCX、中華2pinタイプに加えて「qdc仕様」と「TFZ仕様」が選べる点がポイントです。
KBX4869KBX4869KBX4869KBX4869
最近ハイグレード化が進んでいるKZ/CCA系のイヤホンと組み合わせられるqdcコネクタや、TFZ製イヤホンにぴったり合せられるコネクタが選べるのは嬉しいですね。

購入はアマゾンの「HiFiHear Audio」および「WTSUN Audio」にて。プライム扱いでアマゾン経由でのサポートが得られるため万が一コネクタ不良などがあった際も安心ですね。

KBEAR 16 Core Silver Plated Balanced Cable 2.5/3.5/4.4MM With MMCX/2pin/QDC Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin 】【qdc (CIEM極性)】【TFZ】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】

KB4878KB4878KB4878


KBEAR 16 Core Upgraded Silver Plated Copper Cable 2.5/3.5/4.4MM With MMCX/2pin/QDC/TFZ Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin 】【qdc (CIEM極性)】【TFZ】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】

KBX4868KBX4868KBX4868


KBEAR 16 Core Upgraded Silver Plated Copper Cable 2.5/3.5/4.4MM With MMCX/2pin/QDC/TFZ Connector
【 MMCX 】【 中華 2pin 】【qdc (CIEM極性)】【TFZ】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】

KBX4869KBX4869KBX4869


KB4878(KBX4878)」はグレー、シルバーの組み合わせ、「KBX4868」はライトブルー、グレー、シルバーの3色、そして「KBX4869」はゴールド、シルバー、ライトブルーの3色の線材を編み込んだカラーリングのケーブルです。0.05mmの線材を14本束ね各カラーリングの樹脂被膜で覆うことで芯材をつくり、これを16本丁寧に編み込むことでケーブルを構成しています。非常にしなやかなケーブルのため、KB EARブランドの低価格タイプの16芯ケーブルのような耳掛け加工はなく、耳掛けタイプでも垂らすタイプのイヤホンでも使用が可能です。
「KB4878」 「KBX4868」「KBX4869」「KB4878」 「KBX4868」「KBX4869」
プラグ部分および分岐パーツ、およびMMCX・中華2pinタイプのコネクタはクロームメッキ仕上げのパーツ使用が使用されており、より高級感のあるケーブルになっています。
「KB4878」 「KBX4868」「KBX4869」「KB4878」 「KBX4868」「KBX4869」
KB4878(KBX4878)」「KBX4868」「KBX4869」の各パッケージは、KB EAR製ケーブルの他の製品同様に黒いボックスに入っています。セラーブランドの中華ケーブルの場合は袋入り簡易パッケージが一般的ですが、流通させることを前提としている「KB EAR」製品としての違いがわかります。実際に届いた「KB4878」「KBX4868」「KBX4869」の各ケーブルを以前レビューした「低価格16芯タイプ」の「KBEAR4841」や「KBEAR4842」といったケーブルと比較してみると、線材の太さはほとんど同じように見えますが、ミドルグレードの「KB4878」「KBX4868」「KBX4869」は多少被膜にコシがある手触りで取り回しもしなやかです。実際に手にしてみると多少高級感をがアップした仕上がりになっていますね。
KBX4869KBX4869
またカラーリングについて、もっとも「派手な色の組み合わせ」の「KBX4869」(ゴールド、シルバー、ライトブルー)ですが思ったより奇抜な感じではなく、明るい色のイヤホンと合せるととても映えますね。いっぽうの「KBX4868」(ライトブルー、グレー、シルバー)は次の「KB4878(KBX4878)」に差し色のブルーが入った、という感じですが、全体的にはグレーに近い落ち着いたカラーリングで、色々なカラーのイヤホンと合せてもちょっとしたアクセントとなり違和感なく使えそうです。
KBX4868KBX4868
そしてもっともスタンダードなカラーリングの「KB4878(KBX4878)」(グレー、シルバー)は、一般的なシルバー(というか白色)の銀メッキ線より黒系のイヤホンと合せたときのコントラストが抑えられており、逆にブラックのケーブルほど「重くない」カラーですので、どの色のイヤホンと合せても良さそうですね。
KB4878 (KBX4878)KB4878 (KBX4878)

KBX4868」「KBX4869」および「KB4878」の音質傾向は、16芯タイプらしい非常に情報量の多いイヤホンのポテンシャルを引き出すタイプのケーブルです。銀メッキ線タイプですが過剰な高域の変化などの味付けは無く、よりな自然な印象に中高域の輪郭がハッキリする明瞭感があります。ややメリハリが強く変化する銅線タイプの「KBEAR4841」より自然な変化ですが、低価格銀メッキ線の「KBEAR4842」解像感や見通しは良く、より中高域の明瞭感のある銀メッキ線らしいサウンドも実感できました。
KBX4869KB4878 (KBX4878)
KBX4868」「KBX4869」および「KB4878」は、「KZ ZSX」「ZS10 Pro」および「CCA C12」や「TRN BA5」「TRN V90」などの高音質化が進む低価格ブランドのハイブリッド、マルチBAとの組み合わせや、TFZとの組み合わせはもちろん、数万円クラスのイヤホンのリケーブル用としても最適なケーブルです。これらのイヤホンでリケーブル効果を十分に実感でき、さらに高級感のあるコネクタやプラグ部品によって、これらのイヤホンをドレスアップできる「見た目」にも華やかなケーブルだと思います。