東京での単身赴任が続いているため、最近では稼働率もさがっているものの、福井の自宅にあるホームシアターはまだまだ健在。
プロジェクターにはAcerの「H5360BD」というちょっと古い機種を使っていますが、先日10年以上使い続けているOnkyoのAVアンプから中古で入手したPioneerの「VSA-922」にアンプを変更し、HDMIセレクタでの出力をアンプのHDMI端子に変更しました。
しかし、変更したとたん、プロジェクターで映していた映像が突然消えたり、場合によっては全く映らない、という現象が発生。HDMIケーブル不良かとも疑い、より高品位なものへ交換しても現象は変わらず。
しかし、アンプから以前まで使っていたHDMIセレクタ(OUT側は2分配機能付)を中継させ、OUT側にプロジェクターとモニタを同時に接続させると映ることが判明。それも先に同期を取っているのはどうもモニタのほうらしい。
ということで「これはHDCPの処理が原因では?」と疑ってみると、案の定、ネットにもHDCPの著作権情報の更新が取れずに映像が消えることがある、という記述を発見。H5360BDか、VAS-922か、またはその先のBDプレーヤーか、原因はわかりませんが、とにかく、プロジェクター(H5360BD)がHDCP処理に失敗しているのは間違いなさそう。
だった以前Thunderbolt Display接続のMacからHDMI入力をした際に行ったように、HDCPをスルーさせてしまうのが手っ取り早いであろう、と考えました。
→ 怪しげなHDMIコンバータを使ってThunderbolt DisplayのTV化に挑戦。
しかしここで使っているHDMIコンバータは東京に置いてあるので、似たような商品をAmazonで購入します。
商品が届いたら、さっそくアンプのHDMI出力とプロジェクターの間にはさむように接続します。
今回購入したコンバータは入力側にアナログRCA(赤白黄の端子)があり、本来はアナログからHDMIにアップコンバートするのが目的の商品。ただ、なぜか入力側にもHDMI端子があるので(笑)、こちらとアンプを短いHDMIケーブルで接続し、プロジェクターからのHDMIケーブルは正面のOUT側のHDMIにつなげます。
アンプとプロジェクターの電源を入れ、投影してみると、標準ではアナログの480pの解像度になっているため、画面に表示される解像度と周波数を参考に、何度か「720p/1080p」ボタンを押していると「1080p/60Hz」表示になります。
一度設定してしまえば電源をON/OFFしても設定は保持されるようです。
この状態でBDプレーヤーやPS3、さらにApple TV、Kindle FireTVなどのメディアプレーヤーで再生を行いましたが、突然映像が途切れることもなく、快適に利用できるようになりました。
またこの環境で、スターチャンネルなどで放送された3D映画(サイドバイサイド)もプロジェクター側の切り替えで問題なく視聴できました。
古いプロジェクターなので、いずれは入れ替えをするとは思いますが、ちょっと強引な方法ながらとりあえずは延命できてやれやれです。