こんにちは。今回は「TRI Wolfram」 4芯 純銀線 無酸素銅シールドケーブルです。私のブログではお馴染みの中国のイヤホンブランド「KBEAR」および姉妹ブランド「TRI Audio」ですが、ケーブルも精力的にリリースを続けています。今回は「TRI Audio」ブランドのハイグレードケーブルが2種類届きましたので順に紹介していこうと思います。まず今回の「TRI Wolfram」は現時点でフラグシップに相当するハイグレードケーブルで、グレーの布張りの被膜に覆われた高純度の純銀線ケーブルです。さらに純銀線の特性を最大限に活かすため、表面には無酸素銅のシールドで覆っているという、非常にコストのかかる設計になっています。その音質は高級ケーブルらしく、中華イヤホンの枠を超えて幅広い製品との組み合わせに対応出来る質の良さがありますね。
ちなみに製品名の「Wolfram」はタングステン(tungsten)のドイツ語読みです。別にこのケーブルがタングステン(元素記号W)というわけではないのであしからず(^^;)。おそらく銀灰色の重い材質という見た目の印象から名付けられたのでしょう。
「TRI Wolfram」 4芯 純銀線 無酸素銅シールドケーブルの購入はAliExpressの「Easy Earphones」または楽天の「WTSUN Audio」にて。詳細の製品情報は以下の製品リンクを参照ください。またAliExpressでの購入についてはこちらを参照ください。
「TRI Wolfram」はTRI Audioブランドのハイグレードケーブル。芯ごとに19本のAWGの高純度純銀線を使用した4芯タイプのケーブルです。さらに芯ごとに32本の高純度無酸素銅(OFC)をシールドカバーの材料として使用しケーブルに対する外部からの電気ノイズをシールド。より純度の高いサウンドの伝送がかのうになっています。またグレーの布張りの被膜も高級感があります。
プラグ、コネクタ、分岐パーツは新たに設計されたアルミ合金製。ケーブルのグレードに見合うより高品質な部品が採用されています。コネクタはそれぞれ「MMCX」「CIEM 2pin」「qdc」が用意され、プラグは3.5mm/4.4mm/2.5mmの3種類が用意されています。
実際に届いたケーブルは、「TRI」ロゴの大きめのケースに入って届きました。このケースは非常に収納できるスペースが大きく、かなり太さのある「TRI Wolfram」はもちろん、組み合わせるイヤホンとリケーブル前の元々のケーブルや、イヤホンの付属品などをまとめて収納できます。とくに交換式フィルターなどがある製品の場合はとても重宝しますね。
ケーブル自体は非常に重く、太い。布張り被膜のケーブルながら、鋼鉄のワイヤーかしらん、と一瞬思ってしまうほどのゴツさのあるケーブルです。少なくともこのケーブルで屋外で使用しようとは思わないかな、という印象。そのため取り回しが良いとは言い難いですが、それなりのグレードのイヤホンと合わせる上では何となく安心感がありますね(^^)。
「TRI Wolfram」の特徴は純銀線の「本来の特徴」をしっかり反映した、非常にニュートラルでイヤホンのバランスを維持しつつ、解像感、分離性、そして音の伸びを引き立たせるタイプのケーブル。強固なシールドにより外部からの歪み要素を排除することで極めて正確性の高い伝送を行っているのがわかります。
一般的にハイグレードケーブルでは高級線材を使用しつつ、メッキ加工や複雑なリッツ線構造を取ることで減衰しやすい帯域を補完するアプローチを取ることが多くあります。イヤホンで言えばハイブリッド的なアプローチと言えなくも無いですが、その例えに当てはめるなら「TRI Wolfram」はシングルドライバーで徹底的に歪みを排除した製品みたいなアプローチになるかもしれませんね。純銀という素材は本来このように全ての帯域を正確に伝えつつ、高域の解像感や低域の締まりなどを銅線より確実に高めてくれる性質なのだと実感します。
シングルダイナミック、マルチBA、ハイブリッドなどドライバー構成を問わず、さまざまなイヤホンのポテンシャルを引き出すケーブルとして非常に有効な存在です。音質傾向の変化は少ないものの、純銀線らしくハイブリッド構成の製品のなかには高域が強めに出る傾向はあります。それでも極端に刺激が強くなったり歪みが発生することは無く、自然な範疇で解像感や分離性が向上する印象です。また低域が細ることはありません。
ただし、その取り回しなどを考えても気軽に使うケーブルと言うよりは、よりハイグレードな製品でその実力を引き出す、とっておきのケーブル、みたいな使い方かもしれませんね。そのため中華イヤホンの範疇を超え、さまざまなハイグレードモデルやカスタムIEMなどの製品との組み合わせでより本領を発揮できるかもしれません。そう考えると「TRI Wolfram」の競合は専門店で販売される数万円~10万円前後のケーブルとなるかもしれませんね。もしこのグレードのイヤホンおよびケーブルをお使いの方は、一度「TRI Wolfram」も試してみるのも良いかもしれません。保証は出来ませんが、個人的には「結構コレでいいんじゃない」という感想を持ちました(^^)。
「TRI Wolfram」 4芯 純銀線 無酸素銅シールドケーブルの購入はAliExpressの「Easy Earphones」または楽天の「WTSUN Audio」にて。詳細の製品情報は以下の製品リンクを参照ください。またAliExpressでの購入についてはこちらを参照ください。
[ TRI-Wolfram ] TRI Wolfram 4芯 純銀線 無酸素銅シールドケーブル
TRI Wolfram 4 Core OFC Shielding Pure Silver Upgrade High-End Cable
【 MMCX 】【 CIEM 2pin 】【qdc】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】
※楽天市場は販売サイト内にて2,500円OFFクーポン配布中。「TRI Wolfram」はTRI Audioブランドのハイグレードケーブル。芯ごとに19本のAWGの高純度純銀線を使用した4芯タイプのケーブルです。さらに芯ごとに32本の高純度無酸素銅(OFC)をシールドカバーの材料として使用しケーブルに対する外部からの電気ノイズをシールド。より純度の高いサウンドの伝送がかのうになっています。またグレーの布張りの被膜も高級感があります。
プラグ、コネクタ、分岐パーツは新たに設計されたアルミ合金製。ケーブルのグレードに見合うより高品質な部品が採用されています。コネクタはそれぞれ「MMCX」「CIEM 2pin」「qdc」が用意され、プラグは3.5mm/4.4mm/2.5mmの3種類が用意されています。
実際に届いたケーブルは、「TRI」ロゴの大きめのケースに入って届きました。このケースは非常に収納できるスペースが大きく、かなり太さのある「TRI Wolfram」はもちろん、組み合わせるイヤホンとリケーブル前の元々のケーブルや、イヤホンの付属品などをまとめて収納できます。とくに交換式フィルターなどがある製品の場合はとても重宝しますね。
ケーブル自体は非常に重く、太い。布張り被膜のケーブルながら、鋼鉄のワイヤーかしらん、と一瞬思ってしまうほどのゴツさのあるケーブルです。少なくともこのケーブルで屋外で使用しようとは思わないかな、という印象。そのため取り回しが良いとは言い難いですが、それなりのグレードのイヤホンと合わせる上では何となく安心感がありますね(^^)。
「TRI Wolfram」の特徴は純銀線の「本来の特徴」をしっかり反映した、非常にニュートラルでイヤホンのバランスを維持しつつ、解像感、分離性、そして音の伸びを引き立たせるタイプのケーブル。強固なシールドにより外部からの歪み要素を排除することで極めて正確性の高い伝送を行っているのがわかります。
一般的にハイグレードケーブルでは高級線材を使用しつつ、メッキ加工や複雑なリッツ線構造を取ることで減衰しやすい帯域を補完するアプローチを取ることが多くあります。イヤホンで言えばハイブリッド的なアプローチと言えなくも無いですが、その例えに当てはめるなら「TRI Wolfram」はシングルドライバーで徹底的に歪みを排除した製品みたいなアプローチになるかもしれませんね。純銀という素材は本来このように全ての帯域を正確に伝えつつ、高域の解像感や低域の締まりなどを銅線より確実に高めてくれる性質なのだと実感します。
シングルダイナミック、マルチBA、ハイブリッドなどドライバー構成を問わず、さまざまなイヤホンのポテンシャルを引き出すケーブルとして非常に有効な存在です。音質傾向の変化は少ないものの、純銀線らしくハイブリッド構成の製品のなかには高域が強めに出る傾向はあります。それでも極端に刺激が強くなったり歪みが発生することは無く、自然な範疇で解像感や分離性が向上する印象です。また低域が細ることはありません。
ただし、その取り回しなどを考えても気軽に使うケーブルと言うよりは、よりハイグレードな製品でその実力を引き出す、とっておきのケーブル、みたいな使い方かもしれませんね。そのため中華イヤホンの範疇を超え、さまざまなハイグレードモデルやカスタムIEMなどの製品との組み合わせでより本領を発揮できるかもしれません。そう考えると「TRI Wolfram」の競合は専門店で販売される数万円~10万円前後のケーブルとなるかもしれませんね。もしこのグレードのイヤホンおよびケーブルをお使いの方は、一度「TRI Wolfram」も試してみるのも良いかもしれません。保証は出来ませんが、個人的には「結構コレでいいんじゃない」という感想を持ちました(^^)。
価格:22,999円 |