健康管理データの同期

こんにちは。普段は中華イヤホンのレビューとか書いてるbisonicrです(^^;)。今回はオーディオ関係からちょっと離れてガジェット活用の小ネタです。次回からは通常のレビュー戻りますが、ときどきこういう雑記というか、インターミッション的なネタもはさんでいこうかなと思っています。

これまで独立したものと思っていたAppleの「ヘルスケア」とGoogleの「Google Fit」が、双方と連携出来る健康管理アプリを仲介すれば結構簡単にデータ連係できるのだな、ということに気づいたので、本格的にダイエットをはじめるにあたって、手持ちのデバイスの相互連携を試してみました。

■ このところの近況てきなもの。

最近ですが個人的にいろいろ慌ただしくてイヤホンレビューもちょっと滞りがちですね。思った以上に「積みイヤホン」が増えまくっています。にもかかわらず購入ペースは全然落ちてないし、依頼関係もしばらく前までは「お、それそろ俺のこと忘れられたかな?」てな感じでわりと少なくなってたものの、何故か夏頃から復活してきたり。でも相変わらず、「あ、bisonicrのこと忘れてたわー、今更だけど依頼していい?」みたいな感じで言われることもあったりで、「ブロガー」を名乗る上でこの存在感の無さはどーなんだろー、と思わなくもない、今日この頃であります(^^)。

まあ、原因というか、普段のお仕事でわりと丁々発止なシチュエーションも多いため、そのぶん確かにTwitterとかでは「ほぼ空気」だったりしてますね(これでも色々思うことはあるんですよ)。あと、ブロガー的なところでは特に中華イヤホン関係のレビュー掲載数のわりに依頼とか案件とかは「来たら受ける」程度のノリなのが相手にバレバレなのかもしれません。私はそれが普通だと思ってたのですが、実際のところ巷では結構貪欲に依頼ウェルカムな空気を出してたりハッキリ言ってる方のほうが多いんですね。これはレビュー系のユーチューバーのノリがブログの方にも浸透してるってことなんでしょうね。私もアクセス数などの実績は相応に気にしますが(結構モチベーションになりますので)、あくまで「趣味ブログ」だからいいのであって、わざわざ「仕事」を増やしたいとは思っていないという感じです(^^;)。

閑話休題、そういえばこのブログはもともとはガジェットの小ネタを書く趣旨だったなーと思い出しました。最近はガジェット関係の記事もオーディオを絡めた内容を中心にしていましたが、全く関係ないものを時々「息抜きの息抜き」(通常のレビューが仕事の息抜きで、今回はさらにその息抜き)で書いてみるのもいいかなーと思っています。てなわけで今回は、興味のある人と無い人の落差がどえらく大きい健康管理の小ネタです(^^;)。


■ 健康管理(ヘルスケア)アプリの連携について

Withings Body Seriesスマートフォンで健康管理(ヘルスケア)情報を取得し、管理するというのはここ数年でかなり一般化したネタですね。この分野は結構古くて、初期のiPhoneでもNikeのシューズにセンサーを入れてランニングの情報を管理したり、フランスのWithings社製のWiFiスケール(体重計)なんかがApple Storeで販売されていました。しかし、一気に世間に浸透したのはやはりApple Watchの登場あたりからで、正確に言うと、その前後でヘルスケア情報を取得できるスマートウォッチが数多くリリースされ、Apple WatchのCMや各種報道が普及を促進する宣伝媒体になったのかなと思います。
私自身、この手のガジェットも最初期からこまめに買い続けていますが、どれだけ活用しているかというとあまり自信はありませんでした。しかしアラフィフの年代になり、人間ドックでも色々指摘されるようになることで、本格的に自分の健康管理を行う必要性が出てきました。

健康管理の基本はさまざまな情報の取得による分析で、いかに多角的な情報を「プラットフォーム」に集められるかが最初のポイントになります。この「プラットフォーム」はさまざまな会社が提供していますが、現時点で一番手軽なのはAppleの「ヘルスケア」とGoogleの「Google Fit」ですね。それぞれiPhoneとAndroidスマートフォンに搭載されており、多くの健康管理アプリが端末種類に応じてどちらかと連携できるようになっています。しかし、「ヘルスケア」と「Google Fit」間では情報を直接同期するパスは無く、個人的にはちょっともったいないなと思っていました。
Apple ヘルスケアGoogle Fit
いっぽう、健康管理用のデバイスを販売するメーカーの多くは、「ヘルスケア」や「Google Fit」との連携に対応しているものの、基本は自社プラットフォームを中心に提供しており、自社製品で揃えてもらうことで最大限に活用できるようにしています。しかし、これらの製品の中には、「ヘルスケア」や「Google Fit」から情報を取得するだけで無く、自身の情報を送ることにも対応している場合があり、上手く使えば「ヘルスケア」と「Google Fit」間の連携も可能になります。私は前述のWithingsの最初期モデルのWiFiスケール(体重計)を使用していますが、同社のアプリをiPhoneとAndroid双方にインストールし、それぞれで「ヘルスケア」と「Google Fit」に連携することで相互の情報を一気通貫に管理することが出来るようになりました。おそらく同様のことは他のメーカーのプラットフォームでも可能だと思いますので、確認してみると良いかもしれません。


■ というわけで、いろいろ連携してみた

【Apple Watch】→ iPhone「ヘルスケア」

AppleWatch私は仕事用の電話としてiPhoneを使っているので、ウォッチも「Apple Watch」になりました。それ以前はAndroidGear(GoogleGear)系も何種類か購入していますが、結局Apple Watchがいちばん使いやすいですね。なにより、メーカーや機種によって使える機能やスマートフォン側の必要アプリや設定等、余計なことを一切気にせず使える点が大きいです。またiPhoneと連携することを前提にすれば安定性なども申し分ないため、身体の異常を検知する「センサー」としても最も安心できます。ある程度年齢が行ったら、自身の健康のために絶対に使った方がいいよ、と思えるレベルです。そして、ご存じの通り健康管理データはAppleWatchの「世代」にもよりますが多種多様にわたります。
ただ、例えば睡眠データの取得などもできますが、睡眠中も装着していたらいつ充電するの?という矛盾があったりもします。なので、私は寝るとは外して充電し、睡眠データは別に取得しています。

【リングフィットアドベンチャー】 →AppleWatch「ワークアウト」で記録
いっぽう、最近Nintendo Switchで「リングフィットアドベンチャー」を始めました。(新型のSwitchが出ることは知ってますが、ほぼ専用機ですので既存の「Nintendo Switch/リングフィットアドベンチャー同梱版」を購入しました)、「リングフィットアドベンチャー」はデータ連係こそできないものの、AppleWatchの「ワークアウト」アプリで「フィットネスゲーム」の項目を追加し、プレイ時に起動しておけば運動量を記録しておいてくれます。

【Google Nest Hub(第2世代)】 → 「Google Fit」
Google Nest HubGoogleが出してるEcho Showみたいなやつです(おい)。Echo Showも何台も買っていますが、この第2世代の「Google Nest Hub(第2世代)」はベッドサイドに置いて、賢い置き時計(笑)兼、睡眠データのモニタリング装置として使っています。
この睡眠データの取得は「Google Nest Hub(第2世代)」の「売り」の機能で、ベッドサイドに置き、前面のセンサーをあらかじめ調整しておくことで床についたときに自動で情報の取得を開始し、睡眠状態をモニタリングします。センサー的なものを一切身につける必要がない点で、余計なものがあると寝られない私などには最適です。ただ、当然データは「Googleアカウント」経由で「Google Fit」に記録されるため、iPhoneでも「Google Fit」アプリをインストールすれば確認出来ますが、Appleの「ヘルスケア」に反映させることはできません。

【Withings Body Series 体重計】 →  iPhone「ヘルスケア」 & Android「Google Fit」
Withings Body SeriesWiFiに対応した、いわゆるスマート体重計(体脂肪計)を最初に販売したメーカーが「Withings」で、現在は他にもスマートウォッチや睡眠パッドなど様々は健康管理デバイスを販売しています。体重計については現在は「Body」「Body+」「Body Cardio」の3モデルを販売しており機能によって選ぶことが出来ます。私はすでに販売終了している最初期のモデルを使っていますが、現行モデル同様にWebの「Withings Diary」とアプリの「Withings Health Mate」を使用して管理が出来ます。購入当時は「Withings Diary」でしか管理をしていませんでしたが、久々に最新版の「Withings Health Mate」アプリを仕事用のiPhoneとプライベート用のAndroid端末の両方にインストールしたところ、iPhone版は「ヘルスケア」と相互連携し、Android版は「Google Fit」相互連携が出来ることが判明。例えば歩数など「ヘルスケア」「Google Fit」双方の端末で持っている情報は最新のタイムスタンプで上書きされるため、それぞれのアプリを都度起動して更新する必要はあるものの、矛盾無く相互連携が出来るようになりました。

【エレコム Bluetooth対応血圧計 HCM-WS01BTWH 】 →  iPhone「ヘルスケア」
HCM-WS01BTWHアプリ連携出来る血圧計といういとオムロン「OMRON connect」対応の「HEM-6233T」など、普通の血圧計が3千円程度から購入できることを考えるとかなり高額な製品が多いですね。ただそのなかでもエレコムの「エクリア手首式血圧計」にはBluetooth連携のモデル「HCM-WS01BTWH」があり、こちらは実売6千円~8千円程度と比較的手頃な価格で購入できます。
アプリはエレコムの「ECLEAR plus」を使用します。現在のバージョンではAndroid用はGoogleFitからの情報取得のみなのに対し、iPhone用は「ヘルスケア」への書き出しにも対応します。というわけで、私はiOS用アプリをiPhoneに入れており、上記の「Withings Health Mate」経由で「ヘルスケア」から「Google Fit」へも反映させています。


【あすけん (カロリー計算・ダイエットアプリ)】 →「ヘルスケア」or 「Google Fit」
あすけん最近になって本格的にダイエットを開始したので、食事記録アプリの使用を開始しました。某YouTubeのダイエット動画でも紹介されていた「あすけん」を私もプライベート用のAndroid端末にインストールしています。バーコードからの検索やプレミアム版だと写真から解析して食事情報を取得したりできます。だいたい食生活というのは周期性があるので、無料のプレミアムお試し期間中にいろいろなパターンの食事データをしっかり記録しておくと、以降はほぼ履歴から持ってこれるのでわりとサクサク入力できます。
AndroidにインストールしているのでGoogle Fitと連携しており、カロリー情報などが同様に共有されています。


というわけで、Apple とGoogleでの健康管理データの同期について、実際に使用している小ネタを紹介しました。普段Android端末で生活している方はそもそもAppleWatchを使うことも無いでしょうからあまり関係ない話だと思います。しかし逆にiPhoneを使用していて「Nest Hub」のようにGoogle Fit前提のデバイスを連携させたいときは安価なタブレットなどを併用することで同様に活用できるのかなと思います。個人的には連携し一気通貫で確認出来ることで、ようやくこれらのデータと真剣に向き合ってみようというモチベーションにすることが出来ました。
さて、ちゃんとダイエットできるかなぁ(^^;)。