
こんにちは。今回は「SeeAudio Bravery AE (Angel Ears) Exclusive Edition」です。人気4BAモデル「SeeAudio Bravery」の3回目ですね(^^;)。あ、Limited Editionの新製品情報も含めると記事としては4回目・・・。いやぁ、さすがにやり過ぎだろうという話もありますが、人気モデルなのでご容赦ください。できれば過去レビューもあわせてご覧頂ければと思います。
■ 製品の概要について


この人気の高さを受けて、よりコンパクトな「レッド」シェルを採用した、限定500個の特別バージョンがリリース。「SeeAudio Bravery Anniversary Limited Edition」という名称で発売された限定版も非常に好評で発売後短期間で限定数を完売しました。
→ 過去記事: 「SeeAudio Bravery Anniversary Limited Edition」 限定500個、レッドの新デザインと交換式プラグ採用の高音質 4BA中華イヤホン【レビュー】


この限定モデル完売を受けて、今度はAliExpressでもショップを出している「Angelears Audio Store」とコラボした1000個限定の「ブルー」シェル版を発表。それが今回紹介する「SeeAudio Bravery AE (Angel Ears) Exclusive Edition」となります。なお、製品名称にコラボしている「Angel Ears」ストア名が入っていますが、製品自体は従来の「Bravery」および「Bravery Anniversary」を取り扱ってるHiFiGoでも販売されており、アマゾンでもHiFiGoが出品しています。また、HiFiGo直営店では「ブルー」以外にも「レッド」も選択でき、「Bravery Anniversary」を買い逃した方にはうれしい再販ともなっていますね。


というわけで、これまでにリリースされた「SeeAudio Bravery」をまとめると
①「SeeAudio Bravery」 (通常版/ブラック) 販売中
②「SeeAudio Bravery Anniversary Limited Edition」(限定レッド) 完売済
③「SeeAudio Bravery AE (Angel Ears) Exclusive Edition」(ブルー/レッド) 販売中
という感じになります。製品名がどんどん長くなるのはご愛敬と言うことで(^^;)。
「SeeAudio Bravery AE (Angel Ears) Exclusive Edition」の購入はHiFiGoの直販サイトまたはアマゾンにて。価格は海外(HiFiGo)が299ドル、アマゾンが43,197円です。
またHiFiGoサイトではオリジナルレザーストラップ付き(305ドル)も選択できます。
HiFiGo: SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition ※「ブルー」「レッド」選択可能
Amazon.co.jp(HiFiGo): SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition ※「ブルー」のみ
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition」のパッケージはこれまでの「Bravery」および「Bravery Anniversary」とはまた異なるデザインのパッケージアートが用意されました。ちなみに以前レビューした通常版(ブラック)の「Bravery」、500個限定版(レッド)の「Bravery Anniversary」については普通に購入してのレビューでしたが、今回の「SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition」についてはHiFiGoからサンプル供与をいただいています。すごく気にはなっていたものの、さすがに色違いだけで4万円台のイヤホンを3個目は・・・と思っていたので渡りに船です(^^;)。


パッケージ裏面は今回も仕様が記載されています。この部分の記載内容については「Bravery Anniversary」と違いは無いことを一応確認しておきます。パッケージ内容は、イヤホン本体、HAKUGEI製ケーブル、交換プラグ(3.5mm/2.5mm/4.4mm)、AZLA XELASTECイヤーピース(S/M/Lサイズ)、ウレタンフォームイヤーピース(S/M/Lサイズ)、交換用ノズルメッシュパーツ、メタルケース、説明書、保証書、その他「Rinko」キャラクターカードやシールなど色々。こちらの内容も「Bravery Anniversary」と同じです。


本体は「Bravery Anniversary」の色違いで、オリジナルの「Bravery」よりひとまわり小さいシェルデザイン。ハウジング部分はクリアブルーで、ダークブルーのウッドフェイスプレートに「SeeAudio」のロゴマークと「Bravery」のマークが左右にそれぞれに、双方に「see」という文字が描かれています。


色違いとはいえ、レッドとはまた異なる雰囲気でとてもクールな印象を受けますね。通常の「Bravery」よりコンパクトなシェルは装着感にも優れます。


「Bravery Anniversary」もそうでしたが個人的には通常版よりコンパクトになったとでイヤーピースは付属の「AZLA XELASTEC」より「SpinFit CP100+」に交換した方がより奥までしっかり装着できました。「通常版」と比べてサイズが変わることで同じチューニングでも音の感じ方に若干の変化を伴うため、イヤーピースについてはさらに自分にあったものを検討してみる方が良いですね。


付属ケーブルは「Bravery Anniversary」同様に中国の高級ケーブルブランド「HAKUGEI」製のプラグ部分が交換式の6N OCC単結晶銅線ケーブルが付属します。コネクタはCIEM 2pin仕様の布巻の太めのケーブルで取り回しは良く使いやすい印象です。交換式プラグは3.5mmステレオのほか、2.5mm/4極または4.4mm/5極バランスに対応。手軽にバランス接続ができるのは有り難い仕様です。
■ サウンドインプレッション
繰り返し記載の通り「SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition」は基本的に「Bravery Anniversary」の色違いですのでサウンドも同様です。もちろん製造ロットは異なるためロット差による違いによる音の違いが無いとはいいきれないわけですが、手元に届いてる個体では同様の印象でした。
ざっくりと印象を振り返ると、傾向としては、全体的にニュートラルで透明感のあるフラット寄りのサウンドバランスで、見通しの良さを確保しつつ中低域に厚みのある描写がとても綺麗な印象です。
■ まとめ
というわけで、「Bravery」のレビューとしては3回目の紹介となった「SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition」ですが、改めて完成度が高く、多くの方にお勧めできるイヤホンだと感じました。ちなみに、付属するHAKUGEI製のケーブルは高級感があり音質傾向的にも非常にニュートラルで良いのですが、リケーブルにより高域のキレやより明瞭な解像感を得ることも可能です。また見た目のカラーリングに合わせてケーブルでドレスアップするという方法もあります。


今回のブルーの「SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition」については、手持ちの何種類かのブルー系のケーブルを合わせてみましたが、「NICEHCK SuperBlue」(4芯 台湾製7N OCC ケーブル)は見た目的にも音質傾向的にも相性が良さそうでした。またよりハイグレードな「NICEHCK FourMix」(実売価格82.99ドル)も良い組み合わせですね。さらにHiFiGoで選択できるレッドおよび「Bravery Anniversary」では以前レビューした「BIGMANGO Suzaku」は価格的にお手頃ですし、「NICEHCK Maple(紅葉)」もイヤホンの性能を引き出してくれます。他にも色々リケーブルを試して見るのも面白いですね。
円安のため以前より割高にはなっていますが、高音質なマルチBAイヤホンでこの価格帯も視野に入れられる方はぜひとも挑戦頂ければと思います。
「SeeAudio」は2019年に生まれた深圳発のブランドで中国国内でCIEM(カスタムIEM)メーカーとして評価を高め、その後数々のユニバーサルモデルで本格的に市場参入を果たしました。最初のグローバルモデルとして2BA+1DD構成の「Yume」、そして日本市場限定の3BAモデル「ANOU」をリリース後、今回のベースとなる4BAモデルの「SeeAudio Bravery」をリリースし、優れたサウンドチューニングから世界中で高い評価を得ています。


この人気の高さを受けて、よりコンパクトな「レッド」シェルを採用した、限定500個の特別バージョンがリリース。「SeeAudio Bravery Anniversary Limited Edition」という名称で発売された限定版も非常に好評で発売後短期間で限定数を完売しました。
→ 過去記事: 「SeeAudio Bravery Anniversary Limited Edition」 限定500個、レッドの新デザインと交換式プラグ採用の高音質 4BA中華イヤホン【レビュー】


この限定モデル完売を受けて、今度はAliExpressでもショップを出している「Angelears Audio Store」とコラボした1000個限定の「ブルー」シェル版を発表。それが今回紹介する「SeeAudio Bravery AE (Angel Ears) Exclusive Edition」となります。なお、製品名称にコラボしている「Angel Ears」ストア名が入っていますが、製品自体は従来の「Bravery」および「Bravery Anniversary」を取り扱ってるHiFiGoでも販売されており、アマゾンでもHiFiGoが出品しています。また、HiFiGo直営店では「ブルー」以外にも「レッド」も選択でき、「Bravery Anniversary」を買い逃した方にはうれしい再販ともなっていますね。


というわけで、これまでにリリースされた「SeeAudio Bravery」をまとめると
①「SeeAudio Bravery」 (通常版/ブラック) 販売中
②「SeeAudio Bravery Anniversary Limited Edition」(限定レッド) 完売済
③「SeeAudio Bravery AE (Angel Ears) Exclusive Edition」(ブルー/レッド) 販売中
という感じになります。製品名がどんどん長くなるのはご愛敬と言うことで(^^;)。
「SeeAudio Bravery AE (Angel Ears) Exclusive Edition」の購入はHiFiGoの直販サイトまたはアマゾンにて。価格は海外(HiFiGo)が299ドル、アマゾンが43,197円です。
またHiFiGoサイトではオリジナルレザーストラップ付き(305ドル)も選択できます。
HiFiGo: SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition ※「ブルー」「レッド」選択可能
Amazon.co.jp(HiFiGo): SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition ※「ブルー」のみ
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition」のパッケージはこれまでの「Bravery」および「Bravery Anniversary」とはまた異なるデザインのパッケージアートが用意されました。ちなみに以前レビューした通常版(ブラック)の「Bravery」、500個限定版(レッド)の「Bravery Anniversary」については普通に購入してのレビューでしたが、今回の「SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition」についてはHiFiGoからサンプル供与をいただいています。すごく気にはなっていたものの、さすがに色違いだけで4万円台のイヤホンを3個目は・・・と思っていたので渡りに船です(^^;)。


パッケージ裏面は今回も仕様が記載されています。この部分の記載内容については「Bravery Anniversary」と違いは無いことを一応確認しておきます。パッケージ内容は、イヤホン本体、HAKUGEI製ケーブル、交換プラグ(3.5mm/2.5mm/4.4mm)、AZLA XELASTECイヤーピース(S/M/Lサイズ)、ウレタンフォームイヤーピース(S/M/Lサイズ)、交換用ノズルメッシュパーツ、メタルケース、説明書、保証書、その他「Rinko」キャラクターカードやシールなど色々。こちらの内容も「Bravery Anniversary」と同じです。


本体は「Bravery Anniversary」の色違いで、オリジナルの「Bravery」よりひとまわり小さいシェルデザイン。ハウジング部分はクリアブルーで、ダークブルーのウッドフェイスプレートに「SeeAudio」のロゴマークと「Bravery」のマークが左右にそれぞれに、双方に「see」という文字が描かれています。


色違いとはいえ、レッドとはまた異なる雰囲気でとてもクールな印象を受けますね。通常の「Bravery」よりコンパクトなシェルは装着感にも優れます。


「Bravery Anniversary」もそうでしたが個人的には通常版よりコンパクトになったとでイヤーピースは付属の「AZLA XELASTEC」より「SpinFit CP100+」に交換した方がより奥までしっかり装着できました。「通常版」と比べてサイズが変わることで同じチューニングでも音の感じ方に若干の変化を伴うため、イヤーピースについてはさらに自分にあったものを検討してみる方が良いですね。


付属ケーブルは「Bravery Anniversary」同様に中国の高級ケーブルブランド「HAKUGEI」製のプラグ部分が交換式の6N OCC単結晶銅線ケーブルが付属します。コネクタはCIEM 2pin仕様の布巻の太めのケーブルで取り回しは良く使いやすい印象です。交換式プラグは3.5mmステレオのほか、2.5mm/4極または4.4mm/5極バランスに対応。手軽にバランス接続ができるのは有り難い仕様です。
■ サウンドインプレッション
繰り返し記載の通り「SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition」は基本的に「Bravery Anniversary」の色違いですのでサウンドも同様です。もちろん製造ロットは異なるためロット差による違いによる音の違いが無いとはいいきれないわけですが、手元に届いてる個体では同様の印象でした。
ざっくりと印象を振り返ると、傾向としては、全体的にニュートラルで透明感のあるフラット寄りのサウンドバランスで、見通しの良さを確保しつつ中低域に厚みのある描写がとても綺麗な印象です。
中音域はフラット方向で癖の無い音を自然な定位でありのままに鳴らす印象。ボーカル帯域が非常に鮮明に描かれつつ、演奏は自然に分離し、自然な音場感があります。
低域は存在感のあるミッドベースと、深く鳴り響く重低音があり、自然なバランスで鳴ります。中高域と自然に分離し、滑らかさや聴きやすさを重視しているようにも感じます。
全体としてバランスの良いニュートラルなリスニングサウンドで、派手さやメリハリの強さ、臨場感などを求める方には合わないと思いますが、パンチのある曲もリラックスしたサウンドもそつなく鳴らす質の高いサウンドだと思います。
なお、「Bravery Anniversary」での詳細なレビューについては以下のリンクを参照ください。低域は存在感のあるミッドベースと、深く鳴り響く重低音があり、自然なバランスで鳴ります。中高域と自然に分離し、滑らかさや聴きやすさを重視しているようにも感じます。
全体としてバランスの良いニュートラルなリスニングサウンドで、派手さやメリハリの強さ、臨場感などを求める方には合わないと思いますが、パンチのある曲もリラックスしたサウンドもそつなく鳴らす質の高いサウンドだと思います。
■ まとめ
というわけで、「Bravery」のレビューとしては3回目の紹介となった「SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition」ですが、改めて完成度が高く、多くの方にお勧めできるイヤホンだと感じました。ちなみに、付属するHAKUGEI製のケーブルは高級感があり音質傾向的にも非常にニュートラルで良いのですが、リケーブルにより高域のキレやより明瞭な解像感を得ることも可能です。また見た目のカラーリングに合わせてケーブルでドレスアップするという方法もあります。


今回のブルーの「SeeAudio Bravery AE Exclusive Edition」については、手持ちの何種類かのブルー系のケーブルを合わせてみましたが、「NICEHCK SuperBlue」(4芯 台湾製7N OCC ケーブル)は見た目的にも音質傾向的にも相性が良さそうでした。またよりハイグレードな「NICEHCK FourMix」(実売価格82.99ドル)も良い組み合わせですね。さらにHiFiGoで選択できるレッドおよび「Bravery Anniversary」では以前レビューした「BIGMANGO Suzaku」は価格的にお手頃ですし、「NICEHCK Maple(紅葉)」もイヤホンの性能を引き出してくれます。他にも色々リケーブルを試して見るのも面白いですね。
円安のため以前より割高にはなっていますが、高音質なマルチBAイヤホンでこの価格帯も視野に入れられる方はぜひとも挑戦頂ければと思います。
KZのドライバーとKnowlesのドライバーで型番が同じものについては、基本的に同じ構造という認識で良いのでしょうか?
もしご存知でしたらご教示いただきたいです!