こんにちは。今回は「(KBEAR) Opera Factory OS1Pro」です。「OperaFactory」は中華イヤホンブランド「Whizzer」のサブブランドで2018年に登場以降、主に低価格モデルを中心に展開をしています。今回の「Opera Factory OS1Pro」は以前レビューした「OS1」のアップグレード・バージョンで、リケーブル対応など、より使い勝手の向上したモデルになります。最近「KBEAR」ブランドでの取扱商品となったようで、日本でもAmazonで気軽に購入できるようになりました。
■ 製品の概要について。
サイトの情報によると「Opera Factory」はデザイン性の高い「Whizzer」ブランドの中でよりロックテイストとレトロヴィンテージを意識したキャラクターが与えられています。ポップな外観からも非オーディオマニアのライトユーザー層を強く意識したシリーズであることが伺えますね。
今回の「Opera Factory OS1Pro」は以前販売されていた「OS1 Junior」のアッパーグレードバージョンで、ドライバーには10mmサイズのグラフェンコート振動版を採用した強磁気ムービングコイルダイナミックドライバーを搭載。低価格イヤホンながら高い解像度と柔らかくクリーンなサウンドを実現しているとのこと。 「Opera Factory OS1Pro」はヨーロッパで人気が高く、ロックやポップミュージックに非常に適しており、臨場感のあるサウンドを楽しむことができるそうです。
またリケーブル未対応だった「OS1」に対し、「Opera Factory OS1Pro」では0.78mm 2pinコネクタを採用。付属のマイク付き5N OFCケーブルに加えてさまざまなリケーブルやBluetoothワイヤレスケーブルへの交換が可能です。またフェイスパネルは3Dプリントされた立体的なデザインを採用しています。
「Opera Factory OS1Pro」のカラーバリエーションは「ブラック」と「レッド&ブルー」の2色。今回中国のイヤホンブランド「KBEAR」ではマイク付きモデルを取り扱います。
購入はAmazonの「WTSUN Audio」にて価格は2,780円(マイク付モデル)です。
※現在WTSUN Audioでは20%OFFクーポンを配布中です。
Amazon.co.jp(WTSUN Audio): (KBEAR) Opera Factory OS1Pro
■ 外観および装着性など。
「Opera Factory」のイヤホンはまず「パッケージが超かっこいい」という特徴があるわけですが、「OS1」のパッケージを踏襲している「Opera Factory OS1Pro」もまた、とても2千円台のイヤホンとは思えない力の入りようです。Amazonのみで店頭では売られていない製品ですし、これを非オタの知人友人のプレゼントに使うと、かなり喜ばれるのではないでしょうか。
前回「OS1」をレビューした際は「ブラック」を選択しましたので、今回は「レッド&ブルー」でオーダーしましたが、パッケージ自体はどちらのカラーも同様です。
パッケージ内容はイヤホン本体(ケーブル装着済み)、イヤーピース(S/M/Lサイズ)、説明書など。ケーブルが装着済み、というのはこのクラスのイヤホンでは結構大事で、わたしもKZのイヤホンを知人にプレゼントした際にまずどうやって接続するのか(向き的な意味で)というやりとりがありました。詳しくない方でもすぐに使えるという点でも「マニア向けではない」というのがよくわかりますね。
本体は樹脂製でゴールドのラメグリッターが施されています。また3Dダイヤモンドカットされたフェイスプレートは光の加減で独特の反射をして思った以上に高級感を感じる仕上がりとなっています。サイズ感はTFZ製イヤホンに酷似しており、装着性もほぼ同様です。そのため多くの方はしっかり装着できると思いますが、耳の小さな方にはすこし大きく感じるかもしれません。その場合は少し長めのイヤーピースに交換するなどの工夫が必要になります。ちなみに、「Opera Factory OS1Pro」の「レッド&ブルー」のカラーはCGと実際の製品では色が逆になっており、右側が青色、左側が赤色でした。
ケーブルは5N OFC(無酸素銅)の撚り線でコネクタやプラグ部分も含めて比較的しっかりとした作りとなっています。コネクタは0.78mm 2pin仕様ですが、本体側に円形状の突起が若干あり、ケーブル側もそれを覆うカバーがあります。リケーブルの場合はこのカバー部分が浮く感じになります。またケーブルはスマートフォン用のマイク付きの仕様となります。付属するイヤーピースはAcoustuneの「AET07」に酷似したタイプが3サイズ付属します。この価格帯のイヤホンの場合イヤーピースは汎用の安価なものが付くことが多いのですが、最初からしっかりしたイヤーピースが付属しているのも結構魅力的なポイントといえるかもしれませんね。
■ インプレッション(音質傾向など)
「Opera Factory OS1Pro」の中低域メインのドンシャリで、ちょっとパワフルに鳴る低域など元気で楽しいサウンドです。全体的に聴きやすいバランスにまとめられており、スマートフォン用のマイク付きケーブル仕様のイヤホンと考えると見た目もふくめ結構使いやすい製品だと思います。開封直後は低域が少し暴れる印象もあるかもしれませんが、しばらく鳴らし込むことで落ち着くと思います。
全体的には見た目通り「ノリ重視」のイヤホンですが、思ったよりバランスが良く、KZやTRNなどのキレや解像感推しのサウンドと比べるとマニアでも「普通に楽しい」イヤホンに感じるのではと思います。
高域はグラフェンらしい硬質な煌めきがあり、ハイハット等のシンバル音も綺麗に鳴ります。ただスマートフォン等で再生したときの歪みや刺激を抑えるためか、少し上の方で天井が少し抑えられている感じもあり、籠もることはありませんが伸びはそれなりに感じるかもしれません。とはいえボーカル帯域をフォローする高域と考えれば十分な印象といえるでしょう。
というわけで、「Opera Factory OS1Pro」は「見た目イヤホン」要素が大きい製品ではありますが思いのほか使いやすく、結構いろいろな用途で楽しめる製品なのではなかと思いました。3千円以下のイヤホンとして、特に非オーディオマニアに勧める有線イヤホンとしては最適かもしれませんね。また音質傾向からBluetoothアダプタを組み合わせてワイヤレス化するのも確かに相性が良さそうですね。
サイトの情報によると「Opera Factory」はデザイン性の高い「Whizzer」ブランドの中でよりロックテイストとレトロヴィンテージを意識したキャラクターが与えられています。ポップな外観からも非オーディオマニアのライトユーザー層を強く意識したシリーズであることが伺えますね。
今回の「Opera Factory OS1Pro」は以前販売されていた「OS1 Junior」のアッパーグレードバージョンで、ドライバーには10mmサイズのグラフェンコート振動版を採用した強磁気ムービングコイルダイナミックドライバーを搭載。低価格イヤホンながら高い解像度と柔らかくクリーンなサウンドを実現しているとのこと。 「Opera Factory OS1Pro」はヨーロッパで人気が高く、ロックやポップミュージックに非常に適しており、臨場感のあるサウンドを楽しむことができるそうです。
またリケーブル未対応だった「OS1」に対し、「Opera Factory OS1Pro」では0.78mm 2pinコネクタを採用。付属のマイク付き5N OFCケーブルに加えてさまざまなリケーブルやBluetoothワイヤレスケーブルへの交換が可能です。またフェイスパネルは3Dプリントされた立体的なデザインを採用しています。
「Opera Factory OS1Pro」のカラーバリエーションは「ブラック」と「レッド&ブルー」の2色。今回中国のイヤホンブランド「KBEAR」ではマイク付きモデルを取り扱います。
購入はAmazonの「WTSUN Audio」にて価格は2,780円(マイク付モデル)です。
※現在WTSUN Audioでは20%OFFクーポンを配布中です。
Amazon.co.jp(WTSUN Audio): (KBEAR) Opera Factory OS1Pro
■ 外観および装着性など。
「Opera Factory」のイヤホンはまず「パッケージが超かっこいい」という特徴があるわけですが、「OS1」のパッケージを踏襲している「Opera Factory OS1Pro」もまた、とても2千円台のイヤホンとは思えない力の入りようです。Amazonのみで店頭では売られていない製品ですし、これを非オタの知人友人のプレゼントに使うと、かなり喜ばれるのではないでしょうか。
前回「OS1」をレビューした際は「ブラック」を選択しましたので、今回は「レッド&ブルー」でオーダーしましたが、パッケージ自体はどちらのカラーも同様です。
パッケージ内容はイヤホン本体(ケーブル装着済み)、イヤーピース(S/M/Lサイズ)、説明書など。ケーブルが装着済み、というのはこのクラスのイヤホンでは結構大事で、わたしもKZのイヤホンを知人にプレゼントした際にまずどうやって接続するのか(向き的な意味で)というやりとりがありました。詳しくない方でもすぐに使えるという点でも「マニア向けではない」というのがよくわかりますね。
本体は樹脂製でゴールドのラメグリッターが施されています。また3Dダイヤモンドカットされたフェイスプレートは光の加減で独特の反射をして思った以上に高級感を感じる仕上がりとなっています。サイズ感はTFZ製イヤホンに酷似しており、装着性もほぼ同様です。そのため多くの方はしっかり装着できると思いますが、耳の小さな方にはすこし大きく感じるかもしれません。その場合は少し長めのイヤーピースに交換するなどの工夫が必要になります。ちなみに、「Opera Factory OS1Pro」の「レッド&ブルー」のカラーはCGと実際の製品では色が逆になっており、右側が青色、左側が赤色でした。
ケーブルは5N OFC(無酸素銅)の撚り線でコネクタやプラグ部分も含めて比較的しっかりとした作りとなっています。コネクタは0.78mm 2pin仕様ですが、本体側に円形状の突起が若干あり、ケーブル側もそれを覆うカバーがあります。リケーブルの場合はこのカバー部分が浮く感じになります。またケーブルはスマートフォン用のマイク付きの仕様となります。付属するイヤーピースはAcoustuneの「AET07」に酷似したタイプが3サイズ付属します。この価格帯のイヤホンの場合イヤーピースは汎用の安価なものが付くことが多いのですが、最初からしっかりしたイヤーピースが付属しているのも結構魅力的なポイントといえるかもしれませんね。
■ インプレッション(音質傾向など)
「Opera Factory OS1Pro」の中低域メインのドンシャリで、ちょっとパワフルに鳴る低域など元気で楽しいサウンドです。全体的に聴きやすいバランスにまとめられており、スマートフォン用のマイク付きケーブル仕様のイヤホンと考えると見た目もふくめ結構使いやすい製品だと思います。開封直後は低域が少し暴れる印象もあるかもしれませんが、しばらく鳴らし込むことで落ち着くと思います。
全体的には見た目通り「ノリ重視」のイヤホンですが、思ったよりバランスが良く、KZやTRNなどのキレや解像感推しのサウンドと比べるとマニアでも「普通に楽しい」イヤホンに感じるのではと思います。
高域はグラフェンらしい硬質な煌めきがあり、ハイハット等のシンバル音も綺麗に鳴ります。ただスマートフォン等で再生したときの歪みや刺激を抑えるためか、少し上の方で天井が少し抑えられている感じもあり、籠もることはありませんが伸びはそれなりに感じるかもしれません。とはいえボーカル帯域をフォローする高域と考えれば十分な印象といえるでしょう。
中音域はボーカル帯域を中心に強めの主張があり比較的近くで定位します。音場はやや狭い印象。女性ボーカルのハイトーンなども比較的綺麗に聴こえます。男性ボーカルも厚く熱量があります。いっぽうKZやTRNなどのキレ重視の中華ハイブリッドとくらべるとウォームに感じる印象もあり、解像感はそれなりです。
全体のバランスは良く、特にボーカル帯域は聴きやすいため、ライトユーザー層も含め、より自然な音で聴きやすさや雰囲気を重視したチューニングといえるでしょう。
低域は量的には多くミッドベースを中心に適度に響きのある音。ニュートラルなサウンドを好まれる方には多少演出過多に感じるかもしれませんが、ロックやポップスをノリ重視で楽しむ、臨場感のある動画やゲームを楽しむ、というシチュエーションではむしろ多くの方が好感しそうなバランスです。分離感はそれなりに良く籠もること無く鳴ります。重低音もこの価格帯としては締まりを感じる印象です。
全体のバランスは良く、特にボーカル帯域は聴きやすいため、ライトユーザー層も含め、より自然な音で聴きやすさや雰囲気を重視したチューニングといえるでしょう。
低域は量的には多くミッドベースを中心に適度に響きのある音。ニュートラルなサウンドを好まれる方には多少演出過多に感じるかもしれませんが、ロックやポップスをノリ重視で楽しむ、臨場感のある動画やゲームを楽しむ、というシチュエーションではむしろ多くの方が好感しそうなバランスです。分離感はそれなりに良く籠もること無く鳴ります。重低音もこの価格帯としては締まりを感じる印象です。
というわけで、「Opera Factory OS1Pro」は「見た目イヤホン」要素が大きい製品ではありますが思いのほか使いやすく、結構いろいろな用途で楽しめる製品なのではなかと思いました。3千円以下のイヤホンとして、特に非オーディオマニアに勧める有線イヤホンとしては最適かもしれませんね。また音質傾向からBluetoothアダプタを組み合わせてワイヤレス化するのも確かに相性が良さそうですね。