TaoTronics SoundLiberty97

こんにちは。今回はTaoTronics 「SoundLiberty97」(TT-BH097)です。TaoTronics からはこれまでもさまざまな機種の完全ワイヤレス(TWS)イヤホンが販売されていますが、今回の「SoundLiberty97」では3千円台の低価格モデルながら、これまで1万円クラスの製品で多く使用されていたQualcomm社製「QCC3020」チップセットを搭載。従来の「AAC」および「SBC」に加えて高音質コーデックの「aptX」に対応します。さらに「IPX8」の最大レベルの防水性能と「イヤホン単体で9時間の長時間再生」に対応する、まさに「フルスペック仕様」です。
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また音質的にもこれまで多くのTWS製品で高い評価を得てきたTaoTronicsらしい、非常に聴きやすいスッキリ目のサウンドで、多くの方にとって普段使いアイテムとして十分な実力を持っています「SoundLiberty97」は、ライトユーザーを中心に、「お手軽に購入できる完全ワイヤレスイヤホン」としては「とりあえずこれを勧めておけば大丈夫」という決定版ともいえるアイテムだと感じました。

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SoundLiberty97」は、6mmサイズのダイナミックドライバーをシングルで搭載。非常にコンパクトなイヤホン本体ながら単体で9時間再生という非常に長い稼働時間でバッテリー切れを心配すること無く一日中使用できる仕様となっています。また最上級の防水性能である「IPX8」に対応し、ケースも含めて完全に水没しても問題なく利用できます。
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さらに音質面では、従来のiPhoneを中心に幅広いスマートフォンで高音質再生が可能な「AAC」コーデックに加えて、AndroidスマートフォンやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)で多く搭載している高音質コーデック「aptX」に対応。またチップセットにQualcomm製の「QCC3020」を搭載し、対応するスマートフォン( Snapdragon845以上)との組み合わせではより高い接続性を実現する同社の「TWS Plus」が使用できます。そして音声通話についても「QCC3020」を搭載することでQualcommの「cVc 8.0」通話ノイズキャンセリング機能により周囲の雑音を削減したクリアな音声での通話が可能です。
Bluetooth5.0
チップセットQualcomm「QCC3020」
コーデックaptX / AAC / SBC
再生時間単体9時間、合計約36時間
バッテリ(片方)50mAh、(ケース)350mAh
充電時間1~2時間
防水等級IPX8
通話N/CcVc 8.0
接続距離約10m
充電コネクタUSB Type-C
サイズイヤホン:25.28×12.92×17mm
ケース:57.75×46×28.1mm
重量:4.2g 
このように「SoundLiberty97」はほぼ全方位で必要十分な機能を搭載し、また持ち運びでも気にならない軽量・コンパクト設計で3千円台という驚きのプライスを実現しています。実は先行して販売されている海外では51.99ドルのプライスタグがついており、日本ではかなり戦略的な価格設定といえるでしょう。
SoundLiberty97」の購入はアマゾンのTronics Audio直営店にて。価格は 3,980円です。
また、さらに24日より 3日間限定で以下の15% OFFコードの併用も可能です。
※3日間限定 15% OFFクーポンコード「BH097BISO」 (有効期限 11月24日16:00~11月25日15:59)

Amazon.co.jp(TaoTronics Audio直営店): SoundLiberty97(TT-BH097)


■ 非常にコンパクトなデザイン。長時間バッテリとTWS Plus対応で使い勝手も大きく向上。

SoundLiberty97」のパッケージはTaoTronics 製のワイヤレスイヤホンではお馴染みのもの。すでに何種類も購入している方も結構いらっしゃるようで、各製品ごとのイラストパッケージを見比べて見るのも楽しいですね。
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 パッケージ内容には、「SoundLiberty97」イヤホン本体、充電ケース、充電ケーブル(USB Type-C)、マニュアル(クイックスタートガイドとユーザガイドの2種類)などが含まれます。マニュアルは複数の言語で記載されており、もちろん日本語でも書かれています。日本国内での技適も正式に取得している製品ですし、初めて購入される方も安心ですね。
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SoundLiberty97」の本体はつや消しの表面処理のシンプルな形状で、男性女性問わず違和感なく使えるデザインになっています。本体はとてもコンパクトで、比較的耳の小さい方でもすっぽり収まる形状になっています。多くの場合で装着感で困ることはないでしょう。ただイヤーピースはS/M/Lサイズの3種類が付属しますがぴったり合わない場合もあります。しかし、他のメーカーから販売されているイヤーピースに交換も可能で、いわゆる「TWS用」として販売されているものに限らず多くの製品が問題なく利用できました。私は今回Radiusの「DEEP MOUNT」を合せましたが、JVC「スパイラルドット」やAcoustune「AET07」「AET08」なども問題なく利用しさらにケースに収めることができました。
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SoundLiberty97」のケースもイヤホン本体同様に非常にコンパクトなデザインを採用しています。タテ×ヨコの寸法は名刺やキャッシュカードのちょうど半分くらい、というとその小ささを実感いただけるのではと思います。外出時の持ち歩きでもカバンの中だけでなくポケットに入れておいても邪魔にならなさそうですね。ペアリングを済ませておけば、次回からはケースを開けた時点で自動でペアリングが行われ、ケースに収納すると自動で電源が落ちます。
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タッチセンサーの感度は一般的で、操作性はTaoTronicsの既存製品同様に、誤操作を防ぐため「再生/停止」は2回タッチをする仕様になっています。いっぽう電話がかかってきたときは1回のタッチで迅速に受けることができ、逆に電話を切るときは音楽再生時と同様に2回タッチにより誤操作を防止しています。音量のアップ/ダウンはスマートフォンの音量とは独立しています。長押しすると2秒で音声アシスタントへ切り替えるビープ音が鳴りますがそのまま押し続けると右側でアップ、左側でダウンします。最大音量になると再度ビープ音が鳴ります。細かいところですが実用性に配慮された操作性ですね。
再生/停止2回タッチ(左右どちらか)
曲戻し左側 3回タッチ
曲送り右側 3回タッチ
音量UP右側 3秒以上長押し 
音量DOWN左側 3秒以上長押し 
音声アシスタント左右どちらかを2秒長押し 
受話着信時1回タッチ(左右どちらか)
終話2回タッチ(左右どちらか)
着信拒否着信時2回タッチ(左右どちらか) 
また「SoundLiberty97」はQualcomm製の「QCC3020」を搭載することで、Bluetooth 5.0に加えて「aptX」コーデックに対応します。iPhoneは「AAC」コーデックまでの対応ですが、最近のAndroidスマートフォンでは大半のモデルで「aptX」でのペアリングが可能です。

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さらにSnapdragon845以上のSoCを搭載した対応スマートフォンで「TWS Plus」(True Wireless Stereo Plus)機能が有効になります。これはQualcommの完全ワイヤレスイヤホン技術のひとつで、従来型のTWSより音ズレや音切れの現象やバッテリー保ちの向上を可能にするものです。簡単にいうと、通常のTWSは左右どちらかが「親機」となり、もう片方のの「子機」はいったん親機を経由してペアリングしたスマートフォンなど再生環境と接続されます。これに対し、「TWS Plus」では左右それぞれが独立し同時にペアリングされるため、イヤホン本体→スマートフォンの転送量は半分(片耳ずつ)となり、さらに音切れの少ない環境が実現できるわけです。実際に東京都心の地下鉄や混雑するJR駅構内で一定時間使用してみたところ、「SoundLiberty97」のほうが従来モデルより音切れの頻度が減少した印象がありました。「SoundLiberty97」の場合、さらに「aptX」コーデックによる効率的な圧縮および転送の効果も加わっていそうですね。


■ ボーカルを中心としたライトユーザーを中心に使いやすいハッキリしたサウンド。

TaoTronics SoundLiberty97SoundLiberty97」の音質傾向は中音域にフォーカスした聴きやすいサウンドです。今回チップセットがQualcomm製に変わったことで、音質的には「DAC」部分と「アンプ」部分が従来のTaoTronics製品とは異なる仕様となっているわけですが、チューニングとしては同社のスッキリした印象を踏襲できているようです。傾向としてはドンシャリで、ボーカル帯域を中心とした聴きやすいチューニングです。音場はやや狭く、いわゆる低音の迫力を楽しむタイプのサウンドではないため、臨場感を求める方には低域は少し物足りないかも知れませんが、質は良くバランスの割にしっかりと力強さもあります。安価な製品にありがちな曇った印象は皆無ですね。解像感は一般的で曲によっては多少ウォームですが全体的に癖のないサウンドです。

SoundLiberty97」の高域はある程度の明瞭感がありやや派手目に鳴ります。くもりのないハッキリした印象は好感が持てます。刺さりやすい帯域はコントロールされており、普段から有線イヤホンなどでオーディオに触れることの多い方であればさほど違和感はなさそうですが、多くのTWS製品のように低音が強めのイヤホンやヘッドフォンを多く使っている方からすると、すこしシャリ付きを感じやすいかもしれません。解像感や分離は一般的なレベルですので、全体としてスッキリ感を演出するチューニングと言えるでしょう。

TaoTronics SoundLiberty97中音域はわずかに凹みますが、ボーカルが前に出てしっかり聞こえます。ポップスなどのボーカル曲向けのバランスで、女性ボーカルの高音も、逆に男性ボーカルの低音もやや強めの主張で明瞭に再生されます。印象として癖のない音ですが、多少メリハリの強い人工的な音に感じるかもしれません。この辺は従来モデルとのチップセットの違いを感じる部分かもしれませんね。音場は一般的からやや狭く平面的な印象もありますが、ボーカルを中心に比較的ハッキリしたサウンドのためさほど違和感は感じないと思います。また演奏は艶がありピアノやシンセ音も適度に煌めきがあり、ポップスやロック、アニソンなど多くのジャンルの曲で聴きやすく感じるチューニングだと思います。

低域はやや軽く感じますが、十分に量感がありミッドバスを中心に適度な存在感で鳴ります。ただし重低音はある程度の沈み込みはあるものの一般的なレベル。バスドラムなどは多少軽い印象になります。女性ボーカル曲やアニソンなどでは中高域の主張の強さからボーカルが強調され、低域はすこし控えめに感じるかもしれませんね。スッキリとして聴きやすい反面、臨場感や迫力を感じるサウンドとは傾向が異なるため、その辺は好みの分かれる部分かもしれませんね。

というわけで、「SoundLiberty97」は低価格ながら必要な機能をひとおり搭載し、音質的にもライトユーザーを中心に気軽に楽しめる癖のない印象にまとめられていました。この辺の音作りはチップセットが変わってもTaoTronicsの手堅さを感じますね。コストパフォーマンスの良いTWSを探している方には間違いなくお勧めできる製品だと思います。
ただいっぽうで従来モデルより音場感などチップセットの違いを感じる部分もありました。今回の「SoundLiberty97」を普及モデルとして、aptX対応、Qualcommチップセット搭載でさらに音質面を強化した「上位モデル」の登場も期待したいところですね(^^)。