
こんにちは。今回は 「KBEAR Dumpling」(通称「ギョーザ」)です。6mmの複合振動板ダイナミックドライバーを搭載した最小クラスの低価格イヤホンです。KBEARからは同様のドライバーを積んだ「KBEAR Little Q」もリリースされていますが、こちらは「final E1000」「E500」のような超小型イヤホンだったのに対し、「KBEAR Dumpling」は耳穴のより奥の方にドライバーを配置してダイレクトに鳴らすタイプの結構珍しいイヤホン。ちなみに日本名の「ギョーザ」はちょっとしんどい(汗)。それはさておき、中華イヤホンでもかなり特徴的なモデルですのでそのサウンドが気になりますね。
■ 製品の概要について
「KBEAR Dumpling」は、私のブログでもお馴染みの中華イヤホンブランド「KBEAR (魁宝)」のちょっと個性的なモデルです。小型ドライバーをイヤーピース装着部分であるノズル先端部分に搭載し、耳の中でダイレクトに鳴らすディープマウントタイプの製品。非常にコンパクトなメタルボディのデザインから日本名に「ギョーザ」という名称が付けられています。


「KBEAR Dumpling」のドライバーには、6mm 複合振動板ダイナミックドライバーをシングルで搭載。前述の通り、このドライバーは装着時に鼓膜の近くに配置され、音波の耳道の屈折を大幅に減少することでよりダイレクトなサウンドでの再生を可能にします。高音から重低音まで立体的で臨場感のあるサウンドで音楽を最大限に楽しむことができます。


そして付属する3種類のサイズのイヤーピースはいずれもしかりフィットし、より高い遮音性を実現します。
本体はアルミニウム製で、ケーブルには高純度OFC(無酸素銅)線を採用。インピーダンス32Ω、感度118dB/mWと様々な再生環境で使いやすい仕様になっています。


「KBEAR Dumpling(ギョーザ)」のカラーバリエーションは「ブラック」「シルバー」「ピンク」の3色。それぞれマイクあり/なしが選択できます。購入はAliExpressの「Easy Earphones」またはアマゾンの「WTSUN Audio」にて。
価格はAliExpressが14.99ドル、アマゾンが2,290円(マイクなし)です。
AliExpress(Easy Earphones): KBEAR Dumpling
Amazon.co.jp(WTSUN Audio): KBEAR Dumpling
※現在アマゾンのWTSUN Audioでは購入時に15% OFFとなるクーポンを配布しています。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「KBEAR Dumpling」のパッケージは非常にシンプルな白箱タイプ。今回は「ピンク」のマイクなしでオーダーしました。先日の「KBEAR Little Q」と同じタイプですね。


内容もイヤホン本体、専用のイヤーピース(S/M/Lサイズ)、説明書と最小限の無いようになっています。ケーブルの被膜は結構しっかりしていてこの手のイヤホンとしては太めで絡まりにくいタイプを採用しているのが分かります。


ちなみに、「KBEAR Dumpling」のように超小型の円筒形のハウジングを採用し、より耳奥にドライバーを配置して鳴らすコンセプトはKBEARの前身の「Yinyoo」ブランドで「Yinyoo T100」というシングルBA機でもやっていたりします。こちらはシングルBA構成のため相応の再生環境を求めたり、音域的な制約があったりと非常にクセの強いモデルでした。もしかしたら「KBEAR Dumpling」はこのリベンジだったりして(汗)。どちらにせよ、他社には無い要素にも積極的に挑戦し続ける姿勢はとても好感が持てますね(^^)。
というわけで、実際の「KBEAR Dumpling」の本体は6mmドライバーを収容した円筒形のアルミ製ですが、向上のKBEARのロゴ部分のみ平らに加工されているのが分かります。本体背面にL/R表記があるので左右は分かりやすいですね。


「KBEAR Dumpling」のサイズ的には「Little Q」とほぼ同じですがイヤーピース装着部分も本体と同じ太さ(というかここにドライバーが入っている)ため、僅かに大きめに見えるかも知れません。イヤーピースは太さのあるノズル口径に合わせた専用のものが付属します。


このイヤーピース自体は比較的しっかりつくられているものの、よりダイレクトに耳穴で鳴らしたい、という場合は例えばJVC「スパイラルドット」のような開口部の広いイヤーピースをちょっと無理矢理になりますが装着させるというのも良いと思います。このようにイヤーピースを交換することで高域はよりダイレクトに、低域はフィット感が向上ことで量感が増す効果を得られる場合があります。
■ サウンドインプレッション
「KBEAR Dumpling」の音質傾向は中低域寄りの弱ドンシャリ。KBEARらしい聴きやすいサウンドで、付属のイヤーピースではややU字寄りのウォームさも感じるバランスのサウンドが耳元を中心に広がる興味深い鳴り方をします。おそらく「Little Q」と同じドライバーを使用していると思われますが、「KBEAR Dumpling」ではより近くでタイトに鳴る一方で低域はやや抑えめに感じられます。またドライバーの距離が近くなったとはいえ中高域も極端に派手に鳴ったり刺激が強くなったりすることはないようです。「Little Q」は小口径ドライバーとハウジングの鳴りも活用してパワフルな印象のサウンドを構築していましたが、「KBEAR Dumpling」ではドライバーを近づけることでよりダイレクトさが増し、力強さより質感を重視したサウンドに仕上がっているようです。独自イヤーピースによる装着性などに多少癖はあるため「Little Q」ほどオールラウンダーではありませんが、低価格で楽しいイヤホンだと思います。
「KBEAR Dumpling」の高域は明瞭感と伸びのある音を鳴らします。(物理的な位置として)実際に近くで鳴っていることもあり「Little Q」より主張は強めですが、適度に滑らかさがあり聴き疲れはしない印象です。その反面、明瞭感という点では付属のイヤーピースより前述の通りJVC「スパイラルドット」などに交換してさらにドライバーからの音をダイレクトに伝えた方が好印象になります。どちらの場合も刺さりや歯擦音などはありません。
中音域は僅かに凹み、自然な音場を構成しますが、ボーカル帯域はしっかり存在感のある音で再生されます。より早く耳に届くこともあり自然な音色で鮮明さを維持しています。付属のイヤーピースでは非常に聴きやすく僅かにウォームさもあります。耳元で音場が構成される定位感ながら長時間のリスニングでも楽しめる興味深いサウンドです。
低域は自然な量感で比較的穏やかに鳴ります。ミッドベースは「Little Q」ほどの力強さはありませんがアタックは早く必要な厚みを持った音をタイトに鳴らします。重低音は想像以上に深く重さも感じられます。そのため軽すぎる印象は無いと思います。なお、低域についてお個人的にはイヤーピースを換えた方がより締まりが良く好印象でした。この辺はフィット感で変化する部分ですので色々試された方が良いかも知れませんね。
■ まとめ
というわけで、「KBEAR Dumpling(ギョーザ)」はその名称だけでなく、低価格ながら通常の小型イヤホンとは異なるコンセプトで設計されるなど非常に興味深いイヤホンでした。装着性のうえでは万人受けとは言い難いですが、音質面では小口径ドライバーを使用しつつ質感を高めており、オールラウンダーとしての「Little Q」との棲み分けがハッキリできているのも良いですね。とても安価ですし、それ以上に非常に面白いイヤホンですので、マニアであればぜひともコレクションに加えて使ってみるのも良いと思いますよ(^^)。
「KBEAR Dumpling」は、私のブログでもお馴染みの中華イヤホンブランド「KBEAR (魁宝)」のちょっと個性的なモデルです。小型ドライバーをイヤーピース装着部分であるノズル先端部分に搭載し、耳の中でダイレクトに鳴らすディープマウントタイプの製品。非常にコンパクトなメタルボディのデザインから日本名に「ギョーザ」という名称が付けられています。


「KBEAR Dumpling」のドライバーには、6mm 複合振動板ダイナミックドライバーをシングルで搭載。前述の通り、このドライバーは装着時に鼓膜の近くに配置され、音波の耳道の屈折を大幅に減少することでよりダイレクトなサウンドでの再生を可能にします。高音から重低音まで立体的で臨場感のあるサウンドで音楽を最大限に楽しむことができます。


そして付属する3種類のサイズのイヤーピースはいずれもしかりフィットし、より高い遮音性を実現します。
本体はアルミニウム製で、ケーブルには高純度OFC(無酸素銅)線を採用。インピーダンス32Ω、感度118dB/mWと様々な再生環境で使いやすい仕様になっています。


「KBEAR Dumpling(ギョーザ)」のカラーバリエーションは「ブラック」「シルバー」「ピンク」の3色。それぞれマイクあり/なしが選択できます。購入はAliExpressの「Easy Earphones」またはアマゾンの「WTSUN Audio」にて。
価格はAliExpressが14.99ドル、アマゾンが2,290円(マイクなし)です。
AliExpress(Easy Earphones): KBEAR Dumpling
Amazon.co.jp(WTSUN Audio): KBEAR Dumpling
※現在アマゾンのWTSUN Audioでは購入時に15% OFFとなるクーポンを配布しています。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「KBEAR Dumpling」のパッケージは非常にシンプルな白箱タイプ。今回は「ピンク」のマイクなしでオーダーしました。先日の「KBEAR Little Q」と同じタイプですね。


内容もイヤホン本体、専用のイヤーピース(S/M/Lサイズ)、説明書と最小限の無いようになっています。ケーブルの被膜は結構しっかりしていてこの手のイヤホンとしては太めで絡まりにくいタイプを採用しているのが分かります。


ちなみに、「KBEAR Dumpling」のように超小型の円筒形のハウジングを採用し、より耳奥にドライバーを配置して鳴らすコンセプトはKBEARの前身の「Yinyoo」ブランドで「Yinyoo T100」というシングルBA機でもやっていたりします。こちらはシングルBA構成のため相応の再生環境を求めたり、音域的な制約があったりと非常にクセの強いモデルでした。もしかしたら「KBEAR Dumpling」はこのリベンジだったりして(汗)。どちらにせよ、他社には無い要素にも積極的に挑戦し続ける姿勢はとても好感が持てますね(^^)。
というわけで、実際の「KBEAR Dumpling」の本体は6mmドライバーを収容した円筒形のアルミ製ですが、向上のKBEARのロゴ部分のみ平らに加工されているのが分かります。本体背面にL/R表記があるので左右は分かりやすいですね。


「KBEAR Dumpling」のサイズ的には「Little Q」とほぼ同じですがイヤーピース装着部分も本体と同じ太さ(というかここにドライバーが入っている)ため、僅かに大きめに見えるかも知れません。イヤーピースは太さのあるノズル口径に合わせた専用のものが付属します。


このイヤーピース自体は比較的しっかりつくられているものの、よりダイレクトに耳穴で鳴らしたい、という場合は例えばJVC「スパイラルドット」のような開口部の広いイヤーピースをちょっと無理矢理になりますが装着させるというのも良いと思います。このようにイヤーピースを交換することで高域はよりダイレクトに、低域はフィット感が向上ことで量感が増す効果を得られる場合があります。
■ サウンドインプレッション
「KBEAR Dumpling」の音質傾向は中低域寄りの弱ドンシャリ。KBEARらしい聴きやすいサウンドで、付属のイヤーピースではややU字寄りのウォームさも感じるバランスのサウンドが耳元を中心に広がる興味深い鳴り方をします。おそらく「Little Q」と同じドライバーを使用していると思われますが、「KBEAR Dumpling」ではより近くでタイトに鳴る一方で低域はやや抑えめに感じられます。またドライバーの距離が近くなったとはいえ中高域も極端に派手に鳴ったり刺激が強くなったりすることはないようです。「Little Q」は小口径ドライバーとハウジングの鳴りも活用してパワフルな印象のサウンドを構築していましたが、「KBEAR Dumpling」ではドライバーを近づけることでよりダイレクトさが増し、力強さより質感を重視したサウンドに仕上がっているようです。独自イヤーピースによる装着性などに多少癖はあるため「Little Q」ほどオールラウンダーではありませんが、低価格で楽しいイヤホンだと思います。「KBEAR Dumpling」の高域は明瞭感と伸びのある音を鳴らします。(物理的な位置として)実際に近くで鳴っていることもあり「Little Q」より主張は強めですが、適度に滑らかさがあり聴き疲れはしない印象です。その反面、明瞭感という点では付属のイヤーピースより前述の通りJVC「スパイラルドット」などに交換してさらにドライバーからの音をダイレクトに伝えた方が好印象になります。どちらの場合も刺さりや歯擦音などはありません。
中音域は僅かに凹み、自然な音場を構成しますが、ボーカル帯域はしっかり存在感のある音で再生されます。より早く耳に届くこともあり自然な音色で鮮明さを維持しています。付属のイヤーピースでは非常に聴きやすく僅かにウォームさもあります。耳元で音場が構成される定位感ながら長時間のリスニングでも楽しめる興味深いサウンドです。低域は自然な量感で比較的穏やかに鳴ります。ミッドベースは「Little Q」ほどの力強さはありませんがアタックは早く必要な厚みを持った音をタイトに鳴らします。重低音は想像以上に深く重さも感じられます。そのため軽すぎる印象は無いと思います。なお、低域についてお個人的にはイヤーピースを換えた方がより締まりが良く好印象でした。この辺はフィット感で変化する部分ですので色々試された方が良いかも知れませんね。
■ まとめ
というわけで、「KBEAR Dumpling(ギョーザ)」はその名称だけでなく、低価格ながら通常の小型イヤホンとは異なるコンセプトで設計されるなど非常に興味深いイヤホンでした。装着性のうえでは万人受けとは言い難いですが、音質面では小口径ドライバーを使用しつつ質感を高めており、オールラウンダーとしての「Little Q」との棲み分けがハッキリできているのも良いですね。とても安価ですし、それ以上に非常に面白いイヤホンですので、マニアであればぜひともコレクションに加えて使ってみるのも良いと思いますよ(^^)。








