こんにちは。今回は「EarFun Free Mini」です。短期間ですっかり知名度を獲得した感もあるワイヤレスイヤホンブランド「EarFun」から、最新のコンパクト&エントリーなモデルとなります。「EarFun」というと、数多くの競合がひしめく完全ワイヤレスイヤホン(TWS)のなかでも、手頃な価格設定のなかで「価格クラスを超える高性能・高音質」という「実際の評価」を数多くのユーザーから得ることで知名度を上げてきたブランドと言えるでしょう。そんななかで、さらに機能を厳選し価格を絞り込んだエントリーモデルの仕上がりについても非常に気になるところですね。
■製品の概要について
「EarFun Free Mini」は、低価格モデルながら最新の「PixArt PAU1603」チップを搭載し、Bluetooth5.0およびAAC/SBCの各コーデックに対応。ドライバーは6mm径のチタンコート振動板を搭載し、コンパクトながらパワフルな低域を実現しているとのこと。また低消費電力設計により、片側5時間、充電ケースを併せて最長24時間の音楽再生が可能です。また急速充電により10分間の充電で2時間の再生が可能です。
他にも「GreenRadio™ステレオテクノロジー」により、片耳での使用にも対応。「Sweatshield™技術」により、イヤホン本体はIPX7の防水性能を持っています。イヤホン本体は人間工学に基づいた優れた装着感&フィット感を実現。そして片側イヤホンの重量はわずか3.9gの超軽量設計となっています。
「EarFun Free Mini」の購入はAmazonの公式ショップにて。価格は3,799円です。
※現在購入ページにて1,000円OFFクーポン配布中+購入時5%OFFで2,609円で購入可能です。
※クーポンコード「GPUAEMUN」(2月27日迄有効)を入力するとさらに200円OFFで購入できます。
Amazon.co.jp(EarFun公式ショップ): EarFun Free Mini
■パッケージ内容、装着性、機能など
「EarFun Free Mini」は3千円台(割引後価格2千円台)の超低価格モデルということもあり、EarFunの上位モデルより簡易的なパッケージなっています。ただもともと同社のパッケージは1ランク上のしっかりしたものでしたので、簡易版になった「EarFun Free Mini」でも他社なら5千円以上のものと比較しても遜色ないかもしれませんね。
パッケージ内容は、イヤホン本体、充電ケース、イヤーピース(S/M/Lサイズ、Mサイズ装着済み)、充電用USBケーブル、クリーニング棒、本体説明書(各国語)、クリーニング棒の説明カード、保証書。
「EarFun Free Mini」本体は耳にフィットする部分は膨らみのある形状となっているため、大抵の方はしっかりホールドできるデザインです。ただし、「Mini」という名称からイメージするサイズ感よりはひとまわり大きく見えるかもしれません。樹脂製のシンプルなデザインで非常に軽量(3.9g)ながら、しっかりしたフィット感と、フラットなタッチセンサーで操作しやすい印象でした。
本体を充電ケースから取り出すと自動で電源がON、ケースに収納するとOFFになります。充電ケースも本体に併せて非常にコンパクトでジーンズのポケットにも余裕で入るコンパクトさです。またこのコンパクトさながら底面がフラットになっており自立できるのもポイントですね。
唯一残念な点はイヤホンを収納するスペースに余裕が少なく、付属イヤーピース以外では例えば「Spinfit CP360」のようなTWS用のものに好感した場合でもちょっと収納できない点。まあほとんどの方は付属イヤーピースで特に支障は無いはずですので大きな問題ではありませんが、耳穴が特に小さく付属イヤーピースが合わない方や、最初から交換を前提に考えている方は注意が必要です。
背面のタッチセンサーは適度な反応で使いやすい印象。EarFunの製品は音量調整が行えるのが有り難いですね。基本的な操作は同社の従来製品を踏襲しています。
また充電ケースに入れずに本体をON/OFFする場合は10秒間押し続けることで電源OFF、電源OFF状態で2秒長押しで電源ON(どちらも左右それぞれ)です。この電源OFF状態から左右同時に10秒間押し続けると設定がリセットされます。
■ インプレッション(音質傾向、接続安定性など)
まず、「EarFun Free Mini」はAACコーデックまでの標準的な仕様のTWS(完全ワイヤレス)イヤホンですが、ペアリングから接続性、安定性など動作に関しては特に不満を感じることはありませんでした。EarFun自身これまでに数多くの高性能な製品をリリースしており、そういったなかでは「ベーシックモデル」とでいうべき「EarFun Free Mini」は手堅く、というか手慣れた印象もありますね。2千円台で買えるからと言って安かろうな要素は皆無で、東京都心での電波強度や接続性についてもAACコーデックのBluetooth 5.0仕様の製品としては十分な水準だと思いました。
同様に音質傾向についてもこの価格帯の製品としては非常に上手い音作りをしていると感じます。上位モデルではANC(アクティブノイズキャンセリング)により環境ノイズを打ち消すことで、屋外でもクリアなサウンドを楽しめることを特徴にしていますが、このような機能の無いベーシックな「EarFun Free Mini」では低域を多少強化することで屋外でも低域が細ること無く楽しめるチューニングになっています。しかし一般的に「低域強化」というと、ボンボン、ズンズン、といった中低域の響きが強調され籠もったような音に感じることが多いのですが、「EarFun Free Mini」の低域は非常にタイトで、量感や存在感を増しつつ、優れた中高域との分離によりスッキリとした明瞭サウンド実現しています。
サウンドバランスはボーカル帯域がやや強調された弱ドンシャリ、あるいはW字方向の「イマドキ」のチューニング。そのなかでも女性ボーカルの高音などの抜けと伸びの良さがあり、日本のユーザーが意識しやすい帯域で聴きやすく綺麗なサウンドに感じさせる印象でEarFunの上手いまとめ方を感じますね。「EarFun Free Mini」も一般的な6mm径ドライバーで、上位モデルと比べても決してダイナミックレンジが広いわけではありませんが、明るく鮮やかさを感じる高域とボーカル帯域を中心にやや主張があり、癖の無い音で近くで鳴る中音域、そしてアタックの力強さを強調しつつ直線的でタイトさのある低域と非常にバランス良くまとめられていますね。
ロック、ポップス、アニソンなどのボーカル曲と相性が良く、ストリーミングなどで楽しむなど一般的な用途では十分な実力があります。
低域強調タイプとはいえ籠もることは無いので静かな部屋でも普通に楽しめる印象ですし、「EarFun Free Mini」については基本は明瞭なミッドレンジにフォーカスしたイヤホンですので、ボーカルを含めた「音声」が聞き取りやすいというのもポイントのひとつでしょう。つまりストリーミングなどで音楽を楽しむだけでなく、動画視聴や、最近であればオーディオブックの音声を楽しむなどの用途でも十分に実力を発揮できるのではと思います。
価格的な制約もあってオーディオ的には割り切っている要素も見受けられますが、非マニア向けの製品としての完成度は非常に高く、手頃な価格で安心して使えるイヤホンとして多くの方にオススメできる製品だと感じました。
「EarFun Free Mini」は、低価格モデルながら最新の「PixArt PAU1603」チップを搭載し、Bluetooth5.0およびAAC/SBCの各コーデックに対応。ドライバーは6mm径のチタンコート振動板を搭載し、コンパクトながらパワフルな低域を実現しているとのこと。また低消費電力設計により、片側5時間、充電ケースを併せて最長24時間の音楽再生が可能です。また急速充電により10分間の充電で2時間の再生が可能です。
他にも「GreenRadio™ステレオテクノロジー」により、片耳での使用にも対応。「Sweatshield™技術」により、イヤホン本体はIPX7の防水性能を持っています。イヤホン本体は人間工学に基づいた優れた装着感&フィット感を実現。そして片側イヤホンの重量はわずか3.9gの超軽量設計となっています。
本体背面部はタッチセンサーとなており、再生・停止、音量調整、音声アシスタントなどの操作が可能です。その他「EarFun Free Mini」の主要な仕様は次の通りです。
Bluetooth | V5.0 |
---|---|
ドライバー | 6mm チタンコート振動板 ダイナミックドライバー |
コーデック | AAC / SBC |
再生時間 | 本体 5時間、合計24時間 |
バッテリ | (片方)40mAh、(ケース)470mAh |
高速充電 | 1.5時間(本体) 2.5時間(ケース) 10分充電で2時間再生可能 |
防水性能 | IPX7 / Sweatshield™技術 |
搭載機能 | GreenRadio™ Stereo Technology 片耳使用に対応 |
接続距離 | 約15m |
充電コネクタ | USB Type-C |
重量 | 重量:3.9g(片側) 38g(全体) |
※現在購入ページにて1,000円OFFクーポン配布中+購入時5%OFFで2,609円で購入可能です。
※クーポンコード「GPUAEMUN」(2月27日迄有効)を入力するとさらに200円OFFで購入できます。
Amazon.co.jp(EarFun公式ショップ): EarFun Free Mini
■パッケージ内容、装着性、機能など
「EarFun Free Mini」は3千円台(割引後価格2千円台)の超低価格モデルということもあり、EarFunの上位モデルより簡易的なパッケージなっています。ただもともと同社のパッケージは1ランク上のしっかりしたものでしたので、簡易版になった「EarFun Free Mini」でも他社なら5千円以上のものと比較しても遜色ないかもしれませんね。
パッケージ内容は、イヤホン本体、充電ケース、イヤーピース(S/M/Lサイズ、Mサイズ装着済み)、充電用USBケーブル、クリーニング棒、本体説明書(各国語)、クリーニング棒の説明カード、保証書。
「EarFun Free Mini」本体は耳にフィットする部分は膨らみのある形状となっているため、大抵の方はしっかりホールドできるデザインです。ただし、「Mini」という名称からイメージするサイズ感よりはひとまわり大きく見えるかもしれません。樹脂製のシンプルなデザインで非常に軽量(3.9g)ながら、しっかりしたフィット感と、フラットなタッチセンサーで操作しやすい印象でした。
本体を充電ケースから取り出すと自動で電源がON、ケースに収納するとOFFになります。充電ケースも本体に併せて非常にコンパクトでジーンズのポケットにも余裕で入るコンパクトさです。またこのコンパクトさながら底面がフラットになっており自立できるのもポイントですね。
唯一残念な点はイヤホンを収納するスペースに余裕が少なく、付属イヤーピース以外では例えば「Spinfit CP360」のようなTWS用のものに好感した場合でもちょっと収納できない点。まあほとんどの方は付属イヤーピースで特に支障は無いはずですので大きな問題ではありませんが、耳穴が特に小さく付属イヤーピースが合わない方や、最初から交換を前提に考えている方は注意が必要です。
背面のタッチセンサーは適度な反応で使いやすい印象。EarFunの製品は音量調整が行えるのが有り難いですね。基本的な操作は同社の従来製品を踏襲しています。
再生/停止 | 2回タップ(左右どちらか) |
---|---|
曲送り | 右側 3回タップ |
曲戻し | 左側 3回タップ |
音量UP | 右側 1回タップ |
音量DOWN | 左側 1回タップ |
音声アシスタント | 左右どちらかを2秒長押し |
受話/終話 | 着信時2回タップ(左右どちらか) |
着信拒否 | 左右どちらかを2秒長押し |
通話切替 | 3回タップ(左右どちらか) |
■ インプレッション(音質傾向、接続安定性など)
まず、「EarFun Free Mini」はAACコーデックまでの標準的な仕様のTWS(完全ワイヤレス)イヤホンですが、ペアリングから接続性、安定性など動作に関しては特に不満を感じることはありませんでした。EarFun自身これまでに数多くの高性能な製品をリリースしており、そういったなかでは「ベーシックモデル」とでいうべき「EarFun Free Mini」は手堅く、というか手慣れた印象もありますね。2千円台で買えるからと言って安かろうな要素は皆無で、東京都心での電波強度や接続性についてもAACコーデックのBluetooth 5.0仕様の製品としては十分な水準だと思いました。
同様に音質傾向についてもこの価格帯の製品としては非常に上手い音作りをしていると感じます。上位モデルではANC(アクティブノイズキャンセリング)により環境ノイズを打ち消すことで、屋外でもクリアなサウンドを楽しめることを特徴にしていますが、このような機能の無いベーシックな「EarFun Free Mini」では低域を多少強化することで屋外でも低域が細ること無く楽しめるチューニングになっています。しかし一般的に「低域強化」というと、ボンボン、ズンズン、といった中低域の響きが強調され籠もったような音に感じることが多いのですが、「EarFun Free Mini」の低域は非常にタイトで、量感や存在感を増しつつ、優れた中高域との分離によりスッキリとした明瞭サウンド実現しています。
サウンドバランスはボーカル帯域がやや強調された弱ドンシャリ、あるいはW字方向の「イマドキ」のチューニング。そのなかでも女性ボーカルの高音などの抜けと伸びの良さがあり、日本のユーザーが意識しやすい帯域で聴きやすく綺麗なサウンドに感じさせる印象でEarFunの上手いまとめ方を感じますね。「EarFun Free Mini」も一般的な6mm径ドライバーで、上位モデルと比べても決してダイナミックレンジが広いわけではありませんが、明るく鮮やかさを感じる高域とボーカル帯域を中心にやや主張があり、癖の無い音で近くで鳴る中音域、そしてアタックの力強さを強調しつつ直線的でタイトさのある低域と非常にバランス良くまとめられていますね。
ロック、ポップス、アニソンなどのボーカル曲と相性が良く、ストリーミングなどで楽しむなど一般的な用途では十分な実力があります。
低域強調タイプとはいえ籠もることは無いので静かな部屋でも普通に楽しめる印象ですし、「EarFun Free Mini」については基本は明瞭なミッドレンジにフォーカスしたイヤホンですので、ボーカルを含めた「音声」が聞き取りやすいというのもポイントのひとつでしょう。つまりストリーミングなどで音楽を楽しむだけでなく、動画視聴や、最近であればオーディオブックの音声を楽しむなどの用途でも十分に実力を発揮できるのではと思います。
価格的な制約もあってオーディオ的には割り切っている要素も見受けられますが、非マニア向けの製品としての完成度は非常に高く、手頃な価格で安心して使えるイヤホンとして多くの方にオススメできる製品だと感じました。