HZSOUND Waist Drum

こんにちは。今回は「HZSOUND Waist Drum」(腰鼓)です。実はレビュー自体はひと月くらい前に書いたものですが、立て込んでいて写真撮影や仕上げが遅れてしまいました。前回の近況の通り「積み」イヤホンも結構たまっていますので、ぼちぼち仕上げていきたいと思います(汗)。
さて、「HZSOUND Waist Drum」(腰鼓)ですが、低価格ながら絶妙なチューニングで高い評価を得ている「HZSOUND」の最新モデルです。円筒状の金属製ハウジングに6mmドライバーを搭載したコンパクトなデザインを採用し、音質的にもなかなか良い仕上がりで、いよいよ「安定のHZSOUND感」も出てきたかもしれませんね(^^)。

■ 製品の概要について

「HZSOUND」は比較的以前から存在していた中華イヤホンブランドですが、その存在が広くマニアの間に知れ渡ったのはやはり「HZSOUND Heart Mirror」からでしょう。私も当時はイヤホンケースしか出してない会社、と思っていた同社から「とんでもない製品が出てきた」とやや前のめりでレビューしたのを覚えています。その後インナーイヤー型(イントラコンカ型)の「Bell Rhyme」がリリースされ、こちらも手堅い仕上がりで、やはり「Heart Mirror」だけではなく、現在の「HZSOUND」の音作りは信頼しても良いかな、と感じています。

製品名の「腰鼓」(Waist Drum)はトラディショナルな漢民族の打楽器をモチーフにした名称とのこと。コンパクトなデザインながら厚みのある低域、滑らかなボーカル、明るい高域が特徴的なチューニングとなっています。
HZSOUND Waist DrumHZSOUND Waist Drum

HZSOUND Waist Drum」では6mmサイズのコンパクトなダイナミックドライバーをシングルで搭載。複合ポリマー振動板を採用し、豊かさと滑らかさを持ったサウンドを実現。コンパクトな弾丸型のデザインを採用したシェルはステンレス製で、高品質の304ステンレス鋼をCNC加工および手作業での研削および研磨工程を経て美しい鏡面仕上げでまとめられています。

HZSOUND Waist DrumHZSOUND Waist Drum

さらに背面にメッシュ状のベント(空気孔)があるセミオープン型のバランスホールバックデザインを採用。ハウジング内の反射を減らすことで、より低歪みを実現し、クリーンかつ正確にコントロールされた音響表現を備えているとのことです。

HZSOUND Waist DrumHZSOUND Waist Drum

HZSOUND Waist Drum」の購入はAliExpressの「Easy Earphones」、国内では楽天市場の「WTSUN Audio」、Amazonの「HiFiHear Audio」にて。価格はAliExpressが38.99ドル、国内価格が4,999円です。AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。
AliExpress(Easy Earphones): HZSOUND Waist Drum

ただし、円安の関係で現在のレートでは国内で購入した方が低価格のようですね。
楽天市場(WTSUN Audio): HZSOUND Waist Drum ※送料無料、10倍ポイント付き
Amazon.co.jp(HiFiHear Audio): HZSOUND Waist Drum


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

HZSOUND Waist Drum」のパッケージは製品画像を掲載したカバーを覆った黒色のボックス。最近の同社製品と一貫性があります。パッケージ内容はイヤホン本体(ケーブル装着済み)、イヤーピースが3種類(ソニー風の黒色タイプ、開口部の広いグレータイプ、一般的な形状の白色タイプ)でそれぞれS/M/Lサイズ、交換用フィルター(2ペア)、布製のポーチ、説明書、キャラクターイラストが掲載されたカード。低価格イヤホンとしては今回もなかなか充実したパッケージ内容ですね。
HZSOUND Waist DrumHZSOUND Waist Drum
HZSOUND Waist DrumHZSOUND Waist Drum

HZSOUND Waist Drum」の本体は鏡面仕上げのステンレス製で非常にコンパクトな円筒状の形状です。形状的には弾丸型、というよりボーリングのピンに近いかな、という感じ。左右の形状は同じですが本体に「R」「L」のプリントがあるためケーブルを外した際も再装着でも迷うことはないでしょう。ちなみに形状的には某finalのイヤホンによく似ているような気がしなくもないです(^^;)。そういえば同社の代表モデルとなった「Heart Mirror」も「KXXSぽい」と言われながらも特に耳にフィットする背面部分の形状はfinal製のBシリーズやA8000あたりを彷彿とさせるものがありましたね。表面処理など仕上がりはとても丁寧で上品な印象のあるイヤホンです。
HZSOUND Waist DrumHZSOUND Waist Drum
背面部分はメッシュ状のベント(空気孔)がある「セミオープン型」のデザインを採用しています。ただ非常にコンパクトなサイズ感と言うこともあり音漏れなどはよほど静かな部屋でなければあまり気にならないようです。またコネクタ部分は0.78mm 2pin仕様となっており脱着が可能です。ただカバーなどがないタイプのためコネクタが緩くなると簡単に紛失するリスクがあるかもしれません。そのため「HZSOUND Waist Drum」のコネクタはややきつめになっており、ケーブルの抜き差しはちょっと力を入れて抜く必要があります。基本的にはあまり抜き挿しはしないほうがよさそうですね。なお、ケーブルの向きはケーブルコネクタに「R」「L」の刻印がある方を前方(ステム側)にして取り付けます。
HZSOUND Waist DrumHZSOUND Waist Drum

HZSOUND Waist Drum」は非常にコンパクトと言うこともあり、耳にすっぽり収まる装着感です。同クラスの製品と比較すると、サイズ的には「final E1000」より若干コンパクトで「Moondrop Quarks」より長さが僅かに大きい感じですね。ケーブルは透明な樹脂被膜の銀メッキOFC線で被膜はわず弾力がありますが耳掛け式で装着しても問題ない程度の柔らかさは確保されているようです。絡まりにくく使いやすいケーブルといえるでしょう。イヤーピースは付属品のほか、耳のサイズ感に併せていろいろ替えてみるのも良いでしょう。私の場合は耳穴(外耳道)が細いこともあり、より奥でしっかりフィットさせるために「SpinFit CP100+」のような多少粘着性のあるタイプがより好印象でした。


■ インプレッション

HZSOUND Waist DrumHZSOUND Waist Drum」の音質傾向はドンシャリ~弱ドンシャリの聴きやすいバランス。高域は明瞭感がありスッキリした印象ですが、同時に低域には響きの良さと厚みがあり非常に心地よい印象。チューニングの方向性としてはインナーイヤー型の「Bell Rhyme」に多少似ていますが、「HZSOUND Waist Drum」の場合は小口径ドライバーならではのレスポンスの良さもあり、とてもキビキビとした元気な印象もありますね。ドライバーやハウジング形状を活かしたチューニングで、「Heart Mirror」とは全く異なるサウンドバランスですが今回も音作りの上手さを感じます。解像感や透明感という点では「Heart Mirror」のほうが当然勝っていますが、低域の厚みなどリスニングイヤホンとしてのバランスの良さは「HZSOUND Waist Drum」の特徴といえるでしょう。また解像感、明瞭感という点でも、例えば「final E1000」あたりのと比較では頭ひとつ抜けた程度の違いがあり、同クラス、同タイプのイヤホンとしてはかなり優秀な部類だと思います。

HZSOUND Waist Drum」の高域は過度に主張はしないものの鮮やかさと明瞭感があります。直線的で歪みをほぼ感じない聴きやすい音です。適度に硬質でスピード感がありますが全体としては自然な印象ですね。
HZSOUND Waist Drum音域はこのイヤホンのもっとも魅力的な要素で適度に厚みがありボーカルが映える印象の音作りです。とはいえボーカル帯域を過度に強調した印象はでは無く味付けの無い自然な印象。中高域の抜けはまずまずで、男性ボーカルも大口径イヤホンのようなふくよかさは無いものの適度な厚みと響きの良さを感じます。解像感はこのタイプのイヤホンとしては十分に高く、ボーカルと演奏の分離も比較的良好です。ただどちらかというとボーカルは近く、背後で演奏が支える印象で音場は広いですが定位は正確ではありません。分析的ではなく雰囲気を楽しむタイプのイヤホンといえるでしょう。その視点では使いやすく、聴きやすい良いバランスだと思います。
低域は本来の量的には大口径ドライバーのイヤホンに比べると少ないのですが、セミオープン型の構造とステンレス製のハウジングにより倍音効果が高まり適度な厚みと響きを持っています。いっぽうで小口径ドライバーらしいレスポンスの早さがあり全体としてのキビキビ感を損なうこと無く響きの良さも感じる印象の音作りです。重低音は想像以上に深く沈みます。聴きやすく自然な印象に感じさせる温かさをもちつつもEDMなども結構楽しめるバランスは好印象です。さまざまなジャンルで気軽に楽しむのには良い仕上がりといえるでしょう。


■ まとめ

HZSOUND Waist Drum」は外観のうえでも音質的にも突出した特徴があるイヤホンではありませんが、気軽に使う用途のイヤホンとして用途をよく理解し、非常にバランス良く使いやすい製品に仕上がっていると思います。例えば同社の「Heart Mirror」がよりしっかりとリスニングを楽しむイヤホンなのに対して、「HZSOUND Waist Drum」のようなコンパクトで直線的なデザインの製品は、より気軽に装着して楽しむようなライトな用途がイメージできます。また音楽に限らず、ゲームや動画、あるいは最近であればネットミーティングなどでの用途も考えられるでしょう(楽天ではマイク付きモデルも選択できます)。これらの用途にも不満無く使用でき、また音質面でも少し高いレベルを実現しています。付属品も充実していますのでマニア以外の方でも気軽に購入できる良い製品だと思いますよ。


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