NICEHCK GCT5

こんにちは。今回は「NICEHCK GCT5」 です。NICEHCKブランドでは最近は100ドル前後、あるいは100ドルオーバーのケーブルを意欲的にリリースしていますが、今回は人気ケーブルだったOFHC銅線ケーブル「GCT4」をリニューアルし、線材に5N-OCC高純度単結晶銅線を採用した製品になります。利用範囲の広い銅線ケーブルとして注目のアイテムと言えるでしょう。
購入はAliExpressの「NiceHCK Audio Store」またはAmazonの「NICEHCK」にて。AliExpressでの購入方法およびサポートについてはこちらを参照ください。


 [NICEHCK GCT5] NICEHCK 5N OCC 高純度単結晶銅線ケーブル
NiceHCK GCT5 Earbud Replace Wire 5N OCC Earphone Upgrade Earhook Cable 3.5/2.5/4.4mm MMCX/QDC/0.78mm 2Pin
【 MMCX 】【CIEM 2pin 】【qdc】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】

HCKの定番高純度銅線ケーブル「GCT4」をアップグレード版としてリプレースする製品です。線材は5N純度のOCC高純度単結晶銅線を採用。芯あたり0.08mmの線を60本束ねた4芯タイプの銅線ケーブルです。
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それぞれMMCX、中華2pin(0.78mm)、qdcコネクタおよび3.5mmステレオ、4.4mm/5極、2.5mm/4極のバランス仕様プラグが用意されています。
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届いた「NICEHCK GCT5」は袋入りの簡易包装。最近のNICEHCKのケーブル同様にやや厚めで弾力のある透明な樹脂被膜で覆われており、以前のGCT4より芯ごとの太さは増していますが多少柔らかい印象。線材はカッパーピンクでどのようなイヤホンにも合わせやすい外観と言えるますね。適度な太さがあり屋外向きではありませんが取り回しは良いでしょう。
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NICEHCK GCT5」の音質傾向は高純度単結晶銅線らしい、イヤホンの傾向をより濃く反映させ、濃密さ、奥行きのある音場感、場合によってはメリハリの強化といった変化を実感出来ます。情報量が向上し、より各音域での表現力が増すタイプですね。印象としては国内でも1万円前後~数万円と非常に幅広いレンジで販売されている同種の高純度銅線タイプのリケーブル製品と比較的似ており、個性的と言うよりは「期待通りのリケーブル効果をより低コストで楽しめる」ケーブル、という位置づけになるのではと思います。
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これは以前販売されていた(現在は在庫限り)OFHC線を採用した「NICEHCK GCT4」の中高域の見通しが増し、イヤホンによっては相対的に低域の重量感が増す銅銀合金ケーブルに近い、銅線としてはちょっと個性的な印象とは対照的です。「GCT4」も個人的には結構楽しめるケーブルでしたが、今回の「NICEHCK GCT5」についてはより幅広く、あらゆるタイプのイヤホンでポテンシャルを引き出すのに効果的でしょう。例えば中高域寄りで軽快かつ元気なサウンドながら低域がかなり抑えられた印象の「NICEHCK Youth」の場合、全体のバランスを維持しつつ各音域の密度が向上し、低域についても重低音の存在感が増すことでEDMなどもより楽しめる印象になります。同様にバランスの良いハイブリッドではメリハリや音場感が増すことでより「濃い音」を楽しめます。

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また他のシングルダイナミック構成のやマルチBA仕様でもイヤホンの特徴を損なうこと無く良い点を引き出し、隠れていた音を顕在化させるなど「リケーブルのうま味」みたいなものを比較的感じやすいケーブルと言えるでしょう。もちろん最近の平面駆動ドライバーや静電ドライバー搭載の製品でもこの傾向は同様で、鋭さのある高域はよりシャープに、明瞭な中音域はより分離が向上することで音場感に奥行きが増し、低域は深さと厚みを実感しやすくなります。そのため、さまざまなタイプのイヤホンと合わせやすく、使いやすいケーブルといえるでしょう。
いっぽうで、高域を緩やかにして低域の厚みを増したい、あるいは高域をもっと伸ばしたい、など傾向に変化をもたらしたい場合にはあまり合わず、バランスの良さ故に元々のイヤホンの傾向を強調しすぎると感じてしまうかも。そのため好みのイヤホンのサウンドを手軽にアップデートできるアイテムとして検討されるのが良さそうですね。「GCT4」より多少価格はアップしましたが、中華イヤホンに限らずミドルグレードから数万円クラスのイヤホンまで使用できる良いケーブルだと思いますよ(^^)。