NICEHCK PurpleSE

こんにちは。今回は「NICEHCK PurpleSE」 高純度無酸素銅 8芯ケーブル です。古河電工製の銅線を使用し、鮮やかな紫色の被膜で見た目のインパクトも抜群のケーブルですね。リケーブル後の傾向も見た目以上にかなりクセが強く、組み合わせるイヤホンの相性を結構選ぶ個性的なケーブルです。なおHCKのツイートではPCUHD銅線との記載がありますが、PCUHDの銀メッキ線を使用している「NICEHCK WhiteCrane」とは銀メッキ線の有無という点を差し引いても傾向が大きく異なるため、同じ古河電工製でも使用している線材の純度やグレードに違いがありそうです。
NICEHCK PurpleSENICEHCK PurpleSE」は最近の同社のケーブルの中では結構珍しく、リケーブル後に中高域の特定の音域を抑制し、低域をアップするという、分かりやすい傾向があるケーブルです。
高域を丸め低域をアップするタイプのケーブルとしては「NICEHCK CT1」なども過去にありましたが、「NICEHCK PurpleSE」はより相性がシビアで、組み合わせるイヤホンによってはよりハッキリ違いが出るという点ではかなり独特な製品といえるでしょう。印象としてはもともと高域を抑えめでボーカル帯域寄りのいわゆる「W字」傾向のイヤホンと相性が良さそうに感じます。

NICEHCK PurpleSE」の購入はAliExpressの「NiceHCK Audio Store」にて。AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。なお、この製品についてはTwitterのHCKのアカウント(@hckexin)にて在庫状況及び「割引クーポンコード」がツイートされています。以下の表示価格より大幅に(半額以下)ディスカウントされますので、購入を検討される方は必ず最新のツイートを確認しクーポンコードを取得してください


[ NICEHCK PurpleSE ] 高純度無酸素銅(古河電工製) 8芯アップグレードケーブル(パープル)
NiceHCK PurpleSE Imported 8 Strands FURUKAWA Copper Earphone Replace Cable
【 MMCX 】【CIEM 2pin 】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】
AliExpresss(NiceHCK Audio Store):89.99ドル~
※TwitteのHCKアカウントにて表示価格より大幅に値引きするクーポンコードがツイートされていますので、必ず最新のコードを取得して利用ください。

Amazon.co.jp(NICEHCK): 11,250円

NICEHCK PurpleSENICEHCK PurpleSE
古河電工製の高純度無酸素銅線を使用した8芯ケーブルです。名所の通り鮮やかな紫色の被膜が特徴ですね。HCK仕入れた線材に限りがあるため、AliExpressにて数量限定にて販売されています。それぞれMMCX、中華2pin(0.78mm)、qdcコネクタおよび3.5mmステレオ、4.4mm/5極、2.5mm/4極のバランス仕様プラグが用意されています。
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AliExpressでの表示価格は89ドルですが、購入時にクーポンを適用することで20ドルほどで購入できました。レビュー掲載時点でも数量限定で販売しており、クーポンコードも交換しているので購入時には必ず適用してください(現在も同様の値引き額とは限りませんのであしからず)。今回は4.4mmの2pinとMMCXを購入し、製品はビニール袋入りの簡易パッケージで届きました。
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線材としては結構太めで、濃いパープルカラーで弾力のある被膜で覆われています。実際の銅線の太さや芯当たりの構成は不明ですが、手触りの印象では被膜は結構厚め(線材は少なめ)かもしれませんね。取り回しは悪くはないようです。
リケーブル後の音質傾向ですが、前述の通り「相当にクセがあります」。適当にいろいろなイヤホンと組み合わせて見ましたが、これほど相性が良いイヤホンを見つけるのに苦労したのは久々かもしれません。傾向としては「中高域~高域あたりがやや抑えられ、低域の厚みが増す」タイプなのですが、例えば「TFZ SECRET GARDEN 1」のように高域の伸びの良さが特徴(≓刺さりやすさも特徴)のイヤホンと合わせると、高域が抑制され聴きやすくなるわけではなく、まさに特定の帯域が抜け落ちてシャカシャカした不快な歯擦音だけが残る、といった完全に逆効果になりました。いっぽうで「SECRET GARDEN 1」の兄弟モデルで逆に低域メインのチューニングになっている「TFZ MY LOVE III」では中高域が遠くなり相対的に籠もり感を増長されるような印象となり、やはり相性は良くありませんでした。
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これに対して、「AUDIOSENSE DT600」のようなマルチBAイヤホンの場合は音場感が多少変化する印象はあるものの、適度に聴きやすく中低域の厚みも増すなど、ひとつの選択肢としてはアリかなと思いました。より相性の良さを感じたのは「QoA Adonis」で駆動力が高いと歯擦音が若干増しますが、通常は見た目にも傾向的にも製品の特徴を活かした変化を楽しめそうです。「QoA」はブランドコンセプトとして女性を意識した製品展開として高域を抑え気味のチューニングを行っています(女性の方が高域の刺激を感じやすいため、という理由だったと記憶しています)ので、結果的に「NICEHCK PurpleSE」との相性も良かったのでしょう。このようにボーカル帯域にフォーカスした、いわゆる「W字」チューニングを行っているイヤホンが「NICEHCK PurpleSE」と最も相性が良いのだと考えられます。
NICEHCK PurpleSENICEHCK PurpleSE
また「IKKO OPAL OH2」のようにフラット感が強いイヤホンと組み合わせると音質傾向がボーカル中心のW字方向に味付けされるのがわかります。これも好みの問題だと思いますがリケーブルによる変化としてはひとつの選択肢だと思います。

というわけで、「NICEHCK PurpleSE」は久しぶりに相性で結構悩まされるケーブルでした。ひとつの目安としては「QoAあたりのサウンドが好みの方には合わせやすいかも、なケーブル」みたいな感じになりそうです。とはいえ「○○とコレとどっちがいいですか?」みたいな質問をされる方はそもそも手を出さない方が無難です(なので「FAQ」でもお断りしてますがその手の質問はナシでヨロシクです)。既にいろいろケーブルを買っている方で、こういうアプローチも試してみようみたいな、要するに「玄人向け」ですね。
まあこのようなケーブルごとの違いを楽しむのもリケーブルの醍醐味ですし、マニアであればとりあえずHCKからクーポンコードの提供のあるうちに入手しておいても良いかもしれません。だって優等生の製品ばかり持っててもつまらないでしょ?(笑)。たまにはキワモノ感のある製品で遊んでみるのも楽しいと思いますよ(^^)。