こんにちは。まるまる2週間ぶりの更新ですね。
今年に入ってから曜日ごとの掲載で2ヶ月ほど挑戦してみましたが、本業の年度末進行で完全にペースが崩れてしまいました(汗)。というわけで、近況および現在の状況、今後の掲載予定について触れていこうと思います。
■近況について
さて、1月最初の更新で、週2回(火曜・木曜)のレビュー掲載、不定期で土曜の雑記ネタ、日曜の「棚からレビュー」掲載、というスケジュールでやってみることを宣言しておりました。実際3月の第1週まではこのペース配分でなんとか掲載できていましたが、本業のほうがいわゆる「年度末進行」に突入し、ほぼ出張しまくりの状況になったことで、この2週間ほど完全に更新がストップしてしまいました。
実際のところ、購入済みのイヤホンや各セラーからの依頼など掲載するネタは相当にたまっており、さらに3月もいろいろ買い物はしているので、次から次へと荷物が届いたり(^^;)。
しかし、これらのレビューを出張中も更新を続けるためにはあらかじめ記事のストックを用意しておく必要があります。
とはいえレビューするからには事前に十分な聴き込みや記事用の準備なども必要で、ストックを確保できるほどの対応をやるのにはこの時期は結構無理がありましたね。まあ4月以降は多少落ち着いてくるとは思いますが、今後は月間での掲載ペース自体は維持しつつ、配分は多少柔軟に対応しようかな、と思っています。
そんななかで、現在「新製品情報」などの掲載についても打診を頂いていますので、今後、これまでの「ネタ記事」、あるいはコラム記事の一環として話題性のある情報については少しずつ紹介できればと思います。この辺も手探りですので、また随時変更があるかもしれませんが、「個人の趣味ブログ」の範囲でいろいろトライしてみたいと思っています。よろしければ引き続きご覧いただけると幸いです。
■KZ/CCAについて
私が出張している間にまたKZが派手に炎上したみたいですね。まあ個人的にはKZ自体はこれまでも数多くのイヤホンをレビューしてきた「好きなブランド」ではありますが、その良くも悪くも「いかにも中華なアバウトさ」から「そのうち起こるだろう」と思っていた範囲の出来事だったりもしました。そのため特に驚くこともなく、「だから言わんこっちゃない」と思いながら静観しておりました。
問題の「DQ6s」などは1月に他のモデルとまとめてオーダーしたせいで、届くのに2ヶ月近くかかり、実際に手元に来たときには例の問題が表面化した後だったという、なんとも残念な状況になっていました(とほほ)。新旧含め結構まとめて購入しているので、これらを今後どの程度レビューしていくかはちょっと様子を見ながら検討したいと思います。
以前から私のレビューを読んで頂いている方の中にはお気づきの方もいらっしゃると思いますが、私は「レビュー方針」のなかで「羊モード」とか書きながら、直接的な記載は避けつつも実際はわりとネガティブなことも積極的に書いていたりします。例えば「好みが分かれる」と書いた場合は基本低評価で、そのうえで「個人的には好み」と書いている場合以外は「嫌い」という意味、みたいにある程度規則性を持って直接表現を避けることも多いですね。そんななかで、KZについては例えば「KZ ZAX」のレビューなど、結構しっかり「嫌いな理由」を記載するなど、同社のスタンスに対しては世間で割と早いうちから問題提起を行っていました。
おかげで同社関係の依頼は皆無になりましたが、現在もしっかり購入してレビューを続けているのは、良くも悪くも「中華イヤホン」という「キャラクター」を象徴する存在のひとつとして愛着を持ちつつ重要視しているからです。
それを踏まえて今回の事についての個人的な見解をまとめると、
①問題の発端となった構成ドライバーから音が出てない、というやつ。
これはKZの言い分を認める/認めないの両面で「あり得ると思った」というのは私の見解(笑)。ただ誤解していただきたくないのは、もともとKZという会社は某イヤホンのクローンなども作っていた初期の「いかにも中華」なメーカーのひとつで、同社を有名にした「ZST」も最初は「SENFER UEs」や「TFZ SERIES 1 My Love」を思い切りパ○ってたり、多ドラ路線を鮮明にした「ZS5」「ZS6」が某「Andromeda」を誰もが連想するように、基本的にはそーゆー怪しさも楽しむ類いのメーカー「だった」ということ。そういう意味で当時のノリが現在のKZにも残っていたとすれば、多少のやらかしは「まああるかもね」という「前提条件」はあります。つまり「わかっているひと」向け、ということですね。この辺は私のブログでも当時のレビューでも繰り返し触れていたことですが、同社が幅広く認知される過程で見落とされてきたし、なによりKZ自身が払拭しようとしていたのかもしれません。
さて、そんな「前提」を踏まえ、まず「認める」方向では基本KZ/CCAは「ZST」以降、基本的にメインのダイナミックドライバーでフルレンジを鳴らして他のドライバーで帯域を補完する、という設計を踏襲しているので、あくまで「チューニング」として、BAだろうとESTだろうと個々のユニットを聴くとほとんど鳴ってるかどうかくらいの音量かもしれない、というのはあると思います。もちろん例えば1BA+1DDの「KZ ZSTX」と4BA+1DDの「KZ ZS10 Pro」が同じ音なワケは無く、両者の明確なキャラクターの違いはどちらも「KZらしさ」として個人的にも好感を持っています。
そのうえで前述の「KZ ZAX」のレビューでは「音質よりドライバー構成そのものに価値を見いだす顧客層」向けの製品、という主旨のことを書いていて、あくまで私の主観としてですが、実際ドライバーの「数」にいまひとつ納得性が無いと感じたモデルも存在し、レビューでも相応の評価を記載したり、意図的にそれらの機種のレビューを行わない、という対応を行いました。
一方で「30095」の歪みを抑えるために並列にして個々の出力を下げる、という、最近のTRNの多ドラモデルでも積極的に行っているアプローチなどは、もともとZS5以降のモデルでの低コストで音質を向上するKZの定石の手法としてこれまでも記載してきました。
そして「認めない」というのが「ドライバー数に納得性の無い(と感じる)モデル」すべてにあてはまるかどうかはわかりませんが、例えば「KZ ES4」のようにこれ見よがしにフェイスプレートに基盤をレイアウトしながら実際はネットワーク的なアプローチは一切していない「ただのイミテーションだった」というケースが過去にも存在しました(まあ当時はそれ以前に品質的なバラツキもあったので、フェイク以前に品質上げようね、という主旨の記載が中心だったと思います)。
また前述の通り、元々のKZはSENFERなどと同様に某社イヤホンのパチモノを作っていた「いかにも中華」なメーカーですし、過去のレビューでは「製品ごとの個体差」みたいな、現在のKZではあまり考えられないような品質面の問題を記載したりもしていました。最近はこれらの問題はクリアされているものの、やはり私自身はKZ自体のマーケティング的には今でも「いかにも中華」なアバウトさは残した、つまり「そういうことをやるメーカー」だということは念頭に置く必要があると思っています(たまに的外れなコメントを頂くことがありますが、そういった方はそもそも私のレビューを読まずに思い込みだけでコメントしてるんだろうなぁと思います。なんせ結構前からKZから依頼が来ることが無くなったのも、ちょいちょいレビュー内で同社のダメ出しをしてるからだと思いますし、普通に購入してハズレ引いたらそりゃ書くよね、というスタンスでしたので(どっかの掲示板で今度はKZ布教者にでもなってるんでしょうかね。その前は真逆でKZへの難癖を言いふらしたとか言われましたし。実際は頂いた質問の回答のために意見を聞いただけで、そのツイートも全然RTされてなかったですし。どう考えても難癖を言いふらしたのは掲示板でガセネタ書いた人の方ですよねw)。
まあそれはともかく、以前は「中華イヤホンだからね~」として「笑って許された」かもしれませんが、現在はその価値観は通用せず、今回の問題へとつながるわけですね。
②KZの公式対応が二転三転し、混乱が余計に広がった点。
現在は、KZの見解に納得した人(?)が多数派になったのか、わりと沈静化できたようですが、初期対応はやはりかなり残念と言えるでしょう。これは「CCA NRA」の「ネタ記事」で記載したとおり、同社の脇の甘さ、つまり「誰を顧客ターゲットにしている」のか、その「顧客が必要とする価値観は何か」ということについての見識が欠如していることです。
ネタ記事のなかで記載したことが、今回もそのまま当てはまります。
というわけで、買うだけ買ってほぼ未開封のKZ/CCAの積みイヤホン、レビューしますかね?
(やり玉に挙がってる「KZ AST」や「CCA CA24」とか、上位モデルも改めてまとめて購入しましたのでレビューしないと金額的には結構イタい。。。とほほ)
さて、1月最初の更新で、週2回(火曜・木曜)のレビュー掲載、不定期で土曜の雑記ネタ、日曜の「棚からレビュー」掲載、というスケジュールでやってみることを宣言しておりました。実際3月の第1週まではこのペース配分でなんとか掲載できていましたが、本業のほうがいわゆる「年度末進行」に突入し、ほぼ出張しまくりの状況になったことで、この2週間ほど完全に更新がストップしてしまいました。
実際のところ、購入済みのイヤホンや各セラーからの依頼など掲載するネタは相当にたまっており、さらに3月もいろいろ買い物はしているので、次から次へと荷物が届いたり(^^;)。
しかし、これらのレビューを出張中も更新を続けるためにはあらかじめ記事のストックを用意しておく必要があります。
とはいえレビューするからには事前に十分な聴き込みや記事用の準備なども必要で、ストックを確保できるほどの対応をやるのにはこの時期は結構無理がありましたね。まあ4月以降は多少落ち着いてくるとは思いますが、今後は月間での掲載ペース自体は維持しつつ、配分は多少柔軟に対応しようかな、と思っています。
そんななかで、現在「新製品情報」などの掲載についても打診を頂いていますので、今後、これまでの「ネタ記事」、あるいはコラム記事の一環として話題性のある情報については少しずつ紹介できればと思います。この辺も手探りですので、また随時変更があるかもしれませんが、「個人の趣味ブログ」の範囲でいろいろトライしてみたいと思っています。よろしければ引き続きご覧いただけると幸いです。
■KZ/CCAについて
私が出張している間にまたKZが派手に炎上したみたいですね。まあ個人的にはKZ自体はこれまでも数多くのイヤホンをレビューしてきた「好きなブランド」ではありますが、その良くも悪くも「いかにも中華なアバウトさ」から「そのうち起こるだろう」と思っていた範囲の出来事だったりもしました。そのため特に驚くこともなく、「だから言わんこっちゃない」と思いながら静観しておりました。
問題の「DQ6s」などは1月に他のモデルとまとめてオーダーしたせいで、届くのに2ヶ月近くかかり、実際に手元に来たときには例の問題が表面化した後だったという、なんとも残念な状況になっていました(とほほ)。新旧含め結構まとめて購入しているので、これらを今後どの程度レビューしていくかはちょっと様子を見ながら検討したいと思います。
以前から私のレビューを読んで頂いている方の中にはお気づきの方もいらっしゃると思いますが、私は「レビュー方針」のなかで「羊モード」とか書きながら、直接的な記載は避けつつも実際はわりとネガティブなことも積極的に書いていたりします。例えば「好みが分かれる」と書いた場合は基本低評価で、そのうえで「個人的には好み」と書いている場合以外は「嫌い」という意味、みたいにある程度規則性を持って直接表現を避けることも多いですね。そんななかで、KZについては例えば「KZ ZAX」のレビューなど、結構しっかり「嫌いな理由」を記載するなど、同社のスタンスに対しては世間で割と早いうちから問題提起を行っていました。
おかげで同社関係の依頼は皆無になりましたが、現在もしっかり購入してレビューを続けているのは、良くも悪くも「中華イヤホン」という「キャラクター」を象徴する存在のひとつとして愛着を持ちつつ重要視しているからです。
それを踏まえて今回の事についての個人的な見解をまとめると、
①問題の発端となった構成ドライバーから音が出てない、というやつ。
これはKZの言い分を認める/認めないの両面で「あり得ると思った」というのは私の見解(笑)。ただ誤解していただきたくないのは、もともとKZという会社は某イヤホンのクローンなども作っていた初期の「いかにも中華」なメーカーのひとつで、同社を有名にした「ZST」も最初は「SENFER UEs」や「TFZ SERIES 1 My Love」を思い切りパ○ってたり、多ドラ路線を鮮明にした「ZS5」「ZS6」が某「Andromeda」を誰もが連想するように、基本的にはそーゆー怪しさも楽しむ類いのメーカー「だった」ということ。そういう意味で当時のノリが現在のKZにも残っていたとすれば、多少のやらかしは「まああるかもね」という「前提条件」はあります。つまり「わかっているひと」向け、ということですね。この辺は私のブログでも当時のレビューでも繰り返し触れていたことですが、同社が幅広く認知される過程で見落とされてきたし、なによりKZ自身が払拭しようとしていたのかもしれません。
さて、そんな「前提」を踏まえ、まず「認める」方向では基本KZ/CCAは「ZST」以降、基本的にメインのダイナミックドライバーでフルレンジを鳴らして他のドライバーで帯域を補完する、という設計を踏襲しているので、あくまで「チューニング」として、BAだろうとESTだろうと個々のユニットを聴くとほとんど鳴ってるかどうかくらいの音量かもしれない、というのはあると思います。もちろん例えば1BA+1DDの「KZ ZSTX」と4BA+1DDの「KZ ZS10 Pro」が同じ音なワケは無く、両者の明確なキャラクターの違いはどちらも「KZらしさ」として個人的にも好感を持っています。
そのうえで前述の「KZ ZAX」のレビューでは「音質よりドライバー構成そのものに価値を見いだす顧客層」向けの製品、という主旨のことを書いていて、あくまで私の主観としてですが、実際ドライバーの「数」にいまひとつ納得性が無いと感じたモデルも存在し、レビューでも相応の評価を記載したり、意図的にそれらの機種のレビューを行わない、という対応を行いました。
一方で「30095」の歪みを抑えるために並列にして個々の出力を下げる、という、最近のTRNの多ドラモデルでも積極的に行っているアプローチなどは、もともとZS5以降のモデルでの低コストで音質を向上するKZの定石の手法としてこれまでも記載してきました。
そして「認めない」というのが「ドライバー数に納得性の無い(と感じる)モデル」すべてにあてはまるかどうかはわかりませんが、例えば「KZ ES4」のようにこれ見よがしにフェイスプレートに基盤をレイアウトしながら実際はネットワーク的なアプローチは一切していない「ただのイミテーションだった」というケースが過去にも存在しました(まあ当時はそれ以前に品質的なバラツキもあったので、フェイク以前に品質上げようね、という主旨の記載が中心だったと思います)。
また前述の通り、元々のKZはSENFERなどと同様に某社イヤホンのパチモノを作っていた「いかにも中華」なメーカーですし、過去のレビューでは「製品ごとの個体差」みたいな、現在のKZではあまり考えられないような品質面の問題を記載したりもしていました。最近はこれらの問題はクリアされているものの、やはり私自身はKZ自体のマーケティング的には今でも「いかにも中華」なアバウトさは残した、つまり「そういうことをやるメーカー」だということは念頭に置く必要があると思っています(たまに的外れなコメントを頂くことがありますが、そういった方はそもそも私のレビューを読まずに思い込みだけでコメントしてるんだろうなぁと思います。なんせ結構前からKZから依頼が来ることが無くなったのも、ちょいちょいレビュー内で同社のダメ出しをしてるからだと思いますし、普通に購入してハズレ引いたらそりゃ書くよね、というスタンスでしたので(どっかの掲示板で今度はKZ布教者にでもなってるんでしょうかね。その前は真逆でKZへの難癖を言いふらしたとか言われましたし。実際は頂いた質問の回答のために意見を聞いただけで、そのツイートも全然RTされてなかったですし。どう考えても難癖を言いふらしたのは掲示板でガセネタ書いた人の方ですよねw)。
まあそれはともかく、以前は「中華イヤホンだからね~」として「笑って許された」かもしれませんが、現在はその価値観は通用せず、今回の問題へとつながるわけですね。
②KZの公式対応が二転三転し、混乱が余計に広がった点。
現在は、KZの見解に納得した人(?)が多数派になったのか、わりと沈静化できたようですが、初期対応はやはりかなり残念と言えるでしょう。これは「CCA NRA」の「ネタ記事」で記載したとおり、同社の脇の甘さ、つまり「誰を顧客ターゲットにしている」のか、その「顧客が必要とする価値観は何か」ということについての見識が欠如していることです。
結構いまさらですけど、某KZへの私のスタンスは以前NRAでネタ記事書いたときと基本的に同じです。「KZのリスクを想定したマネジメント的発想があまり感じられない点」は「喫緊の課題」だと。そして今回、「だから言わんこっちゃない」と思ったわけですwhttps://t.co/hZZi0G66E2
— bisonicr (@bisonicr) March 16, 2022
ネタ記事のなかで記載したことが、今回もそのまま当てはまります。
KZのリスクを想定したマネジメント的発想があまり感じられない点については、今後詳しい人を中国国外からでも急いで雇用した方がいいかもしれませんね。KZ/CCAは中国国内の市場より、欧米、そして日本などへの越境ECを主要なマーケットとしているメーカーのようですし、今後の事業展開においてもこれは結構喫緊の課題なのかも、と老婆心ながら思ってしまうのでした。KZが主要な顧客ターゲットとする国のユーザーはSNSの発展により、以前より一層「ファクト」を重視するようになってきています。これは同時に「フェイク」は最も憎むべき対象になっているともいえます。KZ/CCA自身がSNSを通じて存在が拡散されたブランドであることを考慮しても、彼らが自分のルールに固執することがいかにナンセンスかがわかるでしょう。今回は最終的に「世間がそれなに納得できる」程度には対応を変化させたことで、今後は多少変わってくるかも、という期待もあります。
というわけで、買うだけ買ってほぼ未開封のKZ/CCAの積みイヤホン、レビューしますかね?
(やり玉に挙がってる「KZ AST」や「CCA CA24」とか、上位モデルも改めてまとめて購入しましたのでレビューしないと金額的には結構イタい。。。とほほ)
あんまり直接的だと角も立ちますし、幼稚にも見えてしまいますから、ここのブログは今まで通りでいてほしいですね。ポエミーすぎなくて好きです