EDIFIER W220T

こんにちは。今回は「EDIFIER W220T」です。 スピーカーやポータブルオーディオ分野でのグルーバルメーカーとして高い実績を持つ「EDIFIER」ブランド(EDIFIER INTERNATIONAL社)から8月22日に発売された最新の完全ワイヤレスイヤホン(TWS)製品です。最大の特徴の最新の「Snap Dragon Sound」のサポートで、「aptX Adaptive」コーデックで最大96kHz/24bitのハイレゾ再生に対応します。最新チップセットによる最新機能、アプリ対応をしたうえで7千円台の価格設定を実現した意欲的なモデルですね。

■ 製品の概要について

「EDIFIER」は中国発の大手オーディオブランドで、かつてはブックシェルフタイプのスピーカー製品で、最近はワイヤレスオーディオ分野での様々な製品で幅広い実績と人気を集めるグローバルなメーカーとして有名です。日本市場においても高性能・高音質なTWS(完全ワイヤレス)イヤホンをリリースしており「NeoBuds Pro」などのハイスペック機も高評価で人気がありますね。

そんななか、より幅広いユーザーが気軽に使える「インイヤータイプ」の新型モデルとしてリリースされたのが今回の「EDIFIER W220T」となります。半開放型のデザインを採用し、音質面および機能面で最新機能をバランス良く搭載したモデルとなります。
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EDIFIER W220T」の最大の特徴は「Snapdragon Sound」対応による高度なワイヤレス性能とオーディオメーカーとしての高い実績と26年にわたる技術に裏付けされた音質性能を搭載した点。まずワイヤレス性能についてはQualcomm製「QCC3056」チップセットを採用。「Bluetooth 5.3」への対応、最大24bit/96kHzに対応した「aptX Apaptive」コーデックや通話技術の「aptX Voice」にフル対応。これら高度な条件をクリアした「Snapdragon Sound」対応の製品となっています。またBluetooth 5.3対応と併せてLDSアンテナの搭載でより高速性と安定性を兼ね備えた高い接続性を実現しています。

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音質面では液晶ポリマー複合振動板を採用した13mmダイナミックドライバーを搭載。豊かで繊細なサウンド出力を実現しています。本体はインイヤータイプで従来製品よりらに耳を圧迫しない第3世代のセミインイヤーデザインを採用。

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通話品質については「Snapdragon Sound」に基づく「aptX Voice」、そしてお馴染みの「CVC 8.0」通話ノイキャンに対応しており、左右イヤホンに各2基ずつ搭載されたマイクでクリアな声を届けることができる仕様になっています。再生時間も単体6時間と長く、安心して使えますね。

さらにIP54の防水性能、「aptX Apaptive」接続時にはアプリケーションによって自動で対応する最小89msの低遅延を実現するゲームモード(「aptX」「SBC」接続時にはアプリにて手動ON/OFFも可)、専用アプリ「EDIFIER CONNECT」対応など充実した機能を搭載しています。

BluetoothV5.3
ドライバー13mm 液晶ポリマー振動板
ダイナミックドライバー
SoCQualcomm QCC3056
音響技術Snapdragon Sound
コーデックaptX Adaptive /
aptX / SBC
通話技術aptX Voice + cVc通話NC
低遅延89ms ゲームモード
再生時間6時間 /ケース込み24時間
防水規格IP54 (本体のみ)
アプリEDIFIER CONNECT
(iPhone / Android用)
その他Backward
Sound Guide Architecture
EDIFIER W220T」の購入は主要専門店またはアマゾン、楽天などの直営店にて。
カラーバリエーションは「ブラック」または「ホワイト」の2色が選択できます。
価格は7,990円です。
Amazon.co.jp(EdifierDirect-JP): EDIFIER W220T
※アマゾンでは8/25まで有効な20% OFF クーポンコード「TWSW220T」が利用できます。

楽天市場(Edifier公式楽天市場店): EDIFIER W220T
※楽天で20% OFFのクーポンが8/30まで使用できます。取得リンクは「https://bit.ly/3delyIx」です。


■ パッケージ内容及び機能について 

パッケージは本体カラーに応じて外箱(化粧箱)が白色、黒色に分かれます。今回はホワイトでオーダーしましたので白色のパッケージでした。
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パッケージ内容は本体および充電ケース、充電ケーブル、説明書など。インイヤータイプですのでイヤーピースなどは付属しません。
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本体は片側10g以下と軽量のAirPods型デザイン。装着センサーなどは搭載していないため付け外しによる再生・停止は行われませんが誤動作が少ないという点では個人的にはこちらのほうが使いやすい印象。
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ケースも比較的コンパクトかつ軽量です。ケース側面にはリセット用のボタンがあります。
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本体センサーは側面の若干くぼんだ部分を押し込む(ピンチする)ことで操作できる仕様。
詳細な設定はアプリの「EDIFIER CONNECT」を使用することを前提としているため、本体センサーを触って操作する機能は必要最小限にまとめられています。左右で異なる操作を行うなどの設定が無いため覚えやすく直感的で戸惑うことはまず無いでしょう。

再生/停止1回ピンチ(左 / 右)
曲送り2回ピンチ(左 / 右)
曲戻し3回ピンチ(左 / 右)
音声
アシスタント
2秒長押し 
受話/終話
着信時1回ピンチ(左 / 右)
着信拒否着信時2秒長押し(左 / 右)
リセットケースのボタン3回押し
(ケースを開いた状態で)
インイヤー型ですので装着性はソフトで付け外しがしやすいですが、耳が小さい人は落ちやすい可能性もありますので、あらかじめ安定した装着位置を確認しておいた方が良いでしょう。またカナル型のような遮音性はありませんが、音楽再生時は電車内でも周りの音が気にならない程度にはしっかり鳴りますので多くの場合気になることは無いでしょう。


■ 接続性および専用アプリについて

EDIFIER W220T」はBluetooth 5.3+LDSアンテナの採用により、最も基本的なSBCコーデックでの接続でも安定したサウンドを実現します。また対応するAndroidデバイス等では「aptX Adaptive」コーデックで接続され、可変ビットレートや使用するアプリに最適化し自動で最大89msの低遅延モードに移行するなど「Snapdragon Sound」による最新機能が利用できます。

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なお、「aptX Adaptive」で接続時のサンプリングレートは48kHzですが、コーデックの情報を見るとちゃんと96kHzへも対応しており、切替で96kHzモードで使用することができました。ただ当然データ転送量が増加するため接続安定性を考慮しどちらのレートを使用するかは選択した方が良いでしょう。

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また「EDIFIER W220T」の対応コーデックは「aptX Adaptive」「aptX」および標準の「SBC」で「AAC」コーデックには対応しません。そのため「aptX Adaptive」「aptX」に対応しないiPhoneでの接続は「SBC」となり「Snapdragon Sound」の恩恵はほぼ得られないと考えた方が良いでしょう。

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「EDIFIER CONNECT」アプリは、本体の各種設定、モード設定などに対応します。また「aptX」「SBC」コーデック接続時の「ゲームモード」への手動のON/OFFもアプリで実行します。サウンドモードについては手動のEQなどは搭載しませんが「サウンドエフェクト」で曲調に合わせたモード設定が可能です。設定では本体についての詳細な設定変更が可能です。操作は直感的で分かりやすく使いやすいアプリだと思います。

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なお、実際の接続性についてですが「Snapdragon Sound」および「Bluetooth 5.3+LDSアンテナ」の恩恵を非常に実感しました。もともと「EDIFIER」のTWS製品は接続安定性に定評がありますが、そのなかでも「EDIFIER W220T」は特に優れている印象です。夏休み・お盆シーズンの東京都心および帰省で混雑する新幹線内での連続使用でもほとんど途切れること無く安定した音質を維持し続けており、その実力の高さを実感しました。また通話品質も良好で自然なマイク音声が印象的でした。


■ サウンドインプレッション

EDIFIER W220TEDIFIER W220T」の音質傾向はボーカル帯域にフォーカスしつつ癖の無いニュートラルサウンドで、刺さりを抑え聴きやすくまとめられた高域と半開放型らしく籠もりのない自然な抜けの良さで非常に心地よいバランスにまとめられています。低域は重厚感こそ無いものの十分にパワフルで臨場感のある音を慣らしつつボーカル帯域を適度に下支えします。
なお「EDIFIER CONNECT」アプリの「サウンドエフェクト」は標準では「クラシック」になっており、これが最もニュートラルなモードと考えられます。モードを変えることで、例えば「ロック」などではアタックがシャープに、減衰が早くなり、よりエッジの効いたキレのある印象に変化します。各モードで変化は分かりやすいものの、一般的なEQのような特定の音域を変化させるのとは異なるようですね。好みに合わせて色々変えてみるのも良いでしょう。

EDIFIER W220Tちなみに本体は通常のインイヤータイプのイヤホンと比べても独特なスピーカー出力位置となっており、AirPodsなどのデザインとはまた異なる印象を受けます。装着すると先端の2カ所の出力部がより奥に、耳穴の向きにあわせてフィットするように配置されます。
この距離感は少なからず「EDIFIER W220T」のサウンドチューニングに影響を与えているようです。インイヤータイプとしては比較的近くクリアでダイレクト感のあるサウンドを楽しめます。この辺のチューニングは「EDIFIER」の実績の裏付けを感じますね。

EDIFIER W220T」の高域は液晶ポリマー(LCP)振動板の採用による歪みの発生を抑えた伸びやかさと刺激を抑えた聴きやすさを両立しています。とはいえボーカル曲メインでの利用では過不足を感じることは無くバランスのよいチューニングと言えるでしょう。またアプリの「サウンドエフェクト」で「ポップス」や「ロック」を選ぶとより楽しい印象に変化します。
EDIFIER W220T中音域はニュートラルで癖の無い音を鳴らします。インイヤー型としては比較的近くで定位するものの派手さは無く自然な印象。半開放型のメリットを活かした抜けの良さが心地よいですね。自然な音像ですが輪郭が緩くなることはなく粒立ちの良い音を鳴らします。
低域はインナーイヤー型としてはパワフルで厚みがあります。とはいえブーストした強さではなく、あくまで全体のバランスとして量感を確保している印象。重低音はインナーイヤー型の構造的にカナル型のようには出ませんが普段使いではまず不満に感じることは無いでしょう。中高域との分離も良く聴きやすく明瞭さがあります。

ロック、ポップス、アニソンなどのボーカル曲のほか、クラシックなどのアコースティックサウンド、インストルメンタルはスタジオ録音と打ち込みの両方でそれぞれ味があり、「突出した良さよりバランスの良さ」を上手く目指した音作りだと感じました。


■ まとめ

というわけで、「EDIFIER」ブランド待望の新製品は7千円台の購入しやすい価格帯で「Snapdragon Sound」によるハイスペックと、同社らしい実績に裏付けられた音作りの上手さを感じる製品でした。惜しむらくは「Snapdragon Sound」に特化した仕様上iPhoneでは機能的なメリットがあまり得られない点は仕方ないですね。再生時間の長さや防水性能などハードウェアとしての基本性能の高さもポイントとなります。この手の製品を検討されている方の有力な選択肢になるのは間違いないでしょう。




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