なんだかんだでPRIMERGY TX100 S3の3台目。東京の住まいには2台目です。
1台目はWindows7マシンを経て「fortia ANIME LOCKER」サーバに、2台目は福井でWindows8マシンとして稼働中。そして3台目はファイルサーバとしてつかいます(やっと本来の用途に近づいたね^^;)。
もともとデータ保管用にはロジテックのWSS2003R2を搭載したNAS(中古)を使用しておりましたが、容量不足&ちょっとウルサイ、そして遊ぶのにはちょっと非力、ということでリプレースと相成りました。
■OSは「Windows Home Server 2011」で。
インストールOSは、手持ちの「Windows Home Server 2011」(WHS2011)DSP版を使用します。どうせなら、Windows Server 2012で、とも思ったのですが、残念ながら2012ではホームサーバ用途の製品は消滅し、 WHS2011のメディアサーバ機能はSBS(Small Business Server)の後継となるEssential版に搭載される以外は、Windows8用の拡張パックでダウンロードでの利用という選択肢のみとなっています。
個人利用ではホームサーバ専用機というニーズは少なく、たとえばリビングのWindows8ベースのホームPCをそのままサーバ的にも利用し、自分の部屋のノートやタブレットからアクセスするシチュエーションが主流と考えられているのでしょう。
しかし、Windows Server 2008 R2ベースで15ユーザまでのアクセス、メディアサーバ機能を搭載し、PC用のOS並で購入できるWHS2011の存在は貴重で手に入るウチに入手しておくのがよいでしょう。
ちなみに、もともとは3台目は検証用で「Windows Server 2012 Essential」のMSDN版でインストールしていました。もちろん、普通に利用できることは確認済み。TX100 S3の場合、2012年5月以降のモデルであればそのまま、以前のモデルであればファームウェアのアップデートでWindows Server 2012に対応できます。
ただEssential版はStandardよりは安価なものの比較的近い価格設定で、以前のSBS同様に自身をActive Directoryサーバ(フォレストルート)化することが必須、かつCAL(25ユーザ分を標準)の追加も他ドメインとの信頼関係接続もできない、という、大変面倒くさい仕様をそのまま踏襲しています。
果たして、どれくらいのユーザがこの仕様にマッチするのか、そしてその利用者にとってメディアサーバ機能は必要なのか・・・。つくづく謎なエディションです。
というわけで、晴れて東京に機械を移動し、WHS2011マシンとなったわけです。
■HDDは3TB×4でRAID5を構成。起動用OSはSSDを専用ベイへ取り付け
メモリは検証段階で4GBに増設済みのためそのまま利用。HDDは3TBのHDDを4基用意します。
ドライブは比較的安価で静音性・パフォーマンスも良いSeagateのST3000DM001を使用。もともと搭載されている250GB HDDも同じシリーズのドライブなので長く使っても安心でしょう。
ただ、WHS2011の場合、Windows 2008R2系統とはいえ、標準添付の「ServerView Suite」DVDを使ってのインストールはできません。そのため起動ディスクをRAID構成にするのはちょっと難しいと思われます。
そこで、起動領域は128GBのSSDを使用。実はカタログにも説明書にも記載はありませんが、TX100 S3の筐体には、3.5インチベイの隣に2.5インチのベイもあり、最初からSATAの電源配線もされています。
またマザーボードもSATAインターフェースが6つあるため、SSD×1、HDD×4、DVD×1という接続も問題なく可能なわけです。
ただ残念ながら、2.5インチ用のHDDマウントは添付されておらず、もともと仕様記載にもないためパーツリストなどにもありません。
今回はもう1台のTX100 S3(foltiaマシン)から使用していない3.5インチ用マウントを取り外し、2.5インチ用の長さに切断、固定用のピンも取り外し、2.5インチのSSDを強引に新たにピン留めし装着しました。その気になればホームセンターで売られている部材でも自作できそうです。
これで無事インストール、と思いきや、WHS2011はインストーラの仕様で160GB以上の容量のディスクにしかインストールができないことが判明。
そこで、とりあえず標準搭載の250GBのHDDにインストールを行い、その後「Acronis TrueImage」などのツールでSSDにクローニングを行いました。
なお、WHS2011は250GBHDDの場合、約60GBをC:ドライブに、残りをD:にデータ領域として作成しています。今回はSSDをほぼすべてC:ドライブに割り当てるようにクローニング時に容量調整しています。
■追加インストールはネットワークドライバのみ。RAID5の大容量ストレージを確保。
クローニングしたSSDをSATA#1のインターフェースに接続し、無事起動ができたら、HDD4基も接続してRAID構成を組みます。このへんはWindows Server 2008 R2と同じなので、特に迷うこともなくサクサクと作業できます。
コンピュータの「管理」から「サーバマネージャ」を起動し、「記憶域」「ディスクの管理」で追加ディスクをダイナミックディスク化し、RAID5ボリュームを作成します。これで、論理容量8.18TBのストレージができます。
これで非常に低コストで高速・大容量なNASサーバを構築できました。
以降、このサーバをいろいろいじってく予定です。
ご教授をお願いします。
TX100 S3とWHS2011のインストールがうまく行かずに困っています。
CDブート後、インストールは出来たのですが、「自動設定中にネットワークに接続されていないので再起動して下さい」と表示されてしまいます。LANケーブルは挿してあります。ドライバーが入ってないのが原因?
wiki@notingのサイトでBIOSの設定でインストールが出来ると書いてあったのですがその設定方法がわかりません。
宜しければインストール方法を教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします。