こんにちは。今回は「UGREEN HiTune X5」です。中華系サプライメーカーの「UGREEN」の完全ワイヤレスイヤホンです。個人的にもオーディオ関係で使用するアダプタやデジタルケーブルなどでも品質面で結構信頼感のあるブランドで、完全ワイヤレス製品についてもちょっと個性的なと手堅さを感じる機能やサウンドなど「UGREEN」らしさを感じる仕上がりですね。
「UGREEN」というと、Amazonを中心に日本でも幅広くデジタルサプライを販売しているメーカーのひとつとして結構お馴染みなのではと思います。USBケーブルや充電器などのアイテムはもちろん、実はポータブルオーディオ関係で使用するアイテムも低価格でそこそこ実用的な品質のものが多く個人的にも重宝しています。また、以前出張先などでレンタカーを頻繁に使っていた際にAUXに接続できるUGREENのaptX対応の小型のワイヤレストランスミッターを愛用していました。他にもAliExpressのオフィシャルストアなどを見ると日本では販売されていないワイヤレスオーディオ製品が結構多いことがわかります。イヤホンについても有線イヤホンおよびワイヤレスイヤホンを数機種販売しており、今回紹介する「UGREEN HiTune X5」はもっとも高性能な最新ワイヤレスモデルとなります。
「UGREEN HiTune X5」はチップセットにQualcomm製「QCC3040」を搭載。「Bluetooth 5.2」および「aptX」コーデックに対応します。ドライバーには高音質の10mmサイズのPU+PEEK複合振動版ダイナミックドライバーをシングルで搭載しています。
また「QCC3040」チップセットを採用することで、より安定した接続性を確保する「TrueWireless Mirroring」にも対応。またQualcommのCVC8.0通話ノイズキャンセリングに対応し、音声通話用と環境音検知用の片側2個、左右で4個のMEMSマイクを搭載。騒がしい場所でもクリアな通話が可能です。バッテリ稼働時間は単体で7時間再生、ケース込みで28時間の再生が可能で、高速充電により10分間充電で1時間の再生が可能です。他にもIPX5の防水機能、70msのゲームモード(低遅延モード)にも対応します。
「UGREEN HiTune X5」の購入はAmazonのUGREENのストアにて。価格は5,999円です。
※現在10% OFFクーポンを配布中です。
Amazon.co.jp(UGREENストア): UGREEN HiTune X5
■ ダークブルーの落ち着いたカラーリングと実用的なワイヤレス性能。
「UGREEN HiTune X5」のパッケージは「X5」というモデル名称がプリントされたシンプルなデザインのボックス。
パッケージ内容は充電ケース+イヤホン本体、イヤーピース(XS/S/M/Lサイズ)、充電ケーブル、説明書(多言語/日本語含む)。イヤーピースがXSを含む4サイズ同梱しているのは結構珍しいですね。
本体ハウジングはダークブルーの樹脂製で、結構特徴的な本体形状をしています。装着性は多くの人にとっては比較的良好だと思いますが本体部分がうまく合わないケースもあるかもしれません。とはいえ似たようなデザインの製品が多い中で、「UGREEN HiTune X5」は5千円クラスの低価格製品ながら見た目に個性があるのは良いですね。
ちなみに付属イヤーピースでうまく装着できない場合は「SpinFit CP360」や「AZLA SednaEarfit Crystal」のような密着製のあるイヤーピースを組み合わせるのが良いのではと思います。TWS用であれば比較的大きめのイヤーピースでもケースへの収納は問題ないようです。
充電ケースは400mAhタイプとしては比較的コンパクト。本体背面にリセットボタンが、底面に充電用のType-Cコネクタがあります。
そしてこのちょっと個性的なデザインにより、タッチセンサー部分が大きく使いやすいという特徴もありますね。センサー感度は一般的。音量操作も可能なのは良いですね。
■ 中低域に厚みのある自然で聴きやすいリスニングサウンド
「UGREEN HiTune X5」の音質傾向は中低域寄りのドンシャリ。厚みのある低域とともにボーカル帯域には十分な主張と明瞭さがあり心地よく聴きやすいサウンドです。複合振動板の採用により低価格TWSながらボーカル帯域は癖が無く、高域は刺激を抑えつつ曇りの無い音を鳴らします。全体として聴きやすく、ストリーミング音源などでさまざまなジャンルの曲を楽しむのに最適な「イマドキの音」といえるでしょう。
高域は明瞭感があり適度な煌びやかさがあります。オーディオ的には伸びや解像感は一般的ですがシンバル音などもハッキリと描写しており適度な主張に楽しさがあります。
中音域はドンシャリ傾向のため僅かに凹みますが、ボーカル帯域を中心に適度な主張があり、籠もること無く自然な雰囲気の音を鳴らします。音場は普通から曲によってはやや狭め。多少ウォームで音数の多い曲は多少凝縮感がありますが、最近のポップスのように音数を減らしよりボーカルを際立たせる演出とは非常に相性の良い印象です。
また映像コンテンツやゲームなども臨場感とともに位置の把握がしやすく「ゲームモード」による低遅延での利用も良いと思います。
低域は厚みのある音を鳴らします。重低音は深さと重さがあり、ミッドベースは過度に響くこと無く比較的直線的な印象。キレや締まりを強調した低域ではありませんが、適度な解像感と量感により全体として厚みのある音で中高域を下支えします。「UGREEN HiTune X5」の遮音性は平均的でANCなどの機能は搭載していませんが、屋外でも低域が細ること無くしっかり楽しめると思います。
というわけで、「UGREEN HiTune X5」は突出したポイントなどはありませんが、最新の機能とバランスの良いサウンドを搭載し、手頃な価格設定を実現した「いかにもUGREENらしい手堅さ」を感じる製品でした。いっぽうでちょっと他社とは異なる個性的なデザインなど、他の人とは違う点をさりげなくアピールしたい方にも最適でしょう。またダークブルーの光沢のあるカラーリングもブラックかホワイトが多いこの価格帯のイヤホンのなかでは特徴的です。普段使いのアイテムとして、いわゆる「AirPods(Pro)型」一辺倒ではつまらない、という方は有力な選択肢になると思いますよ(^^)。
「UGREEN HiTune X5」はチップセットにQualcomm製「QCC3040」を搭載。「Bluetooth 5.2」および「aptX」コーデックに対応します。ドライバーには高音質の10mmサイズのPU+PEEK複合振動版ダイナミックドライバーをシングルで搭載しています。
また「QCC3040」チップセットを採用することで、より安定した接続性を確保する「TrueWireless Mirroring」にも対応。またQualcommのCVC8.0通話ノイズキャンセリングに対応し、音声通話用と環境音検知用の片側2個、左右で4個のMEMSマイクを搭載。騒がしい場所でもクリアな通話が可能です。バッテリ稼働時間は単体で7時間再生、ケース込みで28時間の再生が可能で、高速充電により10分間充電で1時間の再生が可能です。他にもIPX5の防水機能、70msのゲームモード(低遅延モード)にも対応します。
ドライバー | 10mm PU+PEEK複合振動版 ダイナミックドライバー |
---|---|
チップセット | Qualcomm QCC3040 |
Bluetooth | 5.2 |
コーデック | aptX / AAC / SBC |
再生時間 | 本体7時間 / ケース込28時間 |
充電時間 | 本体1.5時間 / ケース2時間 |
通話N/C | MEMSマイク / CVC 8.0 |
その他 | ゲームモード(70ms) TrueWireless Mirroring |
防水レベル | IPX5 |
コネクタ | USB Type-C |
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Amazon.co.jp(UGREENストア): UGREEN HiTune X5
■ ダークブルーの落ち着いたカラーリングと実用的なワイヤレス性能。
「UGREEN HiTune X5」のパッケージは「X5」というモデル名称がプリントされたシンプルなデザインのボックス。
パッケージ内容は充電ケース+イヤホン本体、イヤーピース(XS/S/M/Lサイズ)、充電ケーブル、説明書(多言語/日本語含む)。イヤーピースがXSを含む4サイズ同梱しているのは結構珍しいですね。
本体ハウジングはダークブルーの樹脂製で、結構特徴的な本体形状をしています。装着性は多くの人にとっては比較的良好だと思いますが本体部分がうまく合わないケースもあるかもしれません。とはいえ似たようなデザインの製品が多い中で、「UGREEN HiTune X5」は5千円クラスの低価格製品ながら見た目に個性があるのは良いですね。
ちなみに付属イヤーピースでうまく装着できない場合は「SpinFit CP360」や「AZLA SednaEarfit Crystal」のような密着製のあるイヤーピースを組み合わせるのが良いのではと思います。TWS用であれば比較的大きめのイヤーピースでもケースへの収納は問題ないようです。
充電ケースは400mAhタイプとしては比較的コンパクト。本体背面にリセットボタンが、底面に充電用のType-Cコネクタがあります。
そしてこのちょっと個性的なデザインにより、タッチセンサー部分が大きく使いやすいという特徴もありますね。センサー感度は一般的。音量操作も可能なのは良いですね。
再生/停止 | 1回タッチ(右or左) |
---|---|
曲送り | 右側 3回タッチ |
曲戻し | 左側 3回タッチ |
音量UP | 右側 2回タッチ |
音量DOWN | 左側 2回タッチ |
ゲームモード | 4回タッチ(右or左) |
受話/終話 | 着信時1回タッチ(右or左) |
着信拒否 | 2秒ロングタッチ(右or左) |
音声 アシスタント | 2秒ロングタッチ(右or左) |
タイムアウト | Bluetooth切断後5分経過 で休止状態 |
手動 ペアリング | リセットボタン3秒間長押し (#1,#3のLEDが3回点滅) |
電源ON | 充電ケースのフタを開ける |
電源OFF | 本体収納後フタを閉じる |
接続品質について非常に安定してます。私は「Oppo Find X3 Pro」(aptX)および「iPhone 12 Pro」(AAC)でテスト。音源はApple Musicロスレス、Amazon Music HDを使用し、屋内、屋外で利用しました。
「UGREEN HiTune X5」は「TrueWireless Mirroring」の左右同時接続によりBluetooth 5.0対応のスマートフォンでも安定した接続性があります。また「iPhone 12 Pro」などのAACコーデックまでのスマートフォンでも都心の駅など混雑する状況でも安定した接続性がありました。さらに「Find X3 Pro」など、「aptX」および「Bluetooth 5.2」に対応する最新のスマートフォンではより通信品質が安定し、バッテリ稼働時間などにも良い影響があるようです。
また「ゲームモード」に変更することでバッテリーの消費は少し大きくなるものの70msの低遅延のモードとなり、ゲームはもちろん、動画視聴などでも効果を実感できます。■ 中低域に厚みのある自然で聴きやすいリスニングサウンド
「UGREEN HiTune X5」の音質傾向は中低域寄りのドンシャリ。厚みのある低域とともにボーカル帯域には十分な主張と明瞭さがあり心地よく聴きやすいサウンドです。複合振動板の採用により低価格TWSながらボーカル帯域は癖が無く、高域は刺激を抑えつつ曇りの無い音を鳴らします。全体として聴きやすく、ストリーミング音源などでさまざまなジャンルの曲を楽しむのに最適な「イマドキの音」といえるでしょう。
高域は明瞭感があり適度な煌びやかさがあります。オーディオ的には伸びや解像感は一般的ですがシンバル音などもハッキリと描写しており適度な主張に楽しさがあります。
中音域はドンシャリ傾向のため僅かに凹みますが、ボーカル帯域を中心に適度な主張があり、籠もること無く自然な雰囲気の音を鳴らします。音場は普通から曲によってはやや狭め。多少ウォームで音数の多い曲は多少凝縮感がありますが、最近のポップスのように音数を減らしよりボーカルを際立たせる演出とは非常に相性の良い印象です。
また映像コンテンツやゲームなども臨場感とともに位置の把握がしやすく「ゲームモード」による低遅延での利用も良いと思います。
低域は厚みのある音を鳴らします。重低音は深さと重さがあり、ミッドベースは過度に響くこと無く比較的直線的な印象。キレや締まりを強調した低域ではありませんが、適度な解像感と量感により全体として厚みのある音で中高域を下支えします。「UGREEN HiTune X5」の遮音性は平均的でANCなどの機能は搭載していませんが、屋外でも低域が細ること無くしっかり楽しめると思います。
というわけで、「UGREEN HiTune X5」は突出したポイントなどはありませんが、最新の機能とバランスの良いサウンドを搭載し、手頃な価格設定を実現した「いかにもUGREENらしい手堅さ」を感じる製品でした。いっぽうでちょっと他社とは異なる個性的なデザインなど、他の人とは違う点をさりげなくアピールしたい方にも最適でしょう。またダークブルーの光沢のあるカラーリングもブラックかホワイトが多いこの価格帯のイヤホンのなかでは特徴的です。普段使いのアイテムとして、いわゆる「AirPods(Pro)型」一辺倒ではつまらない、という方は有力な選択肢になると思いますよ(^^)。
HiTune X5とKZ SK10のどちらを購入するかで迷っていて、どちらも10mmPUで悩んでます。音質と遮音性、どちらが良いのでしょうか。