SOUNDPEATS Mini

こんにちは。今回は「SOUNDPEATS Mini」です。すっかり低価格TWS(完全ワイヤレス)イヤホンの「定番ブランド」となった印象の「SOUNDPEATS」ですが、今回のモデルは高い基本性能をもちつつ小型軽量化を徹底したモデル。片側わずか4.2gの本体に優れた通話ノイズ低減技術や安定した接続を実現する同社の機能を継承しており、さらに本体7時間再生など実用性の高い仕様が特徴ですね。また音質的にもボーカル寄りのスッキリした印象で聴きやすく使いやすい印象です。
SOUNDPEATS MiniSOUNDPEATS Mini
 
SOUNDPEATS Mini」は本体サイズ22.02×18.67×24.14mmというコンパクトで4.2gの軽量さを実現しつつ、7時間再生が可能なモデルです。Bluetooth 5.2に対応し、より低遅延実現する最新チップセット「AB1562M」を採用。サウンド面では6.1mmダイナミックドライバーを搭載します。

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また「SOUNDPEATS」ならではの機能として、通話ノイズを低減する「AIノイズキャンセリング」を搭載。周囲の環境音をリアルタイムに解析し最適なプロファイルを自動的に設定することで、通話中や走行中などの騒音を抑え、よりクリアなコミュニケーションが可能です。また「MCSync」による左右同時伝送対応し安定した接続性および片側のみの再生にも対応します。その他IPX5の防水性能など小さくても基本性能をしっかり押さえた仕様が魅力的ですね。

ドライバー6.1mm ダイナミック
チップセットAiroha AB1562M
Bluetooth5.2
コーデックAAC / SBC
再生時間本体7時間 / ケース併用27時間
バッテリ容量80mAh(40mAh×2) +400mAh
通話N/CAIノイズキャンセリング
その他MCSync 左右同時伝送
防水レベルIPX5
サイズ・22.02×18.67×24.14mm
・56.87×41.66×24.98mm
重量(片側)4.2g (ケース)32.6g
SOUNDPEATS Mini」の価格は 4,580円(アマゾン価格、税込み)です。


■ 想像以上にコンパクト&軽量。耳の小さい方でも高い装着性。

パッケージは本体写真とモデルの装着写真の2面ボックスでとてもクールな印象を受けますね。パッケージ内容はイヤホン本体、充電ケース、イヤーピース(S/M/Lサイズ)、充電用USB Type-Cケーブル、説明書。
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SOUNDPEATS MiniSOUNDPEATS Mini
本体サイスは通常のTWS製品と比較して非常にコンパクト。とくにフェイス部分のサイズが非常に小さく、耳の小さい方でもすっぽり収まるサイズ感です。わたしは耳穴が細いため、付属イヤーピースが使えない製品も多いのですが、「SOUNDPEATS Mini」についてはSサイズでしっかりホールドできました。いっぽう、ステム部分が長く、耳穴奥まで挿入するデザインのため、逆に耳が大きい方でも小さすぎるということはないと思います。
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充電ケースも非常にコンパクトです。もともと「SOUNDPEATS」のTWSはコンパクトなケースが付属する製品が多いのですが、「SOUNDPEATS Mini」の本体サイズに合わせてさらにコンパクトかつ軽量です。ジーンズのポケット、それも右側ポケット内のコインポケットにも入るほどのコンパクトさです。
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SOUNDPEATS Mini」本体のロゴ部分はタッチセンサーとなっていて、感度は一般的で操作に困ることはないでしょう。再生および停止は2回タッチの方式で誤操作防止のための配慮も行われているようです。

再生/停止2回タッチ(左右どちらか)
曲送り右側 1.5秒ロングタッチ
曲戻し左側 1.5秒ロングタッチ
音量UP右側 タッチ
音量DOWN左側 タッチ
音声
アシスタント
3回タッチ(左右どちらか)
受話/終話着信時2回タッチ(左右どちらか)
着信拒否1.5秒ロングタッチ(左右どちらか)
通話切替2秒ロングタッチ(左右どちらか)
電源ON自動:充電ケースのフタを開ける
手動:1.5秒ロングタッチ
電源OFF自動:本体収納後フタを閉じる
手動:10秒ロングタッチ
コーデックはAACまたはSBCの対応ですが、Bluetooth 5.2対応により接続性が向上したこともあり、対応するデバイスとの接続では安定性がより向上します。また「MCSync」機能を搭載することで左右独立して接続され、AACでもより高いビットレートで安定した接続を実現しているようです。実際、東京都心の街中や駅でもほぼ途切れることなく実用的な印象でした。


■ ストリーミングに最適なボーカルよりのスッキリした明瞭サウンド

SOUNDPEATS MiniSOUNDPEATS Mini」のサウンドは、ボーカル帯域にフォーカスしたやや硬質のスッキリしたサウンドで、傾向としては弱ドンシャリ。低域強めの製品が多い低価格帯のワイヤレスイヤホンのなかで「SOUNDPEATS Mini」は明瞭感のある印象を持つ方も多いでしょう。女性ボーカルが映える透明感のある中高域と、ボーカル帯域を下支えするように小気味よく鳴る適度な量感の低域は、ストリーミングで最近のヒットチャートを気持ちよく聴くことができる「イマドキ」のチューニングといえるでしょう。高域の刺さりなどの刺激はコントロールされ聴きやすいバランスになっていますが、このクラスの製品としては適度なキレの良さもあり、スピード感のある曲も楽しめますね。

SOUNDPEATS Mini」の高域は明瞭感のある音を鳴らします。スッキリ目の印象は好感が持てます。刺さりなどは無く聴きやすい印象。解像感や分離は一般的なレベルですがボーカル曲を中心にリスニングするうえで不満を感じることは少ないでしょう。
中音域はわずかに凹みますが、ボーカルが前に出てしっかり聞こえます。ボーカル曲向けのバランスで、特に女性ボーカルやピアノの高音など中高域がきれいな印象ですね。男性ボーカルもスッキリして聴きやすいですが余韻などは多少あっさり目です。印象として癖のない音でどのようなジャンルの曲も楽しめそうです。
SOUNDPEATS Mini音場自体は一般的ですが広さを感じる演出が若干あり、ボーカルを中心に比較的ハッキリしたサウンドのため広さを感じる空間表現が印象的です。ポップスやロック、アニソンなど多くのジャンルの曲で聴きやすく感じるチューニングだと思います。
低域はやや軽く感じますが、適度な量感がありミッドバスを中心に小気味よく鳴ります。ただし重低音の沈み込みは浅め。バスドラムなどは多少軽い印象になります。スッキリとして聴きやすい反面、臨場感や迫力を感じるサウンドとは傾向が異なるため、その辺は好みの分かれる部分かもしれませんね。

SOUNDPEATS Mini」は5千円以下の低価格で必要機能と長時間のバッテリを搭載しつつ、驚くほどのコンパクトさを実現しています。また最近のストリーミングのリスニングにも最適なスッキリしたサウンドは多くの方が利用しやすく、聴きやすいサウンドだと思います。やはり「SOUNDPEATS」の手堅さを感じる実用的なイヤホンだと感じました。