こんにちは。今回は結構以前(夏頃)に掲載しようとして、いろいろ立て込んだ関係で途中でそのままになっていたネタです。掲載数も非常に多くなった過去のレビューを「比較」するのに役立ててもらえるかもしれません。

私のブログ「bisonicr keep walking.」で中華イヤホンなどのレビューを多く掲載するようになって数年が経ちます。ただ、年間100本以上のイヤホンのレビューを掲載すると、私自身、過去に書いた内容を忘れてしまっていることも少なくありません。とはいえ、上位モデルや後継モデルの紹介など、私自身で自分の過去記事を振り返って参照する機会は結構多く、これまでに「自分で探しやすいように」こっそり「仕掛け」をいろいろ加えてきました。すでにご存じの方もいらっしゃるかもですが、今回は「bisonicr keep walking.」の「レビュー記事の歩き方」として色々な視点で記事を参照する方法を紹介したいと思います。題して「bisonicr keep walking.」の「レビュー記事の歩き方」ですね(^^;)

■ いくつかのブランドでは、ほぼコレクター的発想で「網羅的」に買い揃えています。

以前から私のブログをご覧いただいている方の中は既にお気づきかもですが、KZ、CCA、TFZなどいくつかのブランドの製品についてはほぼ全てのアイテムを入手し、レビューしています。特に中華イヤホンの場合、発売時にセラーを経由してサンプル提供を受けるケースも少なくありませんが、提供側の目的はあくまでマーケティング(販売促進)のためですので、当然ながら全ての製品というわけではありません。

私の場合はKZなどのようにカラーバリエーションまで揃える場合もあり、そうなると実際は半分以上のアイテムは購入をしています。以前「レビューの考え方」でも記載した通り、私のブログでもアフィリエイトも使っていますが、そこで得た全額をレビューのための購入資金の一部として補填させていただくことで、一応ですがブログを継続することができています。(とはいえ、年々、自己出費がえげつないレベルで増えてるという説もありますが、まあ単純に「沼」というやつですね。これは^^;)。

タグ(価格帯)また、私自身、けっこう「コレクター癖」は強い方なので、実際のところ「網羅性」という要素は結構大きな比重を占めている部分があります。そして、このような傾向の人の特徴そのままに、集めたらそれらを整理しデータベース的に管理したくなる心理が働きます。私のイヤホンレビューが、毎回「製品情報の整理」、「開封インプレ」、「音質インプレ」の順にまとめいて、そのなかでのそれぞれの「情報量」をある程度は平準化しているのも、ケーブルレビューでは特定のフォーマットというかテンプレ的なものを用いているのも、複数のレビューを横断的に見た際の比較しやすさや、「私自身が思い出しやすいように」整理している、という側面もあるわけです。

そして、これらの「過去記事」を様々な角度で縦横に眺められるように、カテゴリーの整理やタグ付けなどにより検索性を高めています。この辺は日々修正を現在も行っていますので、以下はあくまで現時点での状態とご理解いただければと思います。


■カテゴリー検索(ジャンル別/ブランド別)、記事検索

まず一番シンプルなカテゴリー検索ですが、実はこの「カテゴリー」これまでも相当頻繁に組み替えを行っています。今後も記事の増加に合せてカテゴリーの追加はもちろん、組み替えも頻繁に行うと思います。
「bisonicr keep walking.」を掲載しているライブドアブログでは「カテゴリ」は2種類までひとつの記事に設定できます。大抵はブランド名のサブカテゴリーを割り当てていますが、ワイヤレス製品やインナーイヤーなど、それぞれのジャンルを2番目のカテゴリーに設定している場合もあります。またケーブルについてはイヤホン並みに掲載数がふえているため、ケーブルのみのカテゴリーおよびサブカテゴリーが設定してあります。
カテゴリー別検索カテゴリー別検索
とりあえず、レビューを参照したい製品がハッキリしている場合は、カテゴリーから絞り込んでいただくのが手っ取り早いでしょう。また「記事検索」によるフリーワード検索も可能です。


■タグ検索(いろいろな視点で絞り込み)

そして、私のブログではライブドアブログの「タグ情報」を活用し、より細かい分類情報を付加しています。ひとつの記事に割り当てられるタグは10個までなので、どの程度の情報でタグを割り当てるかは結構頻繁に変更したりしています。
結果的に、それぞれの記事ではいくつかの規則性でタグをつけています。これを活用して、カテゴリー検索とは別のアプローチでさまざまな条件から絞り込みができるようにしています。以下はタグ情報でレビューを絞り込める一例です。

①「価格帯」「グレード」でレビューを絞り込む

まず、いちばんシンプルな「価格」での検索ですが、私のブログでは「価格帯:」(日本円区分)「価格帯/グレード:」(USドル区分)という2種類の区分とさらに「中華イヤホン」(USドル区分ほか)の3つの区分を設定しており、それぞれ重複して設定しています。
タグ(価格帯)タグ(価格帯)

例えば「TFZ KING EDITION」の場合、海外モデルは129ドルくらいですが、国内モデルは2万円オーバーとちょっと開きがあるため、「中華イヤホン(A100USD~)」「価格帯/グレード:100-200USD」とUSドルでは海外モデルの価格に合わせたタグを、「価格帯:2万円台イヤホン」と日本円では国内モデルに合わせたタグを設定しています。また「価格帯/グレード:」のタグは中華イヤホンに限らないため、さまざまなジャンルのイヤホンがまとめて表示されます。さらにタグ検索は3項目までをAND検索で絞り込みますので、例えば「50ドル以下」の「KZ」製イヤホンといった絞り込みも可能です。

タグ絞り込みタグ絞り込み


②ドライバー構成・ドライバーの種類で絞り込む

次に良く比べてみたくなるのがドライバー構成ですが、こちらは「構成:」というタグで一覧にしています。基本バランスド・アーマチュア(BA)、およびダイナミックドライバー(DD)の数で分類しており、ピエゾセラミックドライバーや静電ドライバーといったそれ以外のドライバーを含むものはドライバー数に関わらず「その他」にまとめています。ただ、この一覧は今後変える可能性もあります。

タグ(ドライバー構成)タグ(ドライバー構成)

ただし、それらの特殊ドライバーやダイナミックドライバーのうち、「カーボンナノチューブ(CNT)」「ダイヤモンドライクカーボン(DLC)」など特徴的なドライバーは「ドライバー:」というタグを追加しています。こちらも最大3種類までのタグをAND検索で絞り込みできます。

タグ(ドライバー構成)タグ(ドライバー構成)


③その他、ブランドでの絞り込みなど

タグ検索でも「カテゴリ検索」同様にブランド(メーカー)のタグをつけていますので、上記の価格帯や構成などと組み合わせた絞り込みに使用できます。またそれ以外のタグについてもレビューごとに適時追加を行っています。過去レビューを参照いただくときはとっりあえず「タグ検索」を試してみるのも良いと思いますよ。

タグ(ブランドほか)タグ(ブランドほか)


個人的には、このようにいろいろな視点で絞り込みを行うと前述の「網羅性」を充実させたい、という願望がさらに増してきます。ふつうご覧になる方はメーカー検索で1機種くらい抜けているモデルがあっても、それほど気にならないかも知れません。しかしレビューを書いていると1万円以下の「構成:5BA」のイヤホンを検索したときに、「CCA C10」はもちろん、KBEARおよびTRIPOWINの「亜種」の違いは気になりますし、TRNのドライバー構成などアプローチの違いも気になります。どんなジャンルであれ、コレクター癖のある方であればご理解いただけるのでは、と思いますが、集めているジャンルの中でも「これは」と思ったモノについては「抜け」があるのはかなり気持ち悪いですし、そして別の視点で絞り込むと、さらに新たな「抜け」をみつけるとそれを埋めるべく・・・ああ怖い。よくこれだけの数のレビューを続けられるね、といった内容のことを言っていただくのですが、実際に私のブログもこんな感じで記事が更新され続けています。このブログを続けること自体でさらに沼が深くなるというか、まさに「泥沼」ですね(笑)。

というわけで、「歩き方」というより「タグ検索の使い方」といった感じの内容ですが、よろしければ活用いただけると幸いです。