KBEAR「KBX4879」

こんにちは。今回はKBEAR「KBX4879」 4芯 5N UPOCC 高純度単結晶銅線ケーブルです。前回に引き続き今回もKBEARブランドのイヤホンケーブルです。KBEARでは初の1万円オーバーの製品ですね。ちなみにこのケーブル、出たときは見た目から「NICEHCK C4-1」と同じ線材のケーブルかと思ったのですが、銀メッキ線のC4-1に対して「KBX4879」は「5N UPOCC」と仕様が異なっており、実際届いた実物を比較してみても微妙に被膜の質感が異なる線材でした。というわけで、両者の違いも含めてご紹介できればと思います。アマゾンでは「Kinboofi」にてプライム扱いで販売しています。


[ KBX4879 ] KBEAR 4芯 5N UPOCC 高純度単結晶銅線 アップグレードケーブル
KBEAR 4 Core 5N UPOCC Copper Litz Cable 2.5/3.5/4.4MM with MMCX 0.78MM/2PIN/QDC/TFZ
【 MMCX 】【 中華2pin 】【 qdc 】【TFZ】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】

KBEAR「KBX4879」KBEAR「KBX4879」

5N UPOCC 単結晶銅線を採用したハイグレードケーブル。「UPOCC」(Ultra Pure OCC)超高純度単結晶銅線は、オーディオケーブル用途に特化した高性能(または高級)ケーブルとして知られおり、KBEAR「KBX4879」ではリッツ構造で編み込んだ「5N」純度のUPOCC線材を使用した4芯タイプとなります。線材は被膜の上からさらに布張りでコートされており、クロームメッキ仕上げの金属部品とあわせて高級感のある仕上がりになっています。

KBEAR「KBX4879」KBEAR「KBX4879」

プラグは3.5mmステレオおよび2.5mm/4極と4.4mm/5極のバランス接続に対応したタイプを選択でき、コネクタはMMCXおよび中華 2pinが選択できます。なお、AliExpressではqdc仕様とTFZ仕様も選択できるようです。

KBEAR「KBX4879」KBEAR「KBX4879」

KBEAR「KBX4879」のパッケージも、KB EAR製ケーブルの他の製品同様に黒いボックスに入っています。比較的コシのある線材が使用されていますが、布張りなこともあって取り回しは良く、適度な太さでどのイヤホンに合わせても使い勝手は良好です。布張りの被膜は「NICEHCK C4-1」がやや硬めの少し光沢のある繊維で作られていたのに対し、KBEAR「KBX4879」ではよりソフトで肌触りの良い被膜を使用しています。また線材の太さも僅かにKBEAR「KBX4879」のほうが太いかもしれませんね。
KBEAR「KBX4879」KBEAR「KBX4879」

KBEAR「KBX4879」の傾向はイヤホンの特徴を反映しポテンシャルを引き出すとともに、より明瞭に音質を底上げしてくれるタイプ。このクラスのUPOCC線としてよく知られる「NICEHCK Oalloy」や「NICEHCK Blocc」同様に解像度が高く、イヤホンのサウンドバランスを維持しつつ中高域を中心に音が濃くなる印象です。しかし「NICEHCK Oalloy」よりKBEAR「KBX4879」のほうが中高域や高域を中心に明瞭感が向上し、あくまで自然な範疇ではあるもののよりキレのあるサウンドに変化します。リケーブル時の変化は「Blocc」と「C4-1」の中間くらいの印象で、「NICEHCK Oalloy」および「Blocc」より明瞭感が前面に出る感じですが、わりとハッキリとメリハリが増す銀メッキUPOCC線の「NICEHCK C4-1」よりは自然な感じ、といったところです。
KBEAR「KBX4879」KBEAR「KBX4879」
KBEAR「KBX4879」はその価格設定からも相応に高級なイヤホンとの組み合わせが前提の製品となりますが、これらのイヤホンでは変化を実感しやすいケーブルです。特にある程度インピーダンスの高いシングルダイナミック製品との相性の良さを感じます。イヤホンによっては付属ケーブルより大幅な情報量の多さに加えて明瞭感がアップすることで各音域の分離が向上し、全体的に濃度が増した印象となります。また、カスタムIEMなどのマルチBAイヤホン等でも相性の良さを感じるのではと思います。解像感や分離感がぐっと向上し、空気の膜を取り払ったような透明感を感じます。
ただし、KBEAR「KBX4879」もイヤホンのポテンシャルを引き出すタイプのケーブルですので、ある程度以上のグレードまたは音質のイヤホンと組み合わせないと真価を発揮できないかも、という点は同価格帯の他のUPOCCケーブルと同様かもしれませんね。

というわけで、、KBEAR「KBX4879」は、よりポテンシャルの高い価格帯のイヤホンで、より明瞭で見通しの良いサウンドへの変化を望む場合は最適なケーブルといえるでしょう。KBEARのケーブルとしては他よりハイグレードな製品ではありますが、同価格帯で国内で販売されているケーブルと比較しても圧倒的にリケーブル効果は高く、オススメ度は十分に高いと思いますよ。