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AliExpressの7周年のお買い物シリーズ、インターミッションというかオマケというか、そういう感じのやつ、その①です。
小ネタです。
ES9023-DAC
タイトルの通り、大変アヤシイUSB-DACです。
購入サイトはAliExpressのショップでこちら

 「ES9018K2M」というとオンキヨーの高性能DAPであるDP-X1/DP-X1Aで搭載されている高音質なDACチップですが、これを踏査した据置型USB-DACが28.48ドル、約3千円ほどの価格設定です。
しかもスペックがサイトに一切書かれていない・・・( ;∀;)
もう怪しさしかありません。

というわけで、届いた商品を確認すると、この商品が「DAC-PD01」という型番の製品であることがわかります。
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またパネルを外してみると、確かに 「ES9018K2M」が確認できました。
また基盤の裏側にはUSB I/Fチップの「SA9023」も確認できました。
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ちなみに、このDAC、型番すら不明だったので、正式なメーカーも不明。ということはもちろんWindows用のASIOのドライバなんて全く見当たらないわけで、とりあえずMacに接続して「Audirvana Plus」で確認してみます。
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まあ、予想をしてましたが、そうですよね・・・
にしても「ES9018K2M」を搭載していて96kHzまでの対応とは、なんてDACの無駄使い( ゚Д゚)。

で、再生してみます。
が、ガガガガ、・・・

ん?

なんか、ちゃんと再生しない・・・( ゚Д゚)))
いちおう曲は出てるんですが、明らかにちゃんとDACに転送できてない感じ。

再生していたのが、24bit/96kHzのハイレゾだったので、16bit/44.1kHzのCD音源に変更し、Audirvana Plusのアップサンプリングも切って再生してみます。

今度は再生できました(やれやれ)

DACのUSBインターフェースに使われている「SA9023」は96kHzまでの対応だったと思うのですが、実質的には44.1kHz/48kHzで使うチップのようです。さらにこのチップの採用のおかげで、Windowsマシンでもドライバなしで認識・接続ができます(もちろん標準ドライバでの接続ですから、ASIOって何ですか?、て感じです。笑)。


ただ、なんだか、「ものすごく、音質悪くね?」

オペアンプにはAD823というチップが使われているようですが、これと「ES9018K2M」との相性の問題なのか、全く音の響かない残念な音です。

この時点でほぼゴミ確定なのですが、すこし基盤をいじって遊んでみようと思います。


とりあえず、普通にUSB-DAC的な用途で、この商品を見かけても 「ES9018K2M」は全くナンセンスな商品なので買わないことをお勧めしますよ( 一一)。