DUNU DK2001

こんにちは。今回は「DUNU DK2001」の紹介です。「DUNU-TOPSOUND」の最新3BA+1DDハイブリッド仕様モデルで、特徴的なデザインのフルメタルハウジングに両面ベリリウムコーティングされた13mmダイナミックドライバーとKnowles製の3基のバランスド・アーマチュア型(BA)ドライバーを搭載しています。また付属ケーブルには先日レビューした「DUW-02」と同じ、高純度単結晶銅シルバーコートLitz線を採用。さらにDUNU独自の「クイックスイッチングコネクタ」による交換式プラグを採用するなど、多彩な技術が詰め込まれたイヤホンに仕上がっています。
また音質面についての完成度も高く、非常にスッキリして見通しの良いサウンドは個人的にもハイブリッド製品のなかではでトップクラスに好みだと感じました(^^)。

DUNU DK2001DUNU DK2001

DUNU DK2001」は現行モデルの「DUNU-TOPSOUND」のハイブリッド製品のなかでは最もローエンドに位置づけられる製品で日本国内でも3万円台の価格設定が魅力的なモデルです。しかしその内容に妥協は無く、バランスド・アーマチュア型(BA)ドライバーはKnowles製カスタム仕様で明瞭感の高い中高域用ユニットと、伸びの良いデュアル仕様のツィーターユニットを搭載。さらに低域用には両面ベリリウムコーティング振動板の13mm 大口径ダイナミックドライバーが搭載されています。これらのドライバーは人間工学に基づいたデザインで配置され最適な音像表現と音場感を提供しています。
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また本体は精密CNC加工されたS316ステンレスとアルミマグネシウム合金による金属製ハウジングを採用。不要な共振を除去しクリアなサウンドを実現しています。さらに付属ケーブルは「DUW-02」と同じ、銀メッキコートされた高純度単結晶銅(OCC)線のリッツ線ケーブルで、コネクタ部分にはより破損に強い特許の膨張式MMCXが使用されています。
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さらにプラグ部分には交換式の「クイックスイッチングコネクタ」を採用しています。標準では3.5mmステレオプラグが付属しますが、オプションで「2.5mm/4極」「3.5mm/4極」「4.4mm/5極」のバランスコネクタへの交換が可能。再生環境にあわせた最適な組み合わせでの利用が可能になっています。「DUNU DK2001」のカラーは「オレンジ」と「ブラック」の2色が選択できます。

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■ クールなデザインのフルメタルハウジング。充実した付属品も嬉しい。

手元に届いた「DUNU DK2001」のパッケージは少し大きめで製品のグラフィックが描かれたデザイン。内箱は引き出し式になっています。しっかりとした作りのブルーのレザーケースが付属品も充実しています。
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同梱されるパッケージ内容は、イヤホン本体、ケーブル(「クイックスイッチングコネクタ」対応。付属プラグは3.5mmステレオ)、6.3mmステレオプラグ変換コネクタ、イヤーピース(シリコン製3種類、それぞれS/M/Lサイズ)、清掃用ブラシ、レザーケース、説明書。
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イヤーピースは本体ハウジングのカラーに合わせたタイプとライトグレーのタイプが好みに合わせて選択でき、さらに装着感が合わない場合は別タイプのシリコン製またはウレタン製を選択できます。他にも清掃用ブラシや変換コネクタなども付属している点はちょっと嬉しいですね。

DUNU DK2001」のステンレス&アルミマグネシウム合金によるフルメタルの本体ハウジングは、13mmの大口径ダイナミックドライバーの存在感が顕著な円形のデザインですが、加えて3基のBAドライバーが搭載されているわりに結構コンパクトなサイズ感に収まっています。そのため耳穴にすっぽり収まる感じで装着感もとても良好です。フェイスプレートの中央には円形のメッシュ状に小さな穴が空いたパーツがあり、ベント(空気孔)としての役割をもっています。とはいえ音漏れなどはほとんど気になるレベルではありません。
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また「DUNU DK2001」のデザインは「DK3001」「DK4001」といったハイブリッド仕様の上位モデルとシルエット的には近い形状ですが、「DUNU DK2001」ではよりメカメカしい精悍な印象でまとめられています。ロゴの入り方といい、なんというかガンダムぽいというか、特にオレンジのモデルはモビルアーマーぽいというか・・・(Twitterで「アッ○マーぽい」的なことをつぶやいたところ、思ったより反応があったり^^;)。

そして「DUNU DK2001」で付属するケーブルは先日レビューした「DUW-02」と同じ線材を使用したOCC銀メッキコート線ケーブルです。このケーブルは、台湾(万隆)製の「高純度な単結晶銅(OCC)の銀メッキ線」をベースに、さらにノイズ耐性のより高い「リッツ線」構造に加工した線材で、太すぎず非常に柔らかくしなやかな線材で取り回しの良さを感じます。絡まりにくいのも良いですね。ダークグレーのカラーリングも高級感がありますね。
※「DUNU DUW-02」ケーブルの詳細については過去記事のレビューを参照ください。
(レビュー)「DUNU DUW-02」 銀メッキOCCリッツ線ケーブル

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また「DUNU DK2001」付属ケーブルでは同社の特許技術が使用された「膨張式MMCXコネクタ」は通常のMMCXより取り付けがカチッとはまる印象で、ぐらつくこと無くしっかりと接続することができます。
そして、プラグ部分は「DUW-02」同様に特許技術の「クイックスイッチングコネクタ」が採用されています。これは「DK3001 Pro」「DK4001」などの上位モデルのケーブルでも採用されており、リケーブル不要でプラグをバランス仕様に交換でき、音質的、強度的にも信頼性の高い交換式コネクタです。なにより優れた純正ケーブルのまま低コストでバランス化きる点が素晴らしいですね(「DUNU DK2001」では交換コネクタは別売りですが、ダイレクトショップで2500円程度で販売されています)。


■ ハイブリッドらしさと自然なサウンドの絶妙なバランス。各音域のクオリティの高さにも驚く。

DUNU DK2001」の音質傾向はハイブリッドらし弱ドンシャリで、やや硬質感のある明瞭な音を鳴らします。全ての音域が非常にスッキリした見通しの良いサウンドを楽しむことができます。味付けのない自然なサウンドで音源をしっかり捉え正確に鳴らしてくれる印象。
DUNU DK2001中音域・高域をカバーするBAと超高域用のデュアルBAによるKnowles製カスタム仕様のトリプルBAによる高域は抜群の見通しの良さで、どこまでも抜けていく伸びの良さを感じさせます。中音域も非常に明瞭で密度の高い音を鳴らします。そして13mmベリリウムコーティング振動板のダイナミックドライバーによる低域は非常に良好なバランスと量感で鳴ってくれます。弾むようなレスポンスの良さは心地良い臨場感を与え、サウンド全体に適度なメリハリを与えます。3万円台の製品としては驚くほど完成度が高く、あらゆるジャンルの曲に対応できる精緻さと表現力を持ちつつ、絶妙なバランスで非常にスッキリと聴かせる印象で、なんというか「マニアが聴きたい音をよくわかってる」という感じのサウンドです(^^)。

DUNU DK2001」の高域は、非常にスッキリとした印象で伸びの良い明瞭な音を鳴らします。このイヤホンの良さは「全体のバランスの良さ」とそれを支える「各音域の質の高さ」で、特に3BA構成で鳴らす高音はこのクラスの製品の中では抜群に優れた質の良さを感じます。
解像度は高く見通しの良い音でより1音1音を正確に捉える表現力があります。やや硬質で綺麗な煌めきがあり、しかしながら歯擦音は抑えられ心地良い刺激で鳴ってくれます。いっぽうで主張の強さは十分にエネルギッシュですが絶妙なバランスと近さで、マルチドライバーのハイブリッド製品にありがちな人工的なエッジは無く、かといって過度に暖かくならない程度にきちんとコントロールされている印象。分離も非常に良く、音像の定位も自然で全体的な空間表現の良さにもつながっています。非常にスッキリとした印象でどこまでも伸びていくような高音を楽しむことができると思います。

DUNU DK2001中音域もまた非常に明瞭で凹むこと無く見通しの良いクリアな音を鳴らします。味付けは無く音源をあるがままに、しかにとても瑞々しく再生します。こちらも人工的な印象は皆無で、ボーカル帯域と演奏は解像度の高さと分離の良さから、しっかりとした輪郭を感じつつも非常に自然に、かつ十分な密度感で表現されています。また、定位は近すぎず正確で、非常にすぐれた分離感と音場表現によりボーカル帯域も埋もれること無くしっかり鳴ってくれます。また音場は十分に広がる印象で、立体的に捉えることができる透明感があります。
解像度も十分に高く(この点については、もちろんDUNUの上位モデルと比較すると相応に差があると思いますが)ボーカルの息づかいや余韻、演奏の細やかな表現なども非常に明瞭に、かといって繊細になりすぎずに聴くことができます。中高域の抜けも非常に良く、女性ボーカルやピアノの高音も綺麗に聴こえる印象。また男性ボーカルも厚みとエネルギーがあり、「DUNU DK2001」は過度にモニターライクにならないリスニング的な楽しさも感じるサウンドです。

低域は十分な厚みと深さを持ちつつ、非常にスピーディーでタイトな音を鳴らします。両面ベリリウムコーティングされた13mmの大口径ダイナミックドライバーはDUNUの最近のハイブリッド製品の特徴的な部分で、「DUNU DK2001」においてもその実力は遺憾無く発揮されている印象です。中高域とは綺麗に分離し、解像度は高く締まりのある音で、優れたアタックと詳細なディテールによる質の高さを感じます。いっぽうで過度な響きは抑えられ、全体の自然な印象にしっかり調和した低音を鳴らす点も好印象です。中低域は非常にエネルギッシュで厚みがありますが反応は良く、弾むような印象で臨場感のあるサウンド感じさせます。また、重低音は深く沈み、滑らかで心地良い重低音が広がります。低音好きのマニアにもかなり好感を持ってもらえそうな高音質を実現していると感じます。


DUNU DK2001DUNU DK2001」はロック、ポップス、アニソンなどのボーカル曲はもちろん、ジャズやクラシックなども含めジャンルを問わずリスニングを楽しめるオールグラウンドなイヤホンだと思います。マルチドライバー・ハイブリッドとしての構成を最大限に活かし、各音域ごとに非常にハイレベルなサウンドを実現しつつ全体的にも絶妙なバランスでチューニングしている点は同社の技術力の高さを改めて実感します。正直なところ3万円台のイヤホンとしては圧倒的なコストパフォーマンスを実感できた数少ない製品だと思います。
さらに先日の「DUNU DUW-02」ケーブルのレビューの際に紹介した、バランス仕様の「クイックスイッチングコネクタ」(別売り/2,530円)を使用し、バランス接続を試みたところ、さらに解像感がアップし、キリッとしたメリハリのあるサウンドを実感できました。さらにバランス接続での分離に優れたプレーヤーでは全体的な透明感が一層向上しより澄み切ったクリアなサウンドを体験できます。
DUNU DK2001」とあわせてこの組み合わせもとてもお勧めできる構成だと思いますよ(^^)